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魔王の譚
戦場
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通りには砕けた壁やガラスの破片が散らばっていた。
町に以前の賑わいは無く人影も見えない。
時折遠くから聞こえる悲鳴と、爆発音。街のいたる所で火の手が上がっている。
通りに面した建物の2階で、子供たちが蹲(うずくま)り震えている。その中で一番年かさに見える少女がガラスの割れた窓から階下に見える通りの様子を窺っている。
「おねぇちゃん……」
外の様子を探る少女に向かって少年が問いかける。その少年は恐怖に震えながらも、自分より幼い二人の子供たちを怯えさせまいと小さな腕で彼らを抱えていた。
「静かに」
少女は少年に向かって静かにそう言うと窓からわずかに身を乗り出す。
その時。
「いたぞ!」
通りの向こう側。路地の奥から男の野太い叫び声が響く。
「見つかった!?逃げるよ!!早く!」
少女は子供たちの手を引くとその場から駆け出す。
が、少年の一人が蹲ったまま震えて立ち上がれずにいた。
「リオン!」
リオンと呼ばれた子供は呼びかけにも答えずにただ震えていた。
「二階だ!裏から回れ!」
男たちの声が先ほどより近づいている。
「お姉ちゃん先に言って!僕がリオンを連れてくから!!」
そう言うと少年は少女の手を振りほどき蹲る子供の元へと駆け寄る。
「どこに居るのかなぁ~」
先ほどとは違う男の声が廊下から聞こえる。と、同時に大勢の激しい靴音が近づいて来ていた。
少年は子供を抱えようとするが、小柄な彼には少年を抱えるほどの力はなく、抱きかかえ引きずるように部屋の入口へと向かう。
どかどかと激しい足音が部屋の前でぴたりと鳴りやむ。
わずかな静寂ののち
ドカァン!!!
轟音と共に部屋の扉が蹴破られた。
「見つけたぁ~」
にやけたスキンヘッドの大柄な男は、虚ろな目をしながら少女へと近づいて行く。
その後ろからもわらわらとガタイの良い男たちが部屋に入って来る。
「どうしたのぉさぁ。なんで逃げるのぉ?」
「俺達助けに来たんじゃ~ん」
男たちは少女に向かって夢遊病者の様な不気味な表情で口々に語りかける。
「来ないで!!」
少女は子供たちの手を引き部屋の窓際へとじりじり後ずさる。
逃げ遅れた少年たちも少女の方へとにじり寄りながら、男たちの様子を窺っていた。
「人買いから助けてあげるからさぁ~。こっち来なよ」
スキンヘッドの大男が大股で少女に近づく。
「いや!来ないで」
少女は子供たちを庇いながら窓際へと下がる。
「なぁ~。いい加減にしな……よっと!」
ドカ!!
男は少女の脇腹を厳つい足で蹴り上げる。
すると、少女は壊れた人形のように軽々と宙を舞いながら壁に激突し、そのまま床に崩れ落ちる。
「おねぇちゃん!?」
少年の叫び声にも全く反応は無い。
「さあ。大人しくついて来てもらおうか」
子供たちは恐怖で身動きが取れなくなっていた。その瞳には近づいて来る大きな掌が映る。
……
瓦礫が散らばり、人気のない大通りを老人が悠然と歩いている。
白髪の小柄な老人は迷いなく街の中央へと歩みを進めていた。
「親っさ~ン!子供たちを保護しましたぁぜぇ~」
野太い声が建物から聞こえる。
「ここにも居やしたぜ!親っさん!」
通りのあちこちからガラの悪い叫び声がこだまする。
老人はその声を満足そうに聞いていた。
「子供たちをこっちに連れてこい!」
