91 / 273
挿話
It was like the expression he showed.
しおりを挟む
「三木、さん。俺は、一瀬さんを忘れるなんて、出来ないかもしれない。こんな風に言うのは、逃げでしかなくて…卑怯だと、自分でも思っています」
そう言葉を紡ぐ小林の顔が、今にも泣きそうだった。
もともとから、じれったいやつだな、とは思っていた。
だって。入社して、先輩が教育係になって2ヶ月もしないうちに、小林の視線は常に先輩を追っていたから。先輩は平山さんと付き合っている、と、遠回しに教えた。それでも、小林の視線は、変わらなかった。
先輩が平山さんに捨てられた噂が広がった時。小林が、一歩踏み込むかもしれないな、と思った。だって、あんなに先輩を視線で追っていたから。それなのに、一歩も踏み込むことをせず、挙句の果てに合コンですら、小林は動かなかった。
小林は自分自身の恋心にすら気が付けていない、と気づいた時には、じれったいを通り越して腹が立つほどだった。
でも、そのじれったさに、ほっとした私もいた。小林の想いが実らなかったことは、悔しくて、それでいて安堵した。そんな自分が情けなかった。
ぼんやりと過去に思考を飛ばしていると、小林の瞳が、小さく揺れた。
「でも……それでも、俺は、死ぬときに後悔したくない。傲慢に、怠惰に、飲み込まれたくない。だから。こんな中途半端な関係は止めて、ちゃんと……」
その言葉を最後に、黒曜石のような黒い瞳が、湿っていく。
小林がこの先、口にしたい言葉くらい、すぐにわかる。
小林に抱かれているとき。先輩を重ねているのだと、ずっと思っていた。それでいいと、思っていた。
けれど。あの日―――トランクルームで倒れかかった私を、咄嗟に支えに来てくれた時。
小林の瞳に。先輩ではなく『私』が。私が、映っていることを、認識した。
だって。私は。この一年間、ずっと……小林のことを、目で追っていた、から。
小林のその視線が、先輩を重ねているのではなく、『私』を見ている、と。瞬時に気が付いた。
あの時の言いようのない感情は……一生忘れられないと思う。
気まずそうに勢いよく腕を引いていった小林の動作に。小林が、いつの間にか先輩ではなく私をみている、という、その気持ちにすら……小林自身が気づいていない、と気が付いて。
私は、呆れた。
小林に、呆れた。
こんな底なしのばかを好きになった私にも、呆れた。
(……こんな時くらい、しっかり言いなさいよ……)
それでも。こんなにじれったい、こんな時にびしっと決められない、じれったい男でも。
―――途方もないくらい、好き、だった。
こんな時くらい、男に花を持たせてやらないと。小林自身が……自分の心に、先輩の笑顔に、ケリをつけられないだろうから。だから、私は、言いたいことがわかっていても、黙って……聞いていようと、思っていた。
小林が顔を上げて。ぐっと、私の目を、真っ直ぐに見つめるまでは。
(……なんて顔してんのよ)
あの日のように。
私たちの偽りの関係が始まった、あの夜のように。
―――ものすごく、傷ついた顔をして、いた。
都合がいい話だと、虫がいい話だとわかっている。だから、これから先に続ける言葉を拒否される、それもわかっている。
そんな……覚悟を決めた表情。
何かに怯えたような。私が惚れた……憂いを帯びた、何かの恐れを孕んだような。そんな…そんな瞳を、していた。
(ほんっと、あんたって、ばかね)
「ちゃんとした関係を、俺たちで築いていけ―――」
(ずっとあんたを見てきた私を、見くびらないで欲しいものだわ)
ぷつん、と。自分の中の何かが切れて。
気が付いたら、灰色のネクタイを掴んで。
小林の、薄い唇に。口付けて、いた。
抱かれているときは、絶対に正面から抱かせなかった。先輩を重ねていると、知っていたから。こうして、唇を合わせることすら、赦さなかった。
だけど。もう、小林は。
―――私を、見てくれているから。
唇がゆっくり離れて。
「……じれったいのよ、あんた」
照れ隠しのように、小林を突き放していく。
目の前にある、黒曜石のような瞳が。あの日のように……私が小林を叩いて、想いを告げてしまったあの夜のように。
その瞳が、大きく。動揺で、大きく揺れ動いていた。
