38 / 159
第二部 時空越境
38 誤解を解く方法
しおりを挟む
数日の船旅を経て、俺たちはアウロラ帝国に上陸した。
街道を徒歩で北上して帝都プラズマに向かう。道中で旅に必要なものを買いそろえた。コーウェンの街で腕時計を換金してもらっていたので、費用の捻出には困らない。
旅の途中で行商人の父子と仲良くなって、一緒に帝都まで歩いた。
「わーい、ウサギギツネだ! 毛皮にするために飼ってるの?」
「いや……」
子供が無邪気すぎて怖い。
行商人パックさんの息子(推定十二歳)は、俺の腕に巻き付いたウサギギツネに興味津々だ。
ウサギギツネは良質の毛皮が採れるので、よく狩りの獲物にされる。
異世界に戻ってきてもウサギギツネのメロンは俺にべったりだ。今も子供の手を避けて「キュー」と鳴き、俺の服の下に潜り込んでいる。
「椿ちゃん、荷物持とうか?」
「結構よ!」
大地は椿の手荷物に手を伸ばして拒否され、肩を落としている。
なんだかんだで椿が気になるらしく、大地は彼女の世話を焼こうとあれこれ気を回していた。しかし我がままな女王様気質の椿は、よっぽど機嫌が良い時でない限り、大地の手を拒否する。
普通ならへこたれそうなものだが、ポジティブな性格の大地はめげずに椿に話しかけに行っていた。
微笑ましそうに彼らのやりとりを見ていたパックさんは、俺に声を掛ける。
「カナメさん、帝都が見えてきましたぞ」
「……あれがそうか」
峠を越えた辺りから、大河の中流を囲むように発達した街並みが見えてきた。
普通の街ではない。
空に建物が浮いている。
普通に地面に建った建物と、空中に浮いた建物が、橋や階段でつながって、複雑な立体構造を形成していた。街の中央付近には、朱金に輝く鳳凰の彫像が飾られている。鳳凰は翼を広げくちばしに炎の花をくわえている。アウロラ帝国の守護神カルラを模しているのだろう。
「何度見ても帝都はすごいですなあ。魔法技術の結晶です。いろいろな場所を旅してきましたが、これと比べられる都市と言えば……アダマス王国のクリスタルの都でしょうか。石造りの芸術的な街並みでしたなあ」
「……ありがとう」
「はい?」
アダマスを褒められたので、俺は密かに嬉しくなって礼を言った。
パックさんは不思議そうにしている。
『カナメ、あの街の中に、カナメの仲間がいるよ』
透明化しているリーシャンが、俺の耳元でこっそりささやく。
ミニマムサイズに変身しても竜神のリーシャンは目立つので、人の多いアウロラ帝国では透明に見えるよう魔法を使って姿を隠しているのだ。
「案内してくれ、リーシャン」
帝都プラズマに着くと、俺たちは行商人のパックさんと別れた。
「それではカナメさん、お元気で」
「いろいろありがとう」
パックさんは親切に帝都の構造などを教えてくれた。良い人だったなあ。
空に向かって塔のように構成された帝都の街は、一般市民が住む下層と、貴族や王族が住む上層に分かれているらしい。下層から見上げると、グリフォンに騎乗した警備の兵士が上空を飛んでいたりする。
リーシャンは俺たちを下層の街の中にある、下町の食堂に案内した。
「いらっしゃいませー!」
家族経営らしいこじんまりとした食堂だ。
昼時を少し過ぎた時刻なので閑散としている。
「ご注文をどうぞ」
席につくと黒髪のボーイッシュな女の子が注文を取りに来た。
水、と言いかけて俺は噴きそうになる。
「夜鳥?!」
「ああ?!」
「えーっ?!」
なんと女の子は夜鳥だった。
性別は変わっているが、日本人特有の黒髪や彫りの浅い顔立ちで、帝都の一般市民から浮いている。何より雰囲気が、いつも教室で俺の隣の席に座っている夜鳥だった。
「お、お前どうして女の子の恰好してるの??」
「どうしたもこうしたもない! 全部アマテラスのせいだ!」
客がいないことを良いことに、夜鳥は驚愕する俺たちのテーブルに椅子を持ってきて座り込む。
食堂の奥にいる年配の女性が俺たちの様子を困惑してみているが、夜鳥の行動を止める気配はない。
「アマテラス?」
「そう。太陽神アマテラスが俺に憑依したんだ。おかげでレベルが上がったけど、太陽が出ている間はアマテラスの影響で体が女に変わっちまう。夜間は男に戻るから助かってるけど……」
「えぇ? 憑依?」
俺は夜鳥を鑑定した。
『ツカサ(夜鳥 司) Lv.20(Lv.185) 種族: 人間 クラス: 料理人見習い(暗殺者)』
括弧の中は偽装していない本当のステータスである。
