上 下
42 / 273
本編・第二部

77 *

しおりを挟む
 お風呂場で何度も迎えさせられた絶頂のせいで全身に力が入らないことをいい事に、智さんが私の腕を背中へ捻りあげ、さっきまで私の視界を奪っていたネクタイで縛り上げていく。

 知識としては、ある。けれど、今までこんな風に拘束されたまま抱かれたことは4年間付き合った凌牙にもされたことがない。涙目で智さんに精一杯訴える。

「やっ、智さんっ、これ外してっ……」
「お仕置きなんだけど? わかってる?」

 さも愉しそうに笑う智さんの顔が、とても魅惑的で。これから自分がどうなるのか、という僅かな恐怖心があるのに。どくり……と。身体の奥が悦びで震えた。

 ぱたり、と音を立てて、智さんの髪から水滴が落ちてくる。

「……後ろ手にされて自由がなくなった気分は、どう?」 

 口の端が、ゆっくりと釣り上がって。凄まじいほどの色気を放つ、その智さんの姿に。


 ―――私の中の理性が振り切れた。


 いつだって、壊れるくらい、愛して欲しい。特に……今回みたいな、すれ違いをしたから。

 だから、今日は。少しくらい、倒錯したセックスだって構わない。縛られて自由を奪われた事も……私の中に眠る被虐心を呼び起こしていく。

 自分でも気が付かない間に。胸が期待に高鳴って……呼吸が浅くなる。



 噛みつかれるように唇を塞がれた。舌を絡めとられて強く吸われる。

 智さんの大きな手が私の身体を縦横無尽に這っていく。その感覚にさえ、とろりと蜜が溢れていくのだから、どれだけ智さんに溺れているのかと我ながら呆れる。

 膨らんだふたつの丘がやわやわと揉みしだかれていく。

「んぅ、…ぅ……んんっ」

 その声を皮切りに、蕾をゆっくり嬲られていく。数度絶頂を迎えている身体には、強すぎる刺激。

「ひゃぁっ、あああっ」

 大きく喘いで、喉を仰け反らせた。

 不意に、智さんの指が私の口に侵入する。私はわけもわからず、ただただ舌を絡めた。

「お仕置きだっつーのに、なに気持ち良さそうなの?」
「……っ、」

 つぅ、と。面白くなさそうにダークブラウンの瞳が細められた。その仕草さえ、私に快感を与えてくれる。

「………お仕置きだというのに、とっても気持ちよさそうな、知香さんには」

 左耳で。アノ声で、囁かれて。

「自由のなくなった身体を僕に好き放題される……っていう、お仕置きをしてあげましょう」



 私はもう、陥落してしまった。智さんという…底無しの、海に。

 溺れたっていい。どうせ溺れるなら、智さんと一緒に……そのまま深いところまで、溺れてしまいたい。



 ふふふ、と。智さんが、声を上げて、微笑んだ。













「ああっ、ん、はあっ、や、も、ダメっ、あうっ、い、いっちゃ、あ、ああああっ」

 ふ、と、智さんの指が動きを止めた。また、だ。何度目だろう。その回数さえ、わからなくなっていた。再び遠くなった快楽に私は身体を戦慄かせ涙をボロボロと零す。

「もぉっ………おねが……ゆる、してぇ、」

 長時間に渡り絶頂をお預けされ続けた私の身体は、どんな刺激にも簡単に反応してしまう。手のひらでさわり、さわりと太ももを撫でられて、その感覚にすら、何かがぞわりと背筋を這っていく。

「だ~め。お仕置きなんだって」

 アノ感覚がふたたび這い上がってくる。私のナカに埋め込まれた智さんの指を締め付けていく。

「……っ、締めすぎ……ココに俺が入ったらどーなるんだろうね? 知香は……」
「やぁっ……」

 私の想像を掻き立てるように左の耳元で甘く囁かれていく。

 私が絶頂を迎えようとする度に、動きを止め。こうして私を追い詰めていく言葉が、私の身体に刻まれていく。

 はしたなく腰を揺らして、とろとろと蜜を溢しても。それでもなお智さんは私に与えてくれない。



 私の意識をドロドロに蕩けさせ、目も眩む高みから放り出さるような、最高の快楽を。



「そうだなぁ…俺ももう限界だから。あと、10秒、イくの我慢できたら……挿入れてやる」

 智さんが切れ長の瞳を歪ませて。指が私の最奥をゆっくりと揺らされていく。2本の指が器用にバラバラと動かされている。

「ひゃっ、あっ、うううっ、」
「1、2、3、4……」

 智さんの低くて少し気怠そうな声が、耳元で響いて、ひどく興奮する。

 いつもはシーツを力いっぱい掴んだりして快感を逃がしたりできるのに。今は腕を背中で縛り上げられているから、快感から逃れることを許してくれはしない。

 ただただ大きな波に翻弄され、智さんから与えられる甘い刺激を、そのまま受け入れ続けるしか無くて。

 許容を超えても、身体を震わせてそれに耐えるしか無い、この現状に。気が狂ってしまったかのような、猛烈なモノが弾けた。

「―――――――――っ!!!!」

 いつもの比でないほどの快感が、足元から脳を一気に貫いた。身体がしなり、痙攣して、頭が、真っ白になる。涙が何筋もこめかみを伝っていく。喉がひゅうひゅうと音を立てている。

「あ~あ……我慢出来たら挿入れてやるっつったのに、聞いてなかった?」

 不満げな声を上げる智さんに、もう、まともに返答することなんて出来なくて。

「………あ~そっか。聞いてねぇから、俺に抱かれてる時に他の男のこと思い出せるんだな。そうだ、俺が間違ってた」

 うん、と、納得するように智さんが頷いた。智さんの額にじっとりと浮かんだ汗が煌めいている。ふわり、と微笑んだその笑顔に、身体の奥が……期待に、震えた。

「やっぱ、こっちの方が知香には効くんだな?」

 夥しく泥濘んだ秘裂に、途方もない質量の楔が打ち込まれる。

「ぁあああああっ!!!」 

 バチン、と、また視界が弾けた。身体が弓形にしなり、喉の奥が痙攣する。あまりの衝撃に、呼吸が出来なくなる。

「っ、くぅ……やっべ、喰いちぎられそ……」

 何度も何度も何度も。ゆっくりとした抜き差しを繰り返されて、先ほどのような、一気にスパークするような快感と違う快感が襲ってくる。

 私はもう、壊れたプレーヤーのように、意味の無い言葉しか紡げない。

「あっ、ああっ、あう、あっ、あああっ」

 ゆっくりとした律動に、身体が痙攣を始める。シーツを掴んで、快感を逃がしながら、智さんと一緒に果てたいのに。それすら叶わないほど、幾度も幾度も大きな波に攫われていく。

「ぅ、んんっ―――――っ!!」
「……っ、だから、イくたんびに締めすぎだっつの…………」

 愉しげに、でも苦し気に智さんが私を揶揄うように声を発していく。脚がガクガクと震える。また涙がいくつも零れ落ちていく。私のその様子に智さんが満足したような笑みを浮かべた。

「けど、もう……俺しか見えてねぇな?」

 ゆるゆるとした律動が止み、背中へ手が回され縛り上げられていたネクタイが解かれる。血流が回復し、腕がビリビリと痺れたような感覚がさらに快感を呼び起こした。

「知香に触れていいのは俺だけ。知香の、啼いて乱れて……ぐっちゃぐちゃになった可愛い姿を見ていいのも、俺だけ。笑顔も、声も、何もかも……俺だけのもの………」

 そういって、智さんが私の右耳に指を這わせた。

「消毒」
「……ぇ?」

 なんの事かわからなくて、思わずきょとんとしてしまった。私のその表情に、智さんが嬉しそうに笑みを浮かべている。

「もしかして忘れてた? それくらい……俺しか見えなくなってんだ?」

 じっとりと舌を這わされて、耳たぶを食まれていく。智さんの言葉に、片桐さんから右耳に口付けられたことが脳裏によぎった。それを「消毒」してくれたのだと察して、心の奥がぎゅっと締め付けられる。……消毒してくれるのは、もちろん嬉しいのだけれど。

