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I'll be by your side until you get there eternity.
◇ 16 ◇
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ふと、目が覚めた。微睡みの中から意識が浮上した瞬哉はぱちりと目を開く。そのままぼんやりと天井のシーリングライトを見上げた。
視界の端に映るカーテンからうっすらと明かりが差し込んでいる。ベッドサイドに置いた時計に目をやると、日の出の時間の少し前だった。自分が倒れた半月前のこの時間にはすでに地平線から太陽がはっきりと顔を出していたのに、と、わずかな感慨を込め、瞬哉は小さくため息を吐き出した。
気がつかぬうちに季節は流れていく。ノアに依頼される任務をこなしている間にも確実に秋になり、加速度を増して本格的な冬が来る。
こうして――あの夜に都内から姿を消した、ジル兄弟の足取りすら掴めぬままに。
「……くそが……」
誰に聞かせるでもない言葉を落とした瞬哉は寝転んだままガシガシと頭を掻き、そして。
『これは、ノアの上層部でも私と他の数名しか知らないことだ――――』
自らが意識を取り戻した翌日に本部長から聞かされた、衝撃的な事実を思い返した。
***
統制本部に集められたのはあの任務に就いていた龍騎・蓮コンビ、瞬哉・未来コンビの4名。沼の底に深く深く沈殿するような重い空気が室内に張りつめている。未来は無意識のうちに唇を噛み締め、身体の前で両手を握りしめた。
「これは……ノアの情報部が掴んでいた話だ。私はこれまで眉唾だと思っていたのだが、昨日のミクの報告が図らずも裏付けとなった」
「……」
部屋の中央に置かれた横幅の広い重厚なデスクの持ち主はノアの全てを統括する本部長――倉持だ。グレイヘアをオールバックに整えた彼は渋い表情で椅子に座ったまま腕を組んだ。
ノアの基幹組織にあたる情報部。未覚醒者の発見や、覚醒した者を保護するため、能力者に結び付きそうな情報を収集する役割を持つ。能力者は日本国内全土におり、能力を覚醒させた人間はもれなくノアに所属することになっているからだ。瞬哉や未来のように思春期にプレゼニングする者もいれば、蓮のように成人してからプレゼニングする者もいる。そのため調査対象者は日本国内に戸籍を持つ人間すべてだ。ゆえに、警察や行政と連携した調査を行う権限を持っている。
情報部が掴む情報はその調査方法の性質上、ほぼ正確な情報だ。だからこそ、この情報はノアの幹部数名にしか開示していない。裏付けが取れていない以上、能力者へみだりに周知してよい情報ではないと倉持は判断したからだ。
ほぞを噛むような心情を表に出さぬよう、倉持はゆっくりと息を吐きだして目の前の4人を見回した。
「レイタントを探し回り、能力を覚醒させそうな人間、あるいはプレゼニングしたてのガイドを仲間に引き入れている組織がある。この話を聞いた時、そんな馬鹿なと我々は考えた。君たちもわかっているだろうが、センチネル、もしくはガイドが能力を覚醒させた場合、その者は国家が管轄する組織に所属する。これは日本だけでなく、全世界における絶対的なルールだ。それを破る人間がいるとはにわかには信じられなかった」
まるで雲をも掴むような話だ。世界中で脈々と守られてきた暗黙の不文律を、定められた秩序を意図的に乱そうとする人物が現れるとは。性善説のみでは人間社会が成り立たないということは幾度となく繰り返してきた歴史が証明しているが、それでも長い間乱されることが無かった基軸をこうも簡単に崩されてしまった事実を目の当たりにし、倉持は憤懣やるかたない想いを抱いていた。
「その組織の中心にいるのが、恐らく君たちが前回の任務で接触した『ジル』と『その弟』だ。このふたりはガイド能力を持っていた。そして――ガイドである未来を連れ去ろうとした。『未遂』ではあるが、目をつけられたことは確かだ」
「つまり……ジル兄弟は、ガイド能力を持つ者のみを集めて回っている……と?」
ギシ、と椅子が軋む。倉持は組んでいた腕を解いて机に肘をつき、強ばった表情のまま小さく言葉を落とした未来を見つめた。そして緩やかに彼女の隣に立つ瞬哉に視線を移す。瞠目し呆けたように自分を見つめている彼の表情に、あの場に立ち会ったこのふたりは全てを告げずとも言わんとすることを察したのだと把捉した。これらの事実は、能力者にとっては一般人以上に動揺せざるを得ない事実であるということに、倉持はひどく苦々しい感情を覚える。それでも努めて平静を保ちつつ彼は苦しさを逃がすようにため息を吐き出した。
「その通りだ」
「いったい……なんの、ために」
センチネル能力を覚醒させて5年余りの蓮が上ずった声色で倉持に問うた。瞬哉は目の前で繰り広げられる会話を血の気が引く思いで聞いていた。口の中が、ひどく苦い。
ガイドがいなければセンチネルは生きていけない。センチネルが持つ鋭い五感をガイドが制御しているからこそ、センチネルは狂人とならず常人として生を謳歌できる。センチネルにとって、ガイドはなくてはならない存在だ。
そして――ガイドはセンチネルよりも人口が少ない。故にセンチネルを制御できるガイドの需要は平常時でも高い。そうしたガイドという存在をノアから奪取している組織があるということは、センチネル能力を持つ人間にとっては衝撃的な事実で、……未来と契約を結んだ瞬哉にとっても、受け入れがたい現実だった。
「わからん。そこまでの情報が掴めていない。彼らの目的も、彼らがなにを成し遂げたいのかも」
だからこそ倉持のところで情報を留めていたのだ。それが瞬哉がゾーニングを引き起こすほどの事態を呼びこむとは想定もしていなかった。倉持は己の判断を悔いながらも神妙な面持ちで4人を再度見回した。
「ともかく、君たち4人はジル兄弟に顔を覚えられたはずだ。今回の任務を持ち込んだ朝比奈刑事にジル兄弟の素性を調べさせているが、その調査結果が出るまでは屋外での任務を禁ずる。受付所には前回の任務の影響を考慮した措置と申し送りをしておく。日常生活でも外出する際は単独行動は厳禁、細心の注意を払うこと。それから――ジル兄弟、そして彼らが率いる組織のことについては詳細がわかるまで他言無用だ」
「……わかりました」
未来は依然、強ばった声で返答した。箝口令が敷かれるのも当然だ。『ノアに属さないガイド』であるジル兄弟と直接相対した自分たちですら信じがたい事実を、詳細がわからないままに能力者たちに広めてしまっては混乱を招くだけだ。未来はぼわんとした意識の奥で、身体の前で冷たくなるまで握った拳をふたたび強く握りこむことしかできなかった。
***
窓辺の明かりに手を伸ばし、瞬哉は手のひらを翳した。ぼんやりとした朝日が、広げた指の間から差し込んでゆく。
「……ガイドを集める」
ノアがそれらの答えを見つけられないままに2週間が過ぎた。昨日ノア本部に来訪した朝比奈からもたらされた調査結果によると、ジル兄弟は一卵性双生児で現在30歳。兄であるジルが三藤裕介、弟が康介。彼らは瞬哉と同い年らしい。そして、日本の最西端に位置する離島の生まれだということだった。彼らの生家がある学区の中学を卒業したのちに地元を出た痕跡があるそうだが、その後は高校や大学に進学した形跡もどこかの企業に就職した来歴も見当たらないらしい。
「~~~、わっかんねぇ」
そもそも瞬哉は武闘派だ。頭脳を使うのは得意ではない。高校1年で能力を覚醒させた直後にノアに所属したあとは体術の訓練に明け暮れた。訓練施設では一般教養や高校レベルの一般的な授業も受けたし、希望すれば高卒認定を取得することも可能だったが、自分は体術のほうが圧倒的に好きだった。
ジル兄弟の素性が割れたため、今日から屋外での任務が解禁される。一刻も早く屋外の任務に復帰して、彼らの足取りを掴む手がかりにしたい。悶々とする思考を一旦放棄し、寝そべらせていた身体を腹筋を使って起こした。
瞬哉の胸の奥で、とくん、とくんと自ら以外の心音が響く。己のガイドである未来の――愛おしい女性の、鼓動。そっと己の胸元に手のひらを当てる。
自分は、彼女を失うわけにはいかないのだ。契約を結んだパートナーだからというだけでなく、心から惹かれ、生涯ともにありたいと願ったひと。
だからこそ――――なんとしてでも、ジル兄弟の思惑を突き止めなければ。
未来が奪取されることを、阻止しなければ。
