155 / 321
生方蒼甫の譚
想定外
しおりを挟む
まあ、確かに薄々感じてたよ。
ユーザーが意外に多いなぁって。エンドゥでさえが数人居るし。
ウルサンなら、いろんなところから人買いが集めてきてるから結構集まってんじゃないかとは思ってたんだけど。
500と来たか。
そのうちの33……いや、サトシはここに居ないから32か。
32人が被験者のデータだとしても、残り468。
ハルマンのあの言い方だともっといるな。
どう判断するか。
NPCとは違う「何か」。
いや、ゲーム自体がトンデモ仕様だからな。もしかしたら特別製AIを「ユーザー」扱いしてるのかも!
なんてことないよな。たぶん。
それは俺が一番理解してる。
こいつら「ユーザー」と話していると「違和感」が無い。
サトシとの会話に近い。明らかにNPCとは違う自然な会話だ。
このゲームにおいてはNPCもかなり頑張っている。たぶん1対1の会話だけで考えれば人間との会話と遜色ない。
でも違うんだ。サトシやゴードン、テンスにハルマンの会話とは根本的に。
どう理解すればいい?この世界にユーザーが多数存在する。彼らにこの世界の記憶しかないとなれば、彼らは何処から来た?
わからないことだらけだ。
「なあ」
俺はハルマンに問いかける。
「ん?」
「お前も聞かれたって言ったよな?」
「何をだ?」
「生まれる前の記憶」
「ああ、その事か」
「誰に聞かれたんだ?」
ハルマンは何処を見るでもなく視線をうろつかせながら考え込んでいた。
「良くは覚えてないんだが、確か俺よりは少し年上の子供だったように思うな」
「で、お前はなんて答えたんだ?」
「あの頃は質問の意味が解らなくてな」
「今は判るってことだよな?さっき異世界人って言ってたし」
「やっぱりお前異世界人なのか?」
「いや、まあ、そう言われればそうかもしれんが。よくわからん。で、俺の質問に答えてくれるよな?」
ハルマンはやれやれと言った様子で肩をすくめながら答える。
「まあ、さっきの契約もあるしな。敵対しないだけで答える価値はある。お前が納得する答えかどうかはわからんが」
「で、どうなんだ?」
「まだ俺が若い時だったが、異世界人らしき奴らと会ったことがある」
「そいつらは結構いるのか?」
「いや、二人だな」
「どんな奴らだ?二人で行動してるのか?」
「俺が出会った時は別々だったが、まあ、知り合いの可能性はあるな。あんな魔力の奴らがゴロゴロそこいらじゅうに居ちゃぁ堪ったモンじゃない」
「そんなにか?」
「ああ、気を悪くするなよ?あんたの魔力がかすんで見えるほどだ。俺たちからしたらあんたも十分バケモンだが、あの二人は別次元だ。とてもじゃないが近づく気持ちにすりゃならねぇよ。あれが魔王だろうな」
魔王と来たか。
「なんでそんなのに出会ったんだ?」
「仕方ねぇだろ。出会いたくなくても嵐の方が寄ってくることもあらぁな」
「向こうから寄ってきたって言うのか?」
「ああ、最初に出会った奴は俺のスキルに興味があったみたいだな」
「魔力感知か」
「!?……なんでそれを」
あ、やべ。つい言っちゃった。笑ってごまかすか。
「ふ。やっぱり化け物だな。まあ、隠し事しても仕方なさそうだな。そうだ。どうやらそのスキルに興味があったらしい」
「仕事を依頼されたのか?」
「いや、たぶんお前と一緒だろう。奴も人のスキルがわかるらしくてな。俺に出会ったとたんに「面白いスキル持ってるな。ちょっとそのままじっとしててくれ」ってよ。こっちは金縛りにあったみてぇに動けなくなったよ。モノの数秒だったんだろうが、俺には何時間にも感じるほどの恐怖だったよ」
「で、解剖でもされたのか?」
「いや、俺には指一本触れなかったよ。ずっと顎に手を当てて、俺を眺めてただけだ。しばらくしたら「ありがとう」って去って行ったよ」
「それで良く異世界人ってわかったな」
「いや、その時は異世界人だとは思わなかったよ。だがそれからしばらくして知り合いから聞いたんだよ。「魔王は異世界人らしい」って」
「どういうことだ?」
「この世界にはない物をバンバン生み出すらしい。西の果てにある魔都じゃあ俺たちが見たことも無い機械を使って便利な生活を送ってるってな」
あちゃぁ。異世界科学無双か。もうやってる奴いるんだな……
って、異世界じゃねえし。この世界。仮想空間だろ!?なんで人が居る!?誰かハッキングしてんのか?