状態の欄には「憑依(太陽神アマテラス)」との記載が……。
「アマテラスと話はできるか?」
「いや。俺に憑依して以来、眠ってしまっているみたいで」
夜鳥は浮かない顔をする。
アマテラスは日本の神様で、本体はたぶん伊勢神宮にある。
本体から遠く離れた異世界アニマに飛ばされてしまったので、力が弱って夜鳥を依り代に眠っているのではなかろうか、と俺は推測した。
「枢さん、この食堂、殺気立った連中に囲まれてるっす……」
「何?」
大地が険しい顔で、会話に口を挟んだ。
戦士ではない俺には、敵の殺気を感知することは不可能だが、聖騎士のクラスを持つ大地には可能なのだろう。
その時、食堂の入口が開いて黒服の男が入ってくる。
男はカラスが描かれた仮面を被っていた。
「黒鴉!」
夜鳥が立ち上がって、スカートの下に隠していたナイフを抜く。
「知り合いか?」
俺はきょとんとして夜鳥に聞いた。
夜鳥が答える前に、黒鴉と呼ばれた男がくぐもった声で言う。
「……皇帝暗殺を企んだ者たちを一網打尽にするため、わざとお前を泳がせていたのだ。予想通り、国外からやってきた怪しい奴らと接触したな。この食堂は不死鳥騎士団の協力により包囲している。仲間ともどもまとめて尋問に掛けてやろう」
食堂の奥から、フルアーマーを着た騎士が数人現れ、俺たちを取り囲む。
「くそっ、俺は関係ないのに!」
夜鳥は舌打ちした。
『どうする? カナメ』
「うーん」
透明で見えないがリーシャンは楽しそうに俺の頭の上で旋回している。
俺は対応を考えた。
黒鴉の台詞からすると、俺たちは皇帝暗殺を企んだ奴らの仲間だと思われているらしい。
大人しく捕まって尋問を受ける?
本当のことを言って信じるだろうか。いや、無理だな。
夜鳥を連れて逃げ出すか?
例えばリーシャンに元の姿に戻ってもらえば逃げ出せるが、ここは街中で目立つ上に、アウロラ帝国の連中に誤解されたままになる。変な悪評を立てられたら旅がしづらくなるよな。俺たちは何も悪いことをしていないのに、尻尾を巻いて逃げるのは癪だ。
と、すると第三の手段。
「一時停止」
俺は席からゆっくり立ち上がりながら、魔法を使う。
その瞬間、俺たちに向かって剣を抜こうとしていた騎士や黒鴉の動きがピタリと止まった。
この魔法は対象の行動を強制停止させる。
「誤解だ、と言ってもお前らは信じないだろうな。なら、俺の身の証を立てよう。上の神殿にいるアウロラ帝国の守護神カルラと会わせてくれ」
「な、なんだと?!」
黒鴉は仮面の下で驚愕した声を出す。
身動きできなくても声は出せるのだ。
「我がアウロラ帝国の守護神カルラは、悪を為した者に正義の炎で裁きを下す……自ら、命を持って身の潔白を証明しようと言うのか?!」
「そうだよ」
俺の首肯に、黒鴉と騎士たちが息を呑んだ。
こうなったら前にリーシャンが言っていたように、カルラに挨拶しに行こう。
カルラは道理が通らないことはしない奴だし、俺がいけすかなくても皇帝暗殺なんちゃらは否定してくれるはずだ。
街道を徒歩で北上して帝都プラズマに向かう。道中で旅に必要なものを買いそろえた。コーウェンの街で腕時計を換金してもらっていたので、費用の捻出には困らない。
旅の途中で行商人の父子と仲良くなって、一緒に帝都まで歩いた。
「わーい、ウサギギツネだ! 毛皮にするために飼ってるの?」
「いや……」
子供が無邪気すぎて怖い。
行商人パックさんの息子(推定十二歳)は、俺の腕に巻き付いたウサギギツネに興味津々だ。
ウサギギツネは良質の毛皮が採れるので、よく狩りの獲物にされる。
異世界に戻ってきてもウサギギツネのメロンは俺にべったりだ。今も子供の手を避けて「キュー」と鳴き、俺の服の下に潜り込んでいる。
「椿ちゃん、荷物持とうか?」
「結構よ!」
大地は椿の手荷物に手を伸ばして拒否され、肩を落としている。
なんだかんだで椿が気になるらしく、大地は彼女の世話を焼こうとあれこれ気を回していた。しかし我がままな女王様気質の椿は、よっぽど機嫌が良い時でない限り、大地の手を拒否する。
普通ならへこたれそうなものだが、ポジティブな性格の大地はめげずに椿に話しかけに行っていた。
微笑ましそうに彼らのやりとりを見ていたパックさんは、俺に声を掛ける。
「カナメさん、帝都が見えてきましたぞ」
「……あれがそうか」
峠を越えた辺りから、大河の中流を囲むように発達した街並みが見えてきた。
普通の街ではない。
空に建物が浮いている。
普通に地面に建った建物と、空中に浮いた建物が、橋や階段でつながって、複雑な立体構造を形成していた。街の中央付近には、朱金に輝く鳳凰の彫像が飾られている。鳳凰は翼を広げくちばしに炎の花をくわえている。アウロラ帝国の守護神カルラを模しているのだろう。
「何度見ても帝都はすごいですなあ。魔法技術の結晶です。いろいろな場所を旅してきましたが、これと比べられる都市と言えば……アダマス王国のクリスタルの都でしょうか。石造りの芸術的な街並みでしたなあ」
「……ありがとう」
「はい?」
アダマスを褒められたので、俺は密かに嬉しくなって礼を言った。
パックさんは不思議そうにしている。
『カナメ、あの街の中に、カナメの仲間がいるよ』
透明化しているリーシャンが、俺の耳元でこっそりささやく。
ミニマムサイズに変身しても竜神のリーシャンは目立つので、人の多いアウロラ帝国では透明に見えるよう魔法を使って姿を隠しているのだ。
「案内してくれ、リーシャン」
帝都プラズマに着くと、俺たちは行商人のパックさんと別れた。
「それではカナメさん、お元気で」
「いろいろありがとう」
パックさんは親切に帝都の構造などを教えてくれた。良い人だったなあ。
空に向かって塔のように構成された帝都の街は、一般市民が住む下層と、貴族や王族が住む上層に分かれているらしい。下層から見上げると、グリフォンに騎乗した警備の兵士が上空を飛んでいたりする。
リーシャンは俺たちを下層の街の中にある、下町の食堂に案内した。
「いらっしゃいませー!」
家族経営らしいこじんまりとした食堂だ。
昼時を少し過ぎた時刻なので閑散としている。
「ご注文をどうぞ」
席につくと黒髪のボーイッシュな女の子が注文を取りに来た。
水、と言いかけて俺は噴きそうになる。
「夜鳥?!」
「ああ?!」
「えーっ?!」
なんと女の子は夜鳥だった。
性別は変わっているが、日本人特有の黒髪や彫りの浅い顔立ちで、帝都の一般市民から浮いている。何より雰囲気が、いつも教室で俺の隣の席に座っている夜鳥だった。
「お、お前どうして女の子の恰好してるの??」
「どうしたもこうしたもない! 全部アマテラスのせいだ!」
客がいないことを良いことに、夜鳥は驚愕する俺たちのテーブルに椅子を持ってきて座り込む。
食堂の奥にいる年配の女性が俺たちの様子を困惑してみているが、夜鳥の行動を止める気配はない。
「アマテラス?」
「そう。太陽神アマテラスが俺に憑依したんだ。おかげでレベルが上がったけど、太陽が出ている間はアマテラスの影響で体が女に変わっちまう。夜間は男に戻るから助かってるけど……」
「えぇ? 憑依?」
俺は夜鳥を鑑定した。
『ツカサ(夜鳥 司) Lv.20(Lv.185) 種族: 人間 クラス: 料理人見習い(暗殺者)』
括弧の中は偽装していない本当のステータスである。
状態の欄には「憑依(太陽神アマテラス)」との記載が……。
「アマテラスと話はできるか?」
「いや。俺に憑依して以来、眠ってしまっているみたいで」
夜鳥は浮かない顔をする。
アマテラスは日本の神様で、本体はたぶん伊勢神宮にある。
本体から遠く離れた異世界アニマに飛ばされてしまったので、力が弱って夜鳥を依り代に眠っているのではなかろうか、と俺は推測した。
「枢さん、この食堂、殺気立った連中に囲まれてるっす……」
「何?」
大地が険しい顔で、会話に口を挟んだ。
戦士ではない俺には、敵の殺気を感知することは不可能だが、聖騎士のクラスを持つ大地には可能なのだろう。
その時、食堂の入口が開いて黒服の男が入ってくる。
男はカラスが描かれた仮面を被っていた。
「黒鴉!」
夜鳥が立ち上がって、スカートの下に隠していたナイフを抜く。
「知り合いか?」
俺はきょとんとして夜鳥に聞いた。
夜鳥が答える前に、黒鴉と呼ばれた男がくぐもった声で言う。
「……皇帝暗殺を企んだ者たちを一網打尽にするため、わざとお前を泳がせていたのだ。予想通り、国外からやってきた怪しい奴らと接触したな。この食堂は不死鳥騎士団の協力により包囲している。仲間ともどもまとめて尋問に掛けてやろう」
食堂の奥から、フルアーマーを着た騎士が数人現れ、俺たちを取り囲む。
「くそっ、俺は関係ないのに!」
夜鳥は舌打ちした。
『どうする? カナメ』
「うーん」
透明で見えないがリーシャンは楽しそうに俺の頭の上で旋回している。
俺は対応を考えた。
黒鴉の台詞からすると、俺たちは皇帝暗殺を企んだ奴らの仲間だと思われているらしい。
大人しく捕まって尋問を受ける?
