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本編・第三部

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「……というわけなの…」

「………」

 味噌汁が注がれた朱色の汁椀を持ったまま、智が細く整えられた眉を顰めて苦々しい表情を浮かべている。

 今日は私が、三木ちゃんと交代した早出担当だから。普段より早めに朝食を取っていた。いつものソファにふたりで沈み込んで、硝子天板のテーブルに白米と味噌汁、焼き魚、それから実家から送られてきた南瓜で作った南瓜とさつまあげの煮物を並べて、ふたりでゆっくりと箸を進めていった。

 つけていたテレビを経済に特化した番組に変更し、その番組で九十銀行の今年3月期の決算に関する情報がさらりと流れていったのをきっかけに、これまでずっと智に話し損ねていた……小林くんの出自に関する話題を掻い摘んで話していく。

 この話しを知ったのは、片桐さん経由だということ。自分が育てた後輩が低俗な価値観で貶められていたことが我慢ならず、大勢の社員が集まる社員食堂で片桐さんに向かって啖呵を切ってしまったこと。けれど、結果的にそれが小林くんの噂の流れを良い方向に変えられているようだ、ということを、異動してきた西浦係長から聞いたこと。

「………その時の啖呵がきっかけで片桐の執着が増し、催眠暗示という強引な手段に出られた、ということか」

 はぁ、と。頭を抱えながら、智が苦しそうな声で言葉を紡ぐ。その言葉に、思わず「うっ」と声を上げてたじろいだ。

 正直なところ。そう、ではないか……という疑念はあった。今思い返せば、あの場で片桐さんに向かってベラベラと私の意見を捲し立てていた最中の彼の表情は。片桐さんが私に執着するきっかけとなった、マスターの店で私が彼に向かって『ゼロから始められる』と言った時の。あの瞬間の表情に……似ていた。

 そうして、この出来事の約1週間後に、あの夜を。片桐さんが私に催眠暗示をかけた出来事を、迎えたのだから。

「……その、なんか、ごめん…」

 かなり気まずくなり、視線を智からテーブルの朝食に滑らせ、手に持ったお椀と箸を置いた。自然と身体が縮こまる。

「彼は……これが明るみに出るまで、出自を伏せていたから。きっとそういう下駄をはかされるような扱いを受けることが嫌だったのだと思うの。ただの人間として、何かを掴み取ろうと必死で努力してきた彼のことをあんな風に言われて……黙ってなんておけなくて」

 他者から機能価値でしか見られずに、時にその肩書きに媚びられて、時に周囲の人に手のひらを返されて。苦しい思いもたくさんして、それを飲み込んで努力している人を貶めるような、そんな言葉たちを―――聞き逃すことは、出来なかった。

 だけれど。

「もう少し……冷静に言葉を発するようにする。それが他人を助けることだったとしても…」

 片桐さんと初めて出会った時も、小林くんのことで思わず啖呵を切ってしまった時も。私は考えなしに言葉を口にしてしまう癖がある。それがこうして、トラブルを招いている、ということは、身に染みてわかっている。ぎゅっと、膝の上に乗せた手のひらを握った。

「いや、いーんだ。そんな大勢の前で自分の意見を、自分の意思を、偽る事なく口に出来たことはむしろ偉い。誇りに思っていい……知香はよくやった」

 小さくなった私を見て、ふっと。吐息を漏らしながら小さく笑って、ガシガシと。少しだけ乱暴に、それでいて優しく。髪を撫でられていく。大きくてあたたかいその手に誘われるように、顔を上げてダークブラウンの瞳と視線を合わせた。

「俺は、そういう知香に惚れたんだ。優しくて、いつだって誰かのことを大切に想える、そんな綺麗な心を持った知香に俺は惚れた。だから、このまま……俺が惚れたままの知香でいて欲しい」

 やわらかく微笑む、その笑顔。

 その表情に。私の全てを認めて貰えているような、そんな気がして。

 私の悪い癖も、全部全部……まるっと包み込んでくれる、智の優しいその笑顔を見つめながら。

「……私、本当に…智に出会えてよかった。生まれて来てくれて、生きててくれてありがとう…」

 ゆっくりと、智に口付ける。腰を伸ばして、触れるだけの……軽い、口付け。
 合わさった唇が優しく離れて。私たちは、くすくすと笑いあった。






 お互いがお互いに向ける気持ちを再確認して、途中だった朝食を再開していく。味噌汁を飲み終えた智が、カタリ、と小さな音を立てて朱色の器をテーブルに置き、低い声で小さく呟いた。

「……同じオボッチャマだと言うのに、うちのオボッチャマは…」

「うちのオボッチャマ……?」

 智が口にしたその言葉。何のことを指しているのかが理解出来ず、私はご飯茶碗を手に持ったまま、きょとん、と。苦虫を噛み潰したような表情をしている智を見上げる。

 私の視線に気がついたのか、智が小さくため息をついて。耳を疑うようなことを話し出した。

「黒川。あいつ、社長の私生児だったんだ」

「……え、えぇ!?」

 社長さんの……私生児。認知されていない、子ども。黒川さんは、社長の命の恩人の息子、では無かったのか。毒気に当てられたまま、苦々しい表情を浮かべている智の横顔を呆然と見上げる。

「今回の不正取引についても、あいつは社長が無かったことにしてくれる、と言っていた。結果的にそうはならなかったが。……片や、ただの人間として必死に努力してきたヤツと……片や、親の力を後ろ盾に好き放題やってきたヤツ。正反対だな……」

 紡がれたその言葉たち。それらには、言葉では表現できない数多の感情が込められているように思えた。


 権力のある親の元に生まれた、背中合わせの彼ら。ひとたびそのチカラに取り憑かれてしまえば……今回の黒川さんのように。
 智を引き摺り下ろす自らの目的のために、誰か傷付ける選択を選びとるまでに―――ヒトとしての心まで失ってしまうのだろう。


 彼は赦せない。赦したくない。智を引き摺り下ろすために不正を働いたこともだけれど。

 私を害することで、智をも傷付けようとしたから。だから、そこにどんな過去があろうとも、赦すことはできないし、赦したくない。

 けれど。

「……哀しくて…虚しい…ヒト、だね…」

 認められない、ということは。存在していない、ことに近い。

 だから、きっと。彼は……お父さんに。社長さんに、自分のことを認めて貰いたかった。それが、不正な手段であったとしても。自分が積み重ねてきたことではなくて。

 ―――虚構に積み重ねられた、出来事だったとしても。

「……伽藍堂みたいな、ヒト。なの、かな…」

 真っ黒な、何もない空間の中。ただただ、がらんとした、静かな空間の中に生きている人なのかもしれない。

 彼を赦すことは、決して出来ないけれど。

 ただただ。それだけを、思った。









「今日、私がプレゼントしたネクタイにしてくれたんだ」

「ん?そう。31歳になっての初出勤なんだ、せっかく知香が選んで贈ってくれたんだしな」

 結局。物理的な誕生日プレゼントは、ネクタイを贈った。智は普段から赤いネクタイを好んでいるから。クローゼットに並んでいる赤よりも深く落ち着いたワインレッドの色味のネクタイや、黒みをおびた深く艶やかな臙脂色のネクタイ、紫みを帯びた深緋こきあけ色のネクタイの3本。今日つけているのは、ワインレッド色のネクタイ。

 私が贈ったものを身につけてくれている、というのを目の当たりにすると、心がこそばゆいけれど、とても嬉しくなる。

(……私が、イヤリング付けてること…同じように思ってくれているのかなぁ…)

 そっと。窓に映る自分の顔に視線を向ける。

 私が25歳になった誕生日。食事のあとに、智が贈ってくれた、このイヤリング。あの日からずっと……1日も欠かすことなく、このイヤリングを身に付けている。私と同じように、嬉しいと思ってくれていればいいな、と、口元が緩んでいく。

(……そっか。6歳差になっちゃったのか…)

 智は昨日の誕生日で、31歳を迎えた。年齢差が6歳に広がり、なんだか寂しく感じてしまう。半年過ぎれば、元の5歳差に戻るというのは理解しているけれども。


 カタンカタンと不規則に揺れる電車内で、同じ握り棒を握りしめて。ダークブラウンの瞳と視線を絡ませ合いながら、声をひそめて。他愛のない会話を続けていく。

 穏やかで、あたたかくて……とても愛おしい、変わらない毎日の恒例行事。


 そうこうしているうちに、電車を降りて会社の最寄り駅の……三井商社に近い、3番出口に近づいた。

「じゃ、今日もお互い頑張ろ?」

「ん」

 ふっと。智が口の端をつり上げて、やわらかく笑みを浮かべながら3番出口の階段を昇って行く。



 いつもの朝。なんてことない、月曜日。
 なんてことない、日常生活。



 1番出口の階段をのぼると、昨日振りに見るオフィスビルが見えてきた。

「……」

 開店準備すら始まっていない、1階のカフェの横を通り抜け、自動ドアをくぐる。今日は私は早出。早朝の時間帯だからか、エントランスは閑散としていた。
 社員証をごそごそと通勤バックから取り出して手に持って、パチン、と。エレベーターの『上』ボタンを軽く押す。小さく息を吐くと、そのため息が誰もいないエントランスに反響していった。

 到着したエレベーターに乗り込み、階が表示されている液晶パネルをぼうっと眺める。

 エレベーターを降りて、タイムカードの機械に社員証を翳し、女性社員用の更衣室へ向かう。カタン、と、音を立ててロッカーを開いて、鞄だけをそっと置いていく。内鏡で智から贈って貰ったイヤリングの位置を調整していく。

「……ん、今日も頑張ろ」

 ぱちん、と頬を軽く叩いて気合を入れて、ゆっくりとロッカーを閉め通関部のフロアに足を向けた。





「……ほんと、いつも思うけど、凄い量の書類」

 大きくため息を吐きながら、思わず顔を顰めた。土日を挟んだ月曜日。書類が溜まるのは仕方ない。

 行動予定表の自分のマグネットを在席に動かして自分のデスクに腰を下ろし、急ぎながらも丁寧に分別して、今日のカット日のものが無いかどうかゆっくりチェックしていく。

(ええと……これは丸永忠商社からので、こっちは三井商社……これはウチの水産販売部の。あ、これ、グリーンエバー社に受領印押してFAX返信しないと)

 心の中で手に持った書類の処理を再確認しながら、三木ちゃんとお揃いのラメ入りの指サックを使って書類を捌いていく。

「おはようございます」

 声のする方向に視線を向けると、南里くんが普段よりも早めに出社してきていた。腕時計を見遣ると、あっという間に8時を少し過ぎたところ。

「おはよう、南里くん。早速だけど、この辺りの書類、色々とパスしていい?」

「もちろんです」

 くりくりした瞳を輝かせて、南里くんがにっこりと笑みを向けてくれた。

 ここ最近の南里くんは、金曜日はいつも定時で上がれるように動いている。きっと、その夜は徳永さんとデートすると決めているからだろう。それが理由かはわからないけれど、彼はスケジューリングが非常に上達したなと感じる。優先順位の付け方の判断が早くなった。プライベートでの出来事が彼の仕事での成長を後押ししているようで、とても微笑ましく思う。

 先週の金曜日もいつも通り定時で上がったから、今日のような月曜日は早めに出社しようと決めているのだろう。彼も……確か、あの百貨店の息子さんで。権力のある親の元に生まれた子だ。それらをひけらかすことなくこうして努力して成長していっている。


 だからこそ……余計に。黒川さんを赦すことなんてできない、と、改めて感じるのだ。

 彼は三井商社を懲戒解雇となって、それでもなお社長さんに援助して貰いながら生活しているらしい、という話しを、今朝聞いた。私生児、ということは認知されていない、ということ。社長としてはそこに何らかの負い目を感じているのかも知れない、ということだけれども。

(……小林くんや、南里くんみたいに…それに胡座をかくことなく努力してる人も沢山いるのにな…)

 結局―――彼は、哀しくて、虚しいヒト、なのだ。


 南里くんはそのままジャケットを脱いで椅子にかけていく。

 昨日雨が降って、今日は晴れ。梅雨独特の、ジメジメとした空気が漂っている。今日は半袖のワイシャツを着ていて、チワワのような南里くんの顔からは想像もできない筋肉質な腕があらわになる。年下の可愛い後輩とはいえ、男の人なのだなぁと改めて実感する。

 お願いするね、と、手に持った書類を南里くんに引き渡していく。デスクに積んであった書類から手をつけていたから、土日に受信しているはずのメールのチェックが遅れている。早めにメールのチェックをしなければ、と、マウスに右手を置いた。

 受信していた社外メールをひとつひとつ確認して、とあるメールを開き―――世界が、音を立てて崩れ落ちていくような感覚に陥った。





『極東商社株式会社

 通関部 主任
 一瀬 知香 様

 拝啓 貴社ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。いつも一方ならぬお力添えにあずかり、誠にありがとうございます。 

 さて、私は6月20日に開かれた株主総会をもって三井商社株式会社の執行役員を退任いたす事となりました。 また、一身上の都合により、25日をもって三井商社株式会社を退社することとなりました。

 不肖の身でありながら、多年に渡り三井商社株式会社の役員として社業進展、業界発展に微力ではございましたがお力添えが出来ました事は、一重に皆様のご助言ご指導の賜にほかならず、ここに心よりお礼申し上げます。

 本来なら直接お伺いしてご挨拶すべきところですが、メールでのご連絡となりましたことをお詫び申し上げます。

 後任は、企画開発部の邨上が務めさせていただきます。改めて邨上がご挨拶に伺う予定にしておりますので、今後とも弊社事業に倍旧のご支援をお願い申し上げます。

 末筆ながら、貴社のご発展と、一瀬様のますますのご活躍を心よりお祈り申し上げます。 敬具


 三井商社株式会社
 池野加奈子




 追伸

 驚かせてしまってごめんなさいね。たくさんの楽しい思い出をありがとう。

 私は26日の早朝の飛行機で日本を発ち、新天地に向かいます。そこで、私が長年やりたかった事に取り組んでいく予定です。

 一瀬さんもお元気で。世界は広いけれど、いつかどこかで会えると信じています。必ず、また会いましょう。

 邨上のこと、兄のこと。それから、あの悲しい目をしたお兄さんのことを、どうかよろしく。』
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