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生方蒼甫の譚
強敵
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『さっきから黙ってると思たら、こんな楽しいこと出来るんやね。便利やん。素敵やん』
そう言いながら、クナイを持っている俺の手を払う。
『そう言う危ないもんはしもとき。な?あれ?そうか。もう効かんか。ほな。しゃあないな』
カルロスはそう言うと、サトシの方に跳びかかる。
キィン!!
どうやったら抜けるんだ?というほど長い太刀を背中から抜きサトシに切りかかっていた。サトシも寸でのところでその太刀を受ける。
「ほう。やるやん。君はステータス見せてくれへんのやね。残念」
そんな軽口を叩きながらも鋭い太刀筋がサトシを襲う。サトシはかろうじてその斬撃を受け流しては居るが攻撃に転ずることが出来ずにいた。
俺が加勢しないと……
カキィン!!
背後から鋭い攻撃を受けた。ジョンだ。
その攻撃は正確に俺の後頭部を狙っていたが、ぎりぎりの所で気配を感じ杖で弾くことが出来た。
オズワルドと同じように張り付けたような笑顔で俺を狙っている。これが操られている状態って事か。殺気を纏わない攻撃はどうしても対応が遅れてしまう……
ズサッ!
って、言ってるそばからこれだよ。横からオズワルドが切りかかって来ていた。
短勁をオズワルドの脇腹にお見舞いしようと踏み込むが、今度はロバートから狙われる。連携も見事だが、ジョンとロバートの攻撃精度と威力が桁違いに上がっている気がする。なんだこいつら。めちゃくちゃ強くなってない?二人の射撃を杖で受け流すたびに、杖を持つ手に痺れが残るほどの威力だ。
「サトシ、マズイ。こいつら随分強くなってる。ちょっとそっち手助けに行けない!」
「マジっすか!?こいつ無茶苦茶強いんすけど。早く他の奴ら蹴散らしてこっち助けてくださいよ!!」
なんでこんなに強いんだよ……って
「あ!パーティー外してない。俺達と同じように経験値ゲットしてたのか!」
つい口に出た。
「ご名~答ぅ!そう言う事。悪いな。レベル上げやってもろて。助かったわ。ま、それだけやないけどな。俺もちゃんと働いてんで。結構根本から改造させてもろとるよ」
俺はかろうじて攻撃を躱しながらステータスを確認する。
『ジョン 職業:Bランク冒険者 LV:60 HP:5982/6000 STR:1200 ATK:1500 VIT:1000 INT:1000 DEF:1000 RES:1000 AGI:1000 LUK:1000
スキル:必中☆☆ 投擲:Lv99 弓:Lv99』
『ロバート 職業:Bランク冒険者 LV:60 HP:5112/6000 STR:1200 ATK:1500 VIT:1000 INT:1000 DEF:1000 RES:1000 AGI:1000 LUK:1000
スキル:必中☆☆ 投擲:Lv99 弓:Lv99』
嘘だろ!これBランクのステータスじゃないだろ!?それに確実に弄ってるな。このステータスの感じ。普通にAランク以上……いや、Sランクなんじゃねぇか?これ。オズワルドよりもよほど強いぞ。
「オズワルドは弄り難(にく)いんよなぁ。せやから君らがレベル上げしてくれたんは、非常~に助かったわ。おおきに」
ふざけた口調だが、実力の底はまだ見せていない様子だ。サトシがじりじり押されている。
俺も泣き言を言ってる場合じゃないな。
「キャァ!!!」
「アイ!!」
そう言いながら、クナイを持っている俺の手を払う。
『そう言う危ないもんはしもとき。な?あれ?そうか。もう効かんか。ほな。しゃあないな』
カルロスはそう言うと、サトシの方に跳びかかる。
キィン!!
どうやったら抜けるんだ?というほど長い太刀を背中から抜きサトシに切りかかっていた。サトシも寸でのところでその太刀を受ける。
「ほう。やるやん。君はステータス見せてくれへんのやね。残念」
そんな軽口を叩きながらも鋭い太刀筋がサトシを襲う。サトシはかろうじてその斬撃を受け流しては居るが攻撃に転ずることが出来ずにいた。
俺が加勢しないと……
カキィン!!
背後から鋭い攻撃を受けた。ジョンだ。
その攻撃は正確に俺の後頭部を狙っていたが、ぎりぎりの所で気配を感じ杖で弾くことが出来た。
オズワルドと同じように張り付けたような笑顔で俺を狙っている。これが操られている状態って事か。殺気を纏わない攻撃はどうしても対応が遅れてしまう……
ズサッ!
って、言ってるそばからこれだよ。横からオズワルドが切りかかって来ていた。
短勁をオズワルドの脇腹にお見舞いしようと踏み込むが、今度はロバートから狙われる。連携も見事だが、ジョンとロバートの攻撃精度と威力が桁違いに上がっている気がする。なんだこいつら。めちゃくちゃ強くなってない?二人の射撃を杖で受け流すたびに、杖を持つ手に痺れが残るほどの威力だ。
「サトシ、マズイ。こいつら随分強くなってる。ちょっとそっち手助けに行けない!」
「マジっすか!?こいつ無茶苦茶強いんすけど。早く他の奴ら蹴散らしてこっち助けてくださいよ!!」
なんでこんなに強いんだよ……って
「あ!パーティー外してない。俺達と同じように経験値ゲットしてたのか!」
つい口に出た。
「ご名~答ぅ!そう言う事。悪いな。レベル上げやってもろて。助かったわ。ま、それだけやないけどな。俺もちゃんと働いてんで。結構根本から改造させてもろとるよ」
俺はかろうじて攻撃を躱しながらステータスを確認する。
『ジョン 職業:Bランク冒険者 LV:60 HP:5982/6000 STR:1200 ATK:1500 VIT:1000 INT:1000 DEF:1000 RES:1000 AGI:1000 LUK:1000
スキル:必中☆☆ 投擲:Lv99 弓:Lv99』
『ロバート 職業:Bランク冒険者 LV:60 HP:5112/6000 STR:1200 ATK:1500 VIT:1000 INT:1000 DEF:1000 RES:1000 AGI:1000 LUK:1000
スキル:必中☆☆ 投擲:Lv99 弓:Lv99』
嘘だろ!これBランクのステータスじゃないだろ!?それに確実に弄ってるな。このステータスの感じ。普通にAランク以上……いや、Sランクなんじゃねぇか?これ。オズワルドよりもよほど強いぞ。
「オズワルドは弄り難(にく)いんよなぁ。せやから君らがレベル上げしてくれたんは、非常~に助かったわ。おおきに」
ふざけた口調だが、実力の底はまだ見せていない様子だ。サトシがじりじり押されている。
俺も泣き言を言ってる場合じゃないな。
「キャァ!!!」
「アイ!!」
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