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第11話
真実の過去と夜
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昨日まで家から出て学校に行こうとすると歩道には広瀬の姿があったが今日はいない。大樹は別れてしまった実感が湧いた。
部活をしている際にも広瀬とすれ違うことはあるが言葉は交わさずスルーする。異変に気が付いた神崎が近寄る。
「広瀬さんと何かあった?」
「あぁ。別れたよ。」
「広瀬さんのことあれだけ大切にしてたのに…。でも私はこれで良いと思うんだよね。中途半端な気持ちで付き合うと広瀬さんにも迷惑だし」
「俺、やっぱり広瀬のこと好きだったのかな。別れて気がつくこともあるのかな。今は自分の気持ちが分からないや。」
「今は切り替えよう!来月は修学旅行も控えてるんだしビリビリしてもしょうかないよ」
そう神崎は言って部活に戻った。
部活が終わり、広瀬が帰ろうとしているところに神崎の姿があった。
「広瀬さん、一緒に帰らない?」
そう言って2人で帰ることになった。
「山田と別れてんだって?山田はかなり落ち込んでたけど広瀬さんは大丈夫?」
神崎が気を使う。
「私は大丈夫だよ。これで良かったと思ってる。でもね、気持ちの整理をしてるとやっぱり私は山田君が好きなの。だからもう1回山田君と友達として向き合って付き合えるように頑張ってみようかなと思ってる」
そう言う広瀬に対し神崎がビックリする。
「山田と違って前向きだな…。」
そういう神崎に広瀬は笑顔を向ける。
12月前半、外の気温は3℃。今日から修学旅行だ。旅行先は北海道函館市になった。
函館へ着くと雪が積もっていた。気温は-1℃。九州育ちの大樹にとってはこの時期に雪が降るなどあり得ない光景だ。その景色に興奮した大樹は天見に声をかける。
「天見って函館出身だったよな?雪って好きなのか?」
「何その質問。意味分からない。」
「なんだよ。その反応。それよりも自由行動の時間どこ行くか迷っててさ。何かオススメの場所教えてよ。」
「ラッピ行きな。」
「ラッピ…?」
天見はめんどくさそうな顔で答える。
「ラッキーピエロの略。安くて量が多い学生に優しいハンバーガー屋さんよ。北海道にしかないから食べて行きな。」
「分かった!行ってくる!」
すると天見が声を上げる。
「どこ行くの?方向違うよ。しょうがないな。私が案内してあげるから着いてきて」
そう言うと大樹は喜びながら着いて行った。到着すると大行列だった。
「2軒目行こう。」
天見は慌てて次の場所を案内する。
2人は昼ごはんを食べ終わった。出てきた店の名前は魚べいだった。
「まさか函館まで来て全国チェーン店の回転寿司に行くとは思わなかったわ。」
「しょうがないでしょ。自由行動の時間制限あるしここまで全部のラッピが混んでるとは思わなかったの」
「でもこれはこれで良い思い出だな。ありがとう。」
そう言う大樹に対し天見は満足は出来なかった。
修学旅行が終わりかけていた。
「帰るまでが旅行だからな。あれ?山田はどこに行った?」
先生がそう言うと拓郎君が反応する。
「トイレに行って帰って来ていませーん。」
「電車出るまであと3分ないぞ?間に合わないんじゃないか?天見、お前地元だから探してきてくれ」
そう言われ天見が大樹を探しに行く。
「何してんのよ!間に合わないよ!?」
「マジ?もうそんな時間?急ぐわ」
2人が見える位置まできた頃には電車は前に進んでいた。
「まってーーー!!!」
天見の声は届かず出発してしまった。駅員さんに今日中に宮城へ帰る手段を聞くと先ほどの電車が最終だと言われてしまった。先生へ連絡をしたところ無理して帰って来て事故を起こされることが1番よろしくないので今日はホテルで宿泊して明日帰って来いと言う指示だった。
「携帯貸して。」
天見は大樹に言う。
「なんでだよ。」
「あんたを探すために電車から出て来たからカバンもお金も持って降りてないの。もともと携帯も持ってないし。だからお母さんにお金借りるから携帯貸して。」
「え…?あ、はい。」
一部の発言に疑問を持った大樹であるが天見の圧に対し質問をする隙間を与えてくれなかったので携帯を渡し、電話した。天見が帰って来た。
「借りれそう?」
「…。あのさ。お母さんが今から迎えに来るって。私の家に泊まりなさい。って。」
「え!?でも…。」
「私も言ったわよ。でも私のお母さんは言い出したら止まらないの。だから言うこと聞いて。まずあんたのせいでこんなことなったんだから反論しようもないでしょ。」
ごもっとものことを言われ大樹は黙った。天見の母がやってきた。
「初めまして。涼子の母です。今日は本当に娘がお世話になって申し訳ないです。うちでゆっくり休んでください」