芝居がかったように、はぁっ、と。肩を上下させながら、大きなため息をついた。
「要は、こういう事でしょ? 男なら、こういう時くらいばしっと決めなさいよ。私、なんでこんなじれったいヤツが好きなのかしら」
小林の一重の眦から、ゆっくりと。一筋の涙が零れていった。
そのあと、小林を買い物に付き合わせた。ただただ無言で、私の隣をついてくる。さりげなく車道側を歩き、さりげなく私の荷物を持ってくれる。いつも以上に寡黙な小林との会話はほとんどなかった。
でも。それだけでも、幸せ、だった。
傾いた日差しを浴びて隣に並んで歩く、穏やかな時間が過ぎていった。
「……私、異動願い出すから」
ヒールの音をコツコツとアスファルトに響かせながら、小林にそう伝えた。
ウチの会社は社内恋愛が多い。だから、小林とこういう関係になった、ということも、別に誰に咎められるわけでもない。けれど。
「同一部内での社内恋愛がバレたらどちらかが異動になるもの。遅かれ早かれ私か小林のどっちかが異動になるわ。それなら先に異動願いを出しておくほうが後腐れもなくていいでしょう」
もし、私たちがこの先、破綻してしまったら。私は、通関部で仕事を続けられる自信がなかった。
偽りの関係から始まった私たちだから。傷の舐めあいから始まった私たちだから。
だから、私は。小林といると、心地いい。安心する。
小林から与えられる、愛と快楽に溺れ切っているのは、それが……理由だと、知っているから。
傷を持った者同士は、いつか破綻するということを。
傷を持った者同士は、同じモノを求めているということを。
私は―――知っている。
だからこそ、私は。いつか……いつか、私たちが破綻するときがくる。なんとなく、そう思っていた。
小林に私の真意を気づかれないように、社内恋愛がバレた時のことを前面に出して、異動の意思を口にした。
私の隣を歩く小林が、私の言葉に立ち止まった。
「……小林?」
振り返った私の後ろに立つ小林の表情が、読めなかった。その表情に思わず怪訝な顔になる。
黒曜石のような黒い瞳に、強い意志を宿して。小林の瞳が、真っ直ぐに、私を―――貫いた。
「俺。邨上の上を行く営業になります。三木さんと、一緒に幸せになるために。俺の人生を、俺のために歩みたい。だから、俺が。通関部から、販売部に……販売部の営業に、異動願いを出します」
その言葉に、唖然とした。
だって。数時間前の、小林と。
あの夜のように、傷付いているような表情をしていた小林と、全然、違う。
小林自身が―――気が付いている。
邨上の強い背中に憧憬している、という気持ちに。気が付いて、いる。
そして。
「……三木さん。傷の舐めあい、なんて思わせる気は、ありませんから」
じれったいやつだと、思っていたのに。
鈍いやつだと、思っていたのに。
傷の舐めあいだと……思って、いたのに。
(……なん、で)
なんで、小林が。私の気持ちに、気が付いているんだろう。
「……ふっ」
小林の薄い唇から、小さな笑いが漏れた。あんぐりと口を開けた私の唖然とした表情に、思わず笑みが込み上げたのだと気がついた。
その事実に、なんとなく気恥ずかしさが込み上げた。
「……あんたって、生意気だわ」
顔が赤くなるのが、自分でもわかった。わざと口の先を尖らせて、小林の顔を見つめる。
「………生意気で、上等です。スカした笑顔ができるまでになってやりますから」
ふっと、口の端を歪ませるその表情が。その、仕草が。
まるで……邨上が、見せる表情のよう、だった。
そう言葉を紡ぐ小林の顔が、今にも泣きそうだった。
もともとから、じれったいやつだな、とは思っていた。
だって。入社して、先輩が教育係になって2ヶ月もしないうちに、小林の視線は常に先輩を追っていたから。先輩は平山さんと付き合っている、と、遠回しに教えた。それでも、小林の視線は、変わらなかった。
先輩が平山さんに捨てられた噂が広がった時。小林が、一歩踏み込むかもしれないな、と思った。だって、あんなに先輩を視線で追っていたから。それなのに、一歩も踏み込むことをせず、挙句の果てに合コンですら、小林は動かなかった。
小林は自分自身の恋心にすら気が付けていない、と気づいた時には、じれったいを通り越して腹が立つほどだった。
でも、そのじれったさに、ほっとした私もいた。小林の想いが実らなかったことは、悔しくて、それでいて安堵した。そんな自分が情けなかった。
ぼんやりと過去に思考を飛ばしていると、小林の瞳が、小さく揺れた。
「でも……それでも、俺は、死ぬときに後悔したくない。傲慢に、怠惰に、飲み込まれたくない。だから。こんな中途半端な関係は止めて、ちゃんと……」
その言葉を最後に、黒曜石のような黒い瞳が、湿っていく。
小林がこの先、口にしたい言葉くらい、すぐにわかる。
小林に抱かれているとき。先輩を重ねているのだと、ずっと思っていた。それでいいと、思っていた。
けれど。あの日―――トランクルームで倒れかかった私を、咄嗟に支えに来てくれた時。
小林の瞳に。先輩ではなく『私』が。私が、映っていることを、認識した。
だって。私は。この一年間、ずっと……小林のことを、目で追っていた、から。
小林のその視線が、先輩を重ねているのではなく、『私』を見ている、と。瞬時に気が付いた。
あの時の言いようのない感情は……一生忘れられないと思う。
気まずそうに勢いよく腕を引いていった小林の動作に。小林が、いつの間にか先輩ではなく私をみている、という、その気持ちにすら……小林自身が気づいていない、と気が付いて。
私は、呆れた。
小林に、呆れた。
こんな底なしのばかを好きになった私にも、呆れた。
(……こんな時くらい、しっかり言いなさいよ……)
それでも。こんなにじれったい、こんな時にびしっと決められない、じれったい男でも。
―――途方もないくらい、好き、だった。
こんな時くらい、男に花を持たせてやらないと。小林自身が……自分の心に、先輩の笑顔に、ケリをつけられないだろうから。だから、私は、言いたいことがわかっていても、黙って……聞いていようと、思っていた。
小林が顔を上げて。ぐっと、私の目を、真っ直ぐに見つめるまでは。
(……なんて顔してんのよ)
あの日のように。
私たちの偽りの関係が始まった、あの夜のように。
―――ものすごく、傷ついた顔をして、いた。
都合がいい話だと、虫がいい話だとわかっている。だから、これから先に続ける言葉を拒否される、それもわかっている。
そんな……覚悟を決めた表情。
何かに怯えたような。私が惚れた……憂いを帯びた、何かの恐れを孕んだような。そんな…そんな瞳を、していた。
(ほんっと、あんたって、ばかね)
「ちゃんとした関係を、俺たちで築いていけ―――」
(ずっとあんたを見てきた私を、見くびらないで欲しいものだわ)
ぷつん、と。自分の中の何かが切れて。
気が付いたら、灰色のネクタイを掴んで。
小林の、薄い唇に。口付けて、いた。
抱かれているときは、絶対に正面から抱かせなかった。先輩を重ねていると、知っていたから。こうして、唇を合わせることすら、赦さなかった。
だけど。もう、小林は。
―――私を、見てくれているから。
唇がゆっくり離れて。
「……じれったいのよ、あんた」
照れ隠しのように、小林を突き放していく。
目の前にある、黒曜石のような瞳が。あの日のように……私が小林を叩いて、想いを告げてしまったあの夜のように。
その瞳が、大きく。動揺で、大きく揺れ動いていた。
芝居がかったように、はぁっ、と。肩を上下させながら、大きなため息をついた。
「要は、こういう事でしょ? 男なら、こういう時くらいばしっと決めなさいよ。私、なんでこんなじれったいヤツが好きなのかしら」
小林の一重の眦から、ゆっくりと。一筋の涙が零れていった。
そのあと、小林を買い物に付き合わせた。ただただ無言で、私の隣をついてくる。さりげなく車道側を歩き、さりげなく私の荷物を持ってくれる。いつも以上に寡黙な小林との会話はほとんどなかった。
でも。それだけでも、幸せ、だった。
傾いた日差しを浴びて隣に並んで歩く、穏やかな時間が過ぎていった。
「……私、異動願い出すから」
ヒールの音をコツコツとアスファルトに響かせながら、小林にそう伝えた。
ウチの会社は社内恋愛が多い。だから、小林とこういう関係になった、ということも、別に誰に咎められるわけでもない。けれど。
「同一部内での社内恋愛がバレたらどちらかが異動になるもの。遅かれ早かれ私か小林のどっちかが異動になるわ。それなら先に異動願いを出しておくほうが後腐れもなくていいでしょう」
もし、私たちがこの先、破綻してしまったら。私は、通関部で仕事を続けられる自信がなかった。
偽りの関係から始まった私たちだから。傷の舐めあいから始まった私たちだから。
だから、私は。小林といると、心地いい。安心する。
小林から与えられる、愛と快楽に溺れ切っているのは、それが……理由だと、知っているから。
傷を持った者同士は、いつか破綻するということを。
傷を持った者同士は、同じモノを求めているということを。
私は―――知っている。
だからこそ、私は。いつか……いつか、私たちが破綻するときがくる。なんとなく、そう思っていた。
小林に私の真意を気づかれないように、社内恋愛がバレた時のことを前面に出して、異動の意思を口にした。
私の隣を歩く小林が、私の言葉に立ち止まった。
「……小林?」
振り返った私の後ろに立つ小林の表情が、読めなかった。その表情に思わず怪訝な顔になる。
黒曜石のような黒い瞳に、強い意志を宿して。小林の瞳が、真っ直ぐに、私を―――貫いた。
「俺。邨上の上を行く営業になります。三木さんと、一緒に幸せになるために。俺の人生を、俺のために歩みたい。だから、俺が。通関部から、販売部に……販売部の営業に、異動願いを出します」
その言葉に、唖然とした。
だって。数時間前の、小林と。
あの夜のように、傷付いているような表情をしていた小林と、全然、違う。
小林自身が―――気が付いている。
邨上の強い背中に憧憬している、という気持ちに。気が付いて、いる。
そして。
「……三木さん。傷の舐めあい、なんて思わせる気は、ありませんから」
じれったいやつだと、思っていたのに。
鈍いやつだと、思っていたのに。
傷の舐めあいだと……思って、いたのに。
(……なん、で)
なんで、小林が。私の気持ちに、気が付いているんだろう。
「……ふっ」
小林の薄い唇から、小さな笑いが漏れた。あんぐりと口を開けた私の唖然とした表情に、思わず笑みが込み上げたのだと気がついた。
その事実に、なんとなく気恥ずかしさが込み上げた。
「……あんたって、生意気だわ」
顔が赤くなるのが、自分でもわかった。わざと口の先を尖らせて、小林の顔を見つめる。
「………生意気で、上等です。スカした笑顔ができるまでになってやりますから」
ふっと、口の端を歪ませるその表情が。その、仕草が。
まるで……邨上が、見せる表情のよう、だった。
0
お気に入りに追加
1,546
あなたにおすすめの小説
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
【R18】ドS上司とヤンデレイケメンに毎晩種付けされた結果、泥沼三角関係に堕ちました。
雪村 里帆
恋愛
お陰様でHOT女性向けランキング31位、人気ランキング132位の記録達成※雪村里帆、性欲旺盛なアラサーOL。ブラック企業から転職した先の会社でドS歳下上司の宮野孝司と出会い、彼の事を考えながら毎晩自慰に耽る。ある日、中学時代に里帆に告白してきた同級生のイケメン・桜庭亮が里帆の部署に異動してきて…⁉︎ドキドキハラハラ淫猥不埒な雪村里帆のめまぐるしい二重恋愛生活が始まる…!優柔不断でドMな里帆は、ドS上司とヤンデレイケメンのどちらを選ぶのか…⁉︎
——もしも恋愛ドラマの濡れ場シーンがカット無しで放映されたら?という妄想も込めて執筆しました。長編です。
※連載当時のものです。
【R18】御曹司とスパルタ稽古ののち、蜜夜でとろける
鶴れり
恋愛
「私のこと、たくさん愛してくれたら、自信がつくかも……」
◆自分に自信のない地味なアラサー女が、ハイスペック御曹司から溺愛されて、成長して幸せを掴んでいく物語◆
瑛美(えみ)は凡庸で地味な二十九歳。人付き合いが苦手で無趣味な瑛美は、味気ない日々を過ごしていた。
あるとき親友の白無垢姿に感銘を受けて、金曜の夜に着物着付け教室に通うことを決意する。
しかし瑛美の個人稽古を担当する着付け師範は、同じ会社の『締切の鬼』と呼ばれている上司、大和(やまと)だった。
着物をまとった大和は会社とは打って変わり、色香のある大人な男性に……。
「瑛美、俺の彼女になって」
「できなかったらペナルティな」
瑛美は流されるがまま金曜の夜限定の恋人になる。
毎週、大和のスパルタ稽古からの甘い夜を過ごすことになり――?!
