124 / 159
第四部 星巡再会
124 時の彼方へ
しおりを挟む
枢たちが地下で大地と再会していた頃。
地上では、黒崎、椿、華美の三人が砂に埋もれた街を探索していた。
「ねえ、永治。どうして地球を滅ぼそうと思ったの?」
「……」
椿は無言で歩く、黒崎の背中に問いかける。
この男は最初から「地球を滅ぼす」と言って、枢たちと敵対していた。棚からぼた餅で望みが叶ったのだから、もっと喜んでも良さそうなものだが、黒崎は浮かない顔つきである。
「……異世界と地球を比べた時、地球を選ぶ理由はないだろう。椿、お前だって、地球に良い思い出はないはずだ。地球を滅ぼすのに、賛同していただろう」
少しして、黒崎から返答があった。
確かに椿は一時期、黒崎の仲間として枢たちと敵対していた。その頃は、黒崎の目的に異議を唱えたりしていなかったのだ。
「確かにそうだけど……」
椿は、乾いた風になびく髪を押さえ、目を細めて荒廃した東京の跡地を眺めた。建物はことごとく壊れて瓦礫となり、元の姿を失っている。活気のある街を知っている椿にとっては、ここが東京だとは信じられない風景だった。
「不思議ね。こうして見ると、何だか寂しくなる。永治、覚えてる? 私たちが出会ったのは、東京タワーが見える河原だったよね」
「……ああ」
「そう、私も良い思い出は無いと思ってた。だけど思えば、一つだけあったのだわ」
釈然としない気持ちを言葉にして整理すると、何が引っ掛かっていたのか、分かってくる。
「あなたと出会った思い出よ」
黒崎の歩みが止まった。
「私たちの思い出の場所も、地球の滅びと共に、失われてしまったのかしら……?」
嫌な思い出ばかりではなかった。
ちゃんとここには、黒崎と二人で過ごした大事な思い出があったのだ。
「……」
三人の間に沈黙が降りた。
待っても何も言わない黒崎に焦れて、椿は声を掛けようとした。
その時、遠方からゴロゴロと雷の音が聞こえてくる。
「嵐が来るのかしら?」
椿は空を見回した。
そして、黒雲がこちらに向かって押し寄せてくるのを確認した。
「まさか……」
「黙示録獣だな」
「イエスですね」
黒崎と華美が嫌な予感を肯定する。
椿は、慌てて預かっている「神様連絡網」を起動するための金色の石を取り出した。
石に向かって叫ぶ。
「近藤枢! まずいわ! 黙示録獣が接近してる!」
椿からの連絡を聞いた俺は、大地たちと一緒に地上に戻ることにした。
暗い地下鉄の跡地を早足で抜ける。
「いっそ黙示録獣をクロノアのいる場所に転送してやろうか……」
「駄目だよカナメ。黙示録獣は、魔界だけじゃなく僕たちも襲うよ」
「冗談だよ。言ってみただけだ」
「言っていい冗談と悪い冗談があるよ!」
リーシャンが小さな前肢でポカポカ俺の頭を叩いた。
「俺たちで黙示録獣を倒せないのかな……?」
「うーん」
夜鳥の疑問に、俺は考えこむ。
「あいつ、レベルが見えないんだよな」
「レベルが表示されないのか?!」
夜鳥や真が驚いた顔をしている。
どうしてそんな驚いてるのかと一瞬思ったが、黙示録獣とガチで戦ったのは俺だけだった。
代々木のダンジョンで相対した時も、結局、俺が即座に封印してしまったしな。
「簡易ステータスでレベルが表示されないのは、ラスボス特別仕様だからか? 枢っちの鑑定で見えないってことは、最低でも枢っち以上のレベルだよな?」
真が確認するように聞いてきた。
簡易ステータスとは、鑑定しなくても集中して見れば人物の上に表示される、名前とレベルだけの表示のことだ。
名前とレベル以外の情報は、鑑定スキルを使わないと見ることができない。
「そうだな。災厄の谷の亀の爺ちゃんが恐れるくらいだから、最低でもLv.2000以上だ」
俺の答えに、皆、暗い表情になった。
実はレベルが一万以上とかだったら、さすがに勝てねーな。
「出口だ!」
地下鉄の階段を一気に駆け上がる。
外は暗くなっていた。
上空には黒雲が漂い、ゴロゴロと稲光がとどろいている。
「黒崎!」
神器を片手に険しい顔をしている黒崎に、俺は歩み寄って状況を尋ねた。
「黙示録獣と戦うのか? 俺も戦うよ」
「……いや。貴様は異世界アニマに行け。ここは俺が食い止めておく」
「え?!」
自己犠牲がもっとも遠い男から、信じられない台詞を聞いて、俺は絶句した。
黒崎が眉をしかめる。
「勘違いするな。お前のためでも、地球のためでもない。この黙示録獣が異世界アニマに渡れば、アニマが滅ぶ。それを避けたいだけだ」
「だったら皆で戦えばいいだろ」
ここにいる全員で力を合わせれば、突破口が開けるかもしれない。
だが黒崎は「必要ない」と首を横に振った。
「貴様はクロノアの野望を阻止しろ。そこの狭間の扉から、地球が滅亡するより前の過去に戻れ」
「過去に?……あ」
佐々木さんが未来の地球から来たように、俺たちも狭間の扉から違う時間に渡ることができるかもしれない。
過去に戻ることができれば、地球の滅びを未然に食い止め、クロノアをとっちめることもできるだろう。
「都合の良いことに、貴様の女のスキル時流閃は、過去にさかのぼって攻撃を飛ばす効果がある。どのくらい過去に飛ばしたいか意識しながら時流閃を狭間の扉で使えば、かなりの確率で成功するだろう」
心菜がアマテラスにもらった特別なスキル「時流閃」は、時間差で攻撃が当たる敵にすれば厄介な技だった。
これはもしかして、いけるかも……?