「あぅ……さと、しさ……」
「んー?」

 智さんが私の耳元から顔を上げて私の顔を覗き込んだ。痺れた腕に力を精一杯込めて、智さんの唇をなぞっていく。

「キス、して……」

 智さんから何度もお預けをされて。その頃から……唇にキスしてくれていない。

 今日は。今日だからこそ。……唇を合わせて、一緒に……果てたい。

「……じゃ、約束、な?」

 智さんが、困ったように笑う。

「や、くそく……?」
「もう……俺に、敬語使うな。それを守れるなら……キスしながら、一緒にイってやる」

 私の願いを読んでいたかのように、智さんが意地悪な笑顔を浮かべる。

「…………やくそく、します」

 すっと、唇に人差し指が当てられる。複雑そうなその表情に、数度目を瞬かせた。

「……しますって、敬語だろ?」
「っ」

 言われてみれば……そう、だ。もう思考がドロドロだから考えきれない。

「やり直し」

 ふっと、智さんが笑う。

「約束……する」

 私が言い終わるや否や、顎を掴まれて強く口付けられ。何度も絡め取り、角度を変えて味わわれる。深いところまで……堕とされていく。



 溺れているのか。溺れさせられているのか。もう、わからない。でも。智さんと一緒に……溺れていけるなら、本望だ。



 ぎゅう、と、力の入らない腕を気力で持ち上げて、智さんの背中へ回した。

 ぱちゅん、ぱちゅん、と、絶え間なく淫らな水音が響いて、最奥を何度も突かれて。身体の奥が痙攣し始めて、智さんの背中に爪を立てた。

 段々とストロークが早くなり、私の身体がしなっていく。

「んっ、ぅん、ん、ん、ん、んんん―――――っ!!」
「…………っ…」

 今までで一番強く、視界が白く弾けた。

 智さんが、数度腰を打ち付け、どくり、と。楔が大きく震えたのを感じとった。








 いつ、眠りに堕ちたのか、覚えていなかった。


 お仕置きと称されて何度も何度もお預けを喰らい、そのあと何度も何度も絶頂を迎えさせられても。

 幾度となくお互いに求め合い、お互いの存在を確かめ合って。お互いがどれほど思い合っているのか、ふたりの体力が尽きるまで、確かめ合った。



 ―――知香。好きだ。愛してる。



 そんな言葉が、何度降ってきたか。もう、数えられないほどだった。







 ぼんやりと、朝日が差し込む寝室を眺めていた。

 智さんの、規則的な寝息が響いている。それだけが……この部屋の、音の全て。

 ゆっくりと、目の前の智さんの背中を摩る。私が、何度も爪を立てたから。赤い爪痕が幾重も重なっている。

 その爪痕が、とても痛そうだけれども。正直、とても嬉しかった。



 智さんに、私を刻み込めた。そんな気がして……嬉しく、感じた。



 爪痕に口付けていく。たくさん、たくさん口付けていく。

「爪を立てたのは、謝りますけど。腕が自由じゃないと……こうして、智さんのこと、抱きしめられないから……もう、しないでよ……?」

 智さんの背中から胸の方に手を回して、ぎゅうと抱きついたまま。

 私は、また……深い眠りに、堕ちていった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

Sweet Healing~真摯な上司の、その唇に癒されて~

汐埼ゆたか
恋愛
絶え間なく溢れ出る涙は彼の唇に吸い取られ 慟哭だけが薄暗い部屋に沈んでいく。    その夜、彼女の絶望と悲しみをすくい取ったのは 仕事上でしか接点のない上司だった。 思っていることを口にするのが苦手 地味で大人しい司書 木ノ下 千紗子 (きのした ちさこ) (24)      × 真面目で優しい千紗子の上司 知的で容姿端麗な課長 雨宮 一彰 (あまみや かずあき) (29) 胸を締め付ける切ない想いを 抱えているのはいったいどちらなのか——— 「叫んでも暴れてもいい、全部受け止めるから」 「君が笑っていられるなら、自分の気持ちなんてどうでもいい」 「その可愛い笑顔が戻るなら、俺は何でも出来そうだよ」 真摯でひたむきな愛が、傷付いた心を癒していく。 ********** ►Attention ※他サイトからの転載(2018/11に書き上げたものです) ※表紙は「かんたん表紙メーカー2」様で作りました。 ※※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

極上の一夜で懐妊したらエリートパイロットの溺愛新婚生活がはじまりました

白妙スイ@書籍&電子書籍発刊!
恋愛
早瀬 果歩はごく普通のOL。 あるとき、元カレに酷く振られて、1人でハワイへ傷心旅行をすることに。 そこで逢見 翔というパイロットと知り合った。 翔は果歩に素敵な時間をくれて、やがて2人は一夜を過ごす。 しかし翌朝、翔は果歩の前から消えてしまって……。 ********** ●早瀬 果歩(はやせ かほ) 25歳、OL 元カレに酷く振られた傷心旅行先のハワイで、翔と運命的に出会う。 ●逢見 翔(おうみ しょう) 28歳、パイロット 世界を飛び回るエリートパイロット。 ハワイへのフライト後、果歩と出会い、一夜を過ごすがその後、消えてしまう。 翌朝いなくなってしまったことには、なにか理由があるようで……? ●航(わたる) 1歳半 果歩と翔の息子。飛行機が好き。 ※表記年齢は初登場です ********** webコンテンツ大賞【恋愛小説大賞】にエントリー中です! 完結しました!

地味系秘書と氷の副社長は今日も仲良くバトルしてます!

めーぷる
恋愛
 見た目はどこにでもいそうな地味系女子の小鳥風音(おどりかざね)が、ようやく就職した会社で何故か社長秘書に大抜擢されてしまう。  秘書検定も持っていない自分がどうしてそんなことに……。  呼び出された社長室では、明るいイケメンチャラ男な御曹司の社長と、ニコリともしない銀縁眼鏡の副社長が風音を待ち構えていた――  地味系女子が色々巻き込まれながら、イケメンと美形とぶつかって仲良くなっていく王道ラブコメなお話になっていく予定です。  ちょっとだけ三角関係もあるかも? ・表紙はかんたん表紙メーカーで作成しています。 ・毎日11時に投稿予定です。 ・勢いで書いてます。誤字脱字等チェックしてますが、不備があるかもしれません。 ・公開済のお話も加筆訂正する場合があります。

十年越しの溺愛は、指先に甘い星を降らす

和泉杏咲
恋愛
私は、もうすぐ結婚をする。 職場で知り合った上司とのスピード婚。 ワケアリなので結婚式はナシ。 けれど、指輪だけは買おうと2人で決めた。 物が手に入りさえすれば、どこでもよかったのに。 どうして私達は、あの店に入ってしまったのだろう。 その店の名前は「Bella stella(ベラ ステラ)」 春の空色の壁の小さなお店にいたのは、私がずっと忘れられない人だった。 「君が、そんな結婚をするなんて、俺がこのまま許せると思う?」 お願い。 今、そんなことを言わないで。 決心が鈍ってしまうから。 私の人生は、あの人に捧げると決めてしまったのだから。 ⌒*。*゚*⌒*゚*。*⌒*。*゚*⌒* ゚*。*⌒*。*゚ 東雲美空(28) 会社員 × 如月理玖(28) 有名ジュエリー作家 ⌒*。*゚*⌒*゚*。*⌒*。*゚*⌒* ゚*。*⌒*。*゚

タイプではありませんが

雪本 風香
恋愛
彼氏に振られたばかりの山下楓に告白してきた男性は同期の星野だった。 顔もいい、性格もいい星野。 だけど楓は断る。 「タイプじゃない」と。 「タイプじゃないかもしれんけどさ。少しだけ俺のことをみてよ。……な、頼むよ」 懇願する星野に、楓はしぶしぶ付き合うことにしたのだ。 星野の3カ月間の恋愛アピールに。 好きよ、好きよと言われる男性に少しずつ心を動かされる女の子の焦れったい恋愛の話です。 ※体の関係は10章以降になります。 ※ムーンライトノベルズ様、エブリスタ様にも投稿しています。

ワケあり上司とヒミツの共有

咲良緋芽
恋愛
部署も違う、顔見知りでもない。 でも、社内で有名な津田部長。 ハンサム&クールな出で立ちが、 女子社員のハートを鷲掴みにしている。 接点なんて、何もない。 社内の廊下で、2、3度すれ違った位。 だから、 私が津田部長のヒミツを知ったのは、 偶然。 社内の誰も気が付いていないヒミツを 私は知ってしまった。 「どどど、どうしよう……!!」 私、美園江奈は、このヒミツを守れるの…?

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にエタニティの小説・漫画・アニメを1話以上レンタルしている と、エタニティのすべての番外編を読むことができます。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。