俺様エリートは独占欲全開で愛と快楽に溺れさせる

春宮ともみ

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本編・第三部

248 誰かに、呼ばれたような気がした。 ※

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 煌びやかな空間。非日常の光景が目の前に広がる。

 関わりの少ない部所の人間や、取締役と普段話せない意見交換などを行っている者。
 情欲をその瞳に隠し、着飾ったテーブルの中で獲物を探している者。
 ……取締役に聞こえない場所で、そっと、いけ好かない人の悪口を話している者。

 人の好意と悪意が交錯する。眩暈がする。

(……だから、飲み会は嫌いなんだ)

 お酌に回ったところで「気を使わないでいいよ」と言われ、その通り放っておくと今度は「気が利かない人間」と評価される。上の人間に気を配り「言葉の真意」を探らねばならない。うんざりだ。

 俺は日本生まれとはいえ、人間の記憶、所謂エピソード記憶がはっきりと機能してくる5歳前後からイギリスで育った。イギリスは職場では『任務遂行』を重視する土壌がある上に、仕事としての飲み会は無い。時折お祝い等で開かれる職場の飲み会は社長ボスが全てを支払い、社員は招待されるだけ。俺にとってお酌して回らなければならない日本のなど全く理解できない文化だった。

(……従兄叔父のメンツだけ保てれば、俺はそれでいい)

 母の治療費を前に途方に暮れていた俺を拾ってくれた槻山取締役従兄叔父のメンツが保てる程度にお酌をして回る。

「あぁ、片桐くんじゃないか。この前受けてくれたうちでの中途キャリア採用者インタビュー、どの方面からも評判がよくってね。今度、会社紹介の動画作成を企画しているんだ、そちらにもぜひ出てくれないかい?」

「ええ、構いませんよ。お役に立てて光栄です」

 通関部のテーブルに足を伸ばそうとした瞬間、とあるテーブルから声をかけられ、割と長い時間捕まってしまった。

(………早く、会話を切り上げさせてくれ)

 俺は親戚の従兄叔父、それから自分の上司である中川部長兼取締役以外の役員をあまり知らない。興味もない。だから目の前の人物の名前と顔が全く一致していないが、話し振りからするに広報部の部長なのだと察した。

 俺に視線を向けている人物に気がつかれないように、チラチラと通関部のテーブルに視線を向ける。農産販売部うちのコーヒー事業課のメンバーがそのテーブルを囲んでいて、知香ちゃんの姿が確認できない。

(邪魔だよ、アンタら……!)

 半ば八つ当たりのように同僚とも言える人物たちを罵倒する声を心の中で叫びながら、動画作成についての軽い打ち合わせを交わす。

 目の前の人物と会話が終わり通関部のテーブルに改めて視線を向けると、テーブルを取り囲んでいた人並みが捌けて、温和な笑みを浮かべた知香ちゃんの姿をこの目に映せた。

(……よかった)

 1,000人近い社員が集まる中で、彼女の動向を常に追うのは難しい。けれど、それでも、出来うる限り彼女の無事な姿をこの目で確認しておきたかった。

 彼女の今夜の装いはくすんだブルー。大人っぽくもありそれでいて華やかさも抜群。ショートヘアも綺麗に纏められて、頭上のシャンデリアから降り注ぐ光を浴びて繊細に煌めくバックカチューシャが、艶やかさも醸し出している。

「あぁ、片桐課長代理!お噂はかねがね」

「……お疲れさまです」

 また、邪魔が入った。急いていく心を必死に宥めつつ、へにゃりとした仮面を被り続けた。








 関係がある部所にはあらかたお酌をして回った。もうこれで文句は出まい。そっと宴席を抜け出し、人気ひとけのない、正面玄関の反対側―――裏口に近い方向に足を向ける。

(……あれは、確実に勘付いていた)

 トス、トス、と。東雲色のカーペットの上をゆっくりと歩みを進めながら、長袖のワイシャツの上に羽織った背広のポケットに、手を差し入れた。


 あの時。2週間前の、智くんとの商談の時。彼は独り言として、自分の推測を並べ立てていった。並べられた推測は全て正解だった。

 まさか独り言として投げかけられるとは思ってもみなかった。あの日まで紙に書き出しては棄てて必死にこなしてきたシュミレーションは、全て質疑応答を想定していたのだから。

 けれど、俺はひどく動揺する心を押し込められた。そう、俺は道化だから。心を押し込めるなんて簡単で、智くんのそれを妄想だと切り捨てた。


(………大丈夫。勘付かれても、最後のPieceがハマるわけがないのだから)

 そう。勘付かれたとて、彼は確信を抱けないはずなのだ。だって。

(俺が、知香ちゃんじゃなくて。を見てることは、誰も知らない)

 に惹かれている自分を否定するために躍起になって、半ば無意識に起こしたあの行動。その行動に辻褄合わせができなくなる。だから、彼が俺の真意に辿り着く事は不可能だ。それこそ、超能力者テレパスでもない限り。



 だから、大丈夫。俺の真意は―――誰にも、暴けない。



 ゆっくりと、裏口に近い階段に近づいていく。その階段を、ただただ無感動に眺め下ろしていく。



 この階の下で。三井商社の納涼会が行われているはずだ。


(……黒川は、三井商社の社長の息子。日取りを知っていても、おかしくはない)

 まるで誂えたように被った、双方の日程。

 三井商社の納涼会が開催される日程が役員懇談会の日程と被っていることを、取引がある営業2課の桃山さんとの商談中に知った。9月29日は社内行事のため午前中までに連絡をください、という、なんともわかりやすい報せだった。


 もしかしたら。黒川は、この場に乗り込んでくるやもしれない。


 正面玄関はこのホテル独自の警備が敷かれている。裏口は警備に関する情報が掴めなかった。だから、招かれざる客であるはずの黒川がこの階に登ってくるなら、この階段を使うはず。



(俺は……今度こそ。俺の大事なモノを、護ってみせる)



 俺は、Maisieメイジーを護れなかった。もう二度と、あんな思いはしたくない。

 あんな思いを―――もう二度と。にさせてなるものか。



 ただただ、その考えのまま。ただただ、己に誓うように。

 人気ひとけのない階段をじっと、睨みつけるように眺めていた。



 ガン、という、強い音がした。

「………い…」

 痛い、と思うより先に。先ほどの音が、自分が背後から殴られた音だ、と気がつくより先に。


 俺の身体は、宙に浮いていた。


 受け身なんて、取れなかった。だって、宙に浮いた俺の身体は、先ほどこの目に写していたはずの、踊り場に続く階段を転がり落ちて行ったから。


 それはさながら。あの日の、俺のようで。
 あの―――に惹かれている自分を否定していた、あの瞬間の俺のようで。


「……ぐっ…!」

 次々に身体を襲う衝撃。強い音をさせながら、ただただ重力に逆らわずに、長い階段を小石のように転がり落ちていく。

 慣性の法則に従って転がり落ちていく俺の身体は、踊り場の突き当たりの壁に鈍い音をさせながらぶつかりようやっと停止した。


 俺に、こんなことをするのは。
 黒川アレしか、心当たりが、なく、て。


 もんどりうつように倒れた身体が止まった瞬間、黒川の姿を視界に捉えようと瞬時に立ち上がろうとしたけれど。左の胸のあたりがひどく痛んだ。呼吸をする度にひゅうひゅうと声が出る。強い痛みに、立ち上がれさえしない。

(肺、を、やられてる…)

 身体を起こそうとするだけで、気を失いそうなほどの痛みが襲ってくる。

「く、くくく……」

 遥か彼方の、頭上から。心底愉しげな笑い声が俺に落ちてくる。激しい痛みに喘ぎながら、薄目で俺が立っていたはずの場所を見遣ると。


 そこには、俺の予想通りの光景が、あって。

 狂ったような、嗤いを浮かべ。だらりと弛緩させた手に、棒状の何かを持った、黒川が。悠然と、立っていた。


「無様だなぁ、片桐……」

 黒川はそう口にしながら、トントン、と。ひどく軽快な足音をさせながら、階段を降りて……俺に近づいてくる。

「お、ま……え…」


 黒川は、俺への復讐のために、知香ちゃんを狙っているはずだった。なのに、どうして。今、俺に凶器が振り下ろされたのだろう。


 先ほどから息をすることさえ難しくて、何も考えられない。頭の中は真っ白だ。

 痛みを逃すには呼吸の間隔を長くすればいいだけのはずなのに、遠い過去に叩きこまれたはずのその方法を試せばいいだけなのに、俺の身体はひとつも言うことを聞いてくれない。

(……さ、すがに…を、ながく、離れ、過ぎた…)

 全くもって関係のない、そんなことを考えながら。黒川が踊り場の床に転がっている俺に近づいてくるまでを、ぼんやりと眺めていた。

「なんで俺が、って?簡単だろう……これが1番の復讐だと気がついたからさ」

 トン、と。軽い音がした。左の胸元を押さえて身体を丸めたままの俺のそばに、黒川の薄汚れたスニーカーがある。

 ゴトン、と。鈍い音がした。それが、黒川が手にしていた棒状の何か―――見るからに重量のある、バールが。この踊り場に落ちる音だと理解した瞬間、黒川はゆっくりと腰を下ろした。俺の髪を鷲掴みにし、容赦なく持ち上げていく。

「ぐぅ、……!!」

 言うことを聞かない身体を、頭部を起点に無理矢理動かされる。宙に浮いた上半身が悲鳴をあげた。身体中の関節がギチギチと音を立てる激しい痛みに、背筋を嫌な汗が幾重も伝っていく。

「お前を動けなくする。そうして、一瀬知香を殺す。お前は一瀬知香を守れなかったという絶望を抱えたまま、死ぬ。……ゾクゾクするだろう?」

 ケタケタと。黒川が喉を壊しかねないような声を上げながら、俺の顔の前で狂ったように嗤う。


 あたまが……クラクラ、する。
 俺への復讐心の深さを、突きつけられていく。

 黒川が。こんなにも狂った、人間だとは。思っても、いなかった。

 まるで、俺が遠い昔に接してきていた―――『闇』の世界を、生きている人間のようで。


「ふ、ざ…けた……真似を…」

 痛みで焼きつきそうな喉を必死に動かして、興奮で脂ぎった顔をぎっと強く睨みあげた。


 その瞬間。俺と黒川の間を流れる空気が、ビシリと音を立てて凍りついたような、気がした。


 黒川が、俺の髪を手から離した。ドスン、と音を立てて俺の身体が床に落ちる。間髪入れず、胸倉をつかまれて。ドン、と、踊り場の壁に押し付けられていく。

「か、はっ……」

 勢いよく背中を壁に押し付けられ、乾いた呼吸音が漏れる。黒川はジーンズのポケットをまさぐり、何かを取り出した。


 ―――来る。

 直感でそう思った。
 咄嗟に身体を僅かに右に動かす。


 そうして、銀色の軌跡を遺し―――俺の左の肩口に、鋭利なナイフが突き立てられた。

「―――――ッ!」

 痛みよりも、氷のような冷たさが優った。鋭利な刃物が肉を切り裂く冷たさだけが、脳に情報として淡々と送られていく。

 ゆっくりと、その冷たさが引き抜かれる。途端、その傷口から灼熱の液体がぼたぼたと零れ落ちていく。

「―――、っ、」

 冷たさと、灼熱の熱さ。相反するそれらが同時に与えられ、脳がひどく混乱している。思わず右手で左の肩口に触れると、灼熱の液体が右手に纏わり付いていく。

 俺の苦痛に歪む表情を満足そうに眺めた黒川が。俺の耳元で囁くように声を上げた。



「さぁて……を殺してこよう」



 細い瞳に爛々と狂気を宿した黒川は、権高に物を言いながら。俺の血を纏わせたままのナイフを、手にして。

 ゆっくりと、目の前の階段を登り上がっていった。


「……ま、……て…」

 遠くなる黒川の白い背中。その背中を掴もうと手を伸ばすけれど、俺の赤黒く染まった手は空を切る。

 彼の後ろ姿の輪郭が滲んでいるのに、それでも彼の姿ははっきり見えた。


 己の喉から、掠れたような声しか出せないのが。

 道化の最期に相応しい、滑稽な声のように思えた。


「……ッ!ぐ……っ、」

 喉元に熱い塊が迫り上げる。口の中を占領する鉄の味。堪えきれず、ゴポリと音を立てて床に吐き出した。肩口から流れ出る血が飛び散る東雲色のカーペット。既に酸化して黒く変色したそこに、新たな赤い跡を作る。

 血液と痰とが混ざり合い、つぅ、と。ドス黒い液体が口の端を伝っていく。不快な感覚を生むそれを、首だけを動かして無意識に長袖のワイシャツの襟元で拭った。

 強引に踊り場の壁に上半身を押し付けられたことがある意味功を奏した。階段を転がり落ちこの踊り場に背中を丸めさせたままだったら、迫り上げたモノを喉に詰まらせていただろう。霞んだ思考で自らの身体に起こっている出来事を分析する。

 初めに背後から殴打され、階段の最上部からこの踊り場まで転がり落ちた時。左の肩甲骨と肋骨が折れて左肺に突き刺さり、肺を裂いた。そうしてその骨による傷から胸膜内に血液が流入し、嘔吐に至った、のだろう。

(……心臓に刺さらなかっただけ……幸運luckyだった、かなぁ…)

 呼吸がしづらい。きっと、左肺は手遅れだ。それに、殴打された後に刺された左の肩口。咄嗟に身体を右に動かして急所は外したものの、上腕と肩を繋ぐ腱が傷ついて左腕はもう動かない。そしてその肩口からの出血量を鑑みるに、腋窩えきか動脈が傷ついているような気がする。俺はきっと…長くは持たない。

(……止血…出来ない、ことも、ない…けど)

 遠い昔。軍隊時代に叩き込まれた、万が一の時のための自らの生命を守るすべ。刺されたのは肩口だから、腋の下から腕を縛れば止血できないこともない。が、右腕しか動かせないこの状況では難しい。

(………本当に…寒く、感じるんだ…ね、ぇ…)

 昔。目の前で事切れていく仲間たちが、しきりに『寒い』と口にしていた。その感覚が、今なら理解できる―――気がする。

「あ、はは……」

 肩口の傷には灼熱の熱さを宿しているのに、俺の身体は南極だか北極だかに身包み剥がされて放置されているようで。相反している感覚に腹の底から笑いが落ちた。

 四肢の先まで力を入れようとするけれど、ため息のような短い息を吐き出すだけの生体反応だけしか絞り出せず、は、と。小さく吐息を漏らした。己の笑い声は空耳でしかない。

(そ、うまとう……なんて、嘘、なんだねぇ…)

 ゆっくりと。肌感覚も失われていく。ゆっくりと、ゆっくりと。死体に近づいていく感覚があるのに。さっき見ていた知香ちゃんの顔も―――の顔も。脳裏に思い浮かべることも出来ない。走馬燈、というものは実在しないのだ、と。生命が尽きるこの瞬間まで。神が滅んだ、この残酷な世界の現実を突き付けられていく。


 はらり、と。頬を伝う、何か。


 今まで、どれほど泣こうと努力しても泣けなかった。泣けたのは知香ちゃんが俺の暗示を破ったあの夜と、意識を失った知香ちゃんの前で心を吐露した時と―――マスターの前で、だけだったのに。





 結局。護れなかった。

 俺は残酷なこの世界を赦さないために、生きると決めたのに。
 からこれ以上、大切なモノを奪わせないために。この生命を燃やし尽くすと、決めたのに。

 なにひとつ、護れなかった。

 アレが憎悪を向けている矛先は、結局俺で。それをわかっていたつもりだった。
 だからこそ、知香ちゃんの身の回りには警戒していた。けれど、自分の身の回りには警戒を怠った。

 自分の生命も。知香ちゃんのことも。
 ―――の、大切なモノも。

 なにひとつ。俺は、護れなかった。





 朦朧した意識の中で、ゆっくりと意識が溶けていくような感覚に囚われていく。


(あぁ。俺は、も、う……死ぬ、のか)


 死への覚悟は、いつだってしていたはずだった。
 明日をも知れぬ日々を、過ごしていたから。でも。

(……死、に、たく、ない、なぁ…)

 己の生命が途絶えることが、今はひどく口惜しい。全てが、悔しくて、悔しくて、たまらない。成人して以降『闇』の世界に生きてきたから、覚悟なんてとうの昔にしていた。それなのに、どうして……今、こんなにも悔しいのか。『光』の世界に生きる人間に触れすぎたのか、そうじゃないのかはわからない。

 ただ―――ひたひたと死が近づいてきている確かな感覚はあるのに。俺のそばにあるのは、永遠の孤独、だというのに。怖い、という感覚は全くない。


 恐怖、よりも……今は、生への未練の方が、強くて。
 畏怖、よりも……今は、護れなかった後悔の方が、強くて。


「……い、き、た…い」

 短く浅い呼吸を繰り返しながら、俺は、喘ぐように神へ祈りを紡いだ。

 既に手足の末端は冷たくて、感覚はあやふやだ。視界は狭く、水晶体に映り込む景色が現実にある景色なのかを認識できるかすら、危ういほど。今見えている景色は夢でも可笑しくない。脳内にあるこれまで過ごしてきた人生での記憶たちの……色も、形も、すべてが滲み始めている。

 その割に。壁に寄りかかった身体から見下ろす、カーペットの血の色だけは、やけに鮮やかに飛び込んでくる。の唇よりも色鮮やかで、目を引く―――紅い、いろ。


(せめて……)


 せめて。あの、赤い唇から。『マサ』、と。苗字じゃなくて、俺の名前が、紡がれるのを。


(聞くことが、出来たなら……)



 じわり、と。世界が歪んで。はらり、と。ふたたび、灼熱の雫が零れ落ちてゆく。


 意識が……真っ暗な闇に、融けて、ゆく。昏く、深い海の底に落ちて、霧散してゆく。


 長く。息を吐く。自らの逝く先を覚悟して。ゆっくりと。


 瞳を、閉じ、ようとして。



 その、刹那。凛とした、声色で。









 ―――――誰かに、呼ばれたような気がした。
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