俺様エリートは独占欲全開で愛と快楽に溺れさせる

春宮ともみ

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本編・第二部

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 手早く制服に着替えて、カタン、と、ロッカーを閉めると、三木ちゃんが更衣室へ滑り込んできた。ふわり、と。巻かれた明るい髪が揺れる。

「先輩、先日はお心遣いありがとうございました」
「いえいえ。この度は本当にお悔やみ申し上げます」
「……緩和病棟に移った時点で、覚悟は出来ていたのですが……」

 三木ちゃんが俯いて、紡がれた言葉が震え出す。そっと、背中をさすった。ずびっと鼻をすすって、三木ちゃんが顔を上げた。

「早出も代わってもらって、ありがとうございました。これから中途さんの教育、頑張ります」
「あ……そう、ね」

 片桐さんのことを思い出して、私は思わず顔を顰めた。三木ちゃんが一瞬訝しげな顔をして、その綺麗な顔立ちを私に向ける。

「……先輩? 中途さんと、何かあったんですか?」

 察しのいい三木ちゃんだから、私の表情の変化を見逃してはくれない。……教育係になる三木ちゃんに、余計な先入観を与えてはいけない、と思い直し、ふるふると頭を振った。

「ううん、何も無いわよ? さ、着替えて、一緒にフロアに行きましょう」

 なんでもない、と、誤魔化して、不思議そうにこちらを見る三木ちゃんを促した。





 大きく息を吸って吐き出す。

「おはようございます」

 通関部のフロアへ足を踏み入れ、私と三木ちゃんの行動予定表のマグネットを『在席』に動かした。

「はぁっ、そういえば、先輩と席が離れちゃったんでした」

 がっくりと、三木ちゃんが項垂れる。それに苦笑しながら、私は自分のデスクに向かう。

「知香ちゃん、おはよ~」

 ふわり、と、シトラスの香りが漂った。片桐さんがデスクから私に手を振りながらへにゃりと笑いかける。

「…………おはよう、ございます」

 思いっきり顔を硬くして、私は返答をする。片桐さんが、私の隣の三木ちゃんに気がついたのか、飄々とした空気を纏わせながらカタリと音を立てて席を立った。

「片桐柾臣です。君が本来の教育係さんだね?」

 そうして、優雅な所作で会釈をする。顔を上げた彼は、そのヘーゼル色の瞳を三木ちゃんに向けた。

「…………三木、です。この度はお通夜に参列いただきありがとうございました。これからよろしくお願いいたします」

 三木ちゃんが、ブラックのアイライナーで彩られた勝気な瞳に、明らかな嫌悪感を浮かべて片桐さんに答えた。

(……うん、多分そういう反応になるとは思っていたよ……)

 心の内で苦笑しながら私は席に着いた。

 三木ちゃんは、どちらかというとこういう飄々としたタイプの人とは、合わない。パッと見で何を考えているのか分からない人は嫌い。仕事でもプライベートでも、そう言う性格なのだ。実際、私が智さんとデートして、何も無かった時に困り果てて三木ちゃんに相談をした際も、三木ちゃんはハッキリしたアプローチがない男性はシャットアウトしている、と言っていたから。

(教育係……このまま三木ちゃんに任せて…大丈夫かな……)

 ぼんやりとそんなことを考えながら、昨日残業しても終わらなかった1月分の請求書の発行作業に取り掛かった。





「カンパーイ!!」

 一斉にその声を上げて、目の前に座る小林くん、右隣の三木ちゃんとグラスを合わせた。小林くんの隣に座る、1課所属の徳永さん……今年の新入社員、小林くんの同期にあたる子ともグラスを合わせた。

「一瀬さんとゆっくりお話しするのって、私初めてですよね? 役員懇談会では小林と一緒に司会やっていたので、なかなか挨拶行けませんでしたし」

 垂れ目の瞳が可愛らしい。黒髪をふわりと巻いて、優しげでいて凛とした雰囲気が特徴的だ。

「そうねぇ、ほぼ隣で一緒に仕事してるのに、1課も2課も去年は忙しかったものねぇ」

 しみじみと話をする。忙しかったのもあるけれど、私が意図して他の部所に顔を出しに行かなかった、というのもある。

 去年は……凌牙との事が、あったから。どんな噂を流されているのか、聞きたくなかったから。夏以降は、極力内線で済ませるようにしていたのだ。

 それに気が付かれないように、そっと徳永さんに笑いかけた。


 食事も進み、男性陣は主役である片桐さんと、通関部を取り纏める田邉部長にお酌して回っている。1テーブルに4人掛け。入れ替わり立ち代り、頻繁に席を交代していく。

 斜め前。徳永さんが座っていた、小林くんの隣に……片桐さんが座る。それを視界の端で捉え、心臓が跳ねた。片桐さんに気が付かないふりをしながら、三木ちゃんと女子トークで盛り上がる。