あまりにも下からくる母に対して頭が上がらなかった。家に着くと大樹が寝る部屋を案内された。部屋に埃ひとつなく布団がひかれしっかり準備されていた。そこに天見が来た。
「お母さんが良いところ連れて行くから着いておいでって。」
そう言われ3人で函館山へ連れて来られた。すると天見の母が大樹へ話しかける。
「ここは夜景が有名で全国から人が集まって来るんですよ。あ、そういえば昔、涼子が大樹君に博多駅の夜景を見せてもらって喜んでたよね。」
「ちょっと。お母さん。何言ってんの。だから一緒に来たくなかったんだよ。」
「なに、まだ大樹君に本当のこと言ってないの?ちょうどいい機会じゃん。話しなさい。お母さんは席を外すから。」
そう言って母は2人を残し車へ戻った。
「どういうこと…?」
大樹は目を点にして天見へ尋ねる。
「お母さんの言ってることは事実よ。私は昔あんたと付き合ってた涼子。川上涼子よ。苗字が変わったのは離婚したから。私も当時の記憶は無くてお母さんから聞いた話なんだけど私がトラックに轢かれた時は意識不明の重体だったらしい。そして病院で一度死亡判定受けたの。でも奇跡的に戻ってきて復活した。最初は記憶喪失起こしてて何も分からなかったけどだんだん色々思い出した。もちろん大樹君のことも。もともと出身はこっちだったけど父親の仕事の都合で幼少期から福岡に住んでたの。」
そう説明をされて大樹は気になることがあった。
「正直に聞きたいんだけど。昔はあんなに優しかったのに今はなんでそんなにトゲトゲというか…昔と性格が変わっちゃったの?」
「あのね、私は昔あんたのことが本当に好きだったの。あれが初めての恋。だからいい女の子を演じてたの。頑張ったんだよ。好きだったから。無理してた。でも一度あの事故が起きて大樹君とまた出会った時にはまだしっかりとした記憶もなかったの。ただ、時が経つに連れて色々思い出してきて後に引けなくなったの。でも本当の私は今の私よ。昔の私は偽りの私。もういい?」
そう言って天見は母の待っている車へ戻っていった。涼子と見た3度目の夜景は悲しいものとなった。
その後、学校へ帰るまで大樹と涼子が話すことはなかった。
PS ちょっと息抜き 『11話』
第2章 作中の人物紹介
第5話 広瀬琴音
身長155cm・スリーサイズはB81/W59/H84。血液型はA型。広瀬琴音の「琴音」「ことね」と呼びます。この名前の由来は私が中学生の時にに付き合ってた彼女がもし子供が出来たら名前は「琴音」にしようね。と言うのが名前の由来です。学生の付き合いとはいえ今大人になって考えると恐ろしい話をしてますよね(笑)琴音の性格は非常に面倒見が良く相手思いの性格をしています。好きなものは野菜や努力で嫌いなものはパリピな人です(飯野君みたいな)。それでは画数診断です。「広瀬」は「大吉」、「琴音」も「大吉」で総格は「大吉」です。詳細は「敵は無し、全て人間があなたの虜になってしまう。同性異性にも好かれます!自分の力で成功していたのに、なぜか他の物に邪魔をされて、結局は失敗に終わってしまいます。」後半は神崎と全く同じですね。小説の内容はこの診断結果通りの流れになるのかそれとも…?
部活をしている際にも広瀬とすれ違うことはあるが言葉は交わさずスルーする。異変に気が付いた神崎が近寄る。
「広瀬さんと何かあった?」
「あぁ。別れたよ。」
「広瀬さんのことあれだけ大切にしてたのに…。でも私はこれで良いと思うんだよね。中途半端な気持ちで付き合うと広瀬さんにも迷惑だし」
「俺、やっぱり広瀬のこと好きだったのかな。別れて気がつくこともあるのかな。今は自分の気持ちが分からないや。」
「今は切り替えよう!来月は修学旅行も控えてるんだしビリビリしてもしょうかないよ」
そう神崎は言って部活に戻った。
部活が終わり、広瀬が帰ろうとしているところに神崎の姿があった。
「広瀬さん、一緒に帰らない?」
そう言って2人で帰ることになった。
「山田と別れてんだって?山田はかなり落ち込んでたけど広瀬さんは大丈夫?」
神崎が気を使う。
「私は大丈夫だよ。これで良かったと思ってる。でもね、気持ちの整理をしてるとやっぱり私は山田君が好きなの。だからもう1回山田君と友達として向き合って付き合えるように頑張ってみようかなと思ってる」
そう言う広瀬に対し神崎がビックリする。
「山田と違って前向きだな…。」
そういう神崎に広瀬は笑顔を向ける。
12月前半、外の気温は3℃。今日から修学旅行だ。旅行先は北海道函館市になった。
函館へ着くと雪が積もっていた。気温は-1℃。九州育ちの大樹にとってはこの時期に雪が降るなどあり得ない光景だ。その景色に興奮した大樹は天見に声をかける。
「天見って函館出身だったよな?雪って好きなのか?」
「何その質問。意味分からない。」
「なんだよ。その反応。それよりも自由行動の時間どこ行くか迷っててさ。何かオススメの場所教えてよ。」
「ラッピ行きな。」
「ラッピ…?」
天見はめんどくさそうな顔で答える。
「ラッキーピエロの略。安くて量が多い学生に優しいハンバーガー屋さんよ。北海道にしかないから食べて行きな。」
「分かった!行ってくる!」
すると天見が声を上げる。
「どこ行くの?方向違うよ。しょうがないな。私が案内してあげるから着いてきて」
そう言うと大樹は喜びながら着いて行った。到着すると大行列だった。
「2軒目行こう。」
天見は慌てて次の場所を案内する。
2人は昼ごはんを食べ終わった。出てきた店の名前は魚べいだった。
「まさか函館まで来て全国チェーン店の回転寿司に行くとは思わなかったわ。」
「しょうがないでしょ。自由行動の時間制限あるしここまで全部のラッピが混んでるとは思わなかったの」
「でもこれはこれで良い思い出だな。ありがとう。」
そう言う大樹に対し天見は満足は出来なかった。
修学旅行が終わりかけていた。
「帰るまでが旅行だからな。あれ?山田はどこに行った?」
先生がそう言うと拓郎君が反応する。
「トイレに行って帰って来ていませーん。」
「電車出るまであと3分ないぞ?間に合わないんじゃないか?天見、お前地元だから探してきてくれ」
そう言われ天見が大樹を探しに行く。
「何してんのよ!間に合わないよ!?」
「マジ?もうそんな時間?急ぐわ」
2人が見える位置まできた頃には電車は前に進んでいた。
「まってーーー!!!」
天見の声は届かず出発してしまった。駅員さんに今日中に宮城へ帰る手段を聞くと先ほどの電車が最終だと言われてしまった。先生へ連絡をしたところ無理して帰って来て事故を起こされることが1番よろしくないので今日はホテルで宿泊して明日帰って来いと言う指示だった。
「携帯貸して。」
天見は大樹に言う。
「なんでだよ。」
「あんたを探すために電車から出て来たからカバンもお金も持って降りてないの。もともと携帯も持ってないし。だからお母さんにお金借りるから携帯貸して。」
「え…?あ、はい。」
一部の発言に疑問を持った大樹であるが天見の圧に対し質問をする隙間を与えてくれなかったので携帯を渡し、電話した。天見が帰って来た。
「借りれそう?」
「…。あのさ。お母さんが今から迎えに来るって。私の家に泊まりなさい。って。」
「え!?でも…。」
「私も言ったわよ。でも私のお母さんは言い出したら止まらないの。だから言うこと聞いて。まずあんたのせいでこんなことなったんだから反論しようもないでしょ。」
ごもっとものことを言われ大樹は黙った。天見の母がやってきた。
「初めまして。涼子の母です。今日は本当に娘がお世話になって申し訳ないです。うちでゆっくり休んでください」
あまりにも下からくる母に対して頭が上がらなかった。家に着くと大樹が寝る部屋を案内された。部屋に埃ひとつなく布団がひかれしっかり準備されていた。そこに天見が来た。
「お母さんが良いところ連れて行くから着いておいでって。」
そう言われ3人で函館山へ連れて来られた。すると天見の母が大樹へ話しかける。
「ここは夜景が有名で全国から人が集まって来るんですよ。あ、そういえば昔、涼子が大樹君に博多駅の夜景を見せてもらって喜んでたよね。」
「ちょっと。お母さん。何言ってんの。だから一緒に来たくなかったんだよ。」
「なに、まだ大樹君に本当のこと言ってないの?ちょうどいい機会じゃん。話しなさい。お母さんは席を外すから。」
そう言って母は2人を残し車へ戻った。
「どういうこと…?」
大樹は目を点にして天見へ尋ねる。
「お母さんの言ってることは事実よ。私は昔あんたと付き合ってた涼子。川上涼子よ。苗字が変わったのは離婚したから。私も当時の記憶は無くてお母さんから聞いた話なんだけど私がトラックに轢かれた時は意識不明の重体だったらしい。そして病院で一度死亡判定受けたの。でも奇跡的に戻ってきて復活した。最初は記憶喪失起こしてて何も分からなかったけどだんだん色々思い出した。もちろん大樹君のことも。もともと出身はこっちだったけど父親の仕事の都合で幼少期から福岡に住んでたの。」
そう説明をされて大樹は気になることがあった。
「正直に聞きたいんだけど。昔はあんなに優しかったのに今はなんでそんなにトゲトゲというか…昔と性格が変わっちゃったの?」
「あのね、私は昔あんたのことが本当に好きだったの。あれが初めての恋。だからいい女の子を演じてたの。頑張ったんだよ。好きだったから。無理してた。でも一度あの事故が起きて大樹君とまた出会った時にはまだしっかりとした記憶もなかったの。ただ、時が経つに連れて色々思い出してきて後に引けなくなったの。でも本当の私は今の私よ。昔の私は偽りの私。もういい?」
そう言って天見は母の待っている車へ戻っていった。涼子と見た3度目の夜景は悲しいものとなった。
その後、学校へ帰るまで大樹と涼子が話すことはなかった。
PS ちょっと息抜き 『11話』
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