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I'll be by your side until you get there eternity.
◇ 18 ◇
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ノアの施設内に設置されている鍛錬場――板張りの殺風景なそこに、複数の荒い呼吸音が響く。
わずかに合わさる、瞬哉と蓮の視線。蓮の鋭い視線は、身体の中心がチリチリと焼けるかのような小さな痛みを瞬哉へと与えてくる。
「っ、は!」
瞬哉の気合いとともに繰り出される拳を蓮は軽々と受け止めるものの、寸分の隙ができた。無防備になったその脇腹に瞬哉の回し蹴りが入る。
先に手合わせをしたいと志願した蓮に瞬哉が応えて始まった模擬戦だったが、つい二週間前に能力を暴走させ倒れたとは思えぬほど、瞬哉の身体は好調そのものだった。これも未来とボンドを交わし元来の能力が底上げされたためなのか、はたまた単純に瞬哉の鍛錬に対する意気込みの強さがもたらした結果なのかはわからない。だが、瞬哉はこれまでの状態から格段に向上した自分の動きに確かな自信を得てにやりと口元を引き上げた。もちろん本気で命の取り合いをするわけではないため、お互いに力の加減をしながら対峙しているが。
「っく!」
瞬哉の蹴りを腹部に受け、蓮の身体が後方へ飛ばされる。それでも、蓮のセンチネル特有の鋭い感覚は、瞬時に体勢を立て直すことを可能にしていた。反動を利用して前方に飛び上がり、瞬哉から距離を取る。蓮の動きを追うように跳躍した瞬哉のつま先が蓮の顔に向かった。それを察知してか、蓮は仰け反り、背中をしならせた。両腕で床を叩き、そのまま後方回転をして体勢を立て直す。その流れで勢いをつけて身体を捻り、全体重を右の拳に乗せて瞬哉のこめかみを狙って突き出した。
「……!」
瞬哉もとっさに右腕で頭部をガードするが、受けきれなかった衝撃が骨を伝い、腕に痛みを与える。痺れるような感覚に唇の端を歪めながらも、瞬哉は笑みを消し去らない。
「っ、この……」
蓮も半ば戯れるように攻撃しているとは言え、一般的な人間であれば骨折していてもおかしくはない威力と力強さだった。そのまま拳を振り抜いた体勢の蓮に、瞬哉が身を低くして突進する。突っ込んでくる瞬哉に対して、蓮も身体を反転させる要領で腕を引き、爪先でその顎を蹴り上げようとした。
「お、ら!」
瞬哉はその攻撃を左腕で防御し、体勢を低くして蓮の身体にタックルする。勢いづいた瞬哉に渾身の体当たりを喰らい、蓮の身体が背中から床に叩きつけられた。
「く……っ」
かろうじて受け身を取った蓮が、その反動を使って距離を取るべく後方へ飛び退こうとしたところで、瞬哉はその首筋に手刀を落とした。
「……ッ、たぁ……!」
「俺の勝ちだな」
痛みに顔を歪めた蓮の腕をひねり、瞬哉は床に押さえつけながら笑った。組み伏せる瞬哉の下から、蓮が鋭い眼光で睨み付けてくる。
「シュン、てめ……手加減くれぇしろよ!」
呼吸の合間に言葉を返す蓮の声には疲労が色濃く滲んでいる。センチネル同士の手合わせとはいえ、一度始めたからにはお互い全力を尽くす。もちろん生身で殴り合うことはリスクも大きいが、瞬哉も蓮もあまりその辺りには頓着しなかった。
「模擬戦で手加減してどーすんだ。実戦だったらお前やられてたぞ」
呆れたように眉間に皴を寄せながらも瞬哉は蓮を解放し、向き合って座り込んだ。一連の動作を見る限り、両者ともに良い動きをしている。蓮と瞬哉が対戦している様子を見ていた龍騎は頷き、未来は感嘆のため息を漏らした。
