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番外編/Honey Honey Moon.
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左に見えている大きな川が、助手席の窓越しでも聞こえるほどのざぁざぁとした大きな水音を立てている。窓を開けると、硫黄の香りとともに初夏のそよ風が頬を撫でていった。
青々とした木々が頭上を覆う山道を登っていくにつれて道路わきに咲き誇る鮮やかな紫陽花が私たちの目を喜ばせる。温泉を中心とした観光地であるこの街の中で、紫陽花の名所が多いのがこのエリアらしいということは智から聞いていたので期待していたけれど、私の想像以上だった。石段の灰色と、色とりどりの紫陽花のコントラストに思わずほぅとため息を落とす。
左右の歩道に人が増え始め、徐々に賑わいを増していく。開けた景色の先に立ち並ぶ、異国情緒漂う建物。レトロな雰囲気が漂う風情ある温泉街の景色に見惚れていると、智がことさら嬉しそうな声を上げた。
「知香が行きたいって言ってた美術館の開館時間ぴったりだな。道中、混んでねぇでよかった」
運転席に視線を向けると、ハンドルを握る智の左手の薬指に宿るプラチナの光が視界に映り込んだ。昨日宿ったばかりの真新しい光はなんとも言えない面映ゆい感情を私の胸の奥へ連れてくる。思わず私も膝の上に置いた自分の左手の薬指をそっと撫でた。
「今日から平日だから、人も少なそうだしのんびりできるね」
「あぁそれもそうか。平日に休みなんざ何年振りだ? 曜日感覚狂っちまいそうだ」
「ふふ、そうだね。智、ずっと働きづめだったもんねぇ」
窓の外を飛んでいく深い緑色。道端を浴衣でそぞろ歩きをする人々の姿。非日常の景色に胸が躍る。
ここは関東から近場の観光地として有名な場所で、都心からも日帰りで来ることもできる。けれど私たちは今回、新婚旅行を目的として来訪しているので、必然的に泊まり。結婚休暇は来週の日曜日までの一週間。そのうちの五日間はこの街でゆっくり羽を伸ばす予定にしていた。金曜日まで宿泊して土日は自宅に戻り、昨日挙げた結婚式の祝電やそのほかの荷物を片付けることにしている。
(池野さん……じゃなかった。もう……『片桐さん』、なんだっけ)
旧姓・池野加奈子さんが三井退社した際に智はその後任として昇進し、三井商社の主事業を取りまとめ普段から忙しくしている。土日も自宅でパソコン作業をしていることも多いし、平日に休みだなんて取っていた記憶がない。昨年、大雨に打たれて風邪を引いた時だって、私が止めたって無理やり出社していったくらいなのだから。
「あの美術館で加奈子さんたちにお祝い買おうかなと思ってるんだけど、どう思う? さっきホームページチェックしたら、切子グラスとかいろいろ売ってるって書いてあったし、近くに郵便局もあるから国際発送も済ませられそうだし」
「そうすっか」
運転中の智は前を見据えたまま、ゆっくりと頷いた。左へのウインカーが上げられ、車の速度が落ちていく。
(片桐さん、……元気、なんだろうか)
脳裏に浮かぶのは死の淵を彷徨うように儚く微笑む片桐さんの姿。私の記憶の中では、その姿が最後なのだ。智は入院中に面会できたけれど、その後は片桐さんご本人の希望で面会謝絶だったので、私は会うことすら叶わず彼はタンザニアに飛び立った。
智からプロポーズされた時に、指輪の準備に奔走してくれた片桐さんに直接お礼がいいたくて智から電話したい旨のショートメールを送ってもらったけれど、片桐さんの答えはNO。
私は彼に――助けてくれてありがとう、も、酷いことばかり言って傷つけてごめんなさい、も。なにひとつ伝えられていないままだ。