老人は通りから大声で叫ぶ。すると
「「「ヘイ!」」」
「「「わかりやした!」」」
方々から返事が聞こえ、しばらくするとガラの悪い男たちが通りへと集まって来る。
建物から現れた男たちは、それぞれ小脇にぐったりとした子供を抱えニヤけながら老人の元へと集まる。
子供たちの顔や体には大きな痣や傷があり血が滴っている者も居る。
「子供たちはそこに集めておけ!」
老人は比較的瓦礫の少ない道端を指さす。すると、ゴロツキ達はゴミでも投げ捨てるように子供達を指示された場所へと放り投げる。
うずたかく積まれた子供達は、か細いうめき声を上げながらその場で悶えていた。
その様子を老人は満足そうに眺めている。
すると、通りの向こうの方に数人の人影が現れた。
人影は5つ。
中央には背中に大剣を差した男、向かって右には反り返った剣を握る男と魔導士風の若い女。左には盗賊風の男とボウガンを構えた男。
中央の男が老人に問いかける。
「ハルマン。これはどういうことだ?」
その声には軽い怒気がこもっているが、老人は気にも留めず答える。
「ウルフの旦那!わざわざここまで出向いてくださったんですか?」
「俺の質問に答えろ」
先程よりも低い声でウルフは静かに問いただす。
「ようやく「ブギーマン」のアジトを掴んだんですよ。今子供たちを保護しているところです。これで奴らも壊滅だ。どうです?ようやくウルサンが平和になりますよ」
ハルマンと呼ばれた老人は嬉々として男に語り掛けるが、男の反応は冷たい。
「どうだ?デスペルできるか?」
ウルフは魔導士風の女に尋ねるが、女は首を横に振りながら答える。
「無理ですね。先程から何度か試していますが効果はありません」
「貴様ら……」
剣を構えた男はハルマンの後ろにうずたかく積まれた子供たちの山を睨みつけながら怒りに打ち震えている。
「おい。カール。落ち着け。奴らは操られてるだけだ。殺すなよ。加減しろ」
盗賊風の男が激昂した男を諫めるが、
次の瞬間男の姿が滲んで消えた。
ドカァン!!
子供たちの周囲に居たゴロツキのうち二人が派手に吹き飛ぶ。
「当分寝たきりになるのは覚悟しろよ」
「オットー。カールを止めれるか?」
ウルフが呆れた表情で盗賊風の男に問う。
「無茶言うなよ。殺す気かよ。あんたの方が適任だろ?前止めてたじゃねぇか。ウルフさんよ!」
オットーと呼ばれた盗賊風の男はおどけて答えるが、ウルフはまじめな表情で答える。
「前もギリギリだったからな。今は無理なんじゃねぇかな」
「ギリギリには見えなかったぜ」
「買い被り過ぎだ。が、そうも言ってられんな。ヨハン!頼む」
「……わかった」
ボウガンを構えた男が即座にゴロツキめがけて矢を放つ。10人以上のゴロツキ達が足を打ち抜かれてその場に倒れ込んだ。
その間もカールは子供達の周りにいるゴロツキ達を峰打ちと蹴りで吹き飛ばす。吹き飛んだゴロツキ達は建物の壁を破壊して土煙を上げている。
しかし、カールに吹き飛ばされたゴロツキ達は、にやけた顔で再び起き上がりカールの元へと歩みを進めてくる。
「アンデッドかよ。キリがねぇな。すまん。子供たちに治癒(ヒール)を頼む!」
カールは苦い表情でゴロツキ達を睨みつけるが、先ほどまでの怒りは落ち着いているようだった。
「わかりました」
魔導士風の女が両手をかざすと、子供達の周りに魔法陣が現れ緑の光に包まれた。
光に包まれた子供たちからは傷跡や痣が消えてゆく。
「うっ、う~ん」
しばらくすると子供たちが意識を取り戻し始めた。殆どの者は状況が呑み込めずその場にへたり込んだまま呆然としている。
「おい!お前ら!ここから離れろ!あっちへ逃げるんだ」
カールが子供たちに逃げるよう告げるが、子供達は何をしてよいのかわからずオロオロとするばかりだった。
「さあ!こっちへ。早く」
状況が理解できないまでも、言われるがままに一部の子供たちが逃げ始める。一人、また一人とその場から立ち上がりウルフたちの方へと駆けてゆく。
「おねぇちゃん!」
その中に先ほどの少女達が居た。
「ハミル!カイ!……リオン!?リオンは?」
少女は子供たちの手を引きながら、一人足りないことに気がつく。
「リオン!リオン!」
声を張り上げ呼び続けるが返事は無い。周囲を見渡していると、離れた所に小さな人影を見つけた。
逃げ遅れたその子供はうずくまったまま怯え震えているようだ。
少女がそちらへ向かおうとしたその時、
「何を怯えることがあるんだぁ!?」
ハルマンがその子供に手をかけようとしていた。
町に以前の賑わいは無く人影も見えない。
時折遠くから聞こえる悲鳴と、爆発音。街のいたる所で火の手が上がっている。
通りに面した建物の2階で、子供たちが蹲(うずくま)り震えている。その中で一番年かさに見える少女がガラスの割れた窓から階下に見える通りの様子を窺っている。
「おねぇちゃん……」
外の様子を探る少女に向かって少年が問いかける。その少年は恐怖に震えながらも、自分より幼い二人の子供たちを怯えさせまいと小さな腕で彼らを抱えていた。
「静かに」
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その時。
「いたぞ!」
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「見つかった!?逃げるよ!!早く!」
少女は子供たちの手を引くとその場から駆け出す。
が、少年の一人が蹲ったまま震えて立ち上がれずにいた。
「リオン!」
リオンと呼ばれた子供は呼びかけにも答えずにただ震えていた。
「二階だ!裏から回れ!」
男たちの声が先ほどより近づいている。
「お姉ちゃん先に言って!僕がリオンを連れてくから!!」
そう言うと少年は少女の手を振りほどき蹲る子供の元へと駆け寄る。
「どこに居るのかなぁ~」
先ほどとは違う男の声が廊下から聞こえる。と、同時に大勢の激しい靴音が近づいて来ていた。
少年は子供を抱えようとするが、小柄な彼には少年を抱えるほどの力はなく、抱きかかえ引きずるように部屋の入口へと向かう。
どかどかと激しい足音が部屋の前でぴたりと鳴りやむ。
わずかな静寂ののち
ドカァン!!!
轟音と共に部屋の扉が蹴破られた。
「見つけたぁ~」
にやけたスキンヘッドの大柄な男は、虚ろな目をしながら少女へと近づいて行く。
その後ろからもわらわらとガタイの良い男たちが部屋に入って来る。
「どうしたのぉさぁ。なんで逃げるのぉ?」
「俺達助けに来たんじゃ~ん」
男たちは少女に向かって夢遊病者の様な不気味な表情で口々に語りかける。
「来ないで!!」
少女は子供たちの手を引き部屋の窓際へとじりじり後ずさる。
逃げ遅れた少年たちも少女の方へとにじり寄りながら、男たちの様子を窺っていた。
「人買いから助けてあげるからさぁ~。こっち来なよ」
スキンヘッドの大男が大股で少女に近づく。
「いや!来ないで」
少女は子供たちを庇いながら窓際へと下がる。
「なぁ~。いい加減にしな……よっと!」
ドカ!!
男は少女の脇腹を厳つい足で蹴り上げる。
すると、少女は壊れた人形のように軽々と宙を舞いながら壁に激突し、そのまま床に崩れ落ちる。
「おねぇちゃん!?」
少年の叫び声にも全く反応は無い。
「さあ。大人しくついて来てもらおうか」
子供たちは恐怖で身動きが取れなくなっていた。その瞳には近づいて来る大きな掌が映る。
……
瓦礫が散らばり、人気のない大通りを老人が悠然と歩いている。
白髪の小柄な老人は迷いなく街の中央へと歩みを進めていた。
「親っさ~ン!子供たちを保護しましたぁぜぇ~」
野太い声が建物から聞こえる。
「ここにも居やしたぜ!親っさん!」
通りのあちこちからガラの悪い叫び声がこだまする。
老人はその声を満足そうに聞いていた。
「子供たちをこっちに連れてこい!」
老人は通りから大声で叫ぶ。すると
「「「ヘイ!」」」
「「「わかりやした!」」」
方々から返事が聞こえ、しばらくするとガラの悪い男たちが通りへと集まって来る。
建物から現れた男たちは、それぞれ小脇にぐったりとした子供を抱えニヤけながら老人の元へと集まる。
子供たちの顔や体には大きな痣や傷があり血が滴っている者も居る。
「子供たちはそこに集めておけ!」
老人は比較的瓦礫の少ない道端を指さす。すると、ゴロツキ達はゴミでも投げ捨てるように子供達を指示された場所へと放り投げる。
うずたかく積まれた子供達は、か細いうめき声を上げながらその場で悶えていた。
その様子を老人は満足そうに眺めている。
すると、通りの向こうの方に数人の人影が現れた。
人影は5つ。
中央には背中に大剣を差した男、向かって右には反り返った剣を握る男と魔導士風の若い女。左には盗賊風の男とボウガンを構えた男。
中央の男が老人に問いかける。
「ハルマン。これはどういうことだ?」
その声には軽い怒気がこもっているが、老人は気にも留めず答える。
「ウルフの旦那!わざわざここまで出向いてくださったんですか?」
「俺の質問に答えろ」
先程よりも低い声でウルフは静かに問いただす。
「ようやく「ブギーマン」のアジトを掴んだんですよ。今子供たちを保護しているところです。これで奴らも壊滅だ。どうです?ようやくウルサンが平和になりますよ」
ハルマンと呼ばれた老人は嬉々として男に語り掛けるが、男の反応は冷たい。
「どうだ?デスペルできるか?」
ウルフは魔導士風の女に尋ねるが、女は首を横に振りながら答える。
「無理ですね。先程から何度か試していますが効果はありません」
「貴様ら……」
剣を構えた男はハルマンの後ろにうずたかく積まれた子供たちの山を睨みつけながら怒りに打ち震えている。
「おい。カール。落ち着け。奴らは操られてるだけだ。殺すなよ。加減しろ」
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ドカァン!!
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「オットー。カールを止めれるか?」
ウルフが呆れた表情で盗賊風の男に問う。
「無茶言うなよ。殺す気かよ。あんたの方が適任だろ?前止めてたじゃねぇか。ウルフさんよ!」
オットーと呼ばれた盗賊風の男はおどけて答えるが、ウルフはまじめな表情で答える。
「前もギリギリだったからな。今は無理なんじゃねぇかな」
「ギリギリには見えなかったぜ」
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「……わかった」
ボウガンを構えた男が即座にゴロツキめがけて矢を放つ。10人以上のゴロツキ達が足を打ち抜かれてその場に倒れ込んだ。
その間もカールは子供達の周りにいるゴロツキ達を峰打ちと蹴りで吹き飛ばす。吹き飛んだゴロツキ達は建物の壁を破壊して土煙を上げている。
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カールは苦い表情でゴロツキ達を睨みつけるが、先ほどまでの怒りは落ち着いているようだった。
「わかりました」
魔導士風の女が両手をかざすと、子供達の周りに魔法陣が現れ緑の光に包まれた。
光に包まれた子供たちからは傷跡や痣が消えてゆく。
「うっ、う~ん」
しばらくすると子供たちが意識を取り戻し始めた。殆どの者は状況が呑み込めずその場にへたり込んだまま呆然としている。
「おい!お前ら!ここから離れろ!あっちへ逃げるんだ」
カールが子供たちに逃げるよう告げるが、子供達は何をしてよいのかわからずオロオロとするばかりだった。
「さあ!こっちへ。早く」
状況が理解できないまでも、言われるがままに一部の子供たちが逃げ始める。一人、また一人とその場から立ち上がりウルフたちの方へと駆けてゆく。
「おねぇちゃん!」
その中に先ほどの少女達が居た。
「ハミル!カイ!……リオン!?リオンは?」
少女は子供たちの手を引きながら、一人足りないことに気がつく。
「リオン!リオン!」
声を張り上げ呼び続けるが返事は無い。周囲を見渡していると、離れた所に小さな人影を見つけた。
逃げ遅れたその子供はうずくまったまま怯え震えているようだ。
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