センチネルである瞬哉や蓮は視力や聴覚から、相手の動きを読むことができるため、体術を得意としていた。特に瞬哉は瞬発力や反射神経などに長けている。対して未来は体術は不得手で、もともと運動神経も良くなかったために俊敏な二人の動きの動きを目で追うことしかできずにいた。
「おーい、お二人さん。瞬哉は午後の任務にも体力使うんだろ? その辺にしときな」
鍛錬上の隅に置かれたベンチに座り込んだ未来の隣に並ぶ龍騎が、苦笑いを浮かべながら声をかける。その言葉に瞬哉と蓮は手を止めて模擬戦の終了に応じた。
「お前らだけ復帰できてずりぃわ。俺らだって今日から屋外任務解禁だったっつーのに」
瞬哉と手合わせをしたせいか、それとも単なる負け惜しみか、蓮が拗ねたように唇を突き出して言い募った。蓮にしてみれば、瞬哉・未来と同様にジル兄弟に顔を見られた直後はノアの敷地内での任務しか許されず、ようやく屋外任務の復帰許可が下りたばかりである。ようやく前線に戻れると思いきや、今日の羽田空港でのSP任務から外されたことが心底不服だったらしく、鍛錬場で鉢合わせした蓮は「手合わせしろ」と瞬哉に噛みついてきたのだ。
「レン、落ち着けって。護衛対象は女性ファンが多い歌手だから、センリとハルカペアを一般人に紛れ込ませた方がいいんじゃないかって話だったらしいぞ」
「ケッ」
宥めるように言って聞かせる龍騎の言葉を受け、蓮はつまらなそうに明後日の方向に視線を向けた。そんな蓮に苦笑しつつ、瞬哉は未来のほうへ視線を向ける。
午後の任務は警視庁から直々に護衛の依頼が来ている。世界的にも有名なシンガーソングライターのための身辺警護だが、今年で三度目の来日となる彼女は、日本公演中に熱烈なファンから移動中に付きまとわれるなどのトラブルが多発している。幸い命に関わる怪我には至らなかったものの、犯人もすぐに取り押さえられたこともあって彼女が直接的に危険に晒されることは免れている。一度目と二度目の来日で空港や公演会場には必ず一名以上のガードマンが随行していたのだが、今回はなるべく身辺警護を秘匿しておきたいという意向から、ノアにも依頼が入ったのだという。
空港内にて一般人に擬態し護衛の目を光らせることはもちろんだが、問題はその先だ。警護対象となる彼女を国内外問わず悪意ある人間から守るためには、怪しい人物をその場で取り押さえなければならない状況も考えられる。万が一の際は彼女を避難させるために奔走する捜査官たちのカバーに入ることもあるだろう。場合によっては乱闘戦も予想される。それゆえに体術が得意な瞬哉の能力が求められ、午後からの屋外任務に抜擢されたのだ。
「わーってるよ」
少しだけ焦れたような響きがある蓮の声に、龍騎は不本意そうに顔を顰めながら小さくため息を吐いた。
「とりあえず、お前は明日以降の任務に備えて訓練してろ」
「……はいはい」
蓮も龍騎の言葉には逆らわず、素直に頷きを返す。その様子に瞬哉は笑みを覗かせて、自分より高い位置にある蓮の腕を小突いた。
「帰ってきたらまた勝負しようぜ」
その笑みのまま告げられた瞬哉の誘い文句に、蓮は視線だけをそちらへ向ける。そして小さく息を吐き出すと、にやりと笑った。
「上等だ……言っとくけど、今度こそ手加減なんて要らねぇからな!」
「おう」
嬉しそうに笑みを濃くして、瞬哉も力強く頷いてみせる。その直後に瞬哉は未来のほうへと視線を向けた。その柔らかな表情を見て、未来もまた微笑みを浮かべる。
「ま、シュンも久しぶりの任務だからな。ミクもしっかりサポートしてやれよ」
「はい、もちろん」
龍騎の言葉に、未来はしっかりと頷いた。今回の任務は未来にとってこれまで経験のない護衛関連の任務だが、瞬哉ならきっと上手くやってくれるはずだ、という安心感があった。なにしろ自分が知る限り、彼があの夜から能力のコントロールに困っているところを見たことがない。自分は自分にできることを精一杯しようと決意して、未来は胸の前できゅっと拳を握った。
わずかに合わさる、瞬哉と蓮の視線。蓮の鋭い視線は、身体の中心がチリチリと焼けるかのような小さな痛みを瞬哉へと与えてくる。
「っ、は!」
瞬哉の気合いとともに繰り出される拳を蓮は軽々と受け止めるものの、寸分の隙ができた。無防備になったその脇腹に瞬哉の回し蹴りが入る。
先に手合わせをしたいと志願した蓮に瞬哉が応えて始まった模擬戦だったが、つい二週間前に能力を暴走させ倒れたとは思えぬほど、瞬哉の身体は好調そのものだった。これも未来とボンドを交わし元来の能力が底上げされたためなのか、はたまた単純に瞬哉の鍛錬に対する意気込みの強さがもたらした結果なのかはわからない。だが、瞬哉はこれまでの状態から格段に向上した自分の動きに確かな自信を得てにやりと口元を引き上げた。もちろん本気で命の取り合いをするわけではないため、お互いに力の加減をしながら対峙しているが。
「っく!」
瞬哉の蹴りを腹部に受け、蓮の身体が後方へ飛ばされる。それでも、蓮のセンチネル特有の鋭い感覚は、瞬時に体勢を立て直すことを可能にしていた。反動を利用して前方に飛び上がり、瞬哉から距離を取る。蓮の動きを追うように跳躍した瞬哉のつま先が蓮の顔に向かった。それを察知してか、蓮は仰け反り、背中をしならせた。両腕で床を叩き、そのまま後方回転をして体勢を立て直す。その流れで勢いをつけて身体を捻り、全体重を右の拳に乗せて瞬哉のこめかみを狙って突き出した。
「……!」
瞬哉もとっさに右腕で頭部をガードするが、受けきれなかった衝撃が骨を伝い、腕に痛みを与える。痺れるような感覚に唇の端を歪めながらも、瞬哉は笑みを消し去らない。
「っ、この……」
蓮も半ば戯れるように攻撃しているとは言え、一般的な人間であれば骨折していてもおかしくはない威力と力強さだった。そのまま拳を振り抜いた体勢の蓮に、瞬哉が身を低くして突進する。突っ込んでくる瞬哉に対して、蓮も身体を反転させる要領で腕を引き、爪先でその顎を蹴り上げようとした。
「お、ら!」
瞬哉はその攻撃を左腕で防御し、体勢を低くして蓮の身体にタックルする。勢いづいた瞬哉に渾身の体当たりを喰らい、蓮の身体が背中から床に叩きつけられた。
「く……っ」
かろうじて受け身を取った蓮が、その反動を使って距離を取るべく後方へ飛び退こうとしたところで、瞬哉はその首筋に手刀を落とした。
「……ッ、たぁ……!」
「俺の勝ちだな」
痛みに顔を歪めた蓮の腕をひねり、瞬哉は床に押さえつけながら笑った。組み伏せる瞬哉の下から、蓮が鋭い眼光で睨み付けてくる。
「シュン、てめ……手加減くれぇしろよ!」
呼吸の合間に言葉を返す蓮の声には疲労が色濃く滲んでいる。センチネル同士の手合わせとはいえ、一度始めたからにはお互い全力を尽くす。もちろん生身で殴り合うことはリスクも大きいが、瞬哉も蓮もあまりその辺りには頓着しなかった。
「模擬戦で手加減してどーすんだ。実戦だったらお前やられてたぞ」
呆れたように眉間に皴を寄せながらも瞬哉は蓮を解放し、向き合って座り込んだ。一連の動作を見る限り、両者ともに良い動きをしている。蓮と瞬哉が対戦している様子を見ていた龍騎は頷き、未来は感嘆のため息を漏らした。
センチネルである瞬哉や蓮は視力や聴覚から、相手の動きを読むことができるため、体術を得意としていた。特に瞬哉は瞬発力や反射神経などに長けている。対して未来は体術は不得手で、もともと運動神経も良くなかったために俊敏な二人の動きの動きを目で追うことしかできずにいた。
「おーい、お二人さん。瞬哉は午後の任務にも体力使うんだろ? その辺にしときな」
