89 / 273
本編・第二部
123
しおりを挟む
長い沈黙のあと。小林くんが、ふっと、小さく笑って。
「…………やっと……やっと、前に、進めます。ありがとうございました」
ぺこり、と。小林くんが、乱暴な口調ではなく、しっかりとした口調で、頭を下げた。ゆっくりと、小林くんが視線を上げて。私に視線を合わせて、晴れやかに、笑った。
私は、その言葉で、その仕草で。小林くんの気持ちに、大きな区切りがついたと悟った。
(あなたの気持ちに、応えられなくて…ごめんね。…………私を、智を……勝たせてくれて、ありがとう)
晴れかな、澄んだ一重の瞳をじっと見つめながら、心の中でそう呟いて、ぎゅうと、空いた右手で自分のスカートを握りしめた。
小林くんは私から視線をはずし、口の端を釣り上げて。イタズラを思いついた子供のような笑みを浮かべながら、ゆっくりと智に視線を合わせた。
「……さっきの。ここに飛び込んでいく時の、あんた。……かっこよくて、かっこわるかったな」
小林くんのその言葉に。智が、ぶすっとした声で返答する。
「……悪かったな、かっこわるくてよ」
私からは、智の表情は見えない。でも、智が、苦い薬を飲み込んだような、そんな顰めっ面をしてるのだろう、と、容易に想像ができて。私と小林くんは思わず顔を見合わせてくすりと笑いあった。
「でも。あんただから、素直に一瀬さんを任せようと思えたんだ。……裏切んなよ。一瀬さんのことも、俺の想いも……片桐の想いも」
そう言葉を紡いで、立ったままの小林くんが腰を曲げて。座った状態の智と同じ目線まで、自分の顔を下げる。
「裏切ったら、殺す」
凛とした表情で、その整った顔に似つかわしくない物騒な言葉をサラッと口にした。綺麗でいて、仔犬のような顔立ちの小林くんからひどく物騒な単語が出てきたことに驚いて、私は思わず口をあんぐりと開けた。
「…………裏切らねぇ。絶対に」
智は、恋人繋ぎをしたままの私の手をぎゅっと握りしめながら、その言葉を紡ぐ。
しばらく、そのまま睨み合っていたふたりの拮抗を破ったのは、小林くんだった。 ふたたび、ふっと、口の端を釣り上げる。
「あんたにも言っといてやるよ。あんたには、不安そうな顔は似合わねぇ。俺に向けてた、あの不敵な……余裕かました、スカした顔してろ、ばーか。その顔が見てぇんだよ、俺は」
そう言葉を続けた小林くんが、くるりと振り返った。その背中が遠くなっていく。
私たちの間に、沈黙が訪れて。
「帰るか」
智が、小さく呟いた。
「うん……帰ろ」
私たちの、家に。ふたりで、帰る。
ゆっくりと、左を見上げると、大好きな……ダークブラウンの瞳と視線が交差して。
「ちゃんと……冷やさなきゃ。ここ」
智の額に右手を当てて。
「……世界一かっこいい、智の顔が、かっこわるくみえちゃうから」
そう、呟いて。くすくすと、笑いあった。
未だフラフラする身体を懸命に動かしながら、時に智の肩を借りて、お店のビルの階段を降りた。ビルの目の前には、智が手配してくれたタクシーが既に待機していた。そのタクシーの後部座席に乗り込む。
智がドライバーさんに自宅付近の住所を伝えて、ほうっとふたりで息をついて。私は、後ろに飛んでいくネオンの光をぼんやり眺めながら、さっきから考えていたことを口にした。
「ね、智。私、異動願い、出す」
「……は?」
智が呆けたような声を上げた。切れ長の瞳が驚愕に彩られて、口をあんぐりと開けて、真横の私を見ている。その表情が、なんだかおかしくて。ぷっと小さく吹き出した。
「片桐さんや小林くんと一緒に働いてると、嫌でしょ? だから」
ひとまず、一件落着……となった、と思う。だけど、こんなことになってしまって、それでも片桐さんと一緒に仕事をするのは……智が抱える憎しみの感情を考えたら、いくら通関部の仕事が大好きでも……このまま私のワガママを通して、通関部に在籍し続けることは、憚られた。
