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side ダニエル
第七話
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昨年、マリアが結婚した。そしてすぐに子どもにも恵まれたそうだ。
夫になった人は優しくまじめな人で、しっかりと生花店を切り盛りしているようだ。
マリアが幸せになって、俺も両親も安心した。
そして仕事にも慣れて余裕ができた俺は、イヴとの時間を楽しんでいる。
今日はイヴと観劇デートだ!
「お待たせしました、イヴ。行きましょうか」
「はい、ダニエル様。」
!!
イヴがあのブローチを付けてくれている!よく似合ってる!可愛い!
「そのブローチ、付けてきてくれたんだね。よく似合っている。可愛いよ。」
「!!ありがとうございます。せっかくのデートですから・・・」
照れてる!可愛いなぁ!!今すぐ結婚してしまいたい!
来年、イヴが卒業したらその3ヶ月後に結婚式を挙げる予定だ。
イヴが俺のお嫁さんになるまで、あと1年と少し。待ち遠しいな。
○○○
結婚式の準備も始めた。お互いの母親が中心となって準備を進めている。
今はドレスのデザインを練っているところだ。
イヴのドレス姿、綺麗だろうなぁ。見せびらかしたい気持ちと独り占めしたい気持ちが戦っている。
いや、独り占めは許されないだろうな。伯爵もエリクも楽しみにしているから。仕方が無い。
結婚式のあと、何日くらい休みが取れるかな・・・
学院を卒業してから、王宮の文官として働きながら王太子殿下の側近の一人となった。
王太子殿下の執務が多忙なため俺も忙しく働いている。
急な案件が入ることもあるからなぁ。
本当は1週間くらい二人でゆっくり過ごしたいんだが・・・。
そして結婚したら、かつて両親が新婚の頃に住んでいた別宅にイヴと住むことになっている。
そのため、別宅の改装工事も行っている。二人きりの新婚生活が楽しみだ。
早く二人のこどもがほしいけれど、こどもができたら侯爵位を譲り受けて本宅へ引っ越すことになる。
何年か二人きりでゆっくり過ごすのもいいかもしれないなぁ。
イヴとのデートや結婚式の準備をしながら、二人の幸せな未来を妄想して忙しくても心穏やかに過ごす日々。
そんな風に、のんきに過ごしていたある日。
またしても事件が起こるのであった・・・
夫になった人は優しくまじめな人で、しっかりと生花店を切り盛りしているようだ。
マリアが幸せになって、俺も両親も安心した。
そして仕事にも慣れて余裕ができた俺は、イヴとの時間を楽しんでいる。
今日はイヴと観劇デートだ!
「お待たせしました、イヴ。行きましょうか」
「はい、ダニエル様。」
!!
イヴがあのブローチを付けてくれている!よく似合ってる!可愛い!
「そのブローチ、付けてきてくれたんだね。よく似合っている。可愛いよ。」
「!!ありがとうございます。せっかくのデートですから・・・」
照れてる!可愛いなぁ!!今すぐ結婚してしまいたい!
来年、イヴが卒業したらその3ヶ月後に結婚式を挙げる予定だ。
イヴが俺のお嫁さんになるまで、あと1年と少し。待ち遠しいな。
○○○
結婚式の準備も始めた。お互いの母親が中心となって準備を進めている。
今はドレスのデザインを練っているところだ。
イヴのドレス姿、綺麗だろうなぁ。見せびらかしたい気持ちと独り占めしたい気持ちが戦っている。
いや、独り占めは許されないだろうな。伯爵もエリクも楽しみにしているから。仕方が無い。
結婚式のあと、何日くらい休みが取れるかな・・・
学院を卒業してから、王宮の文官として働きながら王太子殿下の側近の一人となった。
王太子殿下の執務が多忙なため俺も忙しく働いている。
急な案件が入ることもあるからなぁ。
本当は1週間くらい二人でゆっくり過ごしたいんだが・・・。
そして結婚したら、かつて両親が新婚の頃に住んでいた別宅にイヴと住むことになっている。
そのため、別宅の改装工事も行っている。二人きりの新婚生活が楽しみだ。
早く二人のこどもがほしいけれど、こどもができたら侯爵位を譲り受けて本宅へ引っ越すことになる。
何年か二人きりでゆっくり過ごすのもいいかもしれないなぁ。
イヴとのデートや結婚式の準備をしながら、二人の幸せな未来を妄想して忙しくても心穏やかに過ごす日々。
そんな風に、のんきに過ごしていたある日。
またしても事件が起こるのであった・・・
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