俺様エリートは独占欲全開で愛と快楽に溺れさせる

春宮ともみ

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本編・第三部

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 久方振りに聴く、チリチリと鳴る軽いベルの音。ブラウンの扉を開くと、相変わらず眩いほどの白い壁紙の店内。天窓から梅雨の晴れ間が差し込み、コーヒー豆が詰まった瓶に反射してキラキラと店内を彩っている。

「いらっしゃ………ん?……知香ちゃん?」

 カウンターの中に立って何かに書き物をしているマスターが、驚いたように琥珀色を見開いて私を見つめている。

「はい。……マスター、ご無沙汰しています」

 菓子折りが入った紙袋を身体の前に持ったまま、カウンターの中のマスターに、ぺこり、と頭をさげる。

 ひとりでこの店に来るのは初めてだし、マスターの顔を見るのも3ヶ月振り。

 ……片桐さんもここの常連。前回、お花見歓迎会の後に立ち寄った際も。そうして、前々回…私が初めてこの店に来た時も。彼と、鉢合わせた。その可能性も考慮して恐る恐る扉を開いたのだが、店内には私以外のお客さんはいない。どうやら杞憂だったようだ。

 マスターが池野さんそっくりの柔和な笑みを浮かべ、そうしてひどく面白そうに瞳を細めた。

「いらっしゃい。ひとりか?珍しいな。さてはさとっちゃんと喧嘩か?愚痴ならいくらでも聞いてやるぞ?」

 マスターの楽しげな声色に思わず苦笑いが漏れていく。確かに、私が年始に初めてこの店に足を踏み入れた時。智と喧嘩したらここにおいで、と言われていた。けれど、今回はそうじゃない。

「いえ、今日は彼が風邪を引いていて……言伝を頼まれたので。それで、ひとりなんです」

「あいつが?風邪?……明日雪でも振るんじゃねぇか?」

 驚いたような声色でふたたび琥珀色の瞳を瞬かせ、面を食らったような表情を浮かべているマスター。その様子に、10年来の付き合いがある彼でさえ、智が風邪を引くことは珍しいと思っているのだ、と察する。

「………ひとりにしてきて大丈夫だったのか?」

 白髪混じりの髭をゆっくり撫でながら、憂いたような声色でマスターが小さく呟いた。その言葉に、朝からの状況を噛み砕いて、マスターを宥めすかすように説明していく。

「病院に行って薬を貰っているので。医学の力って凄いですね、朝は39度を越えていたのに私が出る頃には38度くらいまで落ち着いていました」

 私の言葉に破顔しながら愁眉を開いたマスター。そうして、物珍しそうに言葉を続ける。

「そう、か……それは良かった。にしてもあいつが寝込むなんざ、本当に珍しいな」

 マスターの言葉に、思わず言葉に詰まる。そうして、なんとなく気まずくなり視線がふよふよと泳いでいく。

 黒川さんの一件以降も忙しかったが、智の前から突然姿を消した池野さんの後任を任されたこともあって、これまでの多忙さに輪をかけて忙しくなった末の、体調不良……というのが正しい気もするけれど。マスターのお身内を咎めるような会話の流れになってしまうのは私の本意ではない。

 私が悪いことをしているわけではないのに、なぜか居心地が悪くて。歯切れ悪く小さく返答する。

「その……会社内で、不正事件があって。あれ以降忙しそうだったので」

 だから、核心を付かず濁すように言葉を選ぶ。口にした言葉が偽りでないけれど、私の言葉に潜む裏の意味もどうやらマスターには伝わったらしい。

「あぁ…………加奈子のせいか。ま、そりゃそうだろうなぁ。……すまねぇな、自由奔放な妹でいろんな面で迷惑をかけちまってるなぁ」

 この通りだ、と。マスターがカウンターから深々と頭を下げた。迷惑だなんて、そんなことあるわけがない。予想もしていない事態におろおろしつつ、顔をあげてください、と、若干うわずった声でマスターに言葉をかける。

 そうして、そっとカウンターに近づき、手に持った白い紙袋をカウンターに置いた。

「その。あの日、彼がマスターに八つ当たりしてしまったことをひどく悔いていました。お詫びに、とのことです」

「……」

 私の声に、マスターが緩慢な動作で顔をあげた。ここに来る道中に鎮座する、南里くんの実家である高級百貨店。そこの地下売り場で日持ちする焼菓子を購入してきたのだ。マスターは池野さんと同じく独身、ということだから、量より質を選ぶ方がいいと判断した結果の選択だった。

 よく見てみれば、カウンターの内側はこちら側よりも低く作ってある。きっと、カウンター席に座ったお客さんとカウンターの内側に立つマスターの視線が平衡になるような建物の構造になっているのだろう。

 低い位置にある琥珀色の瞳を見つめると、言いようのない感情を湛えて僅かに揺れ動いているのが分かった。そうして、ふっと口元を緩めて。

「……俺の大事なだからなぁ、さとっちゃんは。これからも何かあれば気兼ねなくいつでも電話してこい、と……伝えてくれ」

 マスターがありがとうという風に頭を下げ、カウンターに置いた紙袋に手をかけた。息子、という言葉の意味を噛み砕けず立ち尽くしていると、ふっと。初めてマスターと出会った時の記憶が蘇る。


『公私共に俺に頼ってるのに、なんだその口の利き方は。ちょっとは俺に感謝しろっての』


(……あの時……)

 智はこれまで、公私問わず何かある度にマスターに愚痴を聞いてもらったりアドバイスを貰ったりしていたんだろうなと。あの時目の前で交わされたふたりの会話から、そう感じたのだった。だからマスターが智のことを『息子』と表現したのか、と、胸に落ちる。

 何気なく店内奥側のカウンター席に視線を向けると、飲み干してそう時間が経っていないと思われるコーヒーカップが置いてあった。先ほどまで先客がいたのだろう。

 私の視線にマスターが気付いたのか、ふっと小さく吐息を吐いた。その琥珀色の瞳を眩しそうに細めて、そのコーヒーカップを手に取り下げていく。

「さっきまで人生相談を受けていたんだ。俺が店を始めたころにはそんなつもりはなかったんだけどなぁ……気が付けば、いろんな客が俺にぽろぽろと自分が抱えている感情を零していきやがる。さとっちゃんも、そう。だから…あいつは、俺の大事なのうちのひとり、というわけさ」

 ざぁっと水の流れる音がして、マスターが先ほど下げていったコーヒーカップを洗っていく。マスターの口調こそ乱暴なものの、手元に視線を落としているマスターの目は、ひどくあたたかいそれで。

 マスターと……初めて会話を交わした時。彼の人当たりのソフトさと気安さで、初対面なのに知り合いのような口調で話す事が出来たことを思い出す。マスターはきっと、意識をしてはいないのだろうけれど、他人の本音を引き出せる不思議な力を持っている人なのだろう。

(そう、言えば……)

 初めて、私が片桐さんに出会った時。彼はこのカウンター席に腰を下ろし、マスターに向かって中途入社することへの不安な心のうちを吐露していた。


 マスターが『池野和宏』という人間だからこそ―――この店に集まる人たちは一様に。彼だけには、心の奥底に鍵をかけて隠していた本音が話せるのだ、と。


 なんとなく、そう思った。

「さっきまでいたのは……俺にとっては息子じゃなくて弟だな。こいつが特に出来の悪い弟でなぁ。常に本音を隠しやがるし、いつまで経っても我慢を知らない幼子のままだ。……だが、本当は誰よりも優しく、傷つきやすい。そのくせ人一倍不器用でそれが周りには全く伝わらない。自己犠牲的な生き方をいつだってしてきた。正直に言うと、さとっちゃんより手がかかる。だから……息子じゃなくて、出来の悪い弟。そそっかしくて見てられん」

 マスターは苦笑しながら、それでいてその瞳に優しさを灯しながら。洗い物を終え蛇口を捻ってケトルに水を注ぎつつ、そっと。私に視線を合わせてくれた。

「何か飲んでいくだろ?…………知香ちゃんも、俺に話したいことがありそうな目をしてる」

「あ……」

 マスターの言葉に、意表を突かれた。まさか、話したいことがある、ということを勘付かれるとは思ってもいなかった。

(……目…?)

 私はそんな目をしていただろうか。呆気に取られたままでいると、マスターが私の表情を見つめて心底面白そうな笑みを浮かべた。

「あ~、を伊達に長年やってるワケじゃねぇさ。何か話したいことや隠していることを抱えている人間は、目をみりゃすぐわかる」

 マスターがそう口にして、僅かに肩を竦めた。戯けたようなその言い草に、くすくす、と。思わず笑みが零れる。

「人生相談所って。本職はコーヒー屋さんじゃないんですか?」

「コーヒー屋のはずだったんだけどなぁ?どうしてか、俺の店にはそうやって悩みごとを零していくやつが多いのさ。コーヒー一杯出すだけじゃ割に合わねぇ。この際、コーヒー屋から人生相談所に鞍替えしようかと思うくらいだ」

 白髪混じりの髪に、深いグリーンのベレー帽。その穏やかな目元が優し気に下げられて、視線だけで座ったらと問いかけられる。その視線にどうしたものかと思い悩む。

(智……大丈夫、かなぁ…)

 家を出てくる前には深く寝入っていた智。朝の僅かな時間で一気に熱が上がったあの姿を目にしているから、ここで何杯も飲んで悠長に過ごすわけにはいかない。

 「あまり長居は出来ませんが」と添えて、先ほどのコーヒーカップが置いてあった席の隣に腰を下ろした。斜めがけにしていた鞄を膝の上に置いて、その鞄を小さく握りしめる。

 マスターは。私の目で、私が話したいことがある、ということを見抜いた。……だったら。

(片桐さんの……目の変化。マスターも、気付いているはず)

 直近で彼がいつこの店に立ち寄ったのかはわからないけれど、マスターに訊ねてみる価値はある。


 それに、ここに訪れる人は皆、マスターには隠していた本音が話せるのだ。


 だから―――片桐さんが。あの人懐っこい笑みの後ろに隠している、も。マスターにだけは、話しているのかもしれない。


 本題に入る前に飲むコーヒーを選ぶようにマスターから促され、戸棚に並べられた寸胴なガラス瓶に視線を向ける。それらに貼り付けられた豆の味の説明文に目を通していく……のだけれど。

「ん~……マスターのオススメってありますか?」

 以前に比べて随分とコーヒーを嗜むようになったけれど、土っぽい、透明感がある、とか……そういった味の説明が滔々と出来るレベルではない。だから逆に言えば、マスターが一瓶一瓶に書いてくれている味の説明もあまり理解が出来ていないのだ。悩んだ挙句、その道のプロであるマスターのオススメを飲んでみようと考えついた。

「さとっちゃんはストレートしか飲まねぇから、知香ちゃんもそうだろう?せっかくならうちの店のブレンドとかどうだ?」

 マスターがドリッパーやペーパーの準備をしながら、手元から視線を外さないまま返答する。

 ストレートは、一つの産地から収穫された単一産地のコーヒー豆。それに対してブレンドは、複数産地のコーヒー豆を合わせたもの。ストレートは単一産地だからこそ、その産地ごとの特徴や個性、香りなどの豆本来の味が引き出され、完成した美味しさをダイレクトに堪能できる。ブレンドは、それぞれの豆の良いところや持ち味を活かしながら数種類のコーヒー豆を合わせ、1種類の豆だけでは出せない複雑な味わいが楽しめるのだ、と……智の本棚に置いてあったコーヒーの本に書いてあった。

 マスターが口にした通り、智はストレートを好んで飲んでいる。外食先で最後に注文するコーヒーもストレート。たまに仕事のついでにこの店に立ち寄って豆を購入してくるときも、一種の視野狭窄に陥っているかのようにストレートしか選ばない。

 だから、常に一緒にいる私もストレートしか飲んだことがない。したがって、マスターが手がけたブレンドは、これまで一度も口にした事がないのだ。

「じゃぁ……ブレンドでお願いします」

「ん、りょーかい」

 マスターがふうわりと優しく笑ってカウンターからこちら側に足を運び、店内奥のコンテナボックスからゴソゴソと豆を取り出していく。その様子を眺めつつ、改めてゆっくりと店内を見回した。

 銀の光を湛えた大きな焙煎機。以前と同じように、薄いビニールシートが被せてある。しっかり手入れされているようにピカピカだ。天井に視線を向けると、天窓から降り注ぐ太陽の光に目を焼かれるようで、思わず目を細めた。

 マスターがペーパーにコーヒー豆を入れてカウンターに戻ってくる。その様子を視界の端で捉えて、視線を天井からマスターに向ける。

 コーヒー豆を砕くミルの音がして、深く炒られた豆の良い香りが鼻腔をくすぐっていく。ケトルがコポコポと音を立て、マスターがケトルの電源を切った。

 膝の上でぎゅっと手のひらを握って。カウンターに戻ってきたマスターに視線を合わせて、意を決して小さく息を吸った。
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