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えあー様ボイスドラマ企画【One Year One Love】
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【登場人物】
竹井 玲 (タケイ レイ) ♂ 常に前向きな青年。困っている人がいたら見過ごせない性格で、いつも周りに笑顔と元気を振りまいている。 人の悪口や陰口は一切言わないため、周りからは仏と呼ばれているが、その裏では、なんでもやってくれるパシリと言われている。 しかしその性格上、自分でなんでも抱え込んでしまう。 あがり症のため、人の前に出て話したりするのは苦手。裏方に徹して下から支えたい人。
藤崎 雫 (フジサキ シズク)♀ 生きることになんの興味もなく、できることなら早くて死にたいとまで思っている。 冷めた性格のため、友達もほとんどおらず、(というか作ろうともしておらず)普段から一匹狼。 事故に遭う1週間前に唯一の支えであった母親を亡くし、生きる意味を見いだせないでいる。 犬にだけ心を開けるという可愛い人間性も持ち合わせている。
須賀 元晴 (スガ モトハル)♂ いかにも頭が良さそうなメガネくん。(実際は普通) 人間観察が趣味で、人の心を理解するのが上手い。たまに天然が交じることも。要するにバカ。 感情を表に出すのが恥ずかしく、大体強がる。 思ったことを正直に言いすぎるところがあり、あまり人からの印象が良くない。(本人は悪気なし)将来の夢は雑誌の記者になり、世の中の現実を国民に知ってもらうこと。
野島 凛 (ノジマ リン) ♀ 今までずっと遊び呆けてきた不良娘。 喧嘩っ早く、誰であろうと反抗する。 学校でもいくつかの問題を起こしており、停学処分を食らったこともある。 正義感が強く、弱い人間は放っておけないが、行動が荒っぽいため、すぐに悪者扱いされる。 自分では他人に好かれようと思ってやっている訳では無いため、全く気にしていない。 おばけが大の苦手。
【配役表】
竹井 玲 (タケイ レイ) ♂:
藤崎 雫 (フジサキ シズク)♀:
須賀 元晴 (スガ モトハル)♂:
野島 凛 (ノジマ リン) ♀:
注釈
『』はト書き
開幕は、雫の一人演技多めです。
【以下本編です。】
雫N:目が覚めるとそこは病室だった。
さっきまで自分がどこにいて何をしていたのか、何も覚えていない。
周りを見渡すと、そこには同じようにベッドの上で眠りにつく3人の男女がいた。
ふと頭上を見上げると、そこには・・・
制限時間 1年の文字が・・・
雫N:【One Year One Love】
ー夢の中ー
『病院のベッドの上で目を覚ます1人の主人公』
雫:ここは・・・
雫N:とりあえず私は状況確認の為に、当たりを見渡した。
雫:他にまだ誰かいるみたい・・・でも、まだ眠っている・・・?
雫N:私は冷静になって物事を考えたが、自分がさっきまで何をしていて、どこに居たかも覚えていない。
雫:藤崎雫私の・・・名前?『病室のベッドのネームプレートを見ながら』
元晴:ふぅーん・・・お前、雫っていうんだ。『雫のベッドのネームプレートを見ながら』
雫:あなた・・・誰?
元晴:須賀 元晴・・・お前も同じ病室か、どこか悪いのか?
雫:わからない・・・
凛:元晴、やっぱり天然で馬鹿ね。ここは精神病棟よ。
玲:ここは精神病棟で、何かしら病気もってる奴らばかりだろ?
凛:雫は、過去の記憶が、ないんだ・・・。何か少しでも覚えてる事はないの?
雫:そうだねぇ・・・私は、犬が大好きだった・・・それだけよ。
元晴:それ病気と関係ねぇだろ?
玲:それより、まずは・・・『ナンバーロックが付いた、手枷と足枷を見た』
これ、何とかしない?
元晴:本当それな、これナンバーロック式みたいだけど、番号のヒントとかそこら辺にねぇのか?
雫:ヒントなんてあるわけないでしょ?このゲームのマスターは、私たちをここから出す気なんてないんだから。
でも、私の記憶が確かなら・・・右隣の人の名前を数字に並び替えて・・・
玲:雫ちゃん・・・だっけ?君何でわかんの・・・?
雫:今朝夢に見たのよ・・・確信がないけど入れてみてくれない?
凛:えーっと・・・私が1番左だから、玲君の名前を入れたらいいのね。フルネームは・・・
玲:竹井玲だ。
凛:たけいれい・・・番号にすると、14242ね!
雫N:そう言いながら、凛はナンバーを打ち込んでいく。
凛:あ、外れたね!
玲:俺は、隣が須賀くんだから・・・315513だな。『カチカチとナンバーを打ち込みながら』
よし、外れた!