※ムーンライトノベルス様にも掲載しております。
【R18完結】エリートビジネスマンの裏の顔
白波瀬 綾音
恋愛
御社のエース、危険人物すぎます───。
私、高瀬緋莉(27)は、思いを寄せていた業界最大手の同業他社勤務のエリート営業マン檜垣瑤太(30)に執着され、軟禁されてしまう。
同じチームの後輩、石橋蓮(25)が異変に気付くが……
この生活に果たして救いはあるのか。
※サムネにAI生成画像を使用しています
孕むまでオマエを離さない~孤独な御曹司の執着愛~
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
「絶対にキモチイイと言わせてやる」
私に多額の借金を背負わせ、彼氏がいなくなりました!?
ヤバい取り立て屋から告げられた返済期限は一週間後。
少しでもどうにかならないかとキャバクラに体験入店したものの、ナンバーワンキャバ嬢の恨みを買い、騒ぎを起こしてしまいました……。
それだけでも絶望的なのに、私を庇ってきたのは弊社の御曹司で。
副業がバレてクビかと怯えていたら、借金の肩代わりに妊娠を強要されたんですが!?
跡取り身籠もり条件の愛のない関係のはずなのに、御曹司があまあまなのはなぜでしょう……?
坂下花音 さかしたかのん
28歳
不動産会社『マグネイトエステート』一般社員
真面目が服を着て歩いているような子
見た目も真面目そのもの
恋に関しては夢を見がちで、そのせいで男に騙された
×
盛重海星 もりしげかいせい
32歳
不動産会社『マグネイトエステート』開発本部長で御曹司
長男だけどなにやら訳ありであまり跡取りとして望まれていない
人当たりがよくていい人
だけど本当は強引!?
【R18・完結】蜜溺愛婚 ~冷徹御曹司は努力家妻を溺愛せずにはいられない〜
花室 芽苳
恋愛
契約結婚しませんか?貴方は確かにそう言ったのに。気付けば貴方の冷たい瞳に炎が宿ってー?ねえ、これは大人の恋なんですか?
どこにいても誰といても冷静沈着。
二階堂 柚瑠木《にかいどう ゆるぎ》は二階堂財閥の御曹司
そんな彼が契約結婚の相手として選んだのは
十条コーポレーションのお嬢様
十条 月菜《じゅうじょう つきな》
真面目で努力家の月菜は、そんな柚瑠木の申し出を受ける。
「契約結婚でも、私は柚瑠木さんの妻として頑張ります!」
「余計な事はしなくていい、貴女はお飾りの妻に過ぎないんですから」
しかし、挫けず頑張る月菜の姿に柚瑠木は徐々に心を動かされて――――?
冷徹御曹司 二階堂 柚瑠木 185㎝ 33歳
努力家妻 十条 月菜 150㎝ 24歳
【R-18】私を乱す彼の指~お隣のイケメンマッサージ師くんに溺愛されています~【完結】
衣草 薫
恋愛
朋美が酔った勢いで注文した吸うタイプのアダルトグッズが、お隣の爽やかイケメン蓮の部屋に誤配されて大ピンチ。
でも蓮はそれを肩こり用のマッサージ器だと誤解して、マッサージ器を落として壊してしまったお詫びに朋美の肩をマッサージしたいと申し出る。
実は蓮は幼少期に朋美に恋して彼女を忘れられず、大人になって朋美を探し出してお隣に引っ越してきたのだった。
マッサージ師である蓮は大好きな朋美の体を施術と称して愛撫し、過去のトラウマから男性恐怖症であった朋美も蓮を相手に恐怖症を克服していくが……。
セックスシーンには※、
ハレンチなシーンには☆をつけています。
過去1ヶ月以内にエタニティの小説・漫画・アニメを1話以上レンタルしている
と、エタニティのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にエタニティの小説・漫画・アニメを1話以上レンタルしている
と、エタニティのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。