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第三部 魔界探索
86 時の神クロノア
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「光の七神のひとり、時間を司る神クロノアともあろうものが、なぜ魔界の奥にいる?」
クロノアの守護する国は、魔界の外、北の山脈にあったはずだ。
ちなみに時の神クロノアは会う日によって姿を変える。
よぼよぼの爺だったり、幼い男の子の姿だったり。
今回は金髪碧眼の若い男性の姿をしていた。
「いやあ、老人の姿の時に、入れ歯を落としてしまってね。この辺に落としたはずなんだが」
「俺の質問に答えてるようで答えてないぞ。そもそも入れ歯を落とすほど魔界に通ってるのはどういうことだ?」
「あー、入れ歯どこかなあ。一緒に探してくれないかい」
「……」
マイペースなクロノアは、俺の質問を入れ歯でかわす。
そんな流暢にしゃべってるのに入れ歯なんて必要ないだろ!
「魔法でちゃっちゃと探せ。魔法で」
「入れ歯を探す魔法を忘れてしまってね。歳かな」
クロノアは「いやー面目ない」と笑っている。
俺は、土埃をズボンから払いながら立ち上がった。
サナトリスはどこだろう。無事だといいが。
彼女とはパーティーを組んでいないので、居場所が分からない。自分を含めて六名のパーティー枠は、別行動の真たちで埋まっていた。サナトリスと組もうと思ったら、既存のパーティーメンバーの入れ替えになる。
ひとりだけ、名前が文字化けしたパーティーメンバーの表示を、俺は複雑な気持ちで眺めた。文字化けしているのはたぶん、記憶から消えた恋人の名前なのだろう。
「ここは災厄の谷のどこらへんかな……?」
何もない壁を右クリックするイメージで、このダンジョン全体のマップを開く。異世界転生で無機物《いしころ》になった俺にしかできない裏技だ。
空中に光の線が走り、立体的なマップが投影される。
「……最下層か」
穴ぼこだらけの地面の、一番深いところにいるらしい。
クロノアが笑顔で人差し指を上にかかげた。
「君の連れの女の子なら、ひとつ上の階にいるよ」
「本当か?」
「神様は嘘を付かないよ」
調子の良いクロノアに何となく不信感を覚えつつも、俺は上に登ることのできる場所を探して、緑色の壁沿いに歩き始めた。
「入れ歯~入れ歯~」
ふらふらと入れ歯捜索を再開するクロノアは放って置く。
明らかに行動も言動もおかしい。
何を企んでいるんだか……。
そういえば、俺が聖晶神で名前はカナメだって、説明したことあったっけ?
上へ向かうカナメとは逆に、クロノアは下に向かっていた。
「危ない危ない。この下にカナメが行ったら、彼の強い力に反応して災厄魔が起きてしまうところだった」
ゆったり歩くクロノアの姿が、時を巻き戻したように縮む。
クロノアは子供の姿になった。
やや早足になって奥へ進む。
薄暗い緑色の壁と木漏れ日が続く通路の先には、白い花が群生する野原があった。
野原の中央には泉があり、温かい水があふれだしている。
温水は放射線状に伸びた複数の水路に沿って、緑色の壁の向こうに流れこんでいた。
野原を囲む四方の緑色の壁に同化するように、苔を全身に生やした巨大な生き物が五体、うずくまっている。元は六体だったのだろう、壁の一部には大きな凹みがあった。
クロノアは壁から野原へ視線を戻す。
ちょうど白い花に埋もれるように座っていた少女が、立ち上がるところだった。
「……大丈夫かい? テナー」
彼女は肌も髪も白かった。
衣服の類いを身にまとっておらず、全身の無垢な肌をさらしている。地に付くほど長い髪が、少女の幼い身体を辛うじて覆い隠していた。白い手首にはまった金色のブレスレットと、片足のアンクレットだけが飾りである。
カナメは気付いていなかったようだが、少し前から子守唄が途絶えていた。
地底に響く子守唄を歌っていた少女は、黙って喉を撫でている。
「数千年も歌っていたら、喉が枯れてしまうなんて当然のことだ。無理をしなくて良いんだよ」
少女は戸惑ったように目を伏せ動かない。
何か言おうと開いた喉からは、ヒューヒューと草笛のような音がこぼれた。
クロノアは少女に近寄って抱きしめ、額を軽く彼女と合わせた。
「待っていてくれ。もうすぐ、君をその役割から自由にしてあげるから」
時の神クロノアと別れ、俺はひとつ上の階を目指した。
緑色の壁を、木登りの要領でえいやっと踏破する。
「キャーーッ!」
わりと近くからサナトリスの悲鳴が聞こえた。
「大丈夫か?!」
声が聞こえる方向に向かって駆けだす。
上の階は普通の土色の壁になっていて、木の根が這っている洞窟といった雰囲気だった。
障害物を飛び越えると、動物に押し倒されたサナトリスの姿が。
「キュー!」
「……メロン? どうしたんだ、そんな大きくなって」
人間より大きいサイズになった胴長で耳の長い哺乳類は、ウサギギツネのメロンと思われる。
いつもは俺の服の下にひそんでいるのだが、災厄の谷に入ったあたりから、気配を感じないなと思っていた。本来は拳よりちょっと大きいくらいの生き物なのだが。
ふかふかの腹毛に埋もれて、サナトリスは息絶え絶えである。
「この動物、私を食べようとしているのか?!」
「いや、単に懐いているだけだと思うが」
「キュー!!」
敵意のなさそうなメロン。
俺を見て目を輝かせると、素早く突進してくる。
確かに、人間よりでかいと襲われてるみたいで怖いな……というか、なんでいきなり大きくなったんだろう。
クロノアの守護する国は、魔界の外、北の山脈にあったはずだ。
ちなみに時の神クロノアは会う日によって姿を変える。
よぼよぼの爺だったり、幼い男の子の姿だったり。
今回は金髪碧眼の若い男性の姿をしていた。
「いやあ、老人の姿の時に、入れ歯を落としてしまってね。この辺に落としたはずなんだが」
「俺の質問に答えてるようで答えてないぞ。そもそも入れ歯を落とすほど魔界に通ってるのはどういうことだ?」
「あー、入れ歯どこかなあ。一緒に探してくれないかい」
「……」
マイペースなクロノアは、俺の質問を入れ歯でかわす。
そんな流暢にしゃべってるのに入れ歯なんて必要ないだろ!
「魔法でちゃっちゃと探せ。魔法で」
「入れ歯を探す魔法を忘れてしまってね。歳かな」
クロノアは「いやー面目ない」と笑っている。
俺は、土埃をズボンから払いながら立ち上がった。
サナトリスはどこだろう。無事だといいが。
彼女とはパーティーを組んでいないので、居場所が分からない。自分を含めて六名のパーティー枠は、別行動の真たちで埋まっていた。サナトリスと組もうと思ったら、既存のパーティーメンバーの入れ替えになる。
ひとりだけ、名前が文字化けしたパーティーメンバーの表示を、俺は複雑な気持ちで眺めた。文字化けしているのはたぶん、記憶から消えた恋人の名前なのだろう。
「ここは災厄の谷のどこらへんかな……?」
何もない壁を右クリックするイメージで、このダンジョン全体のマップを開く。異世界転生で無機物《いしころ》になった俺にしかできない裏技だ。
空中に光の線が走り、立体的なマップが投影される。
「……最下層か」
穴ぼこだらけの地面の、一番深いところにいるらしい。
クロノアが笑顔で人差し指を上にかかげた。
「君の連れの女の子なら、ひとつ上の階にいるよ」
「本当か?」
「神様は嘘を付かないよ」
調子の良いクロノアに何となく不信感を覚えつつも、俺は上に登ることのできる場所を探して、緑色の壁沿いに歩き始めた。
「入れ歯~入れ歯~」
ふらふらと入れ歯捜索を再開するクロノアは放って置く。
明らかに行動も言動もおかしい。
何を企んでいるんだか……。
そういえば、俺が聖晶神で名前はカナメだって、説明したことあったっけ?
上へ向かうカナメとは逆に、クロノアは下に向かっていた。
「危ない危ない。この下にカナメが行ったら、彼の強い力に反応して災厄魔が起きてしまうところだった」
ゆったり歩くクロノアの姿が、時を巻き戻したように縮む。
クロノアは子供の姿になった。
やや早足になって奥へ進む。
薄暗い緑色の壁と木漏れ日が続く通路の先には、白い花が群生する野原があった。
野原の中央には泉があり、温かい水があふれだしている。
温水は放射線状に伸びた複数の水路に沿って、緑色の壁の向こうに流れこんでいた。
野原を囲む四方の緑色の壁に同化するように、苔を全身に生やした巨大な生き物が五体、うずくまっている。元は六体だったのだろう、壁の一部には大きな凹みがあった。
クロノアは壁から野原へ視線を戻す。
ちょうど白い花に埋もれるように座っていた少女が、立ち上がるところだった。
「……大丈夫かい? テナー」
彼女は肌も髪も白かった。
衣服の類いを身にまとっておらず、全身の無垢な肌をさらしている。地に付くほど長い髪が、少女の幼い身体を辛うじて覆い隠していた。白い手首にはまった金色のブレスレットと、片足のアンクレットだけが飾りである。
カナメは気付いていなかったようだが、少し前から子守唄が途絶えていた。
地底に響く子守唄を歌っていた少女は、黙って喉を撫でている。
「数千年も歌っていたら、喉が枯れてしまうなんて当然のことだ。無理をしなくて良いんだよ」
少女は戸惑ったように目を伏せ動かない。
何か言おうと開いた喉からは、ヒューヒューと草笛のような音がこぼれた。
クロノアは少女に近寄って抱きしめ、額を軽く彼女と合わせた。
「待っていてくれ。もうすぐ、君をその役割から自由にしてあげるから」
時の神クロノアと別れ、俺はひとつ上の階を目指した。
緑色の壁を、木登りの要領でえいやっと踏破する。
「キャーーッ!」
わりと近くからサナトリスの悲鳴が聞こえた。
「大丈夫か?!」
声が聞こえる方向に向かって駆けだす。
上の階は普通の土色の壁になっていて、木の根が這っている洞窟といった雰囲気だった。
障害物を飛び越えると、動物に押し倒されたサナトリスの姿が。
「キュー!」
「……メロン? どうしたんだ、そんな大きくなって」
人間より大きいサイズになった胴長で耳の長い哺乳類は、ウサギギツネのメロンと思われる。
いつもは俺の服の下にひそんでいるのだが、災厄の谷に入ったあたりから、気配を感じないなと思っていた。本来は拳よりちょっと大きいくらいの生き物なのだが。
ふかふかの腹毛に埋もれて、サナトリスは息絶え絶えである。
「この動物、私を食べようとしているのか?!」
「いや、単に懐いているだけだと思うが」
「キュー!!」
敵意のなさそうなメロン。
俺を見て目を輝かせると、素早く突進してくる。
確かに、人間よりでかいと襲われてるみたいで怖いな……というか、なんでいきなり大きくなったんだろう。
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