(……この人、何を考えてるのか、本当にわからないな…)

 あの日に朝から待ち伏せされていたから…それ以降、休憩時間等で目一杯絡まれるかも、と警戒していたにも関わらず。あれ以降今週は全く絡みに来なかったのだ。お昼休みの時間だって、通関部1課のメンバーである大迫係長や徳永さんなどと、社員食堂で楽しそうに会話をしていた。

(……いやいや、私が片桐さんを目で追ってどうするのよ)

 心の中で頭を振り、楽しそうに言葉を続けている三木ちゃんの話しに聞き入っていく。

「……で、その人とお付き合いすることになったんです!」

 ふわり、と、三木ちゃんが笑った。

 びっくりした。私が智さんと出会った合コンで女性側幹事をしていた華江さん。その繋がりで、クリスマス前に別の合コンに参加。そこで出会った人と年末年始に急転直下、お付き合いすることになった、ということだった。

「えええっ! 知らなかったわよ……おめでとう!」
「えへへ~っ」

 お酒のせいもあるのか、頬を赤らめて話す三木ちゃんはとても色っぽい。彼女は上機嫌に明るい色の髪をふわふわと揺らした。

「クリスマス、先輩もようやくあの人とお付き合い始めた頃でしょ? だからなんとなく言いそびれちゃってたんですぅ」

 ちらり、と、三木ちゃんがその勝気な瞳に意味ありげな感情を浮かべて、私に視線を向けてくる。……意図的に、この話題に持っていった、ということ、なのか。片桐さんが私を狙っている、ということを、三木ちゃんも薄々気がついている、という事なのだろう。

 小林くんの目の前で、この話をするのは酷かもしれないけれど。でも……今は、今だけは……許してね、と。内心で小林くんに詫びながら、ゆっくりと三木ちゃんに視線を合わせた。

「そうねぇ、私も3ヶ月かけてようやく捕まえた人だから、今凄く幸せよ? 同棲もしてるし」

 カラカラと目の前の梅酒を揺らして、幸せそうな笑顔を貼り付けて微笑んだ。

「……ふぅん。知香ちゃんの馴れ初めって、初めて聞いたよ」

 唐突に、片桐さんが私たちの会話に割り込んでくる。心臓が大きく跳ねた。ヘーゼル色の瞳がゆっくりと歪んでいくその様を見て、また得体の知れない恐怖感が足元を這いずっていく感覚があった。

「小林くんはその話し知ってた?」

 片桐さんが。一見、雰囲気を出しながら、真横の小林くんに話しかける。

「……知ってますよ。邨上が一瀬さんを泣かせたことも知ってます」

 息が、止まった。思考が停止する。ざわざわと、店内に広がる喧騒が……遠くなる。

「……こ、ばやしくん…」
「……」

 小林くんはそのまま手に持ったビールを呷っていく。テーブルの空気が、固まる。

「宣戦布告をしてきました」

 ぽつり、と。小林くんが、横目で片桐さんを見ながら呟いた。途端、片桐さんが獲物を捉えた蛇のような瞳を、心底面白そうに歪めて笑う。

「へぇ~、なに? どんな心境の変化? 俺の言葉がそんなに効いたんだ?」
「……」

 小林くんが押し黙る。宣戦布告、その意味がわからなくて、私はおろおろとふたりを見遣った。

「……あなたの思い通りになんか、させない」

 そう言い残して、小林くんが席を立った。私と同じように呆けていた三木ちゃんが我に返って、無言で小林くんの後を追っていく。


 私は、片桐さんとふたりになった。


「……」
「小林くんのこれからが楽しみだね? 知香ちゃん」

 口の端を、面白そうに歪めて笑う片桐さんと、視線が交差する。その言葉の意味を測りかねて、視線を逸らした。

 ゆっくりと息を吸い、吐き出して。ひとつの可能性に行き当たった。

『あいつ俺に向かって宣戦布告しやがったんだ、泣かせたら奪うって』

 ぼうっと、智さんの声が脳裏に蘇る。宣戦布告。それを、小林くんが……智さんに?

 さぁっと血の気が引いて。次の瞬間、が湧き上がってくる。

(……なんで、言わないの? そういうこと…)

 小林くんが、智さんに向けて再び宣戦布告をした、という事実。火曜日の朝、片桐さんが去っていった後に、智さんが口にした、片桐さんが私に執着する理由のこと。

 あの時、私にはなんの事かわからなくて、心の中にモヤモヤするものが湧き上がった。それの正体に、今、やっと気が付いた。


 私に、関することなのに。


 ―――智さんに、全て。蚊帳の外にされている。



 その事実に、訳の分からない怒りが湧いてくる。

 もとは…小林くんの気持ちを、見ないふりをしていた自分が悪いのだろうとわかっていても。ふつふつとしたものが込み上げて、ぐっと、唇を噛んだ。





 滾る感情を押し殺しながら、テーブルの向こう側の片桐さんに向き直った。

「……あなたの、揺さぶりが…彼に効いた、ということですか」
「さぁ、どうなんだろうねぇ~」

 あくまでも、煙に巻くつもり、なのか。ゆっくりと。ヘーゼル色の瞳と視線を合わせた。

 ―――あなたの、思い通りになんか、させない。

 小林くんの言葉を反芻して。片桐さんを睨み返した。遠くなっていた店内の喧騒が、徐々に戻っていく。

「宴もたけなわですが~! ここで一次会終了! 二次会行く人は俺に着いてくること~~!」

 隣のテーブルに座る1課の大迫係長が声を張り上げた。その声の大きさに、びくり、と、身体が震える。

「あ~らら。もう終わりなんだ? 早かったねぇ」

 へにゃりと飄々とした雰囲気をその身に纏わせながら、片桐さんが私に笑いかけた。私は片桐さんを無視して無言でスマホを弄る。智さんが迎えに来てくれることになっているから。

『終わりました』

 メッセージアプリにそれだけ送信すると、即座に既読が着いて。

『もう駐車場着いてるよ』

 その返信をみて、弾かれたように立ち上がった。三木ちゃんと小林くんが戻ってきてないけれど、片桐さんにこれ以上絡まれるのは御免だ。



 それ以前に。私の中で―――智さんに向けての怒りが頂点まで達していた。



 周りへの挨拶もそこそこに、私は一次会の店を後にした。





 一次会の店を出て、足を動かして視線を彷徨わせた。お店から少し離れた路地。街の喧騒から離れた暗い横断歩道の向こう側に、智さんがいた。すっと、智さんが手を挙げてくれる。ふつふつと込み上げる怒りを押し殺しながら手を振り返し、信号待ちをする。

「早いなぁ~もうお迎え来てたの?」
「……っ、」

 いつの間にか、片桐さんが私の隣にいた。ふわり、と。シトラスの香りが鼻腔をくすぐる。

「……主役がここにいていいんですか」

 片桐さんの歓迎会兼新年会、という目的で開かれた飲み会なのだから、片桐さんは二次会に当然出席するのだと思っていた。何を考えているのか、わからない、読めない。ヘーゼル色の瞳が、交差点の光に照らされている。

 ………ここの信号はとても長い。横断歩道の向こう側で、智さんに見られているのがわかる。

「んん~俺、そもそも飲み会が苦手なんだよねぇ~」

 飄々と話し、その明るい髪をガシガシと掻きながら私に笑顔を向けてくる。背の高い片桐さんをじっと見上げた。智さんと、同じか、少し高いくらいの……背丈。

「だから、知香ちゃんを家まで送っていこうと思ったのに。もうお迎え来てたんだねぇ……残念」
「………私は片桐さんがここにいることが残念ですよ」

 智さんに向ける怒りを八つ当たりするように、片桐さんを強く睨み上げた。ふっと。その瞳が、愉しそうに歪んでいく。

「ん~。怒ってる知香ちゃんもカワイー」

 彼は私の八つ当たりも何のその、という雰囲気で、へらっと。人懐っこい笑みを浮かべた。

「そんなに蚊帳の外にされたのが気に食わない?」
「……」

 察しのいい片桐さんのことだから、気が付かれるとは思っていた。私が、智さんに。蚊帳の外にされていることに怒っていることを。

「やっぱり、知香ちゃんは可愛いねぇ。……うん。計画変更」

 不意に、ぐっと。右手を片桐さんの手に握られる。身動ぎして抵抗するものの、力で適うはずもなくて。その感覚に、ざわり、と、身体が震える。

「……キスってね? する場所によって意味が変わるんだよ? 知ってた?」
「は、なして、ください」

 私の拒絶にも億さず、片桐さんが続ける。ヘーゼル色の瞳が獲物を捉えたように歪み、片桐さんの声が低くなる。

「俺が、どれだけ知香ちゃんを想っているのか。君も、あそこにいるあいつも。思い知ればいい」

 握られたままの右手首が、熱い。身体が、固まる。片桐さんを振り払いたいのに、振り払えない。右手首をぐっと引かれて身体が前のめりにつんのめった。

 とん、と、片桐