6 / 74
第一部
06 ロボットを操縦するなんて聞いてない
しおりを挟む
コノハナサクヤの機体は、地面にめり込むように斜めに倒れている。装甲に凹みや傷はあるが大破はしていない。
歪んだフレームからはプスプスと煙が立ち上っていた。
俺は機体の胸の部分を目指した。
「うおっとぅ?!」
よじ登ると、なぜか勝手に胸部がパカッと開いて、下に落ちた。
落とし穴かよ!
「痛た……咲良?!」
落ちた先は丸い部屋だった。
室内は暗く、中央に操縦席があって、咲良が突っ伏している。
慌てて脈を確かめたが、ちゃんと息をしているし、胸も上下していたので安心する。それにしても水着みたいなパイロットスーツは定番なのか……? 目のやり場に困るな。
『咲良! 咲良!』
恵里菜さんの声が、どこからか響いた。
どうやら回線がつながっているようだ。
俺の声も聞こえるかな。
「大丈夫です、恵里菜さん。咲良は、気を失ってるだけみたいです」
『その声、村田くん?! 途中ではぐれて心配していたのよ』
「すみません。あの、古神の緊急脱出装置って、どこにあるんですか。咲良を連れて逃げたいんですけど」
『逃げるのは無理よ! もう眼前にアメノクラトが来ているわ! 生身で古神の外に出る方が危険よ!』
恵里菜さんの言う通り、外に出たら敵に攻撃されかねない状況のようだ。
だが、このまま動かずにいれば蜂の巣だ。
『村田くん、古神を起動して!』
「はい? どうやって?」
『操縦席に座って、肘掛けに腕を乗せるだけで良いから!』
白い操縦席には、アームレストが備え付けられている。
アームレストのちょうど手首を乗せる部分には、平たい緑の勾玉が埋め込まれていた。
「これって、もしかして、もしかするよーな……」
『村田くん!』
「ああもうっ、仕方ないな!」
俺は自棄になって咲良を前に抱え、操縦席に乗り込んだ。
リストバンドを外して、手首の勾玉模様を、アームレストの勾玉に重ねあわせる。手首が熱くなって勾玉が光った。
途端に、操縦室がパッと明るくなった。
目の前の空中に、日本語でメッセージが表示される。
『搭乗者を確認…血統を照合…久我響矢。縁神【風狸】による情報伝達を開始します』
外の様子が内装全面に映し出される。まるで空中にいるような感覚だ。それと同時に、コノハナサクヤの状態や動かしかたも、頭の中に流れ込んできた。
敵の緑色の蛇の機体が、眼前に迫っている。
「翔べ、コノハナサクヤ!」
俺の意思に従い、コノハナサクヤは上昇を始めた。
『西園寺咲良から操縦者が変わったのか?! お前は何者だ?!』
「俺は只の、一般人だ!!」
知らない男の声が聞こえる。
敵のアメノクラトという機体のパイロットらしい。
アメノクラトはすぐ傍まで来ていたが、コノハナサクヤは加速して、水流の攻撃を回避した。
『馬鹿な、墜落する前より速いだと!』
「行け!」
俺はコノハナサクヤをさらに前進させ、アメノクラトを逆に追い越した。
突き当たりの空中で機体をターンし、静止する。
「開け、桜花砲門!」
『悪あがきを! 火が水に勝てるはずがない!』
相性のことか? 確かに火属性は水属性に弱いのは、ゲームの定番だよな。
俺は鼻で笑った。
「そんなの、倍の火力で押し通せば済む話だろ」
『何?!』
「燃え尽きろ、火炎乱舞!」
何故かいけるという謎の確信があった。
コノハナサクヤが黄金の粒子に包まれる。
高温の白い炎が、桜の花の砲台から一斉に射出された。
アメノクラトが放った水流弾が、炎に押し負けて蒸発していく。じりじりと後退しながら、敵の男は喚いた。
『火が、水を、圧倒するだとぅ?!』
何を驚いてるんだか。さっさと消えろ。
『ちょっとちょっと村田くん、やり過ぎ! 抑えて! 皇居が焼けてしまうわ!』
恵里菜さんが悲鳴を上げている。
皇居? 知ったことか。咲良を傷付けた悪党を滅ぼすのが先だろ。
『落ちついて、村田くん! 君は今、古神の力に触れて高揚しているの! 正気に戻ったら後悔するわ!』
頭のどこかで「そうだ冷静になれ」という俺がいる。
だが、目の前の敵を焼き尽くしたい衝動が抑えられない。
ついに水流が消え、敵の緑の蛇の姿をした機体の装甲を、高温の炎が溶かし始めた。敵の悲鳴が遠くに聞こえる。
『聞こえる? 村田くん! まったく適性がありすぎるのも問題ね』
「……なりや?」
腕の中で、咲良の声がした。
彼女は目を開けて不思議そうにこちらを見上げている。
それで俺は冷水を浴びたように、我に返った。
「何やってんだ、俺は」
俺の戦意が無くなると同時に炎も消えた。
正気に戻ると、自分のしでかしたことが恥ずかしくて仕方ない。
アームレストから手を離して、頭をかきむしる。
「うああ」
「??」
『気にしないであげて、咲良。目が覚めたのなら、コノハナサクヤの操縦を元に戻して、帰投してください。戦闘は終わりました』
咲良はしっかりしていた。
すぐに状況を把握したようで、俺の膝の上で体勢を整え、操縦権を取り返す。
「響矢、わたし言ったよね。妖怪と仲良くなっちゃ駄目だって」
「不可抗力だ」
「妖怪は、古神の目と耳みたいなものだから、仲良くなったら古神の操縦者になってしまうじゃない。だから仲良くなっちゃ駄目だって言ったのに」
「そんな重要な説明は、先にしようよ?!」
お前、ろくに説明しなかっただろうが。
『三日も経たず妖怪に気に入られ、印が出てしまうとは、さすが久我の末裔。古神に目を付けられる前に、生まれた世界に帰してあげようとした心遣いがまったく無駄になりましたね……』
「?? は? どういう意味ですかそれ」
『こちらの話です』
恵里菜さんも説明する気がないらしい。
まあ何となく分かったけど。
異世界転移に巻き込まれたと思っていたけれど、今回に限っては俺が弘たちを巻き込んだのかもしれない。
穴があったら入りたい気持ちだったが、数分後には動揺も収まって周囲を見る余裕も出てきた。
そうなると気になるのは今の体勢だ。
「ところで咲良、ちょっと体を浮かせてくれないか? 俺、座席から降りたい」
「お断り。罰として響矢は、わたしの座席になってて」
罰?! なんの?!
膝の上では、水着もといパイロットスーツの咲良がもぞもぞ体を動かし、一生懸命、機体を操作している。顔と手首以外は薄い布に覆われた格好だが、体にジャストフィットな伸縮性スーツのせいで、形の良い胸や尻が丸見えである。
控えめに言っても眼福な光景だ。
見てて良いなら黙っていようか。
しかし、ちょっとばかり良心が咎めるというか、咲良が自覚しているか気になる。
「お前その格好で人前に出るの、恥ずかしくない?」
思いきって聞いてみた。
「これは、神事の儀式でもある古神搭乗にふさわしい格好で……い、一応、人前に出る時はちゃんと着物を羽織ってるよ!」
途中で真っ赤になった咲良が指差した、操縦室の片隅には、目立たないように着物が畳んで置いてあった。
そうだよね。現実ってこんなもんだよね。
コノハナサクヤは街の上空を通り越して、海の上に出た。
そのまま離れ小島に上陸する。
「島の下の海中に、古神の格納庫があるんだよ」
「へえー」
飛行機の滑走路のような、離着陸専用の飛行場にコノハナサクヤを降ろし、俺と咲良は機体から出た。
階段を降りて地下にある施設にお邪魔すると、馴染みのある喧しい声が聞こえてきた。
