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生方蒼甫の譚
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「じゃあ、エンダの取り分出そうか」
「いや。俺のは最後で良いよ。ほら。時間が経つと痛むからよ」
「確かにな。よし。何匹くらいなら値崩れしない?」
「そうさなぁ。4~5匹は良く出回ってるからな。特に問題ねぇんじゃねぇか?うちから卸してる精肉店もそのくらいなら捌けるだろう」
「そうか。じゃあ、まずはキリ良く5匹行っとこうか「展開」」
目の前にサンドウルフが5匹。魔法陣からごろりと転がり落ちた。
「これは……他のもこんなか?」
エンダが口ごもる。
「ん?そうだが。それがどうした?いきなり買取拒否は困るぜ」
「いや。そうじゃないんだが……なあ?俺の取り分はタダのまんまで良いか?俺が買値を変えたらそれも変わるか?」
「いや、男に二言は無い!」
初めて口にしました。この言葉。
「そうか。じゃあ。心おきなく。もし全部がこれと同じならウチ出入りの精肉店に卸すより、高級料理店か王宮御用達の精肉店に卸した方が良いな」
「なんでだ?」
「こりゃサンドウルフの亜種だ。サイズが随分デカい。普通の奴の倍はある。にしてもよくこれを1000匹も倒したな。こいつは一匹で20,000リルは下らねぇよ」
「20,000リル?一頭で?」
「ああ、これだとうちで卸してる精肉店じゃあ手に余る。庶民に売る肉じゃねぇ。王宮に納品してる精肉店じゃねぇと売買は厳しいと思うぜ」
「伝手はあるか?」
「まあ、冒険者ギルドだからな。王宮にも伝手はあるさ。って。別に俺が知り合いなわけじゃねぇけどな。ギルドマスターが知ってるよ」
「ってことは。どっちかって言うと商業ギルドに卸した方が良いってことか?」
「そりゃそうさ。あっちは専門だからな」
「なんだ。じゃあ、マンセルに頼みゃ良かったのか」
「なんだ?あっちに知り合いが居るのか?なら話は早い。このサンドウルフに関しちゃそっちの方が適任だろうな。専属の解体屋もいるから大丈夫だ。なによりうちは商業ギルドとつながりのない冒険者が素材を売るところって事だ。だから結構な中間マージン取ってんだよ。さっきのサンドワームだって、直接商業ギルドに持ち込みゃ、1割は高い値で買ってくれるだろうよ。まあ、こんなこと言っちゃあ商売あがったりだがな」
「ぶっちゃけるねぇ。そんなこと言って大丈夫かい?」
「ってか、ちゃんとくれるんだよな?サンドウルフ!まあ、それの駄賃だと思ってくれ。あ、それと魔獣解体の腕なら俺の方が商業ギルドの奴らよりいいぜ。奴らは家畜の解体はするが、魔獣の解体はしねぇからな。こなしてる数がちげぇよ」
「なるほどな。参考になったよ」
「じゃあ、エンダさん。これ約束の一匹と。俺の取り分の一匹も上げますよ」
サトシはそう言いながら床に転がるサンドウルフを横にどけ、残りの3匹を「格納」する。
「良いのかい?ってか、お前さんも収納魔術使えるのか……何もんなんだあんたら…」
「まあ、お近づきの印ってことで。これからいろいろ解体を依頼すると思いますしね。できれば高価買取してもらえると助かります」
サトシの奴、人心掌握術に長けてるなぁ。俺も見習わないと。
「ところでサンドワームの買取金額はいつごろ貰えそうだい?」
「ああ、表の受付に行ってくれ。外から回ってる間に手配できてると思うぜ」
なんだ、外から回るのか。まどろっこしいな。まあいい。良い金儲けの口が出来た。これは楽しめそうだ。
「じゃエンダ!これからもよろしく。またな!」
「おう。なんかいい魔獣が取れたら持って来いよ。高く買ってやるよ」
その後、表に回って報酬と素材の買取金額を受け取った。
懐があったかい。もともと寒くはなかったが、金が増えるのは良い物だ。
討伐報酬とサンドワームの買取金額を5等分しそれぞれで分けた。オズワルド達は頑なに固辞しようとしたが、懐にねじ込んでやった。腕力の勝利である。
それと、まだ換金していないサンドウルフについては3人は要らないと固辞する。せめて肉だけでもと言ったら。それはもっと要らないとのこと。何でも全員男寡なので肉を貰っても料理しないそうだ。旅先ならいざ知らず、宿に帰ってまで自分で料理することは無いらしい。まあ、俺達もそうだけど。なので、傷みやすい肉なんてもらったら迷惑だと言われた。
まあ、そこまで言うなら換金しましょうってことで、今商業ギルドの前に居る。
「ねぇ、ルーカスさん。こんな立派なところに俺たちが入って言っても大丈夫なんですか?」
「ああ、気にするな。知り合いがいるから大丈夫だ」
「知り合い居たんですね。商業ギルドに」
「ああ、油売る時にちょっとな。テンスやセナに言っても良いんだけど、あいつら忙しいだろ?今」
「そうでしょうね。直接俺たちが動いた方が良いでしょうね」
「ホントに入るんですか?みんな小綺麗な格好してますよ?」
「気にすんなって」
俺はそう言いながら、ずかずかと商業ギルドの中に入って行く。
建物に入ると受付嬢が迎えてくれた。
「あ、ルークス様。ご無沙汰しております。本日はどのような御用でしょう?」
「マンセル呼んでくれる?」
「ギルドマスターですね。そちらにお掛けになってお待ちください」
「「「「ギルドマスター!!」」」」
「ってか、ルークスさん。いきなりギルドマスター呼びつけるのはどうかと……」
サトシがえらく常識人ぶる。
「いや、偉いさんに直接話した方が、話が早かろ?」
「それはそうですが……」
「「「ギルド……マス……ター」」」
おい。お前ら大丈夫か?何を緊張することがある?だいたい話すのは俺だ。別にお前らを頼りにしてねぇよ。
「お待たせいたしました。ご案内いたします」
受付嬢が俺たちを呼びに来てくれた。俺達は嬢について応接室へと向かう。
応接室に入ると、嬢に椅子をすすめられた。オズワルド達はオドオドしっぱなしだ。
「こんな高級な椅子に座ることがあるなんて……」
どんな生活してんだよ。全く。Aランク冒険者だろうが。堂々としろ!とも思ったが、冒険者なんてこんなもんか。そんなに儲からんしな。
「さて、久しぶりだな。ルークス。どうしておった?」
「まあ、いろいろあったな。せっかく作った農場や石油プラント壊されたしな」
「神罰が下ったというのは本当だったのか」
探るような視線で俺たちを見つめる。食えないおっさんだ。
「神罰も何も、俺達の街を壊されただけだよ。もう再建はあらかた済んだ。取り敢えずは元通りだ」
「ほう。神罰おもはねのけるか。恐ろしい奴らだな。で、そんなおぬしらが何用だ?」
「魔獣の肉や毛皮、つまり素材を買い取ってもらいたいんだが、出来るか?」
「できるかも何も、ここは商業ギルドだそ?それ以外に何をする?」
「そりゃそうだろうけどさ。ちょっと変わり種なんだよ。今回の素材がよ」
「と言うと?」
「サンドウルフなんだが、随分上物なんだよ。冒険者ギルドの買取では心許なくてな」
「ほう。そんなにか。どこにある?それにいつ捌いたものだ?」
「いや。まだ捌いてないし、今は別次元だ」
「別次元……あ、収納魔術か!」
途端にマンセルの目が獲物を見る目になった。察しが良くて助かる。こうなれば話が早い。
「そうだ。収納魔術なんで鮮度が保ててる。で、まだ解体してないが結構な上物がかなりの数用意できる。できれば、誰か仲買人を紹介してもらえると助かるんだが」
「……」
しばらく俺の目と天井を交互に見ていたマンセルは急に立ち上がる。
「まずは、品物を見せてもらおう。下に処理場がある。そこに行こうか。おい!ロスを呼んでくれ!」
「ハイ」
ガチャリと扉が開き、外で待機していたらしい嬢が返事をするとそそくさと立ち去った。ロスとかいう奴を呼びに行ったんだろうか。
「では、こっちへ」
俺たちは応接室を後にした。
「いや。俺のは最後で良いよ。ほら。時間が経つと痛むからよ」
「確かにな。よし。何匹くらいなら値崩れしない?」
「そうさなぁ。4~5匹は良く出回ってるからな。特に問題ねぇんじゃねぇか?うちから卸してる精肉店もそのくらいなら捌けるだろう」
「そうか。じゃあ、まずはキリ良く5匹行っとこうか「展開」」
目の前にサンドウルフが5匹。魔法陣からごろりと転がり落ちた。
「これは……他のもこんなか?」
エンダが口ごもる。
「ん?そうだが。それがどうした?いきなり買取拒否は困るぜ」
「いや。そうじゃないんだが……なあ?俺の取り分はタダのまんまで良いか?俺が買値を変えたらそれも変わるか?」
「いや、男に二言は無い!」
初めて口にしました。この言葉。
「そうか。じゃあ。心おきなく。もし全部がこれと同じならウチ出入りの精肉店に卸すより、高級料理店か王宮御用達の精肉店に卸した方が良いな」
「なんでだ?」
「こりゃサンドウルフの亜種だ。サイズが随分デカい。普通の奴の倍はある。にしてもよくこれを1000匹も倒したな。こいつは一匹で20,000リルは下らねぇよ」
「20,000リル?一頭で?」
「ああ、これだとうちで卸してる精肉店じゃあ手に余る。庶民に売る肉じゃねぇ。王宮に納品してる精肉店じゃねぇと売買は厳しいと思うぜ」
「伝手はあるか?」
「まあ、冒険者ギルドだからな。王宮にも伝手はあるさ。って。別に俺が知り合いなわけじゃねぇけどな。ギルドマスターが知ってるよ」
「ってことは。どっちかって言うと商業ギルドに卸した方が良いってことか?」
「そりゃそうさ。あっちは専門だからな」
「なんだ。じゃあ、マンセルに頼みゃ良かったのか」
「なんだ?あっちに知り合いが居るのか?なら話は早い。このサンドウルフに関しちゃそっちの方が適任だろうな。専属の解体屋もいるから大丈夫だ。なによりうちは商業ギルドとつながりのない冒険者が素材を売るところって事だ。だから結構な中間マージン取ってんだよ。さっきのサンドワームだって、直接商業ギルドに持ち込みゃ、1割は高い値で買ってくれるだろうよ。まあ、こんなこと言っちゃあ商売あがったりだがな」
「ぶっちゃけるねぇ。そんなこと言って大丈夫かい?」
「ってか、ちゃんとくれるんだよな?サンドウルフ!まあ、それの駄賃だと思ってくれ。あ、それと魔獣解体の腕なら俺の方が商業ギルドの奴らよりいいぜ。奴らは家畜の解体はするが、魔獣の解体はしねぇからな。こなしてる数がちげぇよ」
「なるほどな。参考になったよ」
「じゃあ、エンダさん。これ約束の一匹と。俺の取り分の一匹も上げますよ」
サトシはそう言いながら床に転がるサンドウルフを横にどけ、残りの3匹を「格納」する。
「良いのかい?ってか、お前さんも収納魔術使えるのか……何もんなんだあんたら…」
「まあ、お近づきの印ってことで。これからいろいろ解体を依頼すると思いますしね。できれば高価買取してもらえると助かります」
サトシの奴、人心掌握術に長けてるなぁ。俺も見習わないと。
「ところでサンドワームの買取金額はいつごろ貰えそうだい?」
「ああ、表の受付に行ってくれ。外から回ってる間に手配できてると思うぜ」
なんだ、外から回るのか。まどろっこしいな。まあいい。良い金儲けの口が出来た。これは楽しめそうだ。
「じゃエンダ!これからもよろしく。またな!」
「おう。なんかいい魔獣が取れたら持って来いよ。高く買ってやるよ」
その後、表に回って報酬と素材の買取金額を受け取った。
懐があったかい。もともと寒くはなかったが、金が増えるのは良い物だ。
討伐報酬とサンドワームの買取金額を5等分しそれぞれで分けた。オズワルド達は頑なに固辞しようとしたが、懐にねじ込んでやった。腕力の勝利である。