本当のことを言って信じるだろうか。いや、無理だな。
夜鳥を連れて逃げ出すか?
例えばリーシャンに元の姿に戻ってもらえば逃げ出せるが、ここは街中で目立つ上に、アウロラ帝国の連中に誤解されたままになる。変な悪評を立てられたら旅がしづらくなるよな。俺たちは何も悪いことをしていないのに、尻尾を巻いて逃げるのは癪だ。
と、すると第三の手段。
「一時停止」
俺は席からゆっくり立ち上がりながら、魔法を使う。
その瞬間、俺たちに向かって剣を抜こうとしていた騎士や黒鴉の動きがピタリと止まった。
この魔法は対象の行動を強制停止させる。
「誤解だ、と言ってもお前らは信じないだろうな。なら、俺の身の証を立てよう。上の神殿にいるアウロラ帝国の守護神カルラと会わせてくれ」
「な、なんだと?!」
黒鴉は仮面の下で驚愕した声を出す。
身動きできなくても声は出せるのだ。
「我がアウロラ帝国の守護神カルラは、悪を為した者に正義の炎で裁きを下す……自ら、命を持って身の潔白を証明しようと言うのか?!」
「そうだよ」
俺の首肯に、黒鴉と騎士たちが息を呑んだ。
こうなったら前にリーシャンが言っていたように、カルラに挨拶しに行こう。
カルラは道理が通らないことはしない奴だし、俺がいけすかなくても皇帝暗殺なんちゃらは否定してくれるはずだ。
10
お気に入りに追加
3,903
あなたにおすすめの小説
バイトで冒険者始めたら最強だったっていう話
紅赤
ファンタジー
ここは、地球とはまた別の世界――
田舎町の実家で働きもせずニートをしていたタロー。
暢気に暮らしていたタローであったが、ある日両親から家を追い出されてしまう。
仕方なく。本当に仕方なく、当てもなく歩を進めて辿り着いたのは冒険者の集う街<タイタン>
「冒険者って何の仕事だ?」とよくわからないまま、彼はバイトで冒険者を始めることに。
最初は田舎者だと他の冒険者にバカにされるが、気にせずテキトーに依頼を受けるタロー。
しかし、その依頼は難度Aの高ランククエストであることが判明。
ギルドマスターのドラムスは急いで救出チームを編成し、タローを助けに向かおうと――
――する前に、タローは何事もなく帰ってくるのであった。
しかもその姿は、
血まみれ。
右手には討伐したモンスターの首。
左手にはモンスターのドロップアイテム。
そしてスルメをかじりながら、背中にお爺さんを担いでいた。
「いや、情報量多すぎだろぉがあ゛ぁ!!」
ドラムスの叫びが響く中で、タローの意外な才能が発揮された瞬間だった。
タローの冒険者としての摩訶不思議な人生はこうして幕を開けたのである。
――これは、バイトで冒険者を始めたら最強だった。という話――
イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で最強に・・・(旧:学園最強に・・・)
こたろう文庫
ファンタジー
カクヨムにて日間・週間共に総合ランキング1位!
死神が間違えたせいで俺は死んだらしい。俺にそう説明する神は何かと俺をイラつかせる。異世界に転生させるからスキルを選ぶように言われたので、神にイラついていた俺は1回しか使えない強奪スキルを神相手に使ってやった。
閑散とした村に子供として転生した為、強奪したスキルのチート度合いがわからず、学校に入学後も無自覚のまま周りを振り回す僕の話
2作目になります。
まだ読まれてない方はこちらもよろしくおねがいします。
「クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される」
『希望の実』拾い食いから始まる逆転ダンジョン生活!
IXA
ファンタジー
30年ほど前、地球に突如として現れたダンジョン。
無限に湧く資源、そしてレベルアップの圧倒的な恩恵に目をつけた人類は、日々ダンジョンの研究へ傾倒していた。
一方特にそれは関係なく、生きる金に困った私、結城フォリアはバイトをするため、最低限の体力を手に入れようとダンジョンへ乗り込んだ。
甘い考えで潜ったダンジョン、しかし笑顔で寄ってきた者達による裏切り、体のいい使い捨てが私を待っていた。
しかし深い絶望の果てに、私は最強のユニークスキルである《スキル累乗》を獲得する--
これは金も境遇も、何もかもが最底辺だった少女が泥臭く苦しみながらダンジョンを探索し、知恵とスキルを駆使し、地べたを這いずり回って頂点へと登り、世界の真実を紐解く話
複数箇所での保存のため、カクヨム様とハーメルン様でも投稿しています
俺だけに効くエリクサー。飲んで戦って気が付けば異世界最強に⁉
まるせい
ファンタジー
異世界に召喚された熱海 湊(あたみ みなと)が得たのは(自分だけにしか効果のない)エリクサーを作り出す能力だった。『外れ異世界人』認定された湊は神殿から追放されてしまう。
貰った手切れ金を元手に装備を整え、湊はこの世界で生きることを決意する。
異世界で魔法が使えるなんて幻想だった!〜街を追われたので馬車を改造して車中泊します!〜え、魔力持ってるじゃんて?違います、電力です!
あるちゃいる
ファンタジー
山菜を採りに山へ入ると運悪く猪に遭遇し、慌てて逃げると崖から落ちて意識を失った。
気が付いたら山だった場所は平坦な森で、落ちたはずの崖も無かった。
不思議に思ったが、理由はすぐに判明した。
どうやら農作業中の外国人に助けられたようだ。
その外国人は背中に背負子と鍬を背負っていたからきっと近所の農家の人なのだろう。意外と流暢な日本語を話す。が、言葉の意味はあまり理解してないらしく、『県道は何処か?』と聞いても首を傾げていた。
『道は何処にありますか?』と言ったら、漸く理解したのか案内してくれるというので着いていく。
が、行けども行けどもどんどん森は深くなり、不審に思い始めた頃に少し開けた場所に出た。
そこは農具でも置いてる場所なのかボロ小屋が数軒建っていて、外国人さんが大声で叫ぶと、人が十数人ゾロゾロと小屋から出てきて、俺の周りを囲む。
そして何故か縄で手足を縛られて大八車に転がされ……。
⚠️超絶不定期更新⚠️
転生したらただの女の子、かと思ったら最強の魔物使いだったらしいです〜しゃべるうさぎと始める異世界魔物使いファンタジー〜
上村 俊貴
ファンタジー
【あらすじ】
普通に事務職で働いていた成人男性の如月真也(きさらぎしんや)は、ある朝目覚めたら異世界だった上に女になっていた。一緒に牢屋に閉じ込められていた謎のしゃべるうさぎと協力して脱出した真也改めマヤは、冒険者となって異世界を暮らしていくこととなる。帰る方法もわからないし特別帰りたいわけでもないマヤは、しゃべるうさぎ改めマッシュのさらわれた家族を救出すること当面の目標に、冒険を始めるのだった。
(しばらく本人も周りも気が付きませんが、実は最強の魔物使い(本人の戦闘力自体はほぼゼロ)だったことに気がついて、魔物たちと一緒に色々無双していきます)
【キャラクター】
マヤ
・主人公(元は如月真也という名前の男)
・銀髪翠眼の少女
・魔物使い
マッシュ
・しゃべるうさぎ
・もふもふ
・高位の魔物らしい
オリガ
・ダークエルフ
・黒髪金眼で褐色肌
・魔力と魔法がすごい
【作者から】
毎日投稿を目指してがんばります。
わかりやすく面白くを心がけるのでぼーっと読みたい人にはおすすめかも?
それでは気が向いた時にでもお付き合いください〜。
転生者は力を隠して荷役をしていたが、勇者パーティーに裏切られて生贄にされる。
克全
ファンタジー
第6回カクヨムWeb小説コンテスト中間選考通過作
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門日間ランキング51位
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門週間ランキング52位
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる