出来損ないと呼ばれた俺たちですが

「貴方には何の才能もないのよ」

幼い頃から家族に自分のを否定され続けてきた俺は交通事故に遭い、最後に世の中の優しさを知りこの世を去る。

しかし目を開けるとそこは天国でも地獄でもない白い空間。そして「神」を名乗る少年。

「ある人を救って欲しいんだ」

転生の条件はある人を救うこと。期限は無期限。
一見簡単そうに見えたこの条件だが実際は違った。

「この落ちこぼれが」

生家に見合わぬ「魔無し」の身体、「ノア・アベリア」

「王家の恥、いや、爆薬だな」

救うのは「化け物」と罵られる皇子、「エルド・フィリア」

何の因果か、2人の意志は通じ合い最高の相棒となるのだった。


「俺がお前を王にしてやる。だからお前は俺に応えてくれ!」



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