雫N:次々にナンバーを打ち込み、遂に私1人になった。
凛:雫さんのは、何番なのかな・・・隣は、いないし・・・
元晴:残った1人の、名前じゃねぇか?
雫:1番左の野島さんね。
雫N:私はそう言いながらナンバーロックを外した、すると机の上にあった宝箱から、一通の手紙が出てきた。
玲:雫・・・読み上げてくれないか?
雫:ええ、もちろんそのつもり。じゃあ・・・読むね。
今この手紙を見ている諸君、諸君達には今からゲームをしてもらう。
君たちのベッドにある時計は1年を指していると思う。
今から1年間でどれだけ有意義な時間を過ごせるか、と言うものだ。
有意義な時間を過ごせたやつは、2人まで解放される。
解放直後は記憶がないと思うが、解放されたやつらは時間経過とともに、記憶も戻る。
解放されなかったやつらは、ずっとこのままこの世界で永久に過ごしてもらう。
なお、時計の1年の横の数字は、精神汚染度だ。
100%になれば・・・もちろん、ゲームオーバーだ。
ゲームオーバーは、現実世界での死を意味する。
気を付けるが良い・・・だってさ。
玲:現実世界での死・・・?冗談じゃねぇ!
凛:有意義な時間を過ごしたらいいんでしょ?じゃあ、動けるようになったんだから、なにかしようよ!時間は有限だよ?
元晴:有意義に使う・・・つってもよー・・・
凛:ほら、例えばイケメンの玲と雫が付き合うとかさ!
雫:え?なんで・・・私・・・?
元晴:楽しそうだな、俺はそれを見て楽しむとするかな。
雫N:私は玲と楽しい時間を過ごした。早半年がすぎた頃・・・凛が何かを皆に提案した。
凛:ねぇ、みんなで海に行こうよ!あと半年しかないんだしさ、このまま楽しい事を続けていれば、精神汚染度10%以下の雫と玲君はさ・・・きっと現実世界に帰れる・・・と思うからさ。
玲:は?・・・凛は?
凛:私は今から楽しいことをしても、精神汚染度が高すぎて・・・間に合わないから・・・。
雫:元晴・・・くんは?
元晴:俺はわかんねぇな・・・途中から見えねぇんだよな・・・。
雫:そんな・・・。
凛:だから・・・ね?2人だけでもさ。
玲:凛・・・お前・・・。
凛:私は、いいのいいの!さぁ、いこ?
雫N:そして、私たちは海についた。それから日が暮れるまで、沢山の思い出を作った。
玲:もう夕方だな?
元晴:そーいや、凛は何処に行ったんだ?
雫:みないね・・・
玲:手分けして、探してみよう。
凛:みんな・・・ごめんね。・・・っきゃああああああ!!
玲:!!
雫:凛・・・ちゃん?
元晴:・・・
雫N:その時遠くで、凛ちゃんの叫び声と大きな水しぶきを聞いた。
雫:今の声って・・・凛ちゃんだよね。
玲:あぁ・・・。
雫:凛ちゃん・・・まさか、最初からそうするつもりだったのかな。
元晴:昨日の時点で、あいつの精神汚染度は、80%だ。最初からこれをするつもりだったんだろう・・・
玲:あの高さの崖からじゃもう・・・
雫:凛ちゃん・・・ごめんね。
玲:雫・・・辛いなら俺が支えてやるから。
雫:うん。
玲N:俺たちはそのまま病院に帰り、自分のベッドの精神汚染度の数値を見た。
元晴:俺はやっぱり数字が消えてる
雫:私は0%
玲:俺も0%・・・凛の言ってた通りだな。
雫:凛ちゃんは・・・100%
元晴:精神汚染度が高すぎて、間に合わないと言っていたからな。
雫:凛・・・ちゃん。
玲:雫・・・感傷にふけるのは、やめよう。今0%のお前は、明日現実に帰れるんだから。
雫:玲は?
玲:たぶん・・・大丈夫だ。
元晴:・・・
玲N:それから1年がたったある朝、俺と雫は現実世界に帰ることが出来た。
元晴は、あのまま、あの世界に取り残された事だろう……
そして、その夜、眠りについた俺は・・・目が覚めることがなかった。
ー現実世界ー
玲:はっ・・・夢!?
雫:はぁ・・・はぁ・・・夢だ
雫N:それから後で、知ったこと。元晴くんは夢から覚めずに、ずっと病院にいるらしい。凛ちゃんは、死亡。原因は不明だった。
飛んだ悪夢を見たようだ。
君もいつ同じような目にあうかわからない・・・もしそうなったら・・・あなたならどうしますか?
