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生方蒼甫の譚
サンドワーム討伐
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『風くらいは教えてあげますか?』
サトシが念話(チャット)してきた。
『そうだなぁ。教えても良いんだけど……そんなに魔力も無いだろ?あいつ』
『それもそうですねぇ。ドレイン使えませんしね』
『闇だっけ?あれ』
『ですね』
『一応、教えるだけ教えてみるか?それで使い物になるかはあいつ次第だしな』
『じゃあ、お願いします』
『え?俺が教えんの?』
『ほら。ルークスさんの方が向いてそうじゃないですか』
『「むいてそう」って言われてもなぁ……』
一応、研究者兼教育者なんですけど……向いてるわけじゃなくて、向いて「そう」なんだね。意外に傷つくな。
「あ~。オズワルド。じゃあ、飛行まほ……魔術だけでも覚えるか?」
「いいのか……ですか」
「良いよ今まで通りで。さっきまで使ってたやつは「反重力」っていう無属性魔術だ。お前には適性が無いんで使えないが、飛行魔術は風属性だからな。たぶん大丈夫だと思う。ただ、魔力を結構使うからそこは気を付けろよ。上空で魔力切れなんてシャレにならんからな」
「お、あ。ああ。わかった……した」
ぎこちねぇな。何でもいいよ。
「さて、じゃあ。やってみるか」
そこからオズワルドの飛行訓練が始まった。小器用な割に所々抜けているのでちょっと心配だが、上空での魔力切れが無ければ大丈夫だろう。たぶん。あれだけ言ったんだし。
……たぶん。いや。やっぱり心配だな。
でもまあ、心配なのはその程度だった。数回練習したらコツを覚えて自分で飛べるようになっていたし、ジョンやロバートを抱えての飛行も難なくこなしていた。
その様子を見て、サトシも思うところがあったのか魔力の使い方についてレクチャーしていた。以前奴がカールから習った方法は潤沢な魔力が無いと厳しいらしいが、サトシなりのアレンジとモースの教えを加えて比較的扱いやすくしたものを教えたらしい。ドレインが使えないので使用できる魔力量は限られるが、剣技の威力向上や体捌きに利用すればジャイアントキリングも夢ではないだろう。
魔力を持たないジョンとロバートにはサトシが創った弓をプレゼントしていた。なんやかんやでサトシはやさしい奴だ。
「ルークスさん、サトシさんありがとうございます!俺。もっと精進します」
「ああ、そうしてくれ。取り敢えずは練習の成果を発揮すべくサンドワーム討伐に向かうとするか」
「「「わかりました!」」」
頼もしいこって。
というわけで、俺とサトシは「反重力」で。オズワルド達は風魔法でサンドワーム探索に向かった。オズワルドの風魔法は魔力的な問題でそれほどスピードが出ない。まあ、その分扱いやすいと言えなくもない。それに合わせて俺たちもそれほど飛ばさずについて行く。
しばらく進むとサンドワームらしきものが見えてきた。これまた砂塵で視界が悪い中、近くまで寄っていく。いやはやデカいな。30m以上の個体が100匹は居るんじゃなかろうか。依頼で聞いてた数よりずっと多い。
「あれ思ってたよりデカいな。でもまあ、今のオズワルドなら大丈夫だろ?な?」
「いや。あれは」
「大丈夫ですって。上空から魔力流しながら切りかかれば一刀両断できるんじゃないですか?行ってみましょうよ」
サトシは結構気楽に言っているが、オズワルドの顔は引きつっている。
そうは言っても、このままの勢いで飛んでいくとそろそろ接触する。そろそろ覚悟を決めてもらわないとな。
「さ、どうする?ジョンとロバートはちょっと離れた所から援護した方が良いだろう。あのあたりなんかいいんじゃねぇか?」
俺はサンドワームから少し離れた場所にある小高い丘を指さす。
すると、オズワルドは意を決したようで、
「わかりました。骨は拾ってください」
死ぬ前提なの?
言い終わると、ジョンとロバートを小高い丘に下ろし、再度上空へと舞い上がる。
お、上から行く気だな。やっちゃぇ!!