俺が考え込んでいたが、そんなことお構いなしにハルマンは続ける。
「もう一人は王都に住んでる鍛冶屋だって名乗ってたがな。魔力的には最初にあった魔王よりよっぽど魔王らしかったぜ」
鍛冶屋が?
「どうやら偽装してるっぽかったけどな。最初出会ったときはただの鍛冶屋だと思ってたんだ。だが、そいつが町の外れで暴漢に襲われたみたいでな。たぶん周りに暴漢以外誰もいなかったから偽装を解いたんだろう、ありゃとんでもなかったな。俺はこの部屋にいたが、町の外れに居たあいつの殺気と魔力がここまで届いたよ。いや、心底震えたね、バケモンだったよ」
「そっちはなんで異世界人だとおもった?魔王っぽかったからか」
「それもあるが、そいつと取引してる道具屋からいろいろ話を聞いてな。かなりでたらめな武器や防具を作るって話だったからな」
「でたらめな?」
「ああ、あいつの作る装備品は普通じゃ考えられないような品質らしいからな。全部が伝説(レジェンダリー)級以上だって話だ。そんなもん王国の国王すら僅かしか持ってねぇからな」
なんか、Wikiにも書いてあったな、武器防具のランク。サトシが作るのもかなりのもんだと思うがな。まだ上があるってことか。そういやサトシも王都の鍛冶屋に習ったって言ってたな。
「で、その鍛冶屋は今も王都に居るのか?」
「いや、殺されたって話だ」
「殺された?」
「ああ、正直信じられなかったけどな。あんな化け物どうやって殺すんだと思ったよ」
まじか。俺たち以上のステータスがあっても殺される可能性があるってこと?
ちょっと認識を改めないとな。
「そうか。貴重な情報助かった。ありがとよ」
「ま、契約だからな。敵対しねぇように頼むぜ」
「ああ、じゃあ、俺はこの辺でお暇するよ」
そう言うと、俺はこの屋敷を後にする。できれば一度頭の中を整理したい。いったんログアウトするか。
そのためには、ヨウトよりはエンドゥが良いな。あの宿屋は使い勝手が良かった。まあ、ヨウトの俺の部屋はタダだから良いんだけど、いつサトシたちが部屋に来るかわからんからな。あいつらを動かしたままログアウトしてたら、俺は死んだように止まってるしな。あらぬ疑いを掛けられかねん。ま、あらぬわけじゃないんだが。
というわけで、エンドゥに向かおう。町の外れまで華麗に人込みを避けながら歩いて行く。
はあ。なんなんだこのゲーム。わからんことが多すぎる。
ユーザーが意外に多いなぁって。エンドゥでさえが数人居るし。
ウルサンなら、いろんなところから人買いが集めてきてるから結構集まってんじゃないかとは思ってたんだけど。
500と来たか。
そのうちの33……いや、サトシはここに居ないから32か。
32人が被験者のデータだとしても、残り468。
ハルマンのあの言い方だともっといるな。
どう判断するか。
NPCとは違う「何か」。
いや、ゲーム自体がトンデモ仕様だからな。もしかしたら特別製AIを「ユーザー」扱いしてるのかも!
なんてことないよな。たぶん。
それは俺が一番理解してる。
こいつら「ユーザー」と話していると「違和感」が無い。
サトシとの会話に近い。明らかにNPCとは違う自然な会話だ。
このゲームにおいてはNPCもかなり頑張っている。たぶん1対1の会話だけで考えれば人間との会話と遜色ない。
でも違うんだ。サトシやゴードン、テンスにハルマンの会話とは根本的に。
どう理解すればいい?この世界にユーザーが多数存在する。彼らにこの世界の記憶しかないとなれば、彼らは何処から来た?
わからないことだらけだ。
「なあ」
俺はハルマンに問いかける。
「ん?」
「お前も聞かれたって言ったよな?」
「何をだ?」
「生まれる前の記憶」
「ああ、その事か」
「誰に聞かれたんだ?」
ハルマンは何処を見るでもなく視線をうろつかせながら考え込んでいた。
「良くは覚えてないんだが、確か俺よりは少し年上の子供だったように思うな」
「で、お前はなんて答えたんだ?」
「あの頃は質問の意味が解らなくてな」
「今は判るってことだよな?さっき異世界人って言ってたし」
「やっぱりお前異世界人なのか?」
「いや、まあ、そう言われればそうかもしれんが。よくわからん。で、俺の質問に答えてくれるよな?」
ハルマンはやれやれと言った様子で肩をすくめながら答える。
「まあ、さっきの契約もあるしな。敵対しないだけで答える価値はある。お前が納得する答えかどうかはわからんが」
「で、どうなんだ?」
「まだ俺が若い時だったが、異世界人らしき奴らと会ったことがある」
「そいつらは結構いるのか?」
「いや、二人だな」
「どんな奴らだ?二人で行動してるのか?」
「俺が出会った時は別々だったが、まあ、知り合いの可能性はあるな。あんな魔力の奴らがゴロゴロそこいらじゅうに居ちゃぁ堪ったモンじゃない」
「そんなにか?」
「ああ、気を悪くするなよ?あんたの魔力がかすんで見えるほどだ。俺たちからしたらあんたも十分バケモンだが、あの二人は別次元だ。とてもじゃないが近づく気持ちにすりゃならねぇよ。あれが魔王だろうな」
魔王と来たか。
「なんでそんなのに出会ったんだ?」
「仕方ねぇだろ。出会いたくなくても嵐の方が寄ってくることもあらぁな」
「向こうから寄ってきたって言うのか?」
「ああ、最初に出会った奴は俺のスキルに興味があったみたいだな」
「魔力感知か」
「!?……なんでそれを」
あ、やべ。つい言っちゃった。笑ってごまかすか。
「ふ。やっぱり化け物だな。まあ、隠し事しても仕方なさそうだな。そうだ。どうやらそのスキルに興味があったらしい」
「仕事を依頼されたのか?」
「いや、たぶんお前と一緒だろう。奴も人のスキルがわかるらしくてな。俺に出会ったとたんに「面白いスキル持ってるな。ちょっとそのままじっとしててくれ」ってよ。こっちは金縛りにあったみてぇに動けなくなったよ。モノの数秒だったんだろうが、俺には何時間にも感じるほどの恐怖だったよ」
「で、解剖でもされたのか?」
「いや、俺には指一本触れなかったよ。ずっと顎に手を当てて、俺を眺めてただけだ。しばらくしたら「ありがとう」って去って行ったよ」
「それで良く異世界人ってわかったな」
「いや、その時は異世界人だとは思わなかったよ。だがそれからしばらくして知り合いから聞いたんだよ。「魔王は異世界人らしい」って」
「どういうことだ?」
「この世界にはない物をバンバン生み出すらしい。西の果てにある魔都じゃあ俺たちが見たことも無い機械を使って便利な生活を送ってるってな」
あちゃぁ。異世界科学無双か。もうやってる奴いるんだな……
って、異世界じゃねえし。この世界。仮想空間だろ!?なんで人が居る!?誰かハッキングしてんのか?
俺が考え込んでいたが、そんなことお構いなしにハルマンは続ける。
「もう一人は王都に住んでる鍛冶屋だって名乗ってたがな。魔力的には最初にあった魔王よりよっぽど魔王らしかったぜ」
鍛冶屋が?
「どうやら偽装してるっぽかったけどな。最初出会ったときはただの鍛冶屋だと思ってたんだ。だが、そいつが町の外れで暴漢に襲われたみたいでな。たぶん周りに暴漢以外誰もいなかったから偽装を解いたんだろう、ありゃとんでもなかったな。俺はこの部屋にいたが、町の外れに居たあいつの殺気と魔力がここまで届いたよ。いや、心底震えたね、バケモンだったよ」
「そっちはなんで異世界人だとおもった?魔王っぽかったからか」
「それもあるが、そいつと取引してる道具屋からいろいろ話を聞いてな。かなりでたらめな武器や防具を作るって話だったからな」
「でたらめな?」
「ああ、あいつの作る装備品は普通じゃ考えられないような品質らしいからな。全部が伝説(レジェンダリー)級以上だって話だ。そんなもん王国の国王すら僅かしか持ってねぇからな」
なんか、Wikiにも書いてあったな、武器防具のランク。サトシが作るのもかなりのもんだと思うがな。まだ上があるってことか。そういやサトシも王都の鍛冶屋に習ったって言ってたな。
「で、その鍛冶屋は今も王都に居るのか?」
「いや、殺されたって話だ」
「殺された?」
「ああ、正直信じられなかったけどな。あんな化け物どうやって殺すんだと思ったよ」
まじか。俺たち以上のステータスがあっても殺される可能性があるってこと?
ちょっと認識を改めないとな。
「そうか。貴重な情報助かった。ありがとよ」
「ま、契約だからな。敵対しねぇように頼むぜ」
「ああ、じゃあ、俺はこの辺でお暇するよ」
そう言うと、俺はこの屋敷を後にする。できれば一度頭の中を整理したい。いったんログアウトするか。
そのためには、ヨウトよりはエンドゥが良いな。あの宿屋は使い勝手が良かった。まあ、ヨウトの俺の部屋はタダだから良いんだけど、いつサトシたちが部屋に来るかわからんからな。あいつらを動かしたままログアウトしてたら、俺は死んだように止まってるしな。あらぬ疑いを掛けられかねん。ま、あらぬわけじゃないんだが。
というわけで、エンドゥに向かおう。町の外れまで華麗に人込みを避けながら歩いて行く。
はあ。なんなんだこのゲーム。わからんことが多すぎる。
0
お気に入りに追加
14
あなたにおすすめの小説
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
*****************************
***毎日更新しています。よろしくお願いいたします。***
*****************************
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
スライムからパンを作ろう!〜そのパンは全てポーションだけど、絶品!!〜
櫛田こころ
ファンタジー
僕は、諏方賢斗(すわ けんと)十九歳。
パンの製造員を目指す専門学生……だったんだけど。
車に轢かれそうになった猫ちゃんを助けようとしたら、あっさり事故死。でも、その猫ちゃんが神様の御使と言うことで……復活は出来ないけど、僕を異世界に転生させることは可能だと提案されたので、もちろん承諾。
ただ、ひとつ神様にお願いされたのは……その世界の、回復アイテムを開発してほしいとのこと。パンやお菓子以外だと家庭レベルの調理技術しかない僕で、なんとか出来るのだろうか心配になったが……転生した世界で出会ったスライムのお陰で、それは実現出来ることに!!
相棒のスライムは、パン製造の出来るレアスライム!
けど、出来たパンはすべて回復などを実現出来るポーションだった!!
パン職人が夢だった青年の異世界のんびりスローライフが始まる!!

スライムスレイヤー ~イシノチカラ~
亜形
ファンタジー
「あんた、スライム増やしてどうすんの?」
***
この世界のモンスターは全てスライムが擬態した姿である。
ギルドのクエストを受け、モンスター討伐を生業としている者を討伐者と呼ぶ。
討伐者はモンスターを浄化する石の力を伝達させた武器でモンスターを倒す。
そんなことも知らなかった主人公を見ていた少女が声をかけ、一緒にモンスターを討伐していくことになる。
そして明らかになるもう一つの不思議な力。
***
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる