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生方蒼甫の譚
繰り返しと精神汚染とAランク
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楽しいな。
これ意外と楽しいな。
ゴーレムをみじん切りにしてあたりにばらまく。
別の場所でまたゴーレムをみじん切りにしてばらまく。
また別の場所でまたまたゴーレムをみじん切りにしてばらまく。
それを繰り返していると、最初のみじん切りゴーレムがゴーレム一個中隊として復活してる。
ゴーレム一個中隊を細切れにして高出力LASERで蒸発させる。欠片をちょっとだけ残して次のゴーレム一個中隊へ
以下繰り返し。
いやはや。変な脳内麻薬出てきた。楽しいぞ。これ。すげー楽しい……
……
って!あぶなぁい!!!!!
アブねぇ。アブねぇ。逝っちまうところだったよ。サトシと同じ領域に。
オズワルド達は!?
奴らは俺がゴーレム一個中隊を倒すたび、その後ろを付いて回ってゴーレムコアを拾い続けていた。すでに目が死んでいる。
どれだけ時間がたった!?
日が沈んでいる。あたりは暗闇だ。どうやらサトシがライトボールを打ち上げて俺たちの周囲だけ照らしていたようだ。ってことは丸1日以上たってる気がするな。なんか朝日みたいなのを受けた記憶が何度かある……やべぇ。
「サトシ!!やめだ!終わるぞ!」
「……えぇ~。ようやく調子が出てきたところですよぉ」
「どれだけ時間たってるよ。もう夜だぞ。取り敢えずは十分だろ!?」
「まだいけますって」
「いや。オズワルド達が限界だ」
「あ、ああ」
サトシは他人を巻き込んでいることに気づいていなかったようだ。って言うか、あえて気づかないふりをしていたのかもしれない。恐ろしい。俺もそんなサトシにあてられて危うく変な輪廻に入るところだった。
「とりあえず、捕獲するんならそれでもいいからさ。一旦この依頼はケリつけねぇか?」
「そうですねぇ。あんまり知らない人を付き合わせるわけにもいきませんからねぇ。そうしましょうか。じゃあ、一気に片付けましょう」
「どれを捕獲する?」
「ステータス確認して、強そうなやつを捕獲しましょうか」
「そうだな」
そうと決まれば話は早かった。目の前に居るゴーレムたちのステータスを確認し、周囲で最も強い個体を残して残りは殲滅する。
それを繰り返してゆくと、最後に最強の個体が残った。
「こいつ結構強いですね。レベルも高いし」
「そうだな。他にも利用価値はありそうだが。まあ、いったん捕獲するか」
サトシはイモータライトでゴーレムの周囲を囲むと収納魔術で捕獲する。
「ついでだから、このあたり一帯の雑草燃やすか」
「そっすね。焼き畑みたいなもんですね。その方が整備もしやすいんじゃないですかね」
「となれば、上空から燃やした方が良いな。オズワルド達も呼んでこよう」
「おーい。オズワルド!ジョン!ロバート!」
「はい!何ですか。ほら見てください。こんなに集まりましたよゴーレムコア。これで一生食っていけますよ。はっはっは!」
三人とも目からハイライトが消えている。こいつらゴーレムコアを食う気なのか?
「まあ、落ち着け。ゴーレム討伐は終わったからさ。取り敢えずこの鬱蒼とした荒れ地を燃やしちまおうと思うんだ。アブねぇから上空に逃げようぜ」
「へ?討伐終わったんですか……終わった。そうか。終わったのか」
オズワルドはさめざめと声も出さずに泣き始めた。
「おい!どうした!!オズワルド!」
「いえ。すいません。お二人が一心不乱にゴーレムを増やしては倒し、増やしては倒しって繰り返すもんですから、ゴーレムコアを拾い続けるこの作業がいつ終わるのか途方に暮れていたんです。いつしか何も考えずに一心不乱に拾い続けてたもんですから。ようやくこの作業を終えることが出来るかと思うと……」
いや。ホントにスンマセン。俺もサトシの事をとやかく言えなくなってきたな。
俺たちは「反重力」で上空に舞い上がると周囲に人や魔物が居ないか確認する。
特段問題なさそうなので、一気に燃やし尽くすことにした。
「ファイアストーム!」
俺がそう唱えると周囲は強烈な熱気に包まれる。鬱蒼と茂っていた雑草はみるみる燃やし尽くされ、緑で覆われていた農業区画は煙を上げ黒々とした焦土と化した。
「「「な!」」」
オズワルド達は言葉を失っていた。何をそんなに驚くことがあるのかとも思ったが、よく考えれば異常だよな。反省せねば。
「十分にゴーレムコアも手に入ったことだし、いったん冒険者ギルドに依頼達成の報告しに行くか」
「そっすね」
とサトシは軽い返事だが、オズワルド達は恐縮しっぱなした。
「俺たちは何の役にも立ってねぇけど」
「ああ、ゴーレムコア拾ってくれたじゃん。十分な活躍だよ。あれ地味に面倒だし」
「いや、あ。はぁ」
オズワルドは納得していないようだが、面倒なのでそのまま冒険者ギルドに向かう。面倒だからここから転移しよう。
「転移」
俺たちの周囲に転移の魔法陣が広がり景色がゆがむ。歪みが戻った時には冒険者ギルドの転移部屋に居た。
「これ!転移か!?」
やはりオズワルドは驚いていた。
「いや。知ってんだろ?俺が転移できるの」
オズワルドは、冒険者ギルドで何度か俺が転移部屋を出入りしているところを見ているはずだ。
「あ、ああ。ルークスさんが転移できるのは知ってたけど。実際転移したのは初めてだったもんだからさ」
「そういうことね。いきなりですまんかったな。まあ良い経験できたじゃん」
そう言いながら、転移部屋を後にする。
すると、受付嬢が笑顔で迎えてくれた。
「あ、ルークスさんどうされました?」
「依頼達成の報告なんだけど。これゴーレムのやつね」
「ゴーレムって。暴走ゴーレムですか?もう?これゴーレムコアですか?」
「そ。コア。一応100以上はあると思うけど……」
「しょ、少々お待ちください」
そう言って受付嬢は慌てて後ろに下がっていった。まあ、いつもの事だな。
しばらくすると、受付嬢がローラと共にやってきた。相変わらず綺麗だね。
「なるほど。どういった理由からなのかはわかりませんが、1000体以上は倒していらっしゃるようですね。承知しました。依頼主に農業区画を確認いただいてからの報酬となりますがよろしいですか?」
「それは構わんよ。ところでこのゴーレムコアは利用価値があるのかい?」
「そうですね、呪術的素材として利用されているようですので買取は可能ですがどうされますか?」
「いや。今回は良いよ。こっちで利用価値を探ってみる」
「左様ですか。ちなみに、昇級条件を満たしていらっしゃるようですが、Aランクへの昇級はいかがなさいますか?」
「サトシ。昇級はどうする?」
「そうですね。ついでですからしておきますか。どうせ大量討伐とか高難易度の依頼以外は受けないでしょうから」
「それもそうだな。奇麗な認識票の方が良いよな。あ、ジョンとロバートはどうする?」
「いや、ジョンとロバートはこのままでいい」
二人に聞く前にオズワルドが割って入る。
「どうして?」
「いや。実力を伴わないランクは身を亡ぼすからさ。俺が良い見本だ」
「そうか?」
今となっては十分強いと思うが……レベル爆上がりしてるの気づいてる?
「そう言うことだから、こいつらは上げないでやってくれ」
「だそうだ。俺とサトシだけAにあげてくれ」
「承知しました。認識票をお持ちしますのでしばらくお待ちください」
ほどなく俺とサトシはAランク冒険者に格上げとなった。
これ意外と楽しいな。
ゴーレムをみじん切りにしてあたりにばらまく。
別の場所でまたゴーレムをみじん切りにしてばらまく。
また別の場所でまたまたゴーレムをみじん切りにしてばらまく。
それを繰り返していると、最初のみじん切りゴーレムがゴーレム一個中隊として復活してる。
ゴーレム一個中隊を細切れにして高出力LASERで蒸発させる。欠片をちょっとだけ残して次のゴーレム一個中隊へ
以下繰り返し。
いやはや。変な脳内麻薬出てきた。楽しいぞ。これ。すげー楽しい……
……
って!あぶなぁい!!!!!
アブねぇ。アブねぇ。逝っちまうところだったよ。サトシと同じ領域に。
オズワルド達は!?
奴らは俺がゴーレム一個中隊を倒すたび、その後ろを付いて回ってゴーレムコアを拾い続けていた。すでに目が死んでいる。
どれだけ時間がたった!?
日が沈んでいる。あたりは暗闇だ。どうやらサトシがライトボールを打ち上げて俺たちの周囲だけ照らしていたようだ。ってことは丸1日以上たってる気がするな。なんか朝日みたいなのを受けた記憶が何度かある……やべぇ。
「サトシ!!やめだ!終わるぞ!」
「……えぇ~。ようやく調子が出てきたところですよぉ」
「どれだけ時間たってるよ。もう夜だぞ。取り敢えずは十分だろ!?」
「まだいけますって」
「いや。オズワルド達が限界だ」
「あ、ああ」
サトシは他人を巻き込んでいることに気づいていなかったようだ。って言うか、あえて気づかないふりをしていたのかもしれない。恐ろしい。俺もそんなサトシにあてられて危うく変な輪廻に入るところだった。
「とりあえず、捕獲するんならそれでもいいからさ。一旦この依頼はケリつけねぇか?」
「そうですねぇ。あんまり知らない人を付き合わせるわけにもいきませんからねぇ。そうしましょうか。じゃあ、一気に片付けましょう」
「どれを捕獲する?」
「ステータス確認して、強そうなやつを捕獲しましょうか」
「そうだな」
そうと決まれば話は早かった。目の前に居るゴーレムたちのステータスを確認し、周囲で最も強い個体を残して残りは殲滅する。
それを繰り返してゆくと、最後に最強の個体が残った。
「こいつ結構強いですね。レベルも高いし」
「そうだな。他にも利用価値はありそうだが。まあ、いったん捕獲するか」
サトシはイモータライトでゴーレムの周囲を囲むと収納魔術で捕獲する。
「ついでだから、このあたり一帯の雑草燃やすか」
「そっすね。焼き畑みたいなもんですね。その方が整備もしやすいんじゃないですかね」
「となれば、上空から燃やした方が良いな。オズワルド達も呼んでこよう」
「おーい。オズワルド!ジョン!ロバート!」
「はい!何ですか。ほら見てください。こんなに集まりましたよゴーレムコア。これで一生食っていけますよ。はっはっは!」
三人とも目からハイライトが消えている。こいつらゴーレムコアを食う気なのか?
「まあ、落ち着け。ゴーレム討伐は終わったからさ。取り敢えずこの鬱蒼とした荒れ地を燃やしちまおうと思うんだ。アブねぇから上空に逃げようぜ」
「へ?討伐終わったんですか……終わった。そうか。終わったのか」
オズワルドはさめざめと声も出さずに泣き始めた。
「おい!どうした!!オズワルド!」
「いえ。すいません。お二人が一心不乱にゴーレムを増やしては倒し、増やしては倒しって繰り返すもんですから、ゴーレムコアを拾い続けるこの作業がいつ終わるのか途方に暮れていたんです。いつしか何も考えずに一心不乱に拾い続けてたもんですから。ようやくこの作業を終えることが出来るかと思うと……」
いや。ホントにスンマセン。俺もサトシの事をとやかく言えなくなってきたな。
俺たちは「反重力」で上空に舞い上がると周囲に人や魔物が居ないか確認する。
特段問題なさそうなので、一気に燃やし尽くすことにした。
「ファイアストーム!」
俺がそう唱えると周囲は強烈な熱気に包まれる。鬱蒼と茂っていた雑草はみるみる燃やし尽くされ、緑で覆われていた農業区画は煙を上げ黒々とした焦土と化した。
「「「な!」」」
オズワルド達は言葉を失っていた。何をそんなに驚くことがあるのかとも思ったが、よく考えれば異常だよな。反省せねば。
「十分にゴーレムコアも手に入ったことだし、いったん冒険者ギルドに依頼達成の報告しに行くか」
「そっすね」
とサトシは軽い返事だが、オズワルド達は恐縮しっぱなした。
「俺たちは何の役にも立ってねぇけど」
「ああ、ゴーレムコア拾ってくれたじゃん。十分な活躍だよ。あれ地味に面倒だし」
「いや、あ。はぁ」
オズワルドは納得していないようだが、面倒なのでそのまま冒険者ギルドに向かう。面倒だからここから転移しよう。
「転移」
俺たちの周囲に転移の魔法陣が広がり景色がゆがむ。歪みが戻った時には冒険者ギルドの転移部屋に居た。
「これ!転移か!?」
やはりオズワルドは驚いていた。
「いや。知ってんだろ?俺が転移できるの」
オズワルドは、冒険者ギルドで何度か俺が転移部屋を出入りしているところを見ているはずだ。
「あ、ああ。ルークスさんが転移できるのは知ってたけど。実際転移したのは初めてだったもんだからさ」
「そういうことね。いきなりですまんかったな。まあ良い経験できたじゃん」
そう言いながら、転移部屋を後にする。
すると、受付嬢が笑顔で迎えてくれた。
「あ、ルークスさんどうされました?」
「依頼達成の報告なんだけど。これゴーレムのやつね」
「ゴーレムって。暴走ゴーレムですか?もう?これゴーレムコアですか?」
「そ。コア。一応100以上はあると思うけど……」
「しょ、少々お待ちください」
そう言って受付嬢は慌てて後ろに下がっていった。まあ、いつもの事だな。
しばらくすると、受付嬢がローラと共にやってきた。相変わらず綺麗だね。
「なるほど。どういった理由からなのかはわかりませんが、1000体以上は倒していらっしゃるようですね。承知しました。依頼主に農業区画を確認いただいてからの報酬となりますがよろしいですか?」
「それは構わんよ。ところでこのゴーレムコアは利用価値があるのかい?」
「そうですね、呪術的素材として利用されているようですので買取は可能ですがどうされますか?」
「いや。今回は良いよ。こっちで利用価値を探ってみる」
「左様ですか。ちなみに、昇級条件を満たしていらっしゃるようですが、Aランクへの昇級はいかがなさいますか?」
「サトシ。昇級はどうする?」
「そうですね。ついでですからしておきますか。どうせ大量討伐とか高難易度の依頼以外は受けないでしょうから」
「それもそうだな。奇麗な認識票の方が良いよな。あ、ジョンとロバートはどうする?」
「いや、ジョンとロバートはこのままでいい」
二人に聞く前にオズワルドが割って入る。
「どうして?」
「いや。実力を伴わないランクは身を亡ぼすからさ。俺が良い見本だ」
「そうか?」
今となっては十分強いと思うが……レベル爆上がりしてるの気づいてる?
「そう言うことだから、こいつらは上げないでやってくれ」
「だそうだ。俺とサトシだけAにあげてくれ」
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