突拍子のない黒崎の提案が、にわかに現実味を帯びてくる。
「できるか? 心菜」
「やってみます!」
心菜は俺を見てしっかり頷く。
しかし、失敗したら何が起きるか分からない。
ぶっつけ本番じゃなくて、せめてどこかで実験できないものだろうか。
リスクの大きさに、俺は最終決断を下せずに迷った。
「さっさと行け! 黙示録獣が来れば、ここは戦場となる。戦いの余波で狭間の扉が壊れるかもしれん。そうなれば、もう二度と過去に渡る機会は無いかもしれんぞ」
黒崎が俺に向かって決断を迫る。
それで俺の腹は決まった。
「……分かったよ。時流閃を使ってみよう。だけど黒崎、どういう風の吹き回しだ? 地球を元に戻すために協力するなんて」
地球を滅亡させるんじゃなかったのかよ。
「ふん、お前も、地球の奴らも、気にくわないのは変わらない。だが、誰かの思い通りになるのはもっと気にくわん。地球も人界も、俺の手で滅ぼされるべきだ」
「復活させて、また自分の手で滅ぼすのかよ……それって二度手間じゃね?」
黒崎の言い分は、分かるような、分からないような。
「俺の思惑を貴様に理解されてたまるか。貴様は貴様の望む道を行けばいい。俺は俺の望みを叶える。我らは別個の人間、同じ道を行くことはない。……だが、ひとつだけ、貴様に礼を言っておくことがある」
「なんだよ」
「椿を保護してくれたことだ。礼を言う」
「!!」
青天の霹靂だった。明日は槍が降るかな……。
「枢たん、時流閃、試してみます!」
「おう、頼む、心菜!」
心菜は自分の刀を召喚して抜刀の構えを取った。
狭間の扉と対面しながら、腰を落として息を吸い込む。
「……私は残って永治のサポートをするわ」
「椿!」
残って黙示録獣と戦うと言った椿に、黒崎は「お前は近藤と共に行け」と言うが、彼女は頷かなかった。
「嫌よ。私も魔族としてのプライドがあるの。これ以上、聖晶神と行動しない……置いていかないで。もう私を一人にしないで、永治」
椿は決意を込めた瞳で、黒崎を見た。
黒崎は折れたようだ。
「椿さん……」
大地は複雑な表情だった。
椿は大地に微笑み掛ける。
「ありがとう、大地。あなたがくれた優しさを、私は忘れない」
まるで別れの言葉のようだった。
大地が小さな嗚咽を漏らして下を向く。
その時、心菜が気合いと共に抜刀し、狭間の扉に切りつけた。
扉は刀で切りつけた傷から崩壊し、向こう側から白い光があふれる。
長方形の白い光の扉が俺たちの前に現れた。
「さらばだ、近藤枢」
「いいや、違うぞ、黒崎、椿、華美。地球が元のままの未来で、また会おう! たとえ分かりあえなくても、俺はまたお前らと話がしたい」
俺は「行こう」と声をかけて、仲間と共に白い扉に飛び込んだ。
最後に見た黒崎は苦笑しているように見えた。
地上では、黒崎、椿、華美の三人が砂に埋もれた街を探索していた。
「ねえ、永治。どうして地球を滅ぼそうと思ったの?」
「……」
椿は無言で歩く、黒崎の背中に問いかける。
この男は最初から「地球を滅ぼす」と言って、枢たちと敵対していた。棚からぼた餅で望みが叶ったのだから、もっと喜んでも良さそうなものだが、黒崎は浮かない顔つきである。
「……異世界と地球を比べた時、地球を選ぶ理由はないだろう。椿、お前だって、地球に良い思い出はないはずだ。地球を滅ぼすのに、賛同していただろう」
少しして、黒崎から返答があった。
確かに椿は一時期、黒崎の仲間として枢たちと敵対していた。その頃は、黒崎の目的に異議を唱えたりしていなかったのだ。
「確かにそうだけど……」
椿は、乾いた風になびく髪を押さえ、目を細めて荒廃した東京の跡地を眺めた。建物はことごとく壊れて瓦礫となり、元の姿を失っている。活気のある街を知っている椿にとっては、ここが東京だとは信じられない風景だった。
「不思議ね。こうして見ると、何だか寂しくなる。永治、覚えてる? 私たちが出会ったのは、東京タワーが見える河原だったよね」
「……ああ」
「そう、私も良い思い出は無いと思ってた。だけど思えば、一つだけあったのだわ」
釈然としない気持ちを言葉にして整理すると、何が引っ掛かっていたのか、分かってくる。
「あなたと出会った思い出よ」
黒崎の歩みが止まった。
「私たちの思い出の場所も、地球の滅びと共に、失われてしまったのかしら……?」
嫌な思い出ばかりではなかった。
ちゃんとここには、黒崎と二人で過ごした大事な思い出があったのだ。
「……」
三人の間に沈黙が降りた。
待っても何も言わない黒崎に焦れて、椿は声を掛けようとした。
その時、遠方からゴロゴロと雷の音が聞こえてくる。
「嵐が来るのかしら?」
椿は空を見回した。
そして、黒雲がこちらに向かって押し寄せてくるのを確認した。
「まさか……」
「黙示録獣だな」
「イエスですね」
黒崎と華美が嫌な予感を肯定する。
椿は、慌てて預かっている「神様連絡網」を起動するための金色の石を取り出した。
石に向かって叫ぶ。
「近藤枢! まずいわ! 黙示録獣が接近してる!」
椿からの連絡を聞いた俺は、大地たちと一緒に地上に戻ることにした。
暗い地下鉄の跡地を早足で抜ける。
「いっそ黙示録獣をクロノアのいる場所に転送してやろうか……」
「駄目だよカナメ。黙示録獣は、魔界だけじゃなく僕たちも襲うよ」
「冗談だよ。言ってみただけだ」
「言っていい冗談と悪い冗談があるよ!」
リーシャンが小さな前肢でポカポカ俺の頭を叩いた。
「俺たちで黙示録獣を倒せないのかな……?」
「うーん」
夜鳥の疑問に、俺は考えこむ。
「あいつ、レベルが見えないんだよな」
「レベルが表示されないのか?!」
夜鳥や真が驚いた顔をしている。
どうしてそんな驚いてるのかと一瞬思ったが、黙示録獣とガチで戦ったのは俺だけだった。
代々木のダンジョンで相対した時も、結局、俺が即座に封印してしまったしな。
「簡易ステータスでレベルが表示されないのは、ラスボス特別仕様だからか? 枢っちの鑑定で見えないってことは、最低でも枢っち以上のレベルだよな?」
真が確認するように聞いてきた。
簡易ステータスとは、鑑定しなくても集中して見れば人物の上に表示される、名前とレベルだけの表示のことだ。
名前とレベル以外の情報は、鑑定スキルを使わないと見ることができない。
「そうだな。災厄の谷の亀の爺ちゃんが恐れるくらいだから、最低でもLv.2000以上だ」
俺の答えに、皆、暗い表情になった。
実はレベルが一万以上とかだったら、さすがに勝てねーな。
「出口だ!」
地下鉄の階段を一気に駆け上がる。
外は暗くなっていた。
上空には黒雲が漂い、ゴロゴロと稲光がとどろいている。
「黒崎!」
神器を片手に険しい顔をしている黒崎に、俺は歩み寄って状況を尋ねた。
「黙示録獣と戦うのか? 俺も戦うよ」
「……いや。貴様は異世界アニマに行け。ここは俺が食い止めておく」
「え?!」
自己犠牲がもっとも遠い男から、信じられない台詞を聞いて、俺は絶句した。
黒崎が眉をしかめる。
「勘違いするな。お前のためでも、地球のためでもない。この黙示録獣が異世界アニマに渡れば、アニマが滅ぶ。それを避けたいだけだ」
「だったら皆で戦えばいいだろ」
ここにいる全員で力を合わせれば、突破口が開けるかもしれない。
だが黒崎は「必要ない」と首を横に振った。
「貴様はクロノアの野望を阻止しろ。そこの狭間の扉から、地球が滅亡するより前の過去に戻れ」
「過去に?……あ」
佐々木さんが未来の地球から来たように、俺たちも狭間の扉から違う時間に渡ることができるかもしれない。
過去に戻ることができれば、地球の滅びを未然に食い止め、クロノアをとっちめることもできるだろう。
「都合の良いことに、貴様の女のスキル時流閃は、過去にさかのぼって攻撃を飛ばす効果がある。どのくらい過去に飛ばしたいか意識しながら時流閃を狭間の扉で使えば、かなりの確率で成功するだろう」
心菜がアマテラスにもらった特別なスキル「時流閃」は、時間差で攻撃が当たる敵にすれば厄介な技だった。
これはもしかして、いけるかも……?