上空高くに舞い上がったオズワルドは、サンドワームに狙いを定めると一気に急降下する。魔力を込めた剣を構え風魔法で加速すると奴の後ろには衝撃波による雲が発生していた。いや。ホントに死ぬ気?結構な勢いで突っ込んでいくけどさ。
爆発に近い衝撃音と爆風が周囲の砂塵を吹き飛ばす。上空に居た俺たちにまで届く勢いだ。
「あ~。やっぱり直情径行タイプだな。やつは連携が苦手だな」
「ですね。あれじゃジョンとロバートが狙えませんもんね」
ん~。かなり残念ではある。あんなに加速しなくても魔力を流した剣ならサンドワームを輪切りにできるはずだ。何も縦に真っ二つにする必要はない。それに衝撃波をまとう程の速度を出した結果、周囲からは砂塵で中の様子が視認できない。これではせっかくの遠距離攻撃部隊が無駄になってしまう。
そう言うところだぞ!オズワルド!
「仕方ないな。「スコール」」
水魔法による通り雨で周囲の砂塵を落ち着かせる。視界が開けると、一匹のサンドワームが縦方向に真っ二つになっていた。
ああ、ウナギ食いたい。そんな気分になった。
オズワルドは二匹目に狙いを定め、今度は横なぎに切りかかる。さっきの攻撃で随分魔力を消費したらしく、斬撃の威力が落ちている。こりゃ厳しいかな。
と思っていると、横から鋭い閃光が走る。遅れて俺たちの所にまで届く衝撃波。ジョンとロバートだ。奴らはサトシからもらった弓で攻撃力を増していた。今までとは比較にならないほどの速度と威力でサンドワームを貫く。衝撃波の影響で矢の太さからは想像できないほどの大穴をサンドワームの喉元に穿つ。
まあ、全部喉なんだろうけど。
そこからは、体勢を立て直したオズワルドが切りかかり、悶えるサンドワームをジョンとロバートが仕留めるという連携が出来上がってきた。
おう。なかなかいいんじゃないか。成長したな。
そんなこんなで、特に大きなダメージも無くオズワルド達はサンドワーム30匹を討伐した。
ん?のこり70?
人知れずサトシが倒してましたけど何か?
まあ、ゴーレム討伐がかなり効いているな。俺達の能力値も攻撃力で考えれば、熟練度のおかげで以前に近いレベルまで回復している。あれが無かったら結構苦戦したかもな。
そんな相手。それも当初の30匹をオズワルド達3人で討伐したんだ。今回は十分な成果だろう。説教したい衝動にも駆られるが、死に物狂いで得られたせっかくの勝利に水を差すのもかわいそうだ。しっかり労ってやろう。
俺たちは丘の上に居たジョン達と共にオズワルドの方へと移動した。
「お疲れさん!頑張ったな。やったじゃないか。お前達だけで討伐で来たぞ!」
「はぁ。はぁ」
オズワルドは肩で息をしながらも満面の笑みだった。
「ありがとうございます。本当に。ルークスさんとサトシさんのおかげです」
「そんなことねぇさ。お前達の努力の賜物だよ。取り敢えずお前さんたちは疲れただろう。しっかり休んどけ。俺たちが回収しとくから。で、回収が終わったら冒険者ギルドに討伐報告しようぜ」
サトシと俺でサンドワームの死骸を「反重力」を使って一か所に集める。重さが無くなれば至って簡単なお仕事だ。
まとめたところで一気に死骸を燃やす。サンドワームの肉は筋張ってる上に臭くて不味いらしい。なので肉は燃やし尽くす。で、残った骨格が高く売れるとのことだった。まあ、天命の書板情報だけどね。さっきちょちょいと調べておいた。価値があるのは、歯と外骨格らしい。中心部にも骨はあるが、それはそこまで高価ではないらしい。
一か所に集めた死骸をファイアストームで焼き尽くすと、そこにはお目当ての歯と外骨格、それに以前襲った冒険者のモノと思われる装備品がゴロゴロ出てきた。丸呑みされたのかな。消化されたせいか、それとも燃やし尽くされたのか……残っているのは金属製品だけだったが……。まあ、ありがたく頂戴しよう。
それらをまとめて収納魔法で異次元に送る。
「さあて。冒険者ギルドに行くか!」
サトシが念話(チャット)してきた。
『そうだなぁ。教えても良いんだけど……そんなに魔力も無いだろ?あいつ』
『それもそうですねぇ。ドレイン使えませんしね』
『闇だっけ?あれ』
『ですね』
『一応、教えるだけ教えてみるか?それで使い物になるかはあいつ次第だしな』
『じゃあ、お願いします』
『え?俺が教えんの?』
『ほら。ルークスさんの方が向いてそうじゃないですか』
『「むいてそう」って言われてもなぁ……』
一応、研究者兼教育者なんですけど……向いてるわけじゃなくて、向いて「そう」なんだね。意外に傷つくな。
「あ~。オズワルド。じゃあ、飛行まほ……魔術だけでも覚えるか?」
「いいのか……ですか」
「良いよ今まで通りで。さっきまで使ってたやつは「反重力」っていう無属性魔術だ。お前には適性が無いんで使えないが、飛行魔術は風属性だからな。たぶん大丈夫だと思う。ただ、魔力を結構使うからそこは気を付けろよ。上空で魔力切れなんてシャレにならんからな」
「お、あ。ああ。わかった……した」
ぎこちねぇな。何でもいいよ。
「さて、じゃあ。やってみるか」
そこからオズワルドの飛行訓練が始まった。小器用な割に所々抜けているのでちょっと心配だが、上空での魔力切れが無ければ大丈夫だろう。たぶん。あれだけ言ったんだし。
……たぶん。いや。やっぱり心配だな。
でもまあ、心配なのはその程度だった。数回練習したらコツを覚えて自分で飛べるようになっていたし、ジョンやロバートを抱えての飛行も難なくこなしていた。
その様子を見て、サトシも思うところがあったのか魔力の使い方についてレクチャーしていた。以前奴がカールから習った方法は潤沢な魔力が無いと厳しいらしいが、サトシなりのアレンジとモースの教えを加えて比較的扱いやすくしたものを教えたらしい。ドレインが使えないので使用できる魔力量は限られるが、剣技の威力向上や体捌きに利用すればジャイアントキリングも夢ではないだろう。
魔力を持たないジョンとロバートにはサトシが創った弓をプレゼントしていた。なんやかんやでサトシはやさしい奴だ。
「ルークスさん、サトシさんありがとうございます!俺。もっと精進します」
「ああ、そうしてくれ。取り敢えずは練習の成果を発揮すべくサンドワーム討伐に向かうとするか」
「「「わかりました!」」」
頼もしいこって。
というわけで、俺とサトシは「反重力」で。オズワルド達は風魔法でサンドワーム探索に向かった。オズワルドの風魔法は魔力的な問題でそれほどスピードが出ない。まあ、その分扱いやすいと言えなくもない。それに合わせて俺たちもそれほど飛ばさずについて行く。
しばらく進むとサンドワームらしきものが見えてきた。これまた砂塵で視界が悪い中、近くまで寄っていく。いやはやデカいな。30m以上の個体が100匹は居るんじゃなかろうか。依頼で聞いてた数よりずっと多い。
「あれ思ってたよりデカいな。でもまあ、今のオズワルドなら大丈夫だろ?な?」
「いや。あれは」
「大丈夫ですって。上空から魔力流しながら切りかかれば一刀両断できるんじゃないですか?行ってみましょうよ」
サトシは結構気楽に言っているが、オズワルドの顔は引きつっている。
そうは言っても、このままの勢いで飛んでいくとそろそろ接触する。そろそろ覚悟を決めてもらわないとな。
「さ、どうする?ジョンとロバートはちょっと離れた所から援護した方が良いだろう。あのあたりなんかいいんじゃねぇか?」
俺はサンドワームから少し離れた場所にある小高い丘を指さす。
すると、オズワルドは意を決したようで、
「わかりました。骨は拾ってください」
死ぬ前提なの?
言い終わると、ジョンとロバートを小高い丘に下ろし、再度上空へと舞い上がる。
お、上から行く気だな。やっちゃぇ!!
上空高くに舞い上がったオズワルドは、サンドワームに狙いを定めると一気に急降下する。魔力を込めた剣を構え風魔法で加速すると奴の後ろには衝撃波による雲が発生していた。いや。ホントに死ぬ気?結構な勢いで突っ込んでいくけどさ。
爆発に近い衝撃音と爆風が周囲の砂塵を吹き飛ばす。上空に居た俺たちにまで届く勢いだ。
「あ~。やっぱり直情径行タイプだな。やつは連携が苦手だな」
「ですね。あれじゃジョンとロバートが狙えませんもんね」
ん~。かなり残念ではある。あんなに加速しなくても魔力を流した剣ならサンドワームを輪切りにできるはずだ。何も縦に真っ二つにする必要はない。それに衝撃波をまとう程の速度を出した結果、周囲からは砂塵で中の様子が視認できない。これではせっかくの遠距離攻撃部隊が無駄になってしまう。
そう言うところだぞ!オズワルド!
「仕方ないな。「スコール」」
水魔法による通り雨で周囲の砂塵を落ち着かせる。視界が開けると、一匹のサンドワームが縦方向に真っ二つになっていた。
ああ、ウナギ食いたい。そんな気分になった。
オズワルドは二匹目に狙いを定め、今度は横なぎに切りかかる。さっきの攻撃で随分魔力を消費したらしく、斬撃の威力が落ちている。こりゃ厳しいかな。
と思っていると、横から鋭い閃光が走る。遅れて俺たちの所にまで届く衝撃波。ジョンとロバートだ。奴らはサトシからもらった弓で攻撃力を増していた。今までとは比較にならないほどの速度と威力でサンドワームを貫く。衝撃波の影響で矢の太さからは想像できないほどの大穴をサンドワームの喉元に穿つ。
まあ、全部喉なんだろうけど。
そこからは、体勢を立て直したオズワルドが切りかかり、悶えるサンドワームをジョンとロバートが仕留めるという連携が出来上がってきた。
おう。なかなかいいんじゃないか。成長したな。
そんなこんなで、特に大きなダメージも無くオズワルド達はサンドワーム30匹を討伐した。
ん?のこり70?
人知れずサトシが倒してましたけど何か?
まあ、ゴーレム討伐がかなり効いているな。俺達の能力値も攻撃力で考えれば、熟練度のおかげで以前に近いレベルまで回復している。あれが無かったら結構苦戦したかもな。
そんな相手。それも当初の30匹をオズワルド達3人で討伐したんだ。今回は十分な成果だろう。説教したい衝動にも駆られるが、死に物狂いで得られたせっかくの勝利に水を差すのもかわいそうだ。しっかり労ってやろう。
俺たちは丘の上に居たジョン達と共にオズワルドの方へと移動した。
「お疲れさん!頑張ったな。やったじゃないか。お前達だけで討伐で来たぞ!」
「はぁ。はぁ」
オズワルドは肩で息をしながらも満面の笑みだった。
「ありがとうございます。本当に。ルークスさんとサトシさんのおかげです」
「そんなことねぇさ。お前達の努力の賜物だよ。取り敢えずお前さんたちは疲れただろう。しっかり休んどけ。俺たちが回収しとくから。で、回収が終わったら冒険者ギルドに討伐報告しようぜ」
サトシと俺でサンドワームの死骸を「反重力」を使って一か所に集める。重さが無くなれば至って簡単なお仕事だ。
まとめたところで一気に死骸を燃やす。サンドワームの肉は筋張ってる上に臭くて不味いらしい。なので肉は燃やし尽くす。で、残った骨格が高く売れるとのことだった。まあ、天命の書板情報だけどね。さっきちょちょいと調べておいた。価値があるのは、歯と外骨格らしい。中心部にも骨はあるが、それはそこまで高価ではないらしい。
一か所に集めた死骸をファイアストームで焼き尽くすと、そこにはお目当ての歯と外骨格、それに以前襲った冒険者のモノと思われる装備品がゴロゴロ出てきた。丸呑みされたのかな。消化されたせいか、それとも燃やし尽くされたのか……残っているのは金属製品だけだったが……。まあ、ありがたく頂戴しよう。
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