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生方蒼甫の譚
オズワルドの成長
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「さて、次の依頼をこなしますか!」
「そうだな。チャチャっとやっちまおう」
「いや!待ってくれ。せめて何かまともな物食わねぇか?確かに俺たちは付いて回ってただけだけどさ。それでも三日も飯抜きは厳しいぜ」
……
「「三日?」」
俺とサトシは動きが止まる。
三日って言いました?
「あ~。オズワルド。すまんが、三日って言った?」
「ああ、三日だ」
「そんなに経ってました?」
「え?気づいてなかったのか?何度か声かけたぜ?」
マジかぁ……おれサトシと同類になりかかってるなぁ。やべぇ。
「お前らホントに何も食ってないのか?」
「いや、俺たちは干し肉やら、その辺に生えてる野菜やらを多少つまんだけどよ。やっぱりあんたたちスゲーよ。全く飲まず食わずで三日三晩だ。格の違いを見せつけられたよ。いや、これから続きをやろうって時に水を差すようでホントに申し訳ねぇが、俺たちは限界なんだ。なんか食わせてくれ。できれば少し休みたい」
そりゃそうだ。やべえ。本気で変な脳内麻薬出てるみたいだ。いったん休もう。
「サトシ、それでいいよな」
「……はい」
サトシは今一つ納得してないようだが、以前の二の轍は踏みたくないようだ。
「すまなかったな。俺たち集中すると周りが見えなくなっちまうんだ。迷惑かけた」
俺は3人に詫びを入れる。
「オズワルド。お前王都暮らしだろ?このあたりにうまい飯屋ないか?奢るよ」
「いや。依頼達成を手伝ってもらった挙句奢ってもらうのはシノビねぇよ」
「いやいや。気にするな」
「そうですよ。その代わりと言っては何ですが、良いところ紹介してください」
流石サトシ。金は唸るほど持ってるからな。石油王だし。
というわけで、俺たち5人は冒険者ギルドからほど近い飲み屋へ向かう。
「カネェノ・ナルキー」
なんだか儲かりそうな名前の店だな。
「ところでオズワルド。さっき昇級に随分及び腰だったが、なんかあったのか?」
オズワルドは話しにくそうにしていたが、ぽつぽつと語り始めた。
「いや。俺が駆けだしだった頃……って言ってもそんなに前じゃねぇが、俺は周りの奴らに認めてもらいたくて必死だったんだ」
「その若さでAランクになるくらいなんだから十分強いだろ?周りも認めてたんじゃねぇのか?」
「俺は魔力持ちで腕っぷしも強かったからさ。昔は周りからちやほやされたんだよ。だから俺もいい気になっちまってさ。冒険者として名を上げるって王都まで来ちまった」
「なんだ。王都生まれじゃねぇのか」
「ああ。で、ルーキーになりたての頃は、CランクやBランクの冒険者と組んでたんだが、奴ら偉そうにするくせにてんで弱くてよ。俺が居なきゃまともに討伐できないような連中ばっかりだったのさ」
「まあ、B以下は弱いもんな……」
と話を合わせてみたものの、俺たちにとっちゃAも含め弱いけどね。そう思うとSってどんなもんなんだろう?
「そんなだったから、あれよあれよという間にBランクまで上がってよ。「歴代最速だ」なんて持て囃されていい気になってたんだよ」
歴代最速ね。まあ、ホントに強い奴はランクなんて気にしないからね。たぶん自分で上げなくても、周りから言われて仕方なく昇級って感じなんだろうな。
「そんな時に、Sランク冒険者が囮役(タンク)を探してるって話を聞いてさ」
「Sランクなのに囮(タンク)が要るのか?」
なんか、Sランクも普通だな。もっと超越した存在かと思ってたよ。
「いや。Sランクともなれば、尋常じゃない大量討伐依頼くらいしか受けられないからさ」
「そんなの全部燃やしちまえばいいじゃねぇか。なんか爆発系のまほ……魔術とか使えねぇのか?」
「当然使えるさ。でも、それじゃ金にならねぇんだよ」
「どういうこと?」
オズワルドは嘲笑気味に続ける。
「そうだよな。普通そう思うよな。俺もそう思ってたよ。Sランク冒険者になりゃいくらでも儲かるし、討伐対象を駆逐し続ければいいってさ。でも違ったんだ。少し考えりゃわかるんだよ。討伐報酬は大量討伐も素材採取も大して変わらねぇんだ」
ああ、そう言えばそうだな。全部数リルだ。正直今の5人パーティーなら昼飯代にもなりゃしない。なにより今呑んでる酒だけで5リルは行くんじゃねぇか?
「確かにそうだな」
「だろ?言われてみればそうなんだよ。でもよ。当時の俺はそれがわからなかったんだ。だからSランク冒険者に認めてもらおうと思って囮役(タンク)を買って出てよ。派手に動き回ったんだよ。獲物の気を引きながら動き回ってよ、周りを囲まれながらも必死で倒しまくったんだ。そしたらSランクの魔導士が爆裂魔術で一気に片を付けてくれてさ。いや~。あの時体はボロボロだったけど、充実感って言うのかな。「役に立った」って思いで胸がいっぱいだったんだ。そのあとギルドに戻ってよ。俺は意気揚々と成果を報告したのさ。そしたらその討伐でAランクへの昇級条件を満たしたんだよ。俺は二つ返事で昇級したんだ。あの時が俺の頂点だったよ」
「へぇ。よかったじゃねぇか」
なんだ。失敗談かと思ったら自慢か?
「いや。頂点だと思ってただけなんだよ。俺は役に立って、次もSランク冒険者たちがパーティーに誘ってくれるもんだとばかり思ってたんだ。でも、その後全く誘われなくなった」
「なんで?」
「最初はSランク冒険者たちが最近依頼を受けてないからだと思ってたんだが、そうじゃなかった。どうやらロートルルーキーと組んでるらしいって聞いてよ。俺は無性に腹が立ったよ。Sランク冒険者たちは、俺に抜かれるのが怖いんだと思ったんだ。けつの穴のちいせえ奴らだってな」
「ふ~ん。Sランクもその程度だったって話か?」
「いや。だから俺の思い違いなんだって。Sランク冒険者と言えど、討伐依頼の報酬だけでは食っていけないんだよ。それがわかったのはAランクに昇級して少ししてからだった。依頼をほとんど受けることが出来なくなったんだ」
そりゃそうか。Aランクで受けられる依頼はほとんど見ないもんな。Cになる時だってギルドで確認されたくらいだ。
「俺は天狗になってたから、周りの誰も教えてくれなかったんだ。Aランクになるデメリットを。むしろデメリットしかないんだよ。報酬は安い。受けられる依頼は少ない。こんなんじゃ生活できないんだ。仕方ないから大量討伐を受けるけど、その報酬ではとてもじゃないが生活できない。だから素材を集めるしかないんだ」
「素材集め?Aは依頼受けらんないだろ?」
「ああ、だから、大量討伐で倒した魔獣の素材を売るのさ。できるだけ綺麗に倒して、毛皮を傷つけず、肉や骨も余すところなく解体して売りさばけばそれなりの金額になる」
「へぇ。そうやって生計立てるのか……って、Sランクと組んだ時、爆裂で全部片づけたって言わなかったか?」
「それだよ。俺はそこでやっと気づいたんだ。Sランク冒険者たちが俺にやってほしかった事。囮役(タンク)になって余計なことをせずに、一匹ずつ奇麗に倒し続けることが目的だったんだ。結局俺は邪魔してただけなんだよ。あの人たちの仕事を。実力もないのにいい気になって……」
オズワルドは黙り込んでしまった。コップを握る手には力が入り、俯いた顔からは涙が落ちていた。
「まあ、それに気が付いたんなら成長じゃねぇか。それに今のお前は随分強いぜ。次のサンドワームとサンドウルフはお前らだけでも十分討伐できるよ」
「……そんな気休めはよしてくれ。俺の実力は俺が一番わかってるよ」
ん~。一番わかってないと思うよ。三日三晩のレベル上げは伊達じゃないからね。正直、ど肝を抜かれると思うなぁ。
「まあ、そう嘆かないでください。大丈夫ですよ。今のオズワルドさんは、ゴーレム討伐前のオズワルドさんとは比べ物になりませんから。そこは我々を信じてください」
「……そうか。そうだな。ありがとう。明日頑張ってみるよ」
オズワルド。明日驚くよ。たぶん。
「そうだな。チャチャっとやっちまおう」
「いや!待ってくれ。せめて何かまともな物食わねぇか?確かに俺たちは付いて回ってただけだけどさ。それでも三日も飯抜きは厳しいぜ」
……
「「三日?」」
俺とサトシは動きが止まる。
三日って言いました?
「あ~。オズワルド。すまんが、三日って言った?」
「ああ、三日だ」
「そんなに経ってました?」
「え?気づいてなかったのか?何度か声かけたぜ?」
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「お前らホントに何も食ってないのか?」
「いや、俺たちは干し肉やら、その辺に生えてる野菜やらを多少つまんだけどよ。やっぱりあんたたちスゲーよ。全く飲まず食わずで三日三晩だ。格の違いを見せつけられたよ。いや、これから続きをやろうって時に水を差すようでホントに申し訳ねぇが、俺たちは限界なんだ。なんか食わせてくれ。できれば少し休みたい」
そりゃそうだ。やべえ。本気で変な脳内麻薬出てるみたいだ。いったん休もう。
「サトシ、それでいいよな」
「……はい」
サトシは今一つ納得してないようだが、以前の二の轍は踏みたくないようだ。
「すまなかったな。俺たち集中すると周りが見えなくなっちまうんだ。迷惑かけた」
俺は3人に詫びを入れる。
「オズワルド。お前王都暮らしだろ?このあたりにうまい飯屋ないか?奢るよ」
「いや。依頼達成を手伝ってもらった挙句奢ってもらうのはシノビねぇよ」
「いやいや。気にするな」
「そうですよ。その代わりと言っては何ですが、良いところ紹介してください」
流石サトシ。金は唸るほど持ってるからな。石油王だし。
というわけで、俺たち5人は冒険者ギルドからほど近い飲み屋へ向かう。
「カネェノ・ナルキー」
なんだか儲かりそうな名前の店だな。
「ところでオズワルド。さっき昇級に随分及び腰だったが、なんかあったのか?」
オズワルドは話しにくそうにしていたが、ぽつぽつと語り始めた。
「いや。俺が駆けだしだった頃……って言ってもそんなに前じゃねぇが、俺は周りの奴らに認めてもらいたくて必死だったんだ」
「その若さでAランクになるくらいなんだから十分強いだろ?周りも認めてたんじゃねぇのか?」
「俺は魔力持ちで腕っぷしも強かったからさ。昔は周りからちやほやされたんだよ。だから俺もいい気になっちまってさ。冒険者として名を上げるって王都まで来ちまった」
「なんだ。王都生まれじゃねぇのか」
「ああ。で、ルーキーになりたての頃は、CランクやBランクの冒険者と組んでたんだが、奴ら偉そうにするくせにてんで弱くてよ。俺が居なきゃまともに討伐できないような連中ばっかりだったのさ」
「まあ、B以下は弱いもんな……」
と話を合わせてみたものの、俺たちにとっちゃAも含め弱いけどね。そう思うとSってどんなもんなんだろう?
「そんなだったから、あれよあれよという間にBランクまで上がってよ。「歴代最速だ」なんて持て囃されていい気になってたんだよ」
歴代最速ね。まあ、ホントに強い奴はランクなんて気にしないからね。たぶん自分で上げなくても、周りから言われて仕方なく昇級って感じなんだろうな。
「そんな時に、Sランク冒険者が囮役(タンク)を探してるって話を聞いてさ」
「Sランクなのに囮(タンク)が要るのか?」
なんか、Sランクも普通だな。もっと超越した存在かと思ってたよ。
「いや。Sランクともなれば、尋常じゃない大量討伐依頼くらいしか受けられないからさ」
「そんなの全部燃やしちまえばいいじゃねぇか。なんか爆発系のまほ……魔術とか使えねぇのか?」
「当然使えるさ。でも、それじゃ金にならねぇんだよ」
「どういうこと?」
オズワルドは嘲笑気味に続ける。
「そうだよな。普通そう思うよな。俺もそう思ってたよ。Sランク冒険者になりゃいくらでも儲かるし、討伐対象を駆逐し続ければいいってさ。でも違ったんだ。少し考えりゃわかるんだよ。討伐報酬は大量討伐も素材採取も大して変わらねぇんだ」
ああ、そう言えばそうだな。全部数リルだ。正直今の5人パーティーなら昼飯代にもなりゃしない。なにより今呑んでる酒だけで5リルは行くんじゃねぇか?
「確かにそうだな」
「だろ?言われてみればそうなんだよ。でもよ。当時の俺はそれがわからなかったんだ。だからSランク冒険者に認めてもらおうと思って囮役(タンク)を買って出てよ。派手に動き回ったんだよ。獲物の気を引きながら動き回ってよ、周りを囲まれながらも必死で倒しまくったんだ。そしたらSランクの魔導士が爆裂魔術で一気に片を付けてくれてさ。いや~。あの時体はボロボロだったけど、充実感って言うのかな。「役に立った」って思いで胸がいっぱいだったんだ。そのあとギルドに戻ってよ。俺は意気揚々と成果を報告したのさ。そしたらその討伐でAランクへの昇級条件を満たしたんだよ。俺は二つ返事で昇級したんだ。あの時が俺の頂点だったよ」
「へぇ。よかったじゃねぇか」
なんだ。失敗談かと思ったら自慢か?
「いや。頂点だと思ってただけなんだよ。俺は役に立って、次もSランク冒険者たちがパーティーに誘ってくれるもんだとばかり思ってたんだ。でも、その後全く誘われなくなった」
「なんで?」
「最初はSランク冒険者たちが最近依頼を受けてないからだと思ってたんだが、そうじゃなかった。どうやらロートルルーキーと組んでるらしいって聞いてよ。俺は無性に腹が立ったよ。Sランク冒険者たちは、俺に抜かれるのが怖いんだと思ったんだ。けつの穴のちいせえ奴らだってな」
「ふ~ん。Sランクもその程度だったって話か?」
「いや。だから俺の思い違いなんだって。Sランク冒険者と言えど、討伐依頼の報酬だけでは食っていけないんだよ。それがわかったのはAランクに昇級して少ししてからだった。依頼をほとんど受けることが出来なくなったんだ」
そりゃそうか。Aランクで受けられる依頼はほとんど見ないもんな。Cになる時だってギルドで確認されたくらいだ。
「俺は天狗になってたから、周りの誰も教えてくれなかったんだ。Aランクになるデメリットを。むしろデメリットしかないんだよ。報酬は安い。受けられる依頼は少ない。こんなんじゃ生活できないんだ。仕方ないから大量討伐を受けるけど、その報酬ではとてもじゃないが生活できない。だから素材を集めるしかないんだ」
「素材集め?Aは依頼受けらんないだろ?」
「ああ、だから、大量討伐で倒した魔獣の素材を売るのさ。できるだけ綺麗に倒して、毛皮を傷つけず、肉や骨も余すところなく解体して売りさばけばそれなりの金額になる」
「へぇ。そうやって生計立てるのか……って、Sランクと組んだ時、爆裂で全部片づけたって言わなかったか?」
「それだよ。俺はそこでやっと気づいたんだ。Sランク冒険者たちが俺にやってほしかった事。囮役(タンク)になって余計なことをせずに、一匹ずつ奇麗に倒し続けることが目的だったんだ。結局俺は邪魔してただけなんだよ。あの人たちの仕事を。実力もないのにいい気になって……」
オズワルドは黙り込んでしまった。コップを握る手には力が入り、俯いた顔からは涙が落ちていた。
「まあ、それに気が付いたんなら成長じゃねぇか。それに今のお前は随分強いぜ。次のサンドワームとサンドウルフはお前らだけでも十分討伐できるよ」
「……そんな気休めはよしてくれ。俺の実力は俺が一番わかってるよ」
ん~。一番わかってないと思うよ。三日三晩のレベル上げは伊達じゃないからね。正直、ど肝を抜かれると思うなぁ。
「まあ、そう嘆かないでください。大丈夫ですよ。今のオズワルドさんは、ゴーレム討伐前のオズワルドさんとは比べ物になりませんから。そこは我々を信じてください」
「……そうか。そうだな。ありがとう。明日頑張ってみるよ」
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