突拍子のない黒崎の提案が、にわかに現実味を帯びてくる。
「できるか? 心菜」
「やってみます!」
心菜は俺を見てしっかり頷く。
しかし、失敗したら何が起きるか分からない。
ぶっつけ本番じゃなくて、せめてどこかで実験できないものだろうか。
リスクの大きさに、俺は最終決断を下せずに迷った。
「さっさと行け! 黙示録獣が来れば、ここは戦場となる。戦いの余波で狭間の扉が壊れるかもしれん。そうなれば、もう二度と過去に渡る機会は無いかもしれんぞ」
黒崎が俺に向かって決断を迫る。
それで俺の腹は決まった。
「……分かったよ。時流閃を使ってみよう。だけど黒崎、どういう風の吹き回しだ? 地球を元に戻すために協力するなんて」
地球を滅亡させるんじゃなかったのかよ。
「ふん、お前も、地球の奴らも、気にくわないのは変わらない。だが、誰かの思い通りになるのはもっと気にくわん。地球も人界も、俺の手で滅ぼされるべきだ」
「復活させて、また自分の手で滅ぼすのかよ……それって二度手間じゃね?」
黒崎の言い分は、分かるような、分からないような。
「俺の思惑を貴様に理解されてたまるか。貴様は貴様の望む道を行けばいい。俺は俺の望みを叶える。我らは別個の人間、同じ道を行くことはない。……だが、ひとつだけ、貴様に礼を言っておくことがある」
「なんだよ」
「椿を保護してくれたことだ。礼を言う」
「!!」
青天の霹靂だった。明日は槍が降るかな……。
「枢たん、時流閃、試してみます!」
「おう、頼む、心菜!」
心菜は自分の刀を召喚して抜刀の構えを取った。
狭間の扉と対面しながら、腰を落として息を吸い込む。
「……私は残って永治のサポートをするわ」
「椿!」
残って黙示録獣と戦うと言った椿に、黒崎は「お前は近藤と共に行け」と言うが、彼女は頷かなかった。
「嫌よ。私も魔族としてのプライドがあるの。これ以上、聖晶神と行動しない……置いていかないで。もう私を一人にしないで、永治」
椿は決意を込めた瞳で、黒崎を見た。
黒崎は折れたようだ。
「椿さん……」
大地は複雑な表情だった。
椿は大地に微笑み掛ける。
「ありがとう、大地。あなたがくれた優しさを、私は忘れない」
まるで別れの言葉のようだった。
大地が小さな嗚咽を漏らして下を向く。
その時、心菜が気合いと共に抜刀し、狭間の扉に切りつけた。
扉は刀で切りつけた傷から崩壊し、向こう側から白い光があふれる。
長方形の白い光の扉が俺たちの前に現れた。
「さらばだ、近藤枢」
「いいや、違うぞ、黒崎、椿、華美。地球が元のままの未来で、また会おう! たとえ分かりあえなくても、俺はまたお前らと話がしたい」
俺は「行こう」と声をかけて、仲間と共に白い扉に飛び込んだ。
最後に見た黒崎は苦笑しているように見えた。
1
お気に入りに追加
3,903
あなたにおすすめの小説
ボッチになった僕がうっかり寄り道してダンジョンに入った結果
安佐ゆう
ファンタジー
第一の人生で心残りがあった者は、異世界に転生して未練を解消する。
そこは「第二の人生」と呼ばれる世界。
煩わしい人間関係から遠ざかり、のんびり過ごしたいと願う少年コイル。
学校を卒業したのち、とりあえず幼馴染たちとパーティーを組んで冒険者になる。だが、コイルのもつギフトが原因で、幼馴染たちのパーティーから追い出されてしまう。
ボッチになったコイルだったが、これ幸いと本来の目的「のんびり自給自足」を果たすため、町を出るのだった。
ロバのポックルとのんびり二人旅。ゴールと決めた森の傍まで来て、何気なくフラっとダンジョンに立ち寄った。そこでコイルを待つ運命は……
基本的には、ほのぼのです。
設定を間違えなければ、毎日12時、18時、22時に更新の予定です。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
荷物持ちだけど最強です、空間魔法でラクラク発明
まったりー
ファンタジー
主人公はダンジョンに向かう冒険者の荷物を持つポーターと言う職業、その職業に必須の収納魔法を持っていないことで悲惨な毎日を過ごしていました。
そんなある時仕事中に前世の記憶がよみがえり、ステータスを確認するとユニークスキルを持っていました。
その中に前世で好きだったゲームに似た空間魔法があり街づくりを始めます、そしてそこから人生が思わぬ方向に変わります。
異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!
夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。
ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。
そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。
視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。
二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。
*カクヨムでも先行更新しております。
公爵家次男はちょっと変わりモノ? ~ここは乙女ゲームの世界だから、デブなら婚約破棄されると思っていました~
松原 透
ファンタジー
異世界に転生した俺は、婚約破棄をされるため誰も成し得なかったデブに進化する。
なぜそんな事になったのか……目が覚めると、ローバン公爵家次男のアレスという少年の姿に変わっていた。
生まれ変わったことで、異世界を満喫していた俺は冒険者に憧れる。訓練中に、魔獣に襲われていたミーアを助けることになったが……。
しかし俺は、失敗をしてしまう。責任を取らされる形で、ミーアを婚約者として迎え入れることになった。その婚約者に奇妙な違和感を感じていた。
二人である場所へと行ったことで、この異世界が乙女ゲームだったことを理解した。
婚約破棄されるためのデブとなり、陰ながらミーアを守るため奮闘する日々が始まる……はずだった。
カクヨム様 小説家になろう様でも掲載してます。
間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜
舞桜
ファンタジー
初めまして!私の名前は 沙樹崎 咲子 35歳 自営業 独身です‼︎よろしくお願いします‼︎
って、何故こんなにハイテンションかと言うとただ今絶賛大パニック中だからです!
何故こうなった…
突然 神様の手違いにより死亡扱いになってしまったオタクアラサー女子、
手違いのお詫びにと色々な加護とチートスキルを貰って異世界に転生することに、
だが転生した先でまたもや神様の手違いが‼︎
転生したオタクアラサー女子は意外と物知りで有能?
そして死亡する原因には不可解な点が…
様々な思惑と神様達のやらかしで異世界ライフを楽しく過ごす主人公、
目指すは“のんびり自由な冒険者ライフ‼︎“
そんな主人公は無自覚に色々やらかすお茶目さん♪
*神様達は間違いをちょいちょいやらかします。これから咲子はどうなるのかのんびりできるといいね!(希望的観測っw)
*投稿周期は基本的には不定期です、3日に1度を目安にやりたいと思いますので生暖かく見守って下さい
*この作品は“小説家になろう“にも掲載しています
転生したおばあちゃんはチートが欲しい ~この世界が乙女ゲームなのは誰も知らない~
ピエール
ファンタジー
おばあちゃん。
異世界転生しちゃいました。
そういえば、孫が「転生するとチートが貰えるんだよ!」と言ってたけど
チート無いみたいだけど?
おばあちゃんよく分かんないわぁ。
頭は老人 体は子供
乙女ゲームの世界に紛れ込んだ おばあちゃん。
当然、おばあちゃんはここが乙女ゲームの世界だなんて知りません。
訳が分からないながら、一生懸命歩んで行きます。
おばあちゃん奮闘記です。
果たして、おばあちゃんは断罪イベントを回避できるか?
[第1章おばあちゃん編]は文章が拙い為読みづらいかもしれません。
第二章 学園編 始まりました。
いよいよゲームスタートです!
[1章]はおばあちゃんの語りと生い立ちが多く、あまり話に動きがありません。
話が動き出す[2章]から読んでも意味が分かると思います。
おばあちゃんの転生後の生活に興味が出てきたら一章を読んでみて下さい。(伏線がありますので)
初投稿です
不慣れですが宜しくお願いします。
最初の頃、不慣れで長文が書けませんでした。
申し訳ございません。
少しづつ修正して纏めていこうと思います。
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる