俺様エリートは独占欲全開で愛と快楽に溺れさせる

春宮ともみ

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本編・第三部

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 唐突に、激しい光がカーテン越しに差し込んだ。思わずソファに沈んでいた身体がびくりと跳ねる。少し遅れて、雷鳴が響き渡る音がした。

「びっ…………くりした…」

 私が帰宅するときですら雨足が強かったのに、今度は雷まで鳴りだした。リビングの壁掛け時計に視線を向けると、21時半少し前。もうそろそろ……智から帰るという連絡が入る頃だろうか。

 テーブルの上に広げていた裁縫道具を軽く片付けて、スマホに手を伸ばす。昇進祝いに手縫いで智の浴衣を繕うと決めたから、洗濯物を畳んだ後に上京した時に持ってきた裁縫道具の中身を改めていたところだった。記憶通り、市販の型紙もまだ取っていた。手元にある型紙は女性用だけれど、男性用はこの型紙の四方それぞれに身長に合わせた幅を足していけば使えるようでほっと胸を撫で下ろした。

(さっきの雷。遠かったみたいだけど……これから近づいてくるかな…)

 近くに落ちる前に智に帰ってきて欲しい。雷が怖いわけではないけれど、やっぱり外にいれば人に雷が落ちる可能性だってある。智の無事を祈りながらスマホの電源ボタンを入れると、勢いよく玄関が開く音がした。

「あ~、くっそ濡れた……」

 智の嘆くような声色が、扉を閉めているリビングにも届く。

「あっ、おかえり!」

 いつもは会社を出る時に『今から帰ってくる』と一報が入るし、最寄駅に着いたら必ず電話がかかってくるのに、今日はそれが無かった。どうしたんだろうと考えながらも、聞こえてきた『濡れた』という言葉に、畳んでラグの上に置きっぱなしにしていた洗濯物の中から慌ててバスタオルを手に持って玄関に向かう。

 長めの残業だった智に「お疲れさま」と声をかけようとする……けれど。

「やっべぇくらい濡れた。雷も鳴り出すし。今日は10数年に一度の大雨なんだってな……」

 はぁ、と。智が勘弁してくれとでも言うように嘆きつつ、玄関先に濡れたビジネスバッグを置いている。口にしたその言葉通り、智は頭からずぶ濡れ。……だというのに、私はバスタオルを手に持ったまま、身動きひとつ出来なかった。

「帰るタイミングが一緒になった藤宮が傘忘れたっつっててな。ほら、あいつの家、駅から遠いだろ?俺は走ればすぐだから、藤宮に傘貸してやったんだ………ん?」

 なるほど。私と智が出会った合コンで、藤宮くんの実家に彼を送り届けたことがあるから、彼の実家と駅の位置関係は私も把握している。あの距離を傘なしでは辛いだろう。智が傘を貸す、というのも不思議ではないな、と。そう思いつつも……視線が、智から一向に外せなくて。

 そんな私に、智が訝しげに。濡れて垂れた髪を大きな右手で掻き上げながら声をかけた。その仕草が―――強烈に、色っぽく、て。

「知香?」

 私の様子に智が眉を顰めて、ふたたび声を上げようとした瞬間にハッと我に返る。と同時に、かぁっと頬が熱を持った。

「お、おかえり……そ、うだった、んだ、ね…」

 濡れ鼠状態の智から視線を外しながらぎこちなくそう口にして、手に持っていたタオルを智に差し出した。

「ん、ただいま」

 ふっと口元を緩ませて、智が腰を曲げて頭を低くする。拭いてくれ、という言外のお願いなのだと理解した。手に持っていたバスタオルを広げて、智の濡れた黒髪をワシャワシャと拭いていく。

「……連絡してくれたら、お風呂、追い炊きしてたのに」

 ドキドキと跳ねる心臓を抑えながら小さく咎めるように口の先を尖らせる。こんなに濡れたら寒いだろう。一言言ってくれたら帰ってきたらお風呂に直ぐに入って貰えるように準備したのに。
 私のその気持ちが伝わっているのか、智が困ったように吐息を吐き出した。

「ごめんな?帰り際まで商談で色々切羽詰まっててな。電車内でも取引先にメール打ったりしてたら知香に連絡する暇がなくて。電車降りてからは濡れるってわかってたからスマホは仕舞い込んでたんだ」

 智の髪の水分を拭き取って、そのバスタオルを智の肩から背中にかけてゆっくりと被せる。そっと、智が腰を元の位置に戻す。私の顔の目の前に、ワイシャツに透けた智の胸元があった。

(あ、れ……ネクタイ、どうしたんだろう……?)

 今朝も、私が贈ったネクタイを身につけて出勤して行ったはずの智の首元には何もなくて。日中は暑かったから外したのかな、と、鍛えられた胸元に視線を向けていると。

「ん?ネクタイ?……せっかく知香からプレゼントしてもらったのを濡らしたくなくて、な?電車降りた時に外したんだ」

 ふわり、と。智がやわらかく微笑んだ。紡がれた言葉にふたたび顔が赤くなっていく。

「っ……そ、う……なんだ……」

 たった一言だけれど、どれほど智が私のことを想い、私が贈ったものをどれほど大切にしてくれてるかをまざまざと見せつけられて。なんだか恥ずかしくて思わず視線を彷徨わせた。

 けれど、視線を彷徨わせたはいいものの、目に入るのは―――ワイシャツ越しに透けている、鍛えられた智の肉体。

「あ……新しいタオル、持ってくる……」

 これ以上智の色香に当てられたらどうにかなりそうだ。申し訳ないけれど、少しだけ離れさせて欲しい。新しいタオルを取ってくる間に、ちょっと心臓を落ち着けてくるから。自分の胸のあたりに置いていた手のひらをぎゅっと握り締めて踵を返そうとするも、ぱし、と。智が、私の手首を軽く掴み、ぐい、と。智が顔を近づけてくる。

「知香。どうした?」

「っ!な、な……なんでも、ない……」

 心が悲鳴をあげている。これ以上私の心臓を走らせないで欲しい。思わず目をふよふよと泳がせながら、なんでもないと口にする。

 こんな事―――言えるわけがない。頭からずぶ濡れで、文字通り、水も滴るいい男なのはこの際わきに置いておくとして。

 インナーシャツごと濡れてしまっているものだから、智の鍛えられて均整がとれた肩口、しなやかな胸板、そして薄っすらと割れた腹筋まで、ピタリとくっついて、身体のラインが綺麗に見えてしまっている。

 普段から智の裸など見慣れているはず。けれど、その姿に、智が振りまく色香に。強烈に当てられてしまっている。

「……本当にどうした?具合でも悪いか?」

「ううん、違うの、大丈夫」

 智の心配そうな問いかけに、慌てて首をぶんぶんと振って否定する。意識的に智の上半身を視界に入れないようにしながら、そっと。ダークブラウンの瞳に視線を合わせた。

「あったかいお吸い物作ってるから……追い炊き出来るまでそれ飲んで身体あっためて」

「…………ん、りょーかい」

 不自然な空白の後に、智が小さく了承の言葉を口にしてそっと私の手首から手を離した。ゆっくりと踵を返して、リビングの扉を開き追い炊きボタンを押して、その流れでキッチンに立つ。お吸い物の入った鍋に火を入れようと、そっとコンロに手を伸ばした、その瞬間。

「……知香」

「ひゃい!?」

 ぽつり、と。左の耳元で小さく囁かれる。予想だにしておらず、素っ頓狂な声をあげて大きく身体が跳ねた。
 意識をコンロに向けていたから、背後に智がいたことに全く気が付かなかった。というより、全身濡れそぼっているから先に脱衣所に行ったはず、と思い込んでいたから。

「知香、大丈夫か?何があった?」

 雨に濡れて冷えた手を肩に置かれて、くるり、と。半ば強引に背後を振り向かされる。目の前には、まだ濡れたままの智。ある意味、ひどく―――艶かしくて。

「っ!なっ、なんでも、ないから……っ」

 声を震わせながら視線を彷徨わせて必死に返答する。こんな震えた声で否定したところで、我ながら説得力は皆無なことも重々承知している。


 『扇情的』というような言葉が、しっくりくるような。そんな、智の姿に。ぎゅう、と、身体の奥が疼いていく。


 嫌というほど、智の身体は見慣れているはずなのだ。物欲がほとんど無い智のお小遣いが消えていっている、アレの存在が……信じられないほどの消費ペースで減っていているアレが、それを裏付けているわけで。

 視線を彷徨わせた先に、廊下からキッチンに続くフローリングに、点々と水滴が落ちているのを認める。それがずぶ濡れになった智の服に含まれている水分だと理解するまで、そう時間も要しなかった。

「ほ、ほらっ、服、早く脱いできてっ……!風邪、引いちゃうってば!」

 動揺する自分の心を押し込めて、智の濡れて冷たい身体を両手で必死に押し返す。それでもなお、智は私の肩に手を添えたまま。

「……知香?」

 そっと。低く、甘く。左の耳元で、私の名前を呼ばれる。その声の甘美さに、とろりと蜜が溢れ出る感覚があって。ふたたびびくりと身体が跳ねた。

 顔を真っ赤にしながら視線を上げると、目の前の切れ長の瞳が……その薄い唇が。形容しがたいほど、意地悪に歪んでいた。

 その智の表情で、私は完全に理解した。


 この人。絶っ対、……!!


 肩に置かれていた手が、そっと私の頬に触れた。強制的に上を向かされる。ニヤリと意地悪く笑いながら、智は私の顔を見つめていた。
 私が抱える、残業帰りの智この場にそぐわないであろう、こんな感情に。智に思いっきり気が付かれてしまった。どうにかして誤魔化したくて、智を押し返そうと躍起になる。

「知香から初めてから。断る訳にはいかねぇし?」

 私のその抵抗にも智はどこ吹く風。嬉しそうに言葉を紡ぐ。

「さっ!?さ、誘ってなんかっ…!」

 薄い唇からとんでもない言葉が飛び出してきた。濡れ衣に近い言葉を打ち消すようにぶんぶんと首を振る。身体を捩って必死の抵抗をするけれど、智の手は私の背中にあったエプロンの腰紐を片手でしゅるりと解いていく。乾いた衣擦れの音がキッチンに響いて、ハッと我に返る。

「ちょっ……!?」

 まさかキッチンココで雪崩れ込まされる日が来るとは思っていなかった。智がこんな行動に出るということは、逆説的に言えばキッチンココにも、ということだ。

 信じられない、どれだけ性欲おばけなのか、という抗議の声を上げようとするも、唇を奪われて、抗議の声が吸いこまれた。後頭部と顎を両手で捕らえられ、もう逃げられない。

 私の全てを食べられてしまうような……激しい、口付け。どちらのか判別もつかない唾液が私の首筋をつぅ、と流れ落ちていく。唇を解放される頃には身体から力も抜けてしまいそうなほど。

 銀糸が繋がり、じっと。ダークブラウンの瞳が私を見つめている。その向こう側で、追い炊きが完了した、というお知らせ音がした。

「もっ……ほんとう、に、風邪、ひく……から…っ!」

 荒い呼吸のまま、濡れた智の腕の中から、力の限り、ぎゅう、と。智を睨み上げた。
 私の抗議の視線をしれっと受け流し、低く、甘く……智が私の左の耳元で囁いた。

「言ったろ?こんな展開。見逃せるワケねぇだろ?」

 情欲を孕んだ低いその声に身体がふたたび固まるけれど、お構いなしと言わんばかりにふたたび唇を奪われていく。

 ゆっくりと、それでも確実に。追い詰められていき、とうとう腰がキッチンのワークトップにとすんと当たる。深く口付けられたまま、それでも後頭部に手を添えて。器用に、智が私の身体をワークトップに押し倒した。

 そのまま、ごそごそと。智の服の水分が移って少しだけ湿ったエプロンの裾を寝間着の上着ごと捲り上げ、その流れでナイトブラさえ押し上げて。薄紅色の蕾が外気に晒されていく。

 雨に打たれて冷えてしまった、智の冷たい手のひらが硬くなり始めた蕾に触れる。

「んっ!?んん~~っ!!」

 やわやわと膨らみに触れて、指の腹で弾かれていく甘い感覚。肌を這い上がってくるような何かに思わず背中が反り返り、キッチンがガタンと音を立てた。

 ちゅ、と、大きなリップ音を立てて唇が離される。そうしてそのまま、智の指の先にある蕾を口含んで嬲り始めた。

「んあっ!っ、……あ、あ、……やっ、あああっ」

 ざらつく舌の感覚に理性が霞んでいく。きつく吸いこまれて、何度も舐め上げられていく。襲ってくる快楽の波に溺れないように、智の肩にかけたままのバスタオル越しに、智の肩口を掴む。

「あ、っ……ぅ、うんっ!」

 じわじわと迫ってくる感覚に智の肩口から手を離し、そこにかけたままのバスタオルを掴み、身体を捩らせて身悶えしていると、ふわり、と。私の頭に智の大きな手が添えられる。

「知香は気持ちイイと上に逃げる癖があっから。頭打つぞ?」

 智が蕾を口に含んだまま、揶揄うように声をあげた。その動作で私の身体が跳ねて、キッチンで頭を打っても痛くないようにしてくれている、という優しさを察する―――けれど。

「やぁっ、これっ……にげ、られ、なぁっ…………ん、ん~~~~っ!!」

 いつもだったら。シーツを掴んで、快感を逃して我慢することも出来るけれど。逃げる場所さえ奪われて、智に与えられる快感を逃すことも出来ずに、いやいやと子どものように頭を振りながらただただその甘く激しい波に飲み込まれていくしかなくて。

 バチリと視界が弾けた。真っ白になって、ふわりと落ちていく。真っ白になった視界が戻りだすけれど、視界は滲んで、喉の奥が痙攣している。引き攣れる喉で必死に呼吸しつつ、ただただとろとろと蜜が溢れ出ていく感覚に膝を擦り合せる。その仕草も智にはバレてしまっていて。

 するり、と。ショーツごと寝間着を脱がされる。つぅ、と。溢れ出た蜜が糸を引く感覚に羞恥心がこみ上げて、顔を智から背ける。

 ふっと。智が小さく笑い声をあげた。そのまま、つぷん、と指が埋め込まれて。ゆっくりと、私が弱い入り口の上の壁部分を擦りあげられていく。

「んんんっ、やああっ、あっ、う……ああっ」

「イヤ、じゃねぇだろ?」

 愉しげに笑いながら、二本の指が私のナカを丁寧に攪拌していく。小刻みに出し入れさせながら、空いた親指で秘芽が擦り上げられて。

「ふ、んんっ……!!」

 ふたたび、勢いよく唇を塞がれた。それは、私から漏れでる声で煽られては堪らないから塞いだ、とでもいうような、噛みつかれるような口づけ。

 下から聞こえてくる派手な水音と、口の中で交わされる唾液の水音が―――余計に私を煽っていく。

「ふっ、うん~~~~っ!!っ、うっ!んっ!……っ、んん!!!!」

 口を封じられたまま、大きな波が押し寄せて、攫われていく。
 ふたたび下腹部から脳天を貫いていく大きな感覚。呼吸が出来ず、酸欠になって余計に頭がクラクラする。涙がぼろぼろとこぼれ落ちて、私のこめかみを伝っていく。
 唇が解放された途端、酸素を求めるように「はぁっ」と息を吐いてから何度も浅く呼吸を繰り返した。

「さ、とし……」

 立て続けに絶頂を迎えて、朦朧とする意識の中で智の名前を小さく呼ぶ。するり、と。痙攣する身体が優しく起こされて、そっと。ワークトップにうつ伏せにされる。臀部の割れ目に智の熱い手が添えられて、左右に開かれていく。智のその先の行動を朧げに察して、静止の声をあげるけれど。

「あっ、や、いま、ダメ、ちょっと、まっ………はぁっ、んんん!!!」

 私の静止の声も間に合わず、熱い楔が私のナカを押し開いていく。ビクビクとナカが痙攣して、灼熱の楔を締め付けた。思わぬ衝撃に背中が反り返って、呼吸が止まる。………静止の声が届いたところで、止まってくれる可能性など微塵もなかった気がするけれども。

「……くっ……に、かい、イっ…たあと、だから……締め付け、きっついな……?」

 ふたたび、揶揄うように。それでもどことなく余裕がなさそうな声色で。智が声をあげた。私は喘ぐように息をしながら、掴まる場所を必死に探す。どこかを掴まないと、さっきのように逃げられなくて私だけ何度も絶頂を迎えさせられる。右手でシンクの蛇口を掴み、左手でカウンターキッチンの笠木を掴んだ。

 私の意図を悟ったのか、智が小さく息を漏らした。優しく私の頭に左手を添えて、右手は蛇口を掴んでいる私の手に添えられる。そのまま、最奥を貫くような激しい律動が始まった。

「っ、ああっ、ん、んっ、う、ああっ、こ、んなトコ、でっ……や、だぁっ、」


 こんな―――普段、食べるものを作る場所で。罪悪感とも、背徳感ともいえない、一言では言い表せない感情が、甘い快楽とともにぐわりと襲ってくる。


「やだ?……嫌がってねぇけど、知香のココ」

 智が愉しげに息を漏らし、最奥に届かせるように捻じ込まれた先の粘膜が、コリッとした部分を突き上げて。思わず悲鳴じみた声があがる。

「ひ、ぁあああっ!やぁ、おくっ、だめぇっ、むりぃっ!」

 コツコツと、叩かれるように。その部分だけを執拗に、リズミカルに刺激されていく。その度に、熱い楔の形を鮮明にさせていく。時折、視界にバチバチと白い閃光が走って。それは、まるで外で轟いている稲妻のようで。

「知香?……愛してる」

 智が掠れたような声で愛の言葉を囁きながら、うなじや背中に口付けて、容赦なく腰を揺らされていく。



 私の甲高い嬌声の背後にはまだ雷鳴が唸りを上げている。カウンターキッチンから見えるリビングにピカリと光が差し込み、大きな音が響いている。



 お互いの激しい息遣いと、私のはしたない喘ぎ声と、お互いの身体の熱さと……どちらのものともわからない淫らな水音。

「あ、あっ、あ、ああ、ああっ、ん、ぅ、っ―――――!!!!」

「っ……っ、くっ、う……!!」

 ふたりで、一緒に。汗ばむ身体を戦慄かせて、ふたりで手を取り合って、どことも知らない高みへと押し上げられて行った。

 智が腰を2、3度打ちつけて、どくり、と。楔が爆ぜる。その感覚を遠くなる意識の片隅で味わいながら、ふたりで手にした幸せに、恍惚と酔いしれた。
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