END
追記
Special thanks:えあ~様
竹井 玲 (タケイ レイ) ♂ 常に前向きな青年。困っている人がいたら見過ごせない性格で、いつも周りに笑顔と元気を振りまいている。 人の悪口や陰口は一切言わないため、周りからは仏と呼ばれているが、その裏では、なんでもやってくれるパシリと言われている。 しかしその性格上、自分でなんでも抱え込んでしまう。 あがり症のため、人の前に出て話したりするのは苦手。裏方に徹して下から支えたい人。
藤崎 雫 (フジサキ シズク)♀ 生きることになんの興味もなく、できることなら早くて死にたいとまで思っている。 冷めた性格のため、友達もほとんどおらず、(というか作ろうともしておらず)普段から一匹狼。 事故に遭う1週間前に唯一の支えであった母親を亡くし、生きる意味を見いだせないでいる。 犬にだけ心を開けるという可愛い人間性も持ち合わせている。
須賀 元晴 (スガ モトハル)♂ いかにも頭が良さそうなメガネくん。(実際は普通) 人間観察が趣味で、人の心を理解するのが上手い。たまに天然が交じることも。要するにバカ。 感情を表に出すのが恥ずかしく、大体強がる。 思ったことを正直に言いすぎるところがあり、あまり人からの印象が良くない。(本人は悪気なし)将来の夢は雑誌の記者になり、世の中の現実を国民に知ってもらうこと。
野島 凛 (ノジマ リン) ♀ 今までずっと遊び呆けてきた不良娘。 喧嘩っ早く、誰であろうと反抗する。 学校でもいくつかの問題を起こしており、停学処分を食らったこともある。 正義感が強く、弱い人間は放っておけないが、行動が荒っぽいため、すぐに悪者扱いされる。 自分では他人に好かれようと思ってやっている訳では無いため、全く気にしていない。 おばけが大の苦手。
【配役表】
竹井 玲 (タケイ レイ) ♂:
藤崎 雫 (フジサキ シズク)♀:
須賀 元晴 (スガ モトハル)♂:
野島 凛 (ノジマ リン) ♀:
注釈
『』はト書き
開幕は、雫の一人演技多めです。
【以下本編です。】
雫N:目が覚めるとそこは病室だった。
さっきまで自分がどこにいて何をしていたのか、何も覚えていない。
周りを見渡すと、そこには同じようにベッドの上で眠りにつく3人の男女がいた。
ふと頭上を見上げると、そこには・・・
制限時間 1年の文字が・・・
雫N:【One Year One Love】
ー夢の中ー
『病院のベッドの上で目を覚ます1人の主人公』
雫:ここは・・・
雫N:とりあえず私は状況確認の為に、当たりを見渡した。
雫:他にまだ誰かいるみたい・・・でも、まだ眠っている・・・?
雫N:私は冷静になって物事を考えたが、自分がさっきまで何をしていて、どこに居たかも覚えていない。
雫:藤崎雫私の・・・名前?『病室のベッドのネームプレートを見ながら』
元晴:ふぅーん・・・お前、雫っていうんだ。『雫のベッドのネームプレートを見ながら』
雫:あなた・・・誰?
元晴:須賀 元晴・・・お前も同じ病室か、どこか悪いのか?
雫:わからない・・・
凛:元晴、やっぱり天然で馬鹿ね。ここは精神病棟よ。
玲:ここは精神病棟で、何かしら病気もってる奴らばかりだろ?
凛:雫は、過去の記憶が、ないんだ・・・。何か少しでも覚えてる事はないの?
雫:そうだねぇ・・・私は、犬が大好きだった・・・それだけよ。
元晴:それ病気と関係ねぇだろ?
玲:それより、まずは・・・『ナンバーロックが付いた、手枷と足枷を見た』
これ、何とかしない?
元晴:本当それな、これナンバーロック式みたいだけど、番号のヒントとかそこら辺にねぇのか?
雫:ヒントなんてあるわけないでしょ?このゲームのマスターは、私たちをここから出す気なんてないんだから。
でも、私の記憶が確かなら・・・右隣の人の名前を数字に並び替えて・・・
玲:雫ちゃん・・・だっけ?君何でわかんの・・・?
雫:今朝夢に見たのよ・・・確信がないけど入れてみてくれない?
凛:えーっと・・・私が1番左だから、玲君の名前を入れたらいいのね。フルネームは・・・
玲:竹井玲だ。
凛:たけいれい・・・番号にすると、14242ね!
雫N:そう言いながら、凛はナンバーを打ち込んでいく。
凛:あ、外れたね!
玲:俺は、隣が須賀くんだから・・・315513だな。『カチカチとナンバーを打ち込みながら』
よし、外れた!
雫N:次々にナンバーを打ち込み、遂に私1人になった。
凛:雫さんのは、何番なのかな・・・隣は、いないし・・・
元晴:残った1人の、名前じゃねぇか?
雫:1番左の野島さんね。
雫N:私はそう言いながらナンバーロックを外した、すると机の上にあった宝箱から、一通の手紙が出てきた。
玲:雫・・・読み上げてくれないか?
雫:ええ、もちろんそのつもり。じゃあ・・・読むね。
今この手紙を見ている諸君、諸君達には今からゲームをしてもらう。
君たちのベッドにある時計は1年を指していると思う。
今から1年間でどれだけ有意義な時間を過ごせるか、と言うものだ。
有意義な時間を過ごせたやつは、2人まで解放される。
解放直後は記憶がないと思うが、解放されたやつらは時間経過とともに、記憶も戻る。
解放されなかったやつらは、ずっとこのままこの世界で永久に過ごしてもらう。
なお、時計の1年の横の数字は、精神汚染度だ。
100%になれば・・・もちろん、ゲームオーバーだ。
ゲームオーバーは、現実世界での死を意味する。
気を付けるが良い・・・だってさ。
玲:現実世界での死・・・?冗談じゃねぇ!
凛:有意義な時間を過ごしたらいいんでしょ?じゃあ、動けるようになったんだから、なにかしようよ!時間は有限だよ?
元晴:有意義に使う・・・つってもよー・・・
凛:ほら、例えばイケメンの玲と雫が付き合うとかさ!
雫:え?なんで・・・私・・・?
元晴:楽しそうだな、俺はそれを見て楽しむとするかな。
雫N:私は玲と楽しい時間を過ごした。早半年がすぎた頃・・・凛が何かを皆に提案した。
凛:ねぇ、みんなで海に行こうよ!あと半年しかないんだしさ、このまま楽しい事を続けていれば、精神汚染度10%以下の雫と玲君はさ・・・きっと現実世界に帰れる・・・と思うからさ。
玲:は?・・・凛は?
凛:私は今から楽しいことをしても、精神汚染度が高すぎて・・・間に合わないから・・・。
雫:元晴・・・くんは?
元晴:俺はわかんねぇな・・・途中から見えねぇんだよな・・・。
雫:そんな・・・。
凛:だから・・・ね?2人だけでもさ。
玲:凛・・・お前・・・。
凛:私は、いいのいいの!さぁ、いこ?
雫N:そして、私たちは海についた。それから日が暮れるまで、沢山の思い出を作った。
玲:もう夕方だな?
元晴:そーいや、凛は何処に行ったんだ?
雫:みないね・・・
玲:手分けして、探してみよう。
凛:みんな・・・ごめんね。・・・っきゃああああああ!!
玲:!!
雫:凛・・・ちゃん?
元晴:・・・
雫N:その時遠くで、凛ちゃんの叫び声と大きな水しぶきを聞いた。
雫:今の声って・・・凛ちゃんだよね。
玲:あぁ・・・。
雫:凛ちゃん・・・まさか、最初からそうするつもりだったのかな。
元晴:昨日の時点で、あいつの精神汚染度は、80%だ。最初からこれをするつもりだったんだろう・・・
玲:あの高さの崖からじゃもう・・・
雫:凛ちゃん・・・ごめんね。
玲:雫・・・辛いなら俺が支えてやるから。
雫:うん。
玲N:俺たちはそのまま病院に帰り、自分のベッドの精神汚染度の数値を見た。
元晴:俺はやっぱり数字が消えてる
雫:私は0%
玲:俺も0%・・・凛の言ってた通りだな。
雫:凛ちゃんは・・・100%
元晴:精神汚染度が高すぎて、間に合わないと言っていたからな。
雫:凛・・・ちゃん。
玲:雫・・・感傷にふけるのは、やめよう。今0%のお前は、明日現実に帰れるんだから。
雫:玲は?
玲:たぶん・・・大丈夫だ。
元晴:・・・
玲N:それから1年がたったある朝、俺と雫は現実世界に帰ることが出来た。
元晴は、あのまま、あの世界に取り残された事だろう……
そして、その夜、眠りについた俺は・・・目が覚めることがなかった。
ー現実世界ー
玲:はっ・・・夢!?
雫:はぁ・・・はぁ・・・夢だ
雫N:それから後で、知ったこと。元晴くんは夢から覚めずに、ずっと病院にいるらしい。凛ちゃんは、死亡。原因は不明だった。
飛んだ悪夢を見たようだ。
君もいつ同じような目にあうかわからない・・・もしそうなったら・・・あなたならどうしますか?
END
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Special thanks:えあ~様
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