鍛錬上の隅に置かれたベンチに座り込んだ未来の隣に並ぶ龍騎が、苦笑いを浮かべながら声をかける。その言葉に瞬哉と蓮は手を止めて模擬戦の終了に応じた。
「お前らだけ復帰できてずりぃわ。俺らだって今日から屋外任務解禁だったっつーのに」
瞬哉と手合わせをしたせいか、それとも単なる負け惜しみか、蓮が拗ねたように唇を突き出して言い募った。蓮にしてみれば、瞬哉・未来と同様にジル兄弟に顔を見られた直後はノアの敷地内での任務しか許されず、ようやく屋外任務の復帰許可が下りたばかりである。ようやく前線に戻れると思いきや、今日の羽田空港でのSP任務から外されたことが心底不服だったらしく、鍛錬場で鉢合わせした蓮は「手合わせしろ」と瞬哉に噛みついてきたのだ。
「レン、落ち着けって。護衛対象は女性ファンが多い歌手だから、センリとハルカペアを一般人に紛れ込ませた方がいいんじゃないかって話だったらしいぞ」
「ケッ」
宥めるように言って聞かせる龍騎の言葉を受け、蓮はつまらなそうに明後日の方向に視線を向けた。そんな蓮に苦笑しつつ、瞬哉は未来のほうへ視線を向ける。
午後の任務は警視庁から直々に護衛の依頼が来ている。世界的にも有名なシンガーソングライターのための身辺警護だが、今年で三度目の来日となる彼女は、日本公演中に熱烈なファンから移動中に付きまとわれるなどのトラブルが多発している。幸い命に関わる怪我には至らなかったものの、犯人もすぐに取り押さえられたこともあって彼女が直接的に危険に晒されることは免れている。一度目と二度目の来日で空港や公演会場には必ず一名以上のガードマンが随行していたのだが、今回はなるべく身辺警護を秘匿しておきたいという意向から、ノアにも依頼が入ったのだという。
空港内にて一般人に擬態し護衛の目を光らせることはもちろんだが、問題はその先だ。警護対象となる彼女を国内外問わず悪意ある人間から守るためには、怪しい人物をその場で取り押さえなければならない状況も考えられる。万が一の際は彼女を避難させるために奔走する捜査官たちのカバーに入ることもあるだろう。場合によっては乱闘戦も予想される。それゆえに体術が得意な瞬哉の能力が求められ、午後からの屋外任務に抜擢されたのだ。
「わーってるよ」
少しだけ焦れたような響きがある蓮の声に、龍騎は不本意そうに顔を顰めながら小さくため息を吐いた。
「とりあえず、お前は明日以降の任務に備えて訓練してろ」
「……はいはい」
蓮も龍騎の言葉には逆らわず、素直に頷きを返す。その様子に瞬哉は笑みを覗かせて、自分より高い位置にある蓮の腕を小突いた。
「帰ってきたらまた勝負しようぜ」
その笑みのまま告げられた瞬哉の誘い文句に、蓮は視線だけをそちらへ向ける。そして小さく息を吐き出すと、にやりと笑った。
「上等だ……言っとくけど、今度こそ手加減なんて要らねぇからな!」
「おう」
嬉しそうに笑みを濃くして、瞬哉も力強く頷いてみせる。その直後に瞬哉は未来のほうへと視線を向けた。その柔らかな表情を見て、未来もまた微笑みを浮かべる。
「ま、シュンも久しぶりの任務だからな。ミクもしっかりサポートしてやれよ」
「はい、もちろん」
龍騎の言葉に、未来はしっかりと頷いた。今回の任務は未来にとってこれまで経験のない護衛関連の任務だが、瞬哉ならきっと上手くやってくれるはずだ、という安心感があった。なにしろ自分が知る限り、彼があの夜から能力のコントロールに困っているところを見たことがない。自分は自分にできることを精一杯しようと決意して、未来は胸の前できゅっと拳を握った。
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