それと、まだ換金していないサンドウルフについては3人は要らないと固辞する。せめて肉だけでもと言ったら。それはもっと要らないとのこと。何でも全員男寡なので肉を貰っても料理しないそうだ。旅先ならいざ知らず、宿に帰ってまで自分で料理することは無いらしい。まあ、俺達もそうだけど。なので、傷みやすい肉なんてもらったら迷惑だと言われた。
まあ、そこまで言うなら換金しましょうってことで、今商業ギルドの前に居る。
「ねぇ、ルーカスさん。こんな立派なところに俺たちが入って言っても大丈夫なんですか?」
「ああ、気にするな。知り合いがいるから大丈夫だ」
「知り合い居たんですね。商業ギルドに」
「ああ、油売る時にちょっとな。テンスやセナに言っても良いんだけど、あいつら忙しいだろ?今」
「そうでしょうね。直接俺たちが動いた方が良いでしょうね」
「ホントに入るんですか?みんな小綺麗な格好してますよ?」
「気にすんなって」
俺はそう言いながら、ずかずかと商業ギルドの中に入って行く。
建物に入ると受付嬢が迎えてくれた。
「あ、ルークス様。ご無沙汰しております。本日はどのような御用でしょう?」
「マンセル呼んでくれる?」
「ギルドマスターですね。そちらにお掛けになってお待ちください」
「「「「ギルドマスター!!」」」」
「ってか、ルークスさん。いきなりギルドマスター呼びつけるのはどうかと……」
サトシがえらく常識人ぶる。
「いや、偉いさんに直接話した方が、話が早かろ?」
「それはそうですが……」
「「「ギルド……マス……ター」」」
おい。お前ら大丈夫か?何を緊張することがある?だいたい話すのは俺だ。別にお前らを頼りにしてねぇよ。
「お待たせいたしました。ご案内いたします」
受付嬢が俺たちを呼びに来てくれた。俺達は嬢について応接室へと向かう。
応接室に入ると、嬢に椅子をすすめられた。オズワルド達はオドオドしっぱなしだ。
「こんな高級な椅子に座ることがあるなんて……」
どんな生活してんだよ。全く。Aランク冒険者だろうが。堂々としろ!とも思ったが、冒険者なんてこんなもんか。そんなに儲からんしな。
「さて、久しぶりだな。ルークス。どうしておった?」
「まあ、いろいろあったな。せっかく作った農場や石油プラント壊されたしな」
「神罰が下ったというのは本当だったのか」
探るような視線で俺たちを見つめる。食えないおっさんだ。
「神罰も何も、俺達の街を壊されただけだよ。もう再建はあらかた済んだ。取り敢えずは元通りだ」
「ほう。神罰おもはねのけるか。恐ろしい奴らだな。で、そんなおぬしらが何用だ?」
「魔獣の肉や毛皮、つまり素材を買い取ってもらいたいんだが、出来るか?」
「できるかも何も、ここは商業ギルドだそ?それ以外に何をする?」
「そりゃそうだろうけどさ。ちょっと変わり種なんだよ。今回の素材がよ」
「と言うと?」
「サンドウルフなんだが、随分上物なんだよ。冒険者ギルドの買取では心許なくてな」
「ほう。そんなにか。どこにある?それにいつ捌いたものだ?」
「いや。まだ捌いてないし、今は別次元だ」
「別次元……あ、収納魔術か!」
途端にマンセルの目が獲物を見る目になった。察しが良くて助かる。こうなれば話が早い。
「そうだ。収納魔術なんで鮮度が保ててる。で、まだ解体してないが結構な上物がかなりの数用意できる。できれば、誰か仲買人を紹介してもらえると助かるんだが」
「……」
しばらく俺の目と天井を交互に見ていたマンセルは急に立ち上がる。
「まずは、品物を見せてもらおう。下に処理場がある。そこに行こうか。おい!ロスを呼んでくれ!」
「ハイ」
ガチャリと扉が開き、外で待機していたらしい嬢が返事をするとそそくさと立ち去った。ロスとかいう奴を呼びに行ったんだろうか。
「では、こっちへ」
俺たちは応接室を後にした。
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