「ここが天照防衛特務機関の秘密基地なのですね! 実に素晴らしい! 弘様の世界征服始まりの地に相応しい厳粛な雰囲気です!」
「秘密基地……? 大神島は公式な基地ですが」
佐藤さんと、恵里菜さんの声だ。
通路で立ち止まって何か話し込んでいる。
「村田くん、聞いてください! 弘様はパラレル日本の窮地に、自ら志願してロボットで戦いに出たのです! そして雑魚敵をちぎっては投げ、ちぎっては投げ」
俺の姿を見つけた佐藤さんは、何だか興奮した様子でまくしたててきた。
「自分から……刃物は怖かったのに?」
「ふっ、土壇場で勇気が沸いてきたんだよ。人間追い詰められたら、できるものだな」
弘は感慨深そうに答える。
「さすが弘は、勇者だな」
自分も古神《ロボット》に乗っていたとは言えず、俺は苦笑いした。
「……響矢。また後で」
頬をくすぐる柔らかい吐息。
ひそめた声で俺にささやいた咲良が、さっと身をひるがえす。
「村田、どうしてここにいるんだ?」
弘に聞かれて、俺は咲良を追うチャンスを逃した。
「それは……」
どう答えるかな。
本当のことをうまく説明できる自信がない。親戚の女の子が古神操縦者で、俺にも変な印が出てきて、古神に乗ってしまったなんて……どう説明すればいいんだ。
迷っている内に、弘は自分の武勇伝を鼻高々に自慢してくるものだから、俺は説明する機会を逃した。
歪んだフレームからはプスプスと煙が立ち上っていた。
俺は機体の胸の部分を目指した。
「うおっとぅ?!」
よじ登ると、なぜか勝手に胸部がパカッと開いて、下に落ちた。
落とし穴かよ!
「痛た……咲良?!」
落ちた先は丸い部屋だった。
室内は暗く、中央に操縦席があって、咲良が突っ伏している。
慌てて脈を確かめたが、ちゃんと息をしているし、胸も上下していたので安心する。それにしても水着みたいなパイロットスーツは定番なのか……? 目のやり場に困るな。
『咲良! 咲良!』
恵里菜さんの声が、どこからか響いた。
どうやら回線がつながっているようだ。
俺の声も聞こえるかな。
「大丈夫です、恵里菜さん。咲良は、気を失ってるだけみたいです」
『その声、村田くん?! 途中ではぐれて心配していたのよ』
「すみません。あの、古神の緊急脱出装置って、どこにあるんですか。咲良を連れて逃げたいんですけど」
『逃げるのは無理よ! もう眼前にアメノクラトが来ているわ! 生身で古神の外に出る方が危険よ!』
恵里菜さんの言う通り、外に出たら敵に攻撃されかねない状況のようだ。
だが、このまま動かずにいれば蜂の巣だ。
『村田くん、古神を起動して!』
「はい? どうやって?」
『操縦席に座って、肘掛けに腕を乗せるだけで良いから!』
白い操縦席には、アームレストが備え付けられている。
アームレストのちょうど手首を乗せる部分には、平たい緑の勾玉が埋め込まれていた。
「これって、もしかして、もしかするよーな……」
『村田くん!』
「ああもうっ、仕方ないな!」
俺は自棄になって咲良を前に抱え、操縦席に乗り込んだ。
リストバンドを外して、手首の勾玉模様を、アームレストの勾玉に重ねあわせる。手首が熱くなって勾玉が光った。
途端に、操縦室がパッと明るくなった。
目の前の空中に、日本語でメッセージが表示される。
『搭乗者を確認…血統を照合…久我響矢。縁神【風狸】による情報伝達を開始します』
外の様子が内装全面に映し出される。まるで空中にいるような感覚だ。それと同時に、コノハナサクヤの状態や動かしかたも、頭の中に流れ込んできた。
敵の緑色の蛇の機体が、眼前に迫っている。
「翔べ、コノハナサクヤ!」
俺の意思に従い、コノハナサクヤは上昇を始めた。
『西園寺咲良から操縦者が変わったのか?! お前は何者だ?!』
「俺は只の、一般人だ!!」
知らない男の声が聞こえる。
敵のアメノクラトという機体のパイロットらしい。
アメノクラトはすぐ傍まで来ていたが、コノハナサクヤは加速して、水流の攻撃を回避した。
『馬鹿な、墜落する前より速いだと!』
「行け!」
俺はコノハナサクヤをさらに前進させ、アメノクラトを逆に追い越した。
突き当たりの空中で機体をターンし、静止する。
「開け、桜花砲門!」
『悪あがきを! 火が水に勝てるはずがない!』
相性のことか? 確かに火属性は水属性に弱いのは、ゲームの定番だよな。
俺は鼻で笑った。
「そんなの、倍の火力で押し通せば済む話だろ」
『何?!』
「燃え尽きろ、火炎乱舞!」
何故かいけるという謎の確信があった。
コノハナサクヤが黄金の粒子に包まれる。
高温の白い炎が、桜の花の砲台から一斉に射出された。
アメノクラトが放った水流弾が、炎に押し負けて蒸発していく。じりじりと後退しながら、敵の男は喚いた。
『火が、水を、圧倒するだとぅ?!』
何を驚いてるんだか。さっさと消えろ。
『ちょっとちょっと村田くん、やり過ぎ! 抑えて! 皇居が焼けてしまうわ!』
恵里菜さんが悲鳴を上げている。
皇居? 知ったことか。咲良を傷付けた悪党を滅ぼすのが先だろ。
『落ちついて、村田くん! 君は今、古神の力に触れて高揚しているの! 正気に戻ったら後悔するわ!』
頭のどこかで「そうだ冷静になれ」という俺がいる。
だが、目の前の敵を焼き尽くしたい衝動が抑えられない。
ついに水流が消え、敵の緑の蛇の姿をした機体の装甲を、高温の炎が溶かし始めた。敵の悲鳴が遠くに聞こえる。
『聞こえる? 村田くん! まったく適性がありすぎるのも問題ね』
「……なりや?」
腕の中で、咲良の声がした。
彼女は目を開けて不思議そうにこちらを見上げている。
それで俺は冷水を浴びたように、我に返った。
「何やってんだ、俺は」
俺の戦意が無くなると同時に炎も消えた。
正気に戻ると、自分のしでかしたことが恥ずかしくて仕方ない。
アームレストから手を離して、頭をかきむしる。
「うああ」
「??」
『気にしないであげて、咲良。目が覚めたのなら、コノハナサクヤの操縦を元に戻して、帰投してください。戦闘は終わりました』
咲良はしっかりしていた。
すぐに状況を把握したようで、俺の膝の上で体勢を整え、操縦権を取り返す。
「響矢、わたし言ったよね。妖怪と仲良くなっちゃ駄目だって」
「不可抗力だ」
「妖怪は、古神の目と耳みたいなものだから、仲良くなったら古神の操縦者になってしまうじゃない。だから仲良くなっちゃ駄目だって言ったのに」
「そんな重要な説明は、先にしようよ?!」
お前、ろくに説明しなかっただろうが。
『三日も経たず妖怪に気に入られ、印が出てしまうとは、さすが久我の末裔。古神に目を付けられる前に、生まれた世界に帰してあげようとした心遣いがまったく無駄になりましたね……』
「?? は? どういう意味ですかそれ」
『こちらの話です』
恵里菜さんも説明する気がないらしい。
まあ何となく分かったけど。
異世界転移に巻き込まれたと思っていたけれど、今回に限っては俺が弘たちを巻き込んだのかもしれない。
穴があったら入りたい気持ちだったが、数分後には動揺も収まって周囲を見る余裕も出てきた。
そうなると気になるのは今の体勢だ。
「ところで咲良、ちょっと体を浮かせてくれないか? 俺、座席から降りたい」
「お断り。罰として響矢は、わたしの座席になってて」
罰?! なんの?!