(結婚祝いを贈る時に……メッセージカード、入れよう。一方的かもしれないけど、やっぱりきちんと……これまでのことを謝りたいし、お礼もしたいし)
昨晩、結婚式後に届いた加奈子さんからの祝電で、彼らの近況を知った。あの二人がタンザニアで事業を興していて、普段から行動をともにしているらしいことは智からのプロポーズの際に知らされていたけれど、まさか――まさか。
「本当に……まさか、だよね」
「ん?」
ハザードを点滅させた智がギアをリバースに入れ、きょとんとした表情を浮かべている。その表情がなんともおかしくて、私は小さく笑って肩を竦めた。
「加奈子さんと片桐さんが結婚するなんて、思ってなかった。っていうか、すごい組み合わせだもん」
智はあの二人と『商売』をしたことがあるからそうでもないのかもしれないけれど、いつも飄々として掴みどころのない雰囲気の片桐さんと、どこまでもペガサスで、智から伝え聞くに『自由奔放』を体現したような加奈子さんが一緒にいる姿が、私はまったく想像ができない。半年前の私の誕生日――プロポーズされた日に彼らの行方を知らされてからも、どこか現実味がなく思えていた。
「……まぁ、確かにそうだな。俺もちょっと……信じられねぇでいるが」
「だよねぇ」
加奈子さんの部下でもあり、複合的な要因から片桐さんと折り合いが悪かった智もそう感じていたらしい。車が車輪止めに当たる感覚にシートベルトに手をかける。
「ただな。一晩考えて、なるほどなと思った部分はあったぞ」
「……どういうこと?」
私の問いに、智がシートベルトを外しながらにっと口の端をつり上げた。
「タンザナイトの商売の時に俺が加奈子さんと喋ってっと、電話変わった片桐が不機嫌になってたのはそういうことか……ってな」
考えもしていなかった言葉に思考が固まった。
加奈子さんと智が会話していて――その場面をみた片桐さんが。
あの、何を考えているのかわからない片桐さんが。
あれだけ……自分の本心を他人に読ませなかった片桐さん、が?
行きついた答えは私の中の片桐さんの印象と全く結びかないものだった。けれど目の前の智の心底愉し気な表情からするに、この答えは寸分違わない、正しい答えのような気がする。
「……え、えぇ? そ、れって」
「正解。そこに気付いたらなんか面白くってな。あとな、ちょうど一年前の片桐の不可解な行動のことでずっと疑問だった謎が解けたっつう部分もある。あいつは俺とほぼ近い思考回路してっから、たぶんこれは当たってる。マスターに答え合わせするまでもねぇ」
「へ?」
片桐さんのことで――ずっと疑問だったこと。マスターと、答え合わせ。
一体、何の事だろう。心当たりすら思い浮かばず目を瞬かせて智を問いただそうとするものの、車のキーを抜き去っていく智から「それはとりあえず今はいいだろ」と一蹴されてしまう。
けむに巻かれた。そう感じるとなんだか納得できず、私が口の先を尖らせて言い募ろうとした瞬間。
「知香さん? 今日は僕の誕生日ですよ? これ以上僕以外のオトコの話してると……ね?」
「っ!」
声のトーンと、口調がくるりと変わる。眼前では穏やかに、やわらかに微笑む智がいた。けれど目は全く笑っていなくて、むしろ何かの炎が灯ったように私をまっすぐに見据えている。
元々から嫉妬深く、独占欲だって強い人なのだ。昨日の結婚式では結婚式のスタッフさんにすら嫉妬していたのだから、彼の誕生日である今日という日にこれ以上片桐さんの話はしてはいけない。昨晩だって久しぶりだからと所有痕をこれでもかと残された。
これ以上この話題を引き伸ばせば、今夜あたり、お仕置きと称して普段よりもねちっこく翻弄されてしまう場面が目に見えている。その未来を想像して、思わずぶるりと身震いした。
今日だけは片桐さんの話題は口にしない方が身のためだ。
「い……行こう、か?」
経験上の嫌な予感に、ひくりと口元を引き攣らせながら自分を取り繕うように助手席のドアを開けると、智はいつものようにくくくっと喉の奥を鳴らし、意地悪く瞳を細めた。
青々とした木々が頭上を覆う山道を登っていくにつれて道路わきに咲き誇る鮮やかな紫陽花が私たちの目を喜ばせる。温泉を中心とした観光地であるこの街の中で、紫陽花の名所が多いのがこのエリアらしいということは智から聞いていたので期待していたけれど、私の想像以上だった。石段の灰色と、色とりどりの紫陽花のコントラストに思わずほぅとため息を落とす。
左右の歩道に人が増え始め、徐々に賑わいを増していく。開けた景色の先に立ち並ぶ、異国情緒漂う建物。レトロな雰囲気が漂う風情ある温泉街の景色に見惚れていると、智がことさら嬉しそうな声を上げた。
「知香が行きたいって言ってた美術館の開館時間ぴったりだな。道中、混んでねぇでよかった」
運転席に視線を向けると、ハンドルを握る智の左手の薬指に宿るプラチナの光が視界に映り込んだ。昨日宿ったばかりの真新しい光はなんとも言えない面映ゆい感情を私の胸の奥へ連れてくる。思わず私も膝の上に置いた自分の左手の薬指をそっと撫でた。
「今日から平日だから、人も少なそうだしのんびりできるね」
「あぁそれもそうか。平日に休みなんざ何年振りだ? 曜日感覚狂っちまいそうだ」
「ふふ、そうだね。智、ずっと働きづめだったもんねぇ」
窓の外を飛んでいく深い緑色。道端を浴衣でそぞろ歩きをする人々の姿。非日常の景色に胸が躍る。
ここは関東から近場の観光地として有名な場所で、都心からも日帰りで来ることもできる。けれど私たちは今回、新婚旅行を目的として来訪しているので、必然的に泊まり。結婚休暇は来週の日曜日までの一週間。そのうちの五日間はこの街でゆっくり羽を伸ばす予定にしていた。金曜日まで宿泊して土日は自宅に戻り、昨日挙げた結婚式の祝電やそのほかの荷物を片付けることにしている。
(池野さん……じゃなかった。もう……『片桐さん』、なんだっけ)
旧姓・池野加奈子さんが三井退社した際に智はその後任として昇進し、三井商社の主事業を取りまとめ普段から忙しくしている。土日も自宅でパソコン作業をしていることも多いし、平日に休みだなんて取っていた記憶がない。昨年、大雨に打たれて風邪を引いた時だって、私が止めたって無理やり出社していったくらいなのだから。
「あの美術館で加奈子さんたちにお祝い買おうかなと思ってるんだけど、どう思う? さっきホームページチェックしたら、切子グラスとかいろいろ売ってるって書いてあったし、近くに郵便局もあるから国際発送も済ませられそうだし」
「そうすっか」
運転中の智は前を見据えたまま、ゆっくりと頷いた。左へのウインカーが上げられ、車の速度が落ちていく。
(片桐さん、……元気、なんだろうか)
脳裏に浮かぶのは死の淵を彷徨うように儚く微笑む片桐さんの姿。私の記憶の中では、その姿が最後なのだ。智は入院中に面会できたけれど、その後は片桐さんご本人の希望で面会謝絶だったので、私は会うことすら叶わず彼はタンザニアに飛び立った。
智からプロポーズされた時に、指輪の準備に奔走してくれた片桐さんに直接お礼がいいたくて智から電話したい旨のショートメールを送ってもらったけれど、片桐さんの答えはNO。
私は彼に――助けてくれてありがとう、も、酷いことばかり言って傷つけてごめんなさい、も。なにひとつ伝えられていないままだ。
(結婚祝いを贈る時に……メッセージカード、入れよう。一方的かもしれないけど、やっぱりきちんと……これまでのことを謝りたいし、お礼もしたいし)
昨晩、結婚式後に届いた加奈子さんからの祝電で、彼らの近況を知った。あの二人がタンザニアで事業を興していて、普段から行動をともにしているらしいことは智からのプロポーズの際に知らされていたけれど、まさか――まさか。
「本当に……まさか、だよね」
「ん?」
ハザードを点滅させた智がギアをリバースに入れ、きょとんとした表情を浮かべている。その表情がなんともおかしくて、私は小さく笑って肩を竦めた。
「加奈子さんと片桐さんが結婚するなんて、思ってなかった。っていうか、すごい組み合わせだもん」
智はあの二人と『商売』をしたことがあるからそうでもないのかもしれないけれど、いつも飄々として掴みどころのない雰囲気の片桐さんと、どこまでもペガサスで、智から伝え聞くに『自由奔放』を体現したような加奈子さんが一緒にいる姿が、私はまったく想像ができない。半年前の私の誕生日――プロポーズされた日に彼らの行方を知らされてからも、どこか現実味がなく思えていた。
「……まぁ、確かにそうだな。俺もちょっと……信じられねぇでいるが」
「だよねぇ」
加奈子さんの部下でもあり、複合的な要因から片桐さんと折り合いが悪かった智もそう感じていたらしい。車が車輪止めに当たる感覚にシートベルトに手をかける。
「ただな。一晩考えて、なるほどなと思った部分はあったぞ」
「……どういうこと?」
私の問いに、智がシートベルトを外しながらにっと口の端をつり上げた。
「タンザナイトの商売の時に俺が加奈子さんと喋ってっと、電話変わった片桐が不機嫌になってたのはそういうことか……ってな」
考えもしていなかった言葉に思考が固まった。
加奈子さんと智が会話していて――その場面をみた片桐さんが。
あの、何を考えているのかわからない片桐さんが。
あれだけ……自分の本心を他人に読ませなかった片桐さん、が?
行きついた答えは私の中の片桐さんの印象と全く結びかないものだった。けれど目の前の智の心底愉し気な表情からするに、この答えは寸分違わない、正しい答えのような気がする。
「……え、えぇ? そ、れって」
「正解。そこに気付いたらなんか面白くってな。あとな、ちょうど一年前の片桐の不可解な行動のことでずっと疑問だった謎が解けたっつう部分もある。あいつは俺とほぼ近い思考回路してっから、たぶんこれは当たってる。マスターに答え合わせするまでもねぇ」
「へ?」
片桐さんのことで――ずっと疑問だったこと。マスターと、答え合わせ。
一体、何の事だろう。心当たりすら思い浮かばず目を瞬かせて智を問いただそうとするものの、車のキーを抜き去っていく智から「それはとりあえず今はいいだろ」と一蹴されてしまう。
けむに巻かれた。そう感じるとなんだか納得できず、私が口の先を尖らせて言い募ろうとした瞬間。
「知香さん? 今日は僕の誕生日ですよ? これ以上僕以外のオトコの話してると……ね?」
「っ!」
声のトーンと、口調がくるりと変わる。眼前では穏やかに、やわらかに微笑む智がいた。けれど目は全く笑っていなくて、むしろ何かの炎が灯ったように私をまっすぐに見据えている。
元々から嫉妬深く、独占欲だって強い人なのだ。昨日の結婚式では結婚式のスタッフさんにすら嫉妬していたのだから、彼の誕生日である今日という日にこれ以上片桐さんの話はしてはいけない。昨晩だって久しぶりだからと所有痕をこれでもかと残された。
これ以上この話題を引き伸ばせば、今夜あたり、お仕置きと称して普段よりもねちっこく翻弄されてしまう場面が目に見えている。その未来を想像して、思わずぶるりと身震いした。
今日だけは片桐さんの話題は口にしない方が身のためだ。
「い……行こう、か?」
経験上の嫌な予感に、ひくりと口元を引き攣らせながら自分を取り繕うように助手席のドアを開けると、智はいつものようにくくくっと喉の奥を鳴らし、意地悪く瞳を細めた。
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