俺様エリートは独占欲全開で愛と快楽に溺れさせる

春宮ともみ

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本編・第三部

184 何度も、何度でも。(下)

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『一応弁明させてもらうとね?盛ったのは俺じゃぁない』

 スピーカーから響いた片桐の言葉は、実行犯は違う、と。俺に突きつけた。その言葉を噛み砕き、現状を整理していく。

「……実行犯は黒川か。お前らは手を組んだんだな」

 やはり、先ほどの推測通りこいつらは手を組んだ。

 今、知香はどこにいるのか。無事なのか。逸る心を押さえつけ、それを聞き出す機会をゆっくりと窺う。

 唸るような俺の声色に、片桐が再びくすりと嗤った。

『んん~、そういうわけじゃないんだけどさ?俺、これでも知香ちゃんを助けたんだけどね~ぇ?』

「助けた……?」

 片桐が口にした言葉の意味がわからない。思わず目を細めて、少し先にある施設の裏側の出入り口を睨みつける。

『何にせよ、どうせもうこの近くにいるんでしょ?裏側の出入り口に近い交流スクエア。俺と知香ちゃんはそこにいるよ』

「っ……」

 目の前の出入り口の、近くに。知香が、片桐がいる。

 罠、かもしれない。そこには誰もおらず、俺が知香の元に行くための邪魔をして時間稼ぎをするための……俺を誘い込むための。
 その言葉に答えられずにいると、片桐の心底面白くなさそうな声が耳元で響く。

『……そんなに警戒しないでよ。俺はね?嘘をつくことが嫌いなんだ』

「…………」

 どうしたらいい。何をしたらいい。悠長に考え込んでいる時間はない。
 じわり、と、掻き立てられるような感情が、胸の奥に滲む。視界が、滲む。



 この男の言葉など。今更、信じられるか。

 そう、思っているのに。
 万が一、この男の言葉が―――真実ほんとうだったら。


 今は。

(それに……縋るしか)

 今は、それに縋るしか。俺には、手段が無い。




『行ってらっしゃい』



 日本を発つ日に。玄関でキスをくれた知香が震える声で紡いだ言葉。

 ただ、それだけが。脳裏に響いた。



 血が滲むのも構わずに、力の限り唇を噛み締める。
 ……己へ、片桐への、黒川への怒りを込めて。スーツケースの持ち手を再度握り締めた。


「………今、行く。待ってろ」


 まるで、片桐に言葉を投げつけるかのように。その言葉を低く吐き出して、通話を切った。即座にGPSを立ち上げ知香のスマホの位置を確認すると、飛行機の中で確認した通り目の前の多目的施設を指していた。

(……片桐だけがいるのかもしれねぇ)

 知香のスマホにかけて片桐が出たということを考慮するならば。ここには、片桐のみが待ち構えているのかもしれない。

 それでも。

(俺は……必ず知香の元に、帰る。だから、知香を…必ず、取り戻す)

 そう小さく呟いて、通話が始まってからずっと止まっていた自分の足を、目の前の多目的施設に向けて動かした。





 施設の裏側の出入り口の手前に、半円形に張り出したガラス張りのカフェ。パンケーキが有名と聞いて知香と一度だけ来たことがある。その時に、ここのコーヒーもマスターが卸しているのではと思った。知香が幸せそうにパンケーキを頬張っていた、あの時の風景が脳裏に蘇った。

(……絶対に。知香を、取り戻す)

 きっと、あの夜のように。法で裁けるような証拠は残していないはず。ならば、俺にできることは、自らの行いを吐かせて言質を取ることだ。

 そっとスーツのポケットに手を入れて、スマホの録音機能を起動させる。

 出入り口の手前のカフェは夜間営業をしておらず、明かりも消え失せている。出入り口の手前に小さく設置された照明に向かって歩みを進め、マジックミラータイプの自動ドアをくぐり抜けるとそこは風除室になっていた。目の前にはもう一つの透明な自動ドア。その透明な硝子に反射する、俺の顔。

 ……そして。

「知香っ……!」

 愛しい顔が、ずっと恋焦がれていた知香の寝顔が、視界に飛び込んできた。舞台照明のようなパーライトに照らされ、知香が……俺から見て、右手の壁に凭れかかって眠っている。


 それはさながら。俺という役者が、仮死の毒を口にした知香という役者に駆け寄っている。その場面を演出されているような。そんな気がした。


 無防備な寝顔。僅かに上気した頬は、あの日と同じ媚薬モノを飲まされたからか。

 一刻も早く知香のそばにいきたい。自動ドアが開く緩慢さがもどかしい。開きだした自動ドアの僅かな隙間を縫って、その空間舞台に足を踏み入れた。左手に持ったスーツケースが、ガタンッ!っと大きな音を立てて自動ドアに引っかかった。くんっと、己の身体がつんのめって、引っかかった拍子に視線が左側に向く。



「やぁ。智くん。待ってたよ」



 にこり、と。ヘーゼル色の瞳が、俺に嗤いかけた。あの夜とは違う、ふっくらとした健康的な片桐の姿。

 ギャラリー機能を完備した細長い通廊。絵画展が開かれているのだろうか、中央に設置された天井から腰のあたりまで吊るされた壁面に、キリスト教の宗教画のような絵画がいくつも展示されている。

 その展示を挟んで、知香が座る椅子の反対側の椅子に。片桐が腰をおろして……にこり、と。俺に嗤いかけている。

 片桐の、その意味ありげな嗤い方に、ぐわり、と。いいようのない感情が弾けた。

「てめぇ……一度ならず二度までも」

 低く低く呟いた。その言葉に、くすくすと。片桐が心底愉しそうに身体を揺らして笑い声を上げる。揺れる身体に合わせて、片桐の明るい髪がふわりと揺れた。

「さっきも言ったけど、盛ったのは俺じゃな~いよ?寧ろ俺は知香ちゃんを助けた側の人間だ。そこは勘違いしないで欲しいなぁ」

「ふざけるな、この状況で……!」

 この状況で。知香が意識を失っている状況で。前科がある片桐の、そんな言葉をまっすぐに信じられるほど俺はオメデタイ思考は持ち合わせてはいない。
 ぎり、と拳を握り締めると、片桐が俺の後ろのスーツケースをちらりと見遣った。そうして、その声が一気に低くなる。

「……なるほど。出張中を狙われた、ということか。黒川はのスケジュールを把握して事に及んだ、と。そういうこと、か」

 低く、低く紡がれる、その言葉。恨み、憎しみ、怨嗟……憎悪。それらが滲む声色に、一瞬、圧倒される。柄にもいわれぬほどの不気味さを湛えたヘーゼル色の瞳。その瞳に射すくめられ、身体が硬直する。

 俺を真っ直ぐに貫くヘーゼル色の瞳が、鮮やかに歪んだ。

「……知香ちゃんは自分で盛られたってことに気付いたんだねぇ。そして、それを智くんに伝えた」

 低かった声色が、飄々とした声色に瞬時に切り替わる。だが、俺を見つめたままのヘーゼル色の瞳は、爛々と―――憎悪に、歪んだまま。

「そっかぁ……結果的に、俺が彼女にしたことが…今回、彼女の身を助けることに繋がった、ってわけだ。やっぱり彼女は聡明だねぇ。……智くんには勿体ないほどの器を持ち合わせている」

 ふふふ、と、声を上げて。片桐の口元がゆっくりと歪む。その言葉を口にして、すっと。片桐が腰をおろしていた椅子から立ち上がった。

 スラックスの裾を捌く衣擦れの音が、俺と片桐と知香だけのこの空間に響いて、片桐が俺の前に歩み寄ってくる。

 全身から体温がゆっくりと下がるのを感じる。ヘーゼル色の瞳が、俺を雁字搦めに捕らえて、離さない。

 ガン、と、強い音がして、胸ぐらを掴まれる。俺の目の前まで歩いてきた片桐から伸びた手で、ワイシャツごと勢いよく掴まれ、片桐の顔の目の前に引き寄せられた。

 首元が、ギリギリと絞まっていく。息が出来ない。じっとりと、冷や汗が滲み出る。

 俺の目の前には。深い憎悪に染まった、ヘーゼル色の瞳があった。

「彼女が自分で気が付いたから、彼女は助かった。黒川が混ぜた睡眠薬入りの酒を飲み干さなかった。だから俺が間に合った」

 片桐が、俺の顔の前で放ったその言葉に、思考が固まる。睡眠薬、という言葉。日本語のはずなのに、理解が及ばない。

 低く、低く。地を這うような声が、小さく響く。

「お前が黒川の恨みを買ったが故に、知香ちゃんを危険に晒した。この事実は消えない。一生」


 ヘーゼル色の瞳は、俺を真っ直ぐに捉えたまま。


 棘の入った蔦がするすると勢いよく足元から這い上がって。俺が呼吸する自由を、身体を動かす自由を、奪った。


 ふたたび、ぐっと。掴まれた首元に力が籠められる。さらに首元が絞まって、思わず顔を歪めた。


「わかるか?お前が、知香ちゃんを危険に晒した」

 片桐が、小さく吐き捨て、ちらり、と。ヘーゼル色の瞳を、知香に視線を向けた。

「この状況をみろ。かっとなりやすいお前が上手く立ち回らないからこそ黒川の恨みを買ったのだろう」

 低く、くぐもった声で。片桐が唸る。眼前で放たれた言葉は、いつかの日に池野課長が放ったものと同じ言葉。嫌というほど噛み締めた、戒めの言葉。反論することなど、出来るわけもない。

 ふたたび、片桐の視線が俺に向けられる。目の前のヘーゼル色の瞳から。視線を外すことが、出来ない。

 酸素が足りず、意識が朦朧としてくる。じわじわと、ぎりぎりと。棘の入った蔦が、まるで魔法のように蛇に挿げ替わって。その胴体によって俺の身体が締め付けられていくようだ。片桐の憎悪に染まった昏い表情が、手品のようにぐにゃりと歪みだす。

「……知香ちゃんに、お前はふさわしくない。お前では知香ちゃんを護れない。彼女を護ることすら満足に出来ないお前が、彼女を危険に晒すことしか出来ないお前が。知香ちゃんを幸せになんか出来やしない。俺はそう思う」

 そうして、片桐は。誰に伝えるでもなく、小さく呟いた。震えるように紡ぎだされたその言葉は、身体の奥底から絞り出すようなその声色は、先ほどまでの深い憎悪の焔に包まれた声では、ない。

 ふ、と。胸ぐらを掴まれていた首元の手が緩む。急に酸素が流入して、クラクラと眩暈が起こり激しくせき込んだ。

「っ、げぼっ……ぐぅっ……」

 痰が絡む。喉がひゅうひゅうと音を立てている。首元に手を当て、片桐から数歩離れた。

 足元が揺れている。地震でも起きているのかと思うほど、グラグラしている。
 朦朧とする意識の中で、顔を上げ、必死に片桐の顔を睨みつけた。


 片桐が、にこり、と。俺の眼前で、嗤う。その声が、ふたたび。飄々としたものに切り替わった。


「知香ちゃんから手を引くって俺は言ったけどさ~ぁ?それは、よっぽどのことがない限り違えるつもりはなかったんだよ。喩えば、智くんを狙って、あるいは、智くんの地位を狙って。智くんの大切な存在である知香ちゃんを脅かそうと……知香ちゃんを害そうとする存在が現れない限りは」

 そこまで口にした、片桐の声が。くるりと、切り替わる。

「……違えるつもりは、なかった」

 氷のような、冷たく……冷酷な視線を、俺に向けている。強い感情が籠った瞳で見据えられたまま告げられたその言葉に、息を飲んだ。

 片桐が口にしたその言葉に。その、氷のような視線に。ゆっくりと、全身の血の気が引いていく。


 こいつは、これから。本気で―――知香を奪いに来る。
 これまで俺たちに仕掛けられたこと。それは、こいつにとっては単なるハンティングゲームでしかなかった。そう、直感した。


 氷のような冷ややかな視線を俺に向けたまま、片桐が俺からゆっくりと距離を取った。ヘーゼル色の瞳が、徐々に遠くなっていく。

「………俺からの最後通牒だ。お前の覚悟をみせろ。彼女を護り抜くという、揺るぎない覚悟を」

 じっと。ヘーゼル色の瞳が、俺を貫いている。その瞳の向こう側に―――いつかの夜に、仔犬がみせたような光が。滾るような、熱が。チラチラと、見え隠れしていた。

「……」

 荒い呼吸を必死に整える。ヘーゼル色の瞳に宿る光の意味を、滾るような熱の意味を。酸素が足りていない脳を懸命に回転させながら噛み砕く。

「彼女が飲んだ睡眠薬は、恐らくベンゾジアゼピン系。酒に溶かされていたが、ひと口しか飲み下していなかった。意識を失って30分程度と言ったところ。あと2時間もすれば起きるはずだ。……俺の言うことが信じられなければ、起きた彼女に聞け」

 無機質に。ただただ、何かを通告するかのように。それはまるで、軍隊に所属している下士官が、隊員に淡々と通告を行っているような。感情が一切篭っていない、声色。

 不意に。俺から距離を取った片桐が、自らの背広の、胸元の内ポケットに手を伸ばした。俺を直接的に揺さぶった後に、今度は何を仕掛けてくる気か。その動作を、警戒しながら睨みつけた。

 するりと引き抜かれた片桐の手には、手のひらから細長くはみ出るサイズの封筒。極東商社のロゴが入っている、薄紅色の……厚みのある、それ。いくつかの書類が折り曲げて封入してあるであろうその封筒を、片桐が俺の足元に勢いよく投げてよこした。パサリ、と、灰色のカーペットに書類が落ちる乾いた音が小さく聞こえた。

「………その中身を信じるも信じないも、お前次第だ。お前が動かなければ、俺が彼女を奪い取る。今度は、正々堂々と、真正面から。次は……容赦はしない」

 その言葉を口にした片桐が、ふい、と。俺から視線を外し、知香を見つめた。その瞳が痛みで僅かに揺れ、くるりと踵を返す。

 ふわり、と。商談に来た日と同じように……シトラスの香りが、鼻腔をくすぐった。

 トス、トス、と。片桐の革靴につけられているトゥスチールの音が、床面のカーペットに吸収されて、その音が遠ざかっていく。





「……知、香」

 金縛りが解けたかのように身体が動いた。見えない糸に引き寄せられるように、愛おしいひとのもとへと歩く。

 ゆっくりと、知香の前に腰をおろす。目を瞑ったままの知香の頬の輪郭をなぞり、小さく囁いた。

「ただいま…知香。ごめん、な……」

 意識を失っている知香には届かない、とわかっていても。俺にはただ、謝るしか、出来ない。

「ごめん……ごめんな…」

 小さく、小さく謝り続ける。視界が、滲む。灼熱の雫が止め処なく零れ落ちていく。



 アルコールでほんのりと上気した知香の頬に手を当てて、じっと。知香の顔を見つめながら、片桐が話した内容を噛み砕いていく。



 先ほどの話から推測するに。
 黒川が、単独で動いた。
 黒川に連れ去られる寸前の知香を、片桐が救った。

 俺が、もっと上手く立ち回れていれば。
 俺が、もっと早く、気が付けていれば。
 
 こうして。知香を、危険に晒すこともなかった。



 頬を撫でていた手を滑らせて、膝の上に置かれた知香の手を握る。白魚のような指を眺めて、左手の薬指を、慈しむようになぞる。



 片桐に、突きつけられた言葉。

(俺は……知香に、相応しくない…)

 その通りだ。俺のせいで、知香に生命を失うかもしれないという恐怖を与えてしまった。反論する余地も、術も、その資格も。今の俺は。

(持ち合わせてなんか、いやしない)



 でも…それでも。



『私の存在が、智さんの足枷になっているとしても…私は、智さんを失いたくない』

『だから、私を…手放さないで……』



 黒川に、俺たちのことを悟られた時。まだ、知香が俺を「智さん」と呼んでいた頃。

 知香を黒川に傷つけられる前に―――自分勝手な判断で知香を突き放そうとした時。

 今は閉じられているその焦げ茶色の瞳に涙を湛え、それでもなお俺を真っ直ぐに貫いて。手放さないで、と。知香は俺に訴えた。

 知香の望みは―――俺の望み。



「俺の……覚悟」



 片桐は。俺の覚悟を見せてみろ、と言った。
 俺が動かなければ、奪い取る、と、言った。
 あの封筒を放り投げながら。

 つい、と。投げられた封筒に視線を向けた。

 握っていた知香の手を離して立ち上がり、俺が立っていた場所に向かって足を動かす。

 足を動かすたびに、僅かな風が発生して、涙で濡れた頬を冷やしていく。

 先ほどまで立っていた場所に辿り着く。緩慢な動作で、カーペットの上に落とされた封筒を手に取った。見た目よりも随分と重たい。ぎっしりと書類が詰められた、その封筒。



「俺の……かく、ご」



 片桐は。なぜ、この封筒を俺に託したのか。
 なぜ―――仔犬のような瞳を、していたのか。

 片桐が知香を欲しがっているのは、忘れられない女を知香に重ねていたから。
 でも。あの瞳は、そうではなくて。


「……他の誰でもない、知香を見て……知香を、愛して、いるから……」


 手に持った封筒を、ぐっと握りしめる。

 この封筒に、何が入っているのか。封がされていない開封口から、ズルズルと書類を引き出して―――その中身に。呼吸が、止まった。


 ヒラヒラと。手のひらから、薄紅色の封筒が落ちていく。それはまるで、桜の花びらが散り落ちるように。



「…………ぐるぐる、は、これ、だったのか……」


 香典返し。
 マカロン。
 極東商社。
 三井商社。
 帳合取引。


 これらの全てを、繋げる―――『証拠』。



 一度だけ。今回だけ。片桐は、俺の過ちを、俺の失態を見逃してくれた。

 それは、他の誰でもない―――知香の、ために。



 小林は、あの夜。知香を俺に託した。
 片桐も、今日。知香を、俺に託した。

 その想いを。俺は。


「踏み躙るわけには、いかねぇんだ……」


 手に持った書類の束に、皺が寄る。


「知香が…俺を要らない、というなら。俺は、知香の手を離す。でも、知香が俺の隣にいてくれるのなら……」



 俺がボロボロになろうが、生命を落とそうが。
 知香の願いを、叶える。知香が望む限り、知香のそばにいる。


 だから。黒川を―――潰す。
 俺の安いプライドなんて、もう必要ない。

 他の誰でもない、俺が人生で一番赦せない……片桐の協力を、得て。


 それが―――俺の覚悟。


 知香が俺を望んでくれる限り。片桐に奪われそうになっても、黒川に傷付けられそうになっても。

 俺は、知香を探し出して、この腕の中に取り戻す。知香が、俺を選んでくれる限り。



 俺のすべてをかけて。何度も、何度でも。




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