追放からはじまる異世界終末キャンプライフ

第一章

第十八話 グリフォン戦

事前に、ぼくはみんなに作戦を話していた。
「リリア、アルフ、最初はグリフォンの翼を狙って動きを封じよう。リリアは矢で攻撃し、アルフは魔法でサポートしてくれ。その隙にぼくが頭に狙いをつけて剣で一撃を加える。フェンはぼくと一緒に近くで攻撃を」

　二人は頷き、ぼくたちは戦闘態勢に入った。リリアが矢を放ち、グリフォンの翼に命中させる。アルフは連携して風の魔法で翼をさらに破壊し、グリフォンは怒りに震えるような声で鳴いた。だが、その怒りはすぐに消えず、グリフォンは痛みに狂ったように空中で荒々しく動き回り、予想以上に手強い敵だと感じた。

　ぼくはその隙に、グリフォンの頭に狙いを定め、ナイフで一撃を加えようとした。しかし、グリフォンはかわし、ぼくに襲いかかってきた。ぼくは素早く回避するが、グリフォンの攻撃は激しさを増していった。

　リリアはその間に矢を放ち、グリフォンの足に命中させた。足が痛むグリフォンは動きが鈍くなり、アルフもその隙に氷の魔法で足を凍らせて動きを封じようとした。だが、グリフォンは逆に怒りに燃え、氷を破壊してさらに激しい攻撃を繰り出した。

ぼくたちは苦戦しながらも、再び作戦を練り直すことにした。

「リリア、今度は目を狙って！アルフ、ぼくたちの動きをサポートしてくれ！」

　リリアは矢を放ち、グリフォンの目を狙って命中させた。視界を奪われたグリフォンは混乱し、周囲を見回しながら暴れた。アルフはその隙にぼくたちに風の魔法で加速をかけ、ぼくはナイフを振りかざしてグリフォンの頭に一撃を加え、フェンがのど元に噛みつく。

　グリフォンは怒りに任せてぼくとフェンに襲いかかってくるが、ぼくらは回避し、リリアはさらに矢を放ってグリフォンの背中に攻撃を加える。アルフも連携して雷の魔法を放ち、グリフォンの体にダメージを与えた。だが、グリフォンはまだ立ち上がり、痛みに狂ったように荒々しく動き回り、ぼくたちの攻撃を躱しながら反撃を試みた。

　リリアは矢を連射し、アルフはグリフォンの足に氷の魔法を使って足を滑らせる。しかし、グリフォンはそれでも動きを止めず、ぼくたちに強烈な風を起こす魔法を放ってきた。ぼくは必死にナイフを構え、風の魔法を切り払いながら前進した。

　グリフォンはますます苦しくなり、その動きが荒々しさを増していた。ぼくたちは息を切らしながらも、次の瞬間を待ち構えた。とうとうそのチャンスが訪れる。リリアが矢でグリフォンの翼を射抜き、アルフが風の魔法でその動きをさらに遅くした。グリフォンは怒りに任せてぼくたちに向かってきたが、その動きは以前より遅くなっていた。

　ぼくはファイアーコントロールで炎を射出し、グリフォンに一撃を加え、フェンがグリフォンに噛みつく。グリフォンは激しく咆哮し、ぼくに襲いかかってくるが、リリアの矢が再び目に命中し、視界を奪われたグリフォンは混乱した。

　ぼくたちは最後の力を振り絞り、グリフォンに猛攻撃を加えた。リリアは矢を放ち、アルフは火の魔法でグリフォンの体を焼き尽くし、ぼくはナイフでグリフォンに繰り返し一撃を加える。グリフォンは最後の力を振り絞ってぼくたちに反撃を試みたが、とうとう力尽き、倒れ込んだ。

　ぼくたちは疲れ果てながらも、グリフォンを倒すことに成功した。