「私、総合職に転換したから。異動願い出せば、基本的にそれは通るはずなの。通関部の仕事は大好きだけど…智にこれ以上、嫌な想いをしてほしくない」
私の、素直な気持ち。智が真っ直ぐに私を迎えに来てくれたから、助けに来てくれたから。私だって、その想いに報いたい。
「だから。異動願いを、出す。どこに配属になるかは全くわからないけれど」
唖然とした智が、ようやく自分を取り戻して、ふっと笑った。
「もし、販売部配属になって営業やるなら。俺が持ってる知識、全部叩き込んでやる。俺の指導は、池野課長仕込みのスパルタだぞ?」
そうして、ニヤリ、と。ダークブラウンの瞳が、酷く意地悪に歪んだ。
「………知香の会社は、俺が今から立ち上げる新部門のライバル的存在になるからな。もし、知香が俺が今から成し遂げることの邪魔するようなら、徹底的に叩き潰す。俺は……社長になって、知香を社長夫人にしなきゃなんねぇんだから」
社長、夫人。その言葉の意味を、深く深く噛み締めて。
「……よろしくね。営業の先輩さん。そして……ウチの会社の、ライバルさん」
人生の、パートナーさん。その言葉を、口の中で、小さく呟いて。智の手を、ゆっくりと、握った。
ほぅ、と、ため息をついて。タクシーの窓から、空を見上げた。
今日の夜のような、真っ暗な曇天の夜に。辛くて、苦しくて、蹲って、涙をこぼしても。雲間に差し込む一筋の小さな光を掴んで、目がくらむような、目映い朝を連れて来てくれる。
そう。この手を取っている限り。この手を、離さない限り。
私に。私たちに。………明けない夜は、きっと、来ないのだから。
「…………やっと……やっと、前に、進めます。ありがとうございました」
ぺこり、と。小林くんが、乱暴な口調ではなく、しっかりとした口調で、頭を下げた。ゆっくりと、小林くんが視線を上げて。私に視線を合わせて、晴れやかに、笑った。
私は、その言葉で、その仕草で。小林くんの気持ちに、大きな区切りがついたと悟った。
(あなたの気持ちに、応えられなくて…ごめんね。…………私を、智を……勝たせてくれて、ありがとう)
晴れかな、澄んだ一重の瞳をじっと見つめながら、心の中でそう呟いて、ぎゅうと、空いた右手で自分のスカートを握りしめた。
小林くんは私から視線をはずし、口の端を釣り上げて。イタズラを思いついた子供のような笑みを浮かべながら、ゆっくりと智に視線を合わせた。
「……さっきの。ここに飛び込んでいく時の、あんた。……かっこよくて、かっこわるかったな」
小林くんのその言葉に。智が、ぶすっとした声で返答する。
「……悪かったな、かっこわるくてよ」
私からは、智の表情は見えない。でも、智が、苦い薬を飲み込んだような、そんな顰めっ面をしてるのだろう、と、容易に想像ができて。私と小林くんは思わず顔を見合わせてくすりと笑いあった。
「でも。あんただから、素直に一瀬さんを任せようと思えたんだ。……裏切んなよ。一瀬さんのことも、俺の想いも……片桐の想いも」
そう言葉を紡いで、立ったままの小林くんが腰を曲げて。座った状態の智と同じ目線まで、自分の顔を下げる。
「裏切ったら、殺す」
凛とした表情で、その整った顔に似つかわしくない物騒な言葉をサラッと口にした。綺麗でいて、仔犬のような顔立ちの小林くんからひどく物騒な単語が出てきたことに驚いて、私は思わず口をあんぐりと開けた。
「…………裏切らねぇ。絶対に」
智は、恋人繋ぎをしたままの私の手をぎゅっと握りしめながら、その言葉を紡ぐ。
しばらく、そのまま睨み合っていたふたりの拮抗を破ったのは、小林くんだった。 ふたたび、ふっと、口の端を釣り上げる。
「あんたにも言っといてやるよ。あんたには、不安そうな顔は似合わねぇ。俺に向けてた、あの不敵な……余裕かました、スカした顔してろ、ばーか。その顔が見てぇんだよ、俺は」
そう言葉を続けた小林くんが、くるりと振り返った。その背中が遠くなっていく。
私たちの間に、沈黙が訪れて。
「帰るか」
智が、小さく呟いた。
「うん……帰ろ」
私たちの、家に。ふたりで、帰る。
ゆっくりと、左を見上げると、大好きな……ダークブラウンの瞳と視線が交差して。
「ちゃんと……冷やさなきゃ。ここ」
智の額に右手を当てて。
「……世界一かっこいい、智の顔が、かっこわるくみえちゃうから」
そう、呟いて。くすくすと、笑いあった。
未だフラフラする身体を懸命に動かしながら、時に智の肩を借りて、お店のビルの階段を降りた。ビルの目の前には、智が手配してくれたタクシーが既に待機していた。そのタクシーの後部座席に乗り込む。
智がドライバーさんに自宅付近の住所を伝えて、ほうっとふたりで息をついて。私は、後ろに飛んでいくネオンの光をぼんやり眺めながら、さっきから考えていたことを口にした。
「ね、智。私、異動願い、出す」
「……は?」
智が呆けたような声を上げた。切れ長の瞳が驚愕に彩られて、口をあんぐりと開けて、真横の私を見ている。その表情が、なんだかおかしくて。ぷっと小さく吹き出した。
「片桐さんや小林くんと一緒に働いてると、嫌でしょ? だから」
ひとまず、一件落着……となった、と思う。だけど、こんなことになってしまって、それでも片桐さんと一緒に仕事をするのは……智が抱える憎しみの感情を考えたら、いくら通関部の仕事が大好きでも……このまま私のワガママを通して、通関部に在籍し続けることは、憚られた。
「私、総合職に転換したから。異動願い出せば、基本的にそれは通るはずなの。通関部の仕事は大好きだけど…智にこれ以上、嫌な想いをしてほしくない」
私の、素直な気持ち。智が真っ直ぐに私を迎えに来てくれたから、助けに来てくれたから。私だって、その想いに報いたい。
「だから。異動願いを、出す。どこに配属になるかは全くわからないけれど」
唖然とした智が、ようやく自分を取り戻して、ふっと笑った。
「もし、販売部配属になって営業やるなら。俺が持ってる知識、全部叩き込んでやる。俺の指導は、池野課長仕込みのスパルタだぞ?」
そうして、ニヤリ、と。ダークブラウンの瞳が、酷く意地悪に歪んだ。
「………知香の会社は、俺が今から立ち上げる新部門のライバル的存在になるからな。もし、知香が俺が今から成し遂げることの邪魔するようなら、徹底的に叩き潰す。俺は……社長になって、知香を社長夫人にしなきゃなんねぇんだから」
社長、夫人。その言葉の意味を、深く深く噛み締めて。
「……よろしくね。営業の先輩さん。そして……ウチの会社の、ライバルさん」
人生の、パートナーさん。その言葉を、口の中で、小さく呟いて。智の手を、ゆっくりと、握った。
ほぅ、と、ため息をついて。タクシーの窓から、空を見上げた。
今日の夜のような、真っ暗な曇天の夜に。辛くて、苦しくて、蹲って、涙をこぼしても。雲間に差し込む一筋の小さな光を掴んで、目がくらむような、目映い朝を連れて来てくれる。
そう。この手を取っている限り。この手を、離さない限り。
私に。私たちに。………明けない夜は、きっと、来ないのだから。
0
よろしければ感想などお気軽にお寄せください♪
メッセージフォーム
お気に入りに追加
1,544
あなたにおすすめの小説

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
ウブな政略妻は、ケダモノ御曹司の執愛に堕とされる
Adria
恋愛
旧題:紳士だと思っていた初恋の人は私への恋心を拗らせた執着系ドSなケダモノでした
ある日、父から持ちかけられた政略結婚の相手は、学生時代からずっと好きだった初恋の人だった。
でも彼は来る縁談の全てを断っている。初恋を実らせたい私は副社長である彼の秘書として働くことを決めた。けれど、何の進展もない日々が過ぎていく。だが、ある日会社に忘れ物をして、それを取りに会社に戻ったことから私たちの関係は急速に変わっていった。
彼を知れば知るほどに、彼が私への恋心を拗らせていることを知って戸惑う反面嬉しさもあり、私への執着を隠さない彼のペースに翻弄されていく……。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
ヤンデレエリートの執愛婚で懐妊させられます
沖田弥子
恋愛
職場の後輩に恋人を略奪された澪。終業後に堪えきれず泣いていたところを、営業部のエリート社員、天王寺明夜に見つかってしまう。彼に優しく慰められながら居酒屋で事の顛末を話していたが、なぜか明夜と一夜を過ごすことに――!? 明夜は傷心した自分を慰めてくれただけだ、と考える澪だったが、翌朝「責任をとってほしい」と明夜に迫られ、婚姻届にサインしてしまった。突如始まった新婚生活。明夜は澪の心と身体を幸せで満たしてくれていたが、徐々に明夜のヤンデレな一面が見えてきて――執着強めな旦那様との極上溺愛ラブストーリー!
【R18・完結】甘溺愛婚 ~性悪お嬢様は契約婚で俺様御曹司に溺愛される~
花室 芽苳
恋愛
【本編完結/番外編完結】
この人なら愛せそうだと思ったお見合い相手は、私の妹を愛してしまった。
2人の間を邪魔して壊そうとしたけど、逆に2人の想いを見せつけられて……
そんな時叔父が用意した新しいお見合い相手は大企業の御曹司。
両親と叔父の勧めで、あっという間に俺様御曹司との新婚初夜!?
「夜のお相手は、他の女性に任せます!」
「は!?お前が妻なんだから、諦めて抱かれろよ!」
絶対にお断りよ!どうして毎夜毎夜そんな事で喧嘩をしなきゃならないの?
大きな会社の社長だからって「あれするな、これするな」って、偉そうに命令してこないでよ!
私は私の好きにさせてもらうわ!
狭山 聖壱 《さやま せいいち》 34歳 185㎝
江藤 香津美 《えとう かつみ》 25歳 165㎝
※ 花吹は経営や経済についてはよくわかっていないため、作中におかしな点があるかと思います。申し訳ありません。m(__)m
お見合いから始まる冷徹社長からの甘い執愛 〜政略結婚なのに毎日熱烈に追いかけられてます〜
Adria
恋愛
仕事ばかりをしている娘の将来を案じた両親に泣かれて、うっかり頷いてしまった瑞希はお見合いに行かなければならなくなった。
渋々お見合いの席に行くと、そこにいたのは瑞希の勤め先の社長だった!?
合理的で無駄が嫌いという噂がある冷徹社長を前にして、瑞希は「冗談じゃない!」と、その場から逃亡――
だが、ひょんなことから彼に瑞希が自社の社員であることがバレてしまうと、彼は結婚前提の同棲を迫ってくる。
「君の未来をくれないか?」と求愛してくる彼の強引さに翻弄されながらも、瑞希は次第に溺れていき……
《エブリスタ、ムーン、ベリカフェにも投稿しています》


過去1ヶ月以内にエタニティの小説・漫画・アニメを1話以上レンタルしている
と、エタニティのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にエタニティの小説・漫画・アニメを1話以上レンタルしている
と、エタニティのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。