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8.アレイシside~エナメル~☆☆☆

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いつの間にか、窓から見える満月が赤くなっている。
吉凶どちらか謎だが──さんざん嫌味を言っていたマイハは急用で去った。

言い足りなかったのか、去り際まで、ぶつぶつ呟いていた。

しかし、問題ない。
人の名前を覚えるのは苦手ながら、聞き流しは得意だ。

まぁ何より、僕はエナメルと二人っきりになった。

「ふうっ、邪魔者はいなくなったな」

やっと、ホッと一息つけた。
これ以上、僕の情けない姿をエナメルに見せるのは気が引けていた。

彼女は僕の幼馴染みでもあるし、遠縁ながらを有していて役に立つ。
もう何度も世話になっている。
それに、心優しく真面目なのだ。いらぬ心配はかけたくない。

「⋯⋯殿下⋯⋯」

そんな彼女が、従順な上目遣いでモノ欲しそうに呟く。

「⋯⋯エナメル」

ゴクリと生唾を飲み込むほどに艶っぽい。
マイハにお預けをくらい、膨張しきった肉棒が爆発しそうだ。
豊かな乳房と可憐な桃色の乳首に、また自然と吸い込まれるように手が伸びた。

「あっ、あぁ、だめっ、んぁあん」

エナメルは恥ずかしそうに悶えた。愛らしく敏感な反応にそそられる。
彼女の白肌の細やかさ、乳肉のモチモチ感はマシュマロだ。
甘い香りに酔い、尖り出した乳首を撫でる。

「おっぱいも乳首も最高だよ」

「んぁ、先っぽ、ひゃあぁ、あ⋯⋯アレイシ殿下っ」

乳首を摘むと吐息が切なげで、鼻にかかった声を漏らす。
その艶っぽい声に、僕はこめかみの脈が打つのを感じた。

「レロロ、チュパッ、チュウゥ」

「うぅんっ、舌、あ、やはあぁっ」

先端を舌先で舐めた。ますます硬くなっていく。揉みながら乳輪ごとしゃぶり、転がし吸い上げる。
夢中で吸うたびに乳房がトクンと跳ねた。

「あっ、んっ、はぁっ、はぁ、あうぅ」

柔らかで、揉むとすり付き弾け、手に余るほどの乳房を捏ね捏ね。
乳首をポチッなと押す。 

「ムチュ、キャム、ジュパパッ」

「はぁんっ、んあ、ひゃうっ、おっぱい食べちゃ、やあぁっ」

乳首を甘噛みすると仰け反って震えている。切なげに喘ぎ、髪を激しく揺する。
マイハに媚薬を飲まされ、発情している身体の疼きを止められないのだろう。

「エナメルっ」

「もう、ん、擦っちゃう⋯⋯っっ、ふぁ、当たってる⋯⋯」

湿った吐息をこぼし、エナメルは手で肉棒を擦る。
恥丘に黒々と茂る恥毛にも当て、ねだるように秘められた場所へと誘う。

彼女が握ったまま、僕はお返しとばかりに腰を前後に動かして、ズニュズニュと肉棒で割れ目を刺激する。

「もっと、君を気持ちよくしてあげる」

「んはぁああっ⋯⋯ひゃぅんっんんっ!」

花のように少し開いた割れ目から蜜液が溢れ、内ももまで濡れて光沢を放つ。

亀頭が触れると、小陰唇の内側の桃色の媚肉が震えた。
さらに溢れてくる蜜液を纏った膣穴、コリコリしてきた陰核にもたっぷり触れた。
彼女の身体がプルプル震えている。

「あんっ、あっ、ん、あんんんんあん、ひゃっ、きゃふぅ」

割れ目をなぞり、柔らかな小陰唇が超敏感な亀頭に絡みつく。ニュルリと膣内に呑み込まれる。
さらに粘膜は熱くて柔らかい。

「うう、エナメル気持ちいいよ」

僕の言葉に、エナメルはビクンッと体を揺らして、涙に濡れた瞳や、ピンク色の唇を震わせた。
白い首すじを舐め上げ、僕は彼女と唇を重ねる。ぷるっとした弾力を堪能し、吐息に酔いしれる。

「んぷぁ、んむ⋯⋯んあむぅっ⋯⋯えぇっ」

唇を吸い、隙間から舌を指し込む。柔らかな舌をとらえ、熱く絡ませる。彼女も舌を回転させ、触れ合わせてきた。甘い唾液に包まれ気持ちがいい。

「僕を好きかい?」

「はい、ぁん⋯⋯殿下、はぁ、はぁ」

苦しげに眉根を寄せるエナメルの顔も艶っぽいし、彼女の身体が力の抜けた儚げな姿に欲情する。
甘えた子犬のような愛らしい声を漏らすのもいい。

「うっ、くぅんうっ、あふぅ」

右手で乳房を弄り、左手で脇腹を撫でる。彼女の息が荒くなり身体を揺すった。

「やっ、くすぐったい、あんん、あっ、頭、おかしく、なりそうっ⋯⋯あんっ、あ、あぁんっ」

熱い吐息をついて内ももが小刻みに震え、突くごとに締まる肉襞。蜜壺が強烈に収縮し奥からトロリと女蜜が溢れてくる。

「エナメル⋯⋯」

「あうっ、ちゅちゅぷ、んむっ、激し、あふっうひゃむ、んぷむっ」

栗色の長い髪を掻き上げ、優しく頰を撫でる。それだけでもエナメルの身体が火照りを増す。
顔を寄せ彼女と唇を重ね、むしゃぶり吸う。
ふわふわな唇が甘くて気持ちいい。

「んふぅぅ⋯⋯れ、あぁ、はうぅぅ、熱いいっ、熱いのっ」

膣襞に肉棒を擦りつけると、エナメルは顔を真っ赤に染めて左右に振る。

「ああっ、殿下ぁあっ、あふぅ、んあっ、おかしくなっちゃう⋯⋯ひゃっ、あ、ああっ」

短い呼吸に反応するように、ぬめった膣襞が肉棒に絡みついてくる。
膣内の温もりと心地いい感触、密着して亀頭が奥に当たる。

「吸いついてくるよ」

「あっ、あぁっ、ん、弾けちゃう、硬い、きゃふ、あうっ、あっ、はっ、あぁ」

エナメルは瞳を潤ませて、唇が半開きで喘ぎ、僕の動きに合わせ腰をくねらせた。
ぴちゅぴちゅと淫らな音が響く。、彼女は甲高い悲鳴とともに絶頂を迎えそう。

「はうぁっ、もう、だめ⋯⋯殿下、膣内なかに⋯⋯お願い⋯⋯しますぅっ」

「ああ、たっぷり射精すぞ」

切なそうに懇願する彼女に応え、激しく突き上げると身体が淫らに悶えた。狂おしいほどの肉欲に包まれ、膣内でもキュンキュンと締めつけられる。

「ひゃうぅ、あっ、すごいっ、の⋯⋯ああっ、熱いいいっ、いいっ、あっああああぁぁぁっ」

いっそう強烈に腰を動かし、膣洞を擦り突くと、エナメルは弓なりに反り返った。
僕は彼女の腰を持ち、最奥にドュピュドピュと放つ。

膣内で激しく肉棒が脈打って、長い射精が大量の精液を出し続け子宮口に注いだ。
彼女の乳房が揺れ、お尻もビクビク痙攣していた。

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