彼女だけでなく、その他のガイドたちもこの手で守ってやりたい。
その決意を新たに、瞬哉は自室の扉を開いた。
視界の端に映るカーテンからうっすらと明かりが差し込んでいる。ベッドサイドに置いた時計に目をやると、日の出の時間の少し前だった。自分が倒れた半月前のこの時間にはすでに地平線から太陽がはっきりと顔を出していたのに、と、わずかな感慨を込め、瞬哉は小さくため息を吐き出した。
気がつかぬうちに季節は流れていく。ノアに依頼される任務をこなしている間にも確実に秋になり、加速度を増して本格的な冬が来る。
こうして――あの夜に都内から姿を消した、ジル兄弟の足取りすら掴めぬままに。
「……くそが……」
誰に聞かせるでもない言葉を落とした瞬哉は寝転んだままガシガシと頭を掻き、そして。
『これは、ノアの上層部でも私と他の数名しか知らないことだ――――』
自らが意識を取り戻した翌日に本部長から聞かされた、衝撃的な事実を思い返した。
***
統制本部に集められたのはあの任務に就いていた龍騎・蓮コンビ、瞬哉・未来コンビの4名。沼の底に深く深く沈殿するような重い空気が室内に張りつめている。未来は無意識のうちに唇を噛み締め、身体の前で両手を握りしめた。
「これは……ノアの情報部が掴んでいた話だ。私はこれまで眉唾だと思っていたのだが、昨日のミクの報告が図らずも裏付けとなった」
「……」
部屋の中央に置かれた横幅の広い重厚なデスクの持ち主はノアの全てを統括する本部長――倉持だ。グレイヘアをオールバックに整えた彼は渋い表情で椅子に座ったまま腕を組んだ。
ノアの基幹組織にあたる情報部。未覚醒者の発見や、覚醒した者を保護するため、能力者に結び付きそうな情報を収集する役割を持つ。能力者は日本国内全土におり、能力を覚醒させた人間はもれなくノアに所属することになっているからだ。瞬哉や未来のように思春期にプレゼニングする者もいれば、蓮のように成人してからプレゼニングする者もいる。そのため調査対象者は日本国内に戸籍を持つ人間すべてだ。ゆえに、警察や行政と連携した調査を行う権限を持っている。
情報部が掴む情報はその調査方法の性質上、ほぼ正確な情報だ。だからこそ、この情報はノアの幹部数名にしか開示していない。裏付けが取れていない以上、能力者へみだりに周知してよい情報ではないと倉持は判断したからだ。
ほぞを噛むような心情を表に出さぬよう、倉持はゆっくりと息を吐きだして目の前の4人を見回した。
「レイタントを探し回り、能力を覚醒させそうな人間、あるいはプレゼニングしたてのガイドを仲間に引き入れている組織がある。この話を聞いた時、そんな馬鹿なと我々は考えた。君たちもわかっているだろうが、センチネル、もしくはガイドが能力を覚醒させた場合、その者は国家が管轄する組織に所属する。これは日本だけでなく、全世界における絶対的なルールだ。それを破る人間がいるとはにわかには信じられなかった」
まるで雲をも掴むような話だ。世界中で脈々と守られてきた暗黙の不文律を、定められた秩序を意図的に乱そうとする人物が現れるとは。性善説のみでは人間社会が成り立たないということは幾度となく繰り返してきた歴史が証明しているが、それでも長い間乱されることが無かった基軸をこうも簡単に崩されてしまった事実を目の当たりにし、倉持は憤懣やるかたない想いを抱いていた。
「その組織の中心にいるのが、恐らく君たちが前回の任務で接触した『ジル』と『その弟』だ。このふたりはガイド能力を持っていた。そして――ガイドである未来を連れ去ろうとした。『未遂』ではあるが、目をつけられたことは確かだ」
「つまり……ジル兄弟は、ガイド能力を持つ者のみを集めて回っている……と?」
ギシ、と椅子が軋む。倉持は組んでいた腕を解いて机に肘をつき、強ばった表情のまま小さく言葉を落とした未来を見つめた。そして緩やかに彼女の隣に立つ瞬哉に視線を移す。瞠目し呆けたように自分を見つめている彼の表情に、あの場に立ち会ったこのふたりは全てを告げずとも言わんとすることを察したのだと把捉した。これらの事実は、能力者にとっては一般人以上に動揺せざるを得ない事実であるということに、倉持はひどく苦々しい感情を覚える。それでも努めて平静を保ちつつ彼は苦しさを逃がすようにため息を吐き出した。
「その通りだ」
「いったい……なんの、ために」
センチネル能力を覚醒させて5年余りの蓮が上ずった声色で倉持に問うた。瞬哉は目の前で繰り広げられる会話を血の気が引く思いで聞いていた。口の中が、ひどく苦い。
ガイドがいなければセンチネルは生きていけない。センチネルが持つ鋭い五感をガイドが制御しているからこそ、センチネルは狂人とならず常人として生を謳歌できる。センチネルにとって、ガイドはなくてはならない存在だ。
そして――ガイドはセンチネルよりも人口が少ない。故にセンチネルを制御できるガイドの需要は平常時でも高い。そうしたガイドという存在をノアから奪取している組織があるということは、センチネル能力を持つ人間にとっては衝撃的な事実で、……未来と契約を結んだ瞬哉にとっても、受け入れがたい現実だった。
「わからん。そこまでの情報が掴めていない。彼らの目的も、彼らがなにを成し遂げたいのかも」
だからこそ倉持のところで情報を留めていたのだ。それが瞬哉がゾーニングを引き起こすほどの事態を呼びこむとは想定もしていなかった。倉持は己の判断を悔いながらも神妙な面持ちで4人を再度見回した。
「ともかく、君たち4人はジル兄弟に顔を覚えられたはずだ。今回の任務を持ち込んだ朝比奈刑事にジル兄弟の素性を調べさせているが、その調査結果が出るまでは屋外での任務を禁ずる。受付所には前回の任務の影響を考慮した措置と申し送りをしておく。日常生活でも外出する際は単独行動は厳禁、細心の注意を払うこと。それから――ジル兄弟、そして彼らが率いる組織のことについては詳細がわかるまで他言無用だ」
「……わかりました」
未来は依然、強ばった声で返答した。箝口令が敷かれるのも当然だ。『ノアに属さないガイド』であるジル兄弟と直接相対した自分たちですら信じがたい事実を、詳細がわからないままに能力者たちに広めてしまっては混乱を招くだけだ。未来はぼわんとした意識の奥で、身体の前で冷たくなるまで握った拳をふたたび強く握りこむことしかできなかった。
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窓辺の明かりに手を伸ばし、瞬哉は手のひらを翳した。ぼんやりとした朝日が、広げた指の間から差し込んでゆく。
「……ガイドを集める」
ノアがそれらの答えを見つけられないままに2週間が過ぎた。昨日ノア本部に来訪した朝比奈からもたらされた調査結果によると、ジル兄弟は一卵性双生児で現在30歳。兄であるジルが三藤裕介、弟が康介。彼らは瞬哉と同い年らしい。そして、日本の最西端に位置する離島の生まれだということだった。彼らの生家がある学区の中学を卒業したのちに地元を出た痕跡があるそうだが、その後は高校や大学に進学した形跡もどこかの企業に就職した来歴も見当たらないらしい。
「~~~、わっかんねぇ」
そもそも瞬哉は武闘派だ。頭脳を使うのは得意ではない。高校1年で能力を覚醒させた直後にノアに所属したあとは体術の訓練に明け暮れた。訓練施設では一般教養や高校レベルの一般的な授業も受けたし、希望すれば高卒認定を取得することも可能だったが、自分は体術のほうが圧倒的に好きだった。
ジル兄弟の素性が割れたため、今日から屋外での任務が解禁される。一刻も早く屋外の任務に復帰して、彼らの足取りを掴む手がかりにしたい。悶々とする思考を一旦放棄し、寝そべらせていた身体を腹筋を使って起こした。
瞬哉の胸の奥で、とくん、とくんと自ら以外の心音が響く。己のガイドである未来の――愛おしい女性の、鼓動。そっと己の胸元に手のひらを当てる。
自分は、彼女を失うわけにはいかないのだ。契約を結んだパートナーだからというだけでなく、心から惹かれ、生涯ともにありたいと願ったひと。
だからこそ――――なんとしてでも、ジル兄弟の思惑を突き止めなければ。
未来が奪取されることを、阻止しなければ。
彼女だけでなく、その他のガイドたちもこの手で守ってやりたい。
その決意を新たに、瞬哉は自室の扉を開いた。
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