膝の上では、水着もといパイロットスーツの咲良がもぞもぞ体を動かし、一生懸命、機体を操作している。顔と手首以外は薄い布に覆われた格好だが、体にジャストフィットな伸縮性スーツのせいで、形の良い胸や尻が丸見えである。
控えめに言っても眼福な光景だ。
見てて良いなら黙っていようか。
しかし、ちょっとばかり良心が咎めるというか、咲良が自覚しているか気になる。
「お前その格好で人前に出るの、恥ずかしくない?」
思いきって聞いてみた。
「これは、神事の儀式でもある古神搭乗にふさわしい格好で……い、一応、人前に出る時はちゃんと着物を羽織ってるよ!」
途中で真っ赤になった咲良が指差した、操縦室の片隅には、目立たないように着物が畳んで置いてあった。
そうだよね。現実ってこんなもんだよね。
コノハナサクヤは街の上空を通り越して、海の上に出た。
そのまま離れ小島に上陸する。
「島の下の海中に、古神の格納庫があるんだよ」
「へえー」
飛行機の滑走路のような、離着陸専用の飛行場にコノハナサクヤを降ろし、俺と咲良は機体から出た。
階段を降りて地下にある施設にお邪魔すると、馴染みのある喧しい声が聞こえてきた。
「ここが天照防衛特務機関の秘密基地なのですね! 実に素晴らしい! 弘様の世界征服始まりの地に相応しい厳粛な雰囲気です!」
「秘密基地……? 大神島は公式な基地ですが」
佐藤さんと、恵里菜さんの声だ。
通路で立ち止まって何か話し込んでいる。
「村田くん、聞いてください! 弘様はパラレル日本の窮地に、自ら志願してロボットで戦いに出たのです! そして雑魚敵をちぎっては投げ、ちぎっては投げ」
俺の姿を見つけた佐藤さんは、何だか興奮した様子でまくしたててきた。
「自分から……刃物は怖かったのに?」
「ふっ、土壇場で勇気が沸いてきたんだよ。人間追い詰められたら、できるものだな」
弘は感慨深そうに答える。
「さすが弘は、勇者だな」
自分も古神《ロボット》に乗っていたとは言えず、俺は苦笑いした。
「……響矢。また後で」
頬をくすぐる柔らかい吐息。
ひそめた声で俺にささやいた咲良が、さっと身をひるがえす。
「村田、どうしてここにいるんだ?」
弘に聞かれて、俺は咲良を追うチャンスを逃した。
「それは……」
どう答えるかな。
本当のことをうまく説明できる自信がない。親戚の女の子が古神操縦者で、俺にも変な印が出てきて、古神に乗ってしまったなんて……どう説明すればいいんだ。
迷っている内に、弘は自分の武勇伝を鼻高々に自慢してくるものだから、俺は説明する機会を逃した。
0
お気に入りに追加
236
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界に来たようですが何も分かりません ~【買い物履歴】スキルでぼちぼち生活しています~
ぱつきんすきー
ファンタジー
突然「神」により異世界転移させられたワタシ
以前の記憶と知識をなくし、右も左も分からないワタシ
唯一の武器【買い物履歴】スキルを利用して異世界でぼちぼち生活
かつてオッサンだった少女による、異世界生活のおはなし
―異質― 邂逅の編/日本国の〝隊〟、その異世界を巡る叙事詩――《第一部完結》
EPIC
SF
日本国の混成1個中隊、そして超常的存在。異世界へ――
とある別の歴史を歩んだ世界。
その世界の日本には、日本軍とも自衛隊とも似て非なる、〝日本国隊〟という名の有事組織が存在した。
第二次世界大戦以降も幾度もの戦いを潜り抜けて来た〝日本国隊〟は、異質な未知の世界を新たな戦いの場とする事になる――
日本国陸隊の有事官、――〝制刻 自由(ぜいこく じゆう)〟。
歪で醜く禍々しい容姿と、常識外れの身体能力、そしてスタンスを持つ、隊員として非常に異質な存在である彼。
そんな隊員である制刻は、陸隊の行う大規模な演習に参加中であったが、その最中に取った一時的な休眠の途中で、不可解な空間へと導かれる。そして、そこで会った作業服と白衣姿の謎の人物からこう告げられた。
「異なる世界から我々の世界に、殴り込みを掛けようとしている奴らがいる。先手を打ちその世界に踏み込み、この企みを潰せ」――と。
そして再び目を覚ました時、制刻は――そして制刻の所属する普通科小隊を始めとする、各職種混成の約一個中隊は。剣と魔法が力の象徴とされ、モンスターが跋扈する未知の世界へと降り立っていた――。
制刻を始めとする異質な隊員等。
そして問題部隊、〝第54普通科連隊〟を始めとする各部隊。
元居た世界の常識が通用しないその異世界を、それを越える常識外れな存在が、掻き乱し始める。
〇案内と注意
1) このお話には、オリジナル及び架空設定を多数含みます。
2) 部隊規模(始めは中隊規模)での転移物となります。
3) チャプター3くらいまでは単一事件をいくつか描き、チャプター4くらいから単一事件を混ぜつつ、一つの大筋にだんだん乗っていく流れになっています。
4) 主人公を始めとする一部隊員キャラクターが、超常的な行動を取ります。ぶっ飛んでます。かなりなんでも有りです。
5) 小説家になろう、カクヨムにてすでに投稿済のものになりますが、そちらより一話当たり分量を多くして話数を減らす整理のし直しを行っています。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
―異質― 激突の編/日本国の〝隊〟 その異世界を掻き回す重金奏――
EPIC
SF
日本国の戦闘団、護衛隊群、そして戦闘機と飛行場基地。続々異世界へ――
とある別の歴史を歩んだ世界。
その世界の日本には、日本軍とも自衛隊とも似て非なる、〝日本国隊〟という名の有事組織が存在した。
第二次世界大戦以降も幾度もの戦いを潜り抜けて来た〝日本国隊〟は、異質な未知の世界を新たな戦いの場とする事になる――
大規模な演習の最中に異常現象に巻き込まれ、未知なる世界へと飛ばされてしまった、日本国陸隊の有事官〝制刻 自由(ぜいこく じゆう)〟と、各職種混成の約1個中隊。
そこは、剣と魔法が力の象徴とされ、モンスターが跋扈する世界であった。
そんな世界で手探りでの調査に乗り出した日本国隊。時に異世界の人々と交流し、時に救い、時には脅威となる存在と苛烈な戦いを繰り広げ、潜り抜けて来た。
そんな彼らの元へ、陸隊の戦闘団。海隊の護衛艦船。航空隊の戦闘機から果ては航空基地までもが、続々と転移合流して来る。
そしてそれを狙い図ったかのように、異世界の各地で不穏な動きが見え始める。
果たして日本国隊は、そして異世界はいかなる道をたどるのか。
未知なる地で、日本国隊と、未知なる力が激突する――
注意事項(1 当お話は第2部となります。ですがここから読み始めても差して支障は無いかと思います、きっと、たぶん、メイビー。
注意事項(2 このお話には、オリジナル及び架空設定を多数含みます。
注意事項(3 部隊単位で続々転移して来る形式の転移物となります。
注意事項(4 主人公を始めとする一部隊員キャラクターが、超常的な行動を取ります。かなりなんでも有りです。
注意事項(5 小説家になろう、カクヨムでも投稿しています。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
四代目 豊臣秀勝
克全
歴史・時代
アルファポリス第5回歴史時代小説大賞参加作です。
読者賞を狙っていますので、アルファポリスで投票とお気に入り登録してくださると助かります。
史実で三木城合戦前後で夭折した木下与一郎が生き延びた。
秀吉の最年長の甥であり、秀長の嫡男・与一郎が生き延びた豊臣家が辿る歴史はどう言うモノになるのか。
小牧長久手で秀吉は勝てるのか?
朝日姫は徳川家康の嫁ぐのか?
朝鮮征伐は行われるのか?
秀頼は生まれるのか。
秀次が後継者に指名され切腹させられるのか?

日本VS異世界国家! ー政府が、自衛隊が、奮闘する。
スライム小説家
SF
令和5年3月6日、日本国は唐突に異世界へ転移してしまった。
地球の常識がなにもかも通用しない魔法と戦争だらけの異世界で日本国は生き延びていけるのか!?
異世界国家サバイバル、ここに爆誕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる