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本編・第三部
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あの表情は、きっと私の勘違いなのだろう。だって、今、目の前にあるダークブラウンの瞳は、ちゃんと私を見ているから。
「ま、冗談はさておき。これから仕事中に電話とかすることも増えるだろうから。よろしくな」
そう言葉を紡ぎながら、智はいただきます、と声をあげて、カレーの器に向かう。その姿を見て、私もソファに腰掛け、智の隣に沈み込んで。
「まぁ、私は今、2課に人がいなくて暫定的にやってるだけだから。智と関わるのも、今月だけじゃないかな。異動してきた西浦係長が畜産チームになると思う。私は一応、農産チームだし」
カレーを口に運んでいく智の横顔をみながら、2課の内情を伝える。
そう。本来なら、今日付けの組織再編で片桐さんと小林くんが畜産チームとなる予定だった。今はあのふたりが抜けた穴を、一時的に水野課長と私で分担しているだけ。しばらくすれば、今回のような畜産関係の通関業務は西浦係長が担当することになるだろうから。
私の言葉に、ふぅん、と、智が面白くなさそうに声をあげた。業務上関わりができるということを少し嬉しいと思ってくれていたのだろうか。そう考えると、今後畜産関係から離れてしまうのがちょっと寂しくもあった。
ぼんやりと考えていると、んで?と、智が探るような声色で言葉を紡いだ。
「新入社員はどうだったんだ?仕事出来そうか?」
「あ~…………えっと」
南里くんのことを思い出すと、思わず歯切れが悪くなる。
三木ちゃんに迫っていたあの時、間に入った片桐さんとの会話から色々と頭の回転が早い子だろうなとは思った。片桐さんも、同じ意見。だからきっと、事務仕事の覚えは早いだろう。
けれど、初っ端からあのような態度であれば……取引先との会話が心配になる。間に入った冷たい空気を身に纏った片桐さんにも、臆することなく会話をしていた度胸は認めるけれど。
一応、片桐さんは係長だ。南里くんは片桐さんの役職を知らなかったとはいえ、歳上の人にも食ってかかるような子。
……カッとなったら取引先に失礼な物言いをしないだろうか。
まして、片桐さんのような子だ。仕事中ならまだしも、休憩中はどう接していいかわからない。
「………まさかと思うが、片桐パターンじゃねぇだろうな?」
一瞬考え込んだ私に、智の声が低く響いた。片桐さんのように、新入社員が私に狙いを定めたのではないか、と、智は考えているのだろう。
智がスプーンを持っていない左手で拳をぎゅっと握った。激しい感情の渦が、ダークブラウンの瞳に宿っていることを認めて、思わず慌てる。
「あ、や、違うの。私に、じゃなくて」
「……?」
慌てたような私に、智が訝しげに瞳を細めて、首を傾げる。
というより、私は見た目も平均的だし、三木ちゃんのように南里くんから一目惚れされる、というような、そういう心配はしなくていい気がするのだけど。智は私の見た目を買いかぶりすぎなんだ、と、心の中でひとりごちた。
「後輩の……三木ちゃんに」
私の一言に、智が明らかにほっとしたような表情を浮かべる。鋭い光を宿していたダークブラウンの瞳が和らいでいく。
「あぁ……そっちか。その子には悪いが、ほっとした」
ほう、と、智が大きく息を吐いた。そうして、何があった?と、視線だけで私に訊ねてくる。
「えっと、ね……今日は初日だから、新入社員は定時に上がらせたの。で、三木ちゃんと一緒に残業して。帰り際に……定時で上がらせたはずの南里くん、っていう男の子の方が、三木ちゃんに一目惚れしたって待ち構えてて。………それで…」
そこまで口にして、一瞬躊躇って、智から視線を外す。
土曜日に片桐さんに偶然遭遇して、智は明らかな嫌悪感を示していた。今回、片桐さんが助けに入ってくれたけれど、どういう形であれ、私が片桐さんと接触すること自体が智にとっては不安の材料だろう。
だから。この先の話しをを智へ伝えるかどうか、一瞬、迷ってしまった。
(……でも…)
私の中に片桐さんがいるのかもしれない、不安だ、と、感じているであろう今の智だからこそ。今回のことを隠してはいけない。そう、思う。私が片桐さんのことをなんとも思っていない、ということを、何度だって口にしなければならない。
そう決意して、逸らした視線を智に合わせ、目の前にあるダークブラウンの瞳をじっと見つめた。
「えっとね……後輩の三木ちゃんに強引に迫っている南里くんを、片桐さんが間に入って止めてくれたの」
「片桐が?」
智が驚いたように大きく目を見張った。それはそうだろう、だって、私だってあの瞬間はとても驚いたから。
智の言葉に、うん、と頷いて。
「えと、ね。片桐さん……その、智への償いだって言ってた」
「……償い」
私の言葉に智がゆっくり瞬きをして、償い、という言葉を繰り返した。
「うん。片桐さんが間に入って、止めてくれて。三木ちゃん、好きな人がいるって言ってたよね、こんなオープンな場所で迫るなんてナイと思う、って言ってたの。だから、びっくりしちゃって……片桐さんがそれを言うか、って言ったら『彼への償いだから』って、片桐さんは言ったの」
私の言葉に、智がじっと考え込むように黙りこくった。
長い脚を組みながら、左手を口に当てる。……智の、考えるときの癖。様になっているその姿勢に、ほう、と見惚れていると、ふっと、智が口の端をあげて、切れ長の瞳を僅かに歪ませた。
「…あいつも隅に置けねぇな……」
「へ?」
「いや。こっちの話」
「???」
にやり、と。智が愉しそうな笑みを浮かべた。
「なるほどな。だから『償い』そして『部外者』か。やっと繋がった」
くつくつと、智が愉しそうに喉を鳴らしている。
「……え?え?どういうこと?」
全く意味がわからない。私の頭上にはてなマークが乱立する。
私の混乱した表情に、智がやわらかく笑った。
「知香は気付かなくていい。……いや、違うな。知香が自分で気が付かないと意味がねぇ」
ゆっくりと、頭を撫でられていく。そうして、智の薄い唇が私の額に落ちてくる。小さなリップ音がして、智が私の瞳をじっと見つめて。ふっと、智が瞳を翳らせた。
「んで?片桐は?それ以上はなにも言わなかったのか?」
片桐さんに、私から手を引くと言ったのに、どういうつもりかと問い詰めたときにみせた、あの……私を見ているのに、私を見ていない瞳が、ふっと脳裏に蘇った。
「……南里くん、頭の回転は速い子なの。片桐さんが間に入ったから、片桐さんが三木ちゃんを好きなんだって思ったみたいで」
じっと、目の前にあるダークブラウンの瞳を真っ直ぐに見つめて言葉を紡ぐ。
「でも、片桐さんは、南里くんの前で自分は私狙いだって言った。私から手を引くって言いましたよねって問い詰めたら……私を好きなのは変わらないからって。でも、あの人、本当は私のことなんか好きじゃないのに」
私が口にした言葉に、智が切れ長の瞳を瞬かせた。
「……え?」
(………やっぱり)
やっぱり、智は気付いてなかったんだ。片桐さんは私を好きなんかじゃない、私を見ていない、っていうことに。
まるで、幼い子どもに噛んで言い含めるかのように。智の頬に手を置いて。ダークブラウンの瞳を強く見つめて、言葉を紡いだ。
「本当は、あの人は……もう亡くなってしまったマーガレットさんのことが好きなの。私のことは1ミリも好きじゃない。それくらい、わかる。だって、智が私のことを私として、しっかり見てくれているから」
ふるふると。ダークブラウンの瞳が、揺らめいている。
「だから。あんな暗示をかけられたって……私があの人の元に行く、だなんて、世界がひっくり返ってもあり得ない。私を好きでいてくれる智を捨てて、私を好きでもない片桐さんの元に行く、だなんて。暗示だろうと、絶対にあり得ない」
智が不安な気持ちを抱えている、というのは、私の迂闊な行動のせいだ。だからこそ、私が、智の不安を取り除いてあげたい。
私の言葉は、絶対に智に届く。その一心で。言葉を、続けた。
「私には、智だけ。たとえ世界が滅んでも、智さえ生きていれば、それでいいの」
そうして。ふわり、と。微笑んでみせた。
「ま、冗談はさておき。これから仕事中に電話とかすることも増えるだろうから。よろしくな」
そう言葉を紡ぎながら、智はいただきます、と声をあげて、カレーの器に向かう。その姿を見て、私もソファに腰掛け、智の隣に沈み込んで。
「まぁ、私は今、2課に人がいなくて暫定的にやってるだけだから。智と関わるのも、今月だけじゃないかな。異動してきた西浦係長が畜産チームになると思う。私は一応、農産チームだし」
カレーを口に運んでいく智の横顔をみながら、2課の内情を伝える。
そう。本来なら、今日付けの組織再編で片桐さんと小林くんが畜産チームとなる予定だった。今はあのふたりが抜けた穴を、一時的に水野課長と私で分担しているだけ。しばらくすれば、今回のような畜産関係の通関業務は西浦係長が担当することになるだろうから。
私の言葉に、ふぅん、と、智が面白くなさそうに声をあげた。業務上関わりができるということを少し嬉しいと思ってくれていたのだろうか。そう考えると、今後畜産関係から離れてしまうのがちょっと寂しくもあった。
ぼんやりと考えていると、んで?と、智が探るような声色で言葉を紡いだ。
「新入社員はどうだったんだ?仕事出来そうか?」
「あ~…………えっと」
南里くんのことを思い出すと、思わず歯切れが悪くなる。
三木ちゃんに迫っていたあの時、間に入った片桐さんとの会話から色々と頭の回転が早い子だろうなとは思った。片桐さんも、同じ意見。だからきっと、事務仕事の覚えは早いだろう。
けれど、初っ端からあのような態度であれば……取引先との会話が心配になる。間に入った冷たい空気を身に纏った片桐さんにも、臆することなく会話をしていた度胸は認めるけれど。
一応、片桐さんは係長だ。南里くんは片桐さんの役職を知らなかったとはいえ、歳上の人にも食ってかかるような子。
……カッとなったら取引先に失礼な物言いをしないだろうか。
まして、片桐さんのような子だ。仕事中ならまだしも、休憩中はどう接していいかわからない。
「………まさかと思うが、片桐パターンじゃねぇだろうな?」
一瞬考え込んだ私に、智の声が低く響いた。片桐さんのように、新入社員が私に狙いを定めたのではないか、と、智は考えているのだろう。
智がスプーンを持っていない左手で拳をぎゅっと握った。激しい感情の渦が、ダークブラウンの瞳に宿っていることを認めて、思わず慌てる。
「あ、や、違うの。私に、じゃなくて」
「……?」
慌てたような私に、智が訝しげに瞳を細めて、首を傾げる。
というより、私は見た目も平均的だし、三木ちゃんのように南里くんから一目惚れされる、というような、そういう心配はしなくていい気がするのだけど。智は私の見た目を買いかぶりすぎなんだ、と、心の中でひとりごちた。
「後輩の……三木ちゃんに」
私の一言に、智が明らかにほっとしたような表情を浮かべる。鋭い光を宿していたダークブラウンの瞳が和らいでいく。
「あぁ……そっちか。その子には悪いが、ほっとした」
ほう、と、智が大きく息を吐いた。そうして、何があった?と、視線だけで私に訊ねてくる。
「えっと、ね……今日は初日だから、新入社員は定時に上がらせたの。で、三木ちゃんと一緒に残業して。帰り際に……定時で上がらせたはずの南里くん、っていう男の子の方が、三木ちゃんに一目惚れしたって待ち構えてて。………それで…」
そこまで口にして、一瞬躊躇って、智から視線を外す。
土曜日に片桐さんに偶然遭遇して、智は明らかな嫌悪感を示していた。今回、片桐さんが助けに入ってくれたけれど、どういう形であれ、私が片桐さんと接触すること自体が智にとっては不安の材料だろう。
だから。この先の話しをを智へ伝えるかどうか、一瞬、迷ってしまった。
(……でも…)
私の中に片桐さんがいるのかもしれない、不安だ、と、感じているであろう今の智だからこそ。今回のことを隠してはいけない。そう、思う。私が片桐さんのことをなんとも思っていない、ということを、何度だって口にしなければならない。
そう決意して、逸らした視線を智に合わせ、目の前にあるダークブラウンの瞳をじっと見つめた。
「えっとね……後輩の三木ちゃんに強引に迫っている南里くんを、片桐さんが間に入って止めてくれたの」
「片桐が?」
智が驚いたように大きく目を見張った。それはそうだろう、だって、私だってあの瞬間はとても驚いたから。
智の言葉に、うん、と頷いて。
「えと、ね。片桐さん……その、智への償いだって言ってた」
「……償い」
私の言葉に智がゆっくり瞬きをして、償い、という言葉を繰り返した。
「うん。片桐さんが間に入って、止めてくれて。三木ちゃん、好きな人がいるって言ってたよね、こんなオープンな場所で迫るなんてナイと思う、って言ってたの。だから、びっくりしちゃって……片桐さんがそれを言うか、って言ったら『彼への償いだから』って、片桐さんは言ったの」
私の言葉に、智がじっと考え込むように黙りこくった。
長い脚を組みながら、左手を口に当てる。……智の、考えるときの癖。様になっているその姿勢に、ほう、と見惚れていると、ふっと、智が口の端をあげて、切れ長の瞳を僅かに歪ませた。
「…あいつも隅に置けねぇな……」
「へ?」
「いや。こっちの話」
「???」
にやり、と。智が愉しそうな笑みを浮かべた。
「なるほどな。だから『償い』そして『部外者』か。やっと繋がった」
くつくつと、智が愉しそうに喉を鳴らしている。
「……え?え?どういうこと?」
全く意味がわからない。私の頭上にはてなマークが乱立する。
私の混乱した表情に、智がやわらかく笑った。
「知香は気付かなくていい。……いや、違うな。知香が自分で気が付かないと意味がねぇ」
ゆっくりと、頭を撫でられていく。そうして、智の薄い唇が私の額に落ちてくる。小さなリップ音がして、智が私の瞳をじっと見つめて。ふっと、智が瞳を翳らせた。
「んで?片桐は?それ以上はなにも言わなかったのか?」
片桐さんに、私から手を引くと言ったのに、どういうつもりかと問い詰めたときにみせた、あの……私を見ているのに、私を見ていない瞳が、ふっと脳裏に蘇った。
「……南里くん、頭の回転は速い子なの。片桐さんが間に入ったから、片桐さんが三木ちゃんを好きなんだって思ったみたいで」
じっと、目の前にあるダークブラウンの瞳を真っ直ぐに見つめて言葉を紡ぐ。
「でも、片桐さんは、南里くんの前で自分は私狙いだって言った。私から手を引くって言いましたよねって問い詰めたら……私を好きなのは変わらないからって。でも、あの人、本当は私のことなんか好きじゃないのに」
私が口にした言葉に、智が切れ長の瞳を瞬かせた。
「……え?」
(………やっぱり)
やっぱり、智は気付いてなかったんだ。片桐さんは私を好きなんかじゃない、私を見ていない、っていうことに。
まるで、幼い子どもに噛んで言い含めるかのように。智の頬に手を置いて。ダークブラウンの瞳を強く見つめて、言葉を紡いだ。
「本当は、あの人は……もう亡くなってしまったマーガレットさんのことが好きなの。私のことは1ミリも好きじゃない。それくらい、わかる。だって、智が私のことを私として、しっかり見てくれているから」
ふるふると。ダークブラウンの瞳が、揺らめいている。
「だから。あんな暗示をかけられたって……私があの人の元に行く、だなんて、世界がひっくり返ってもあり得ない。私を好きでいてくれる智を捨てて、私を好きでもない片桐さんの元に行く、だなんて。暗示だろうと、絶対にあり得ない」
智が不安な気持ちを抱えている、というのは、私の迂闊な行動のせいだ。だからこそ、私が、智の不安を取り除いてあげたい。
私の言葉は、絶対に智に届く。その一心で。言葉を、続けた。
「私には、智だけ。たとえ世界が滅んでも、智さえ生きていれば、それでいいの」
そうして。ふわり、と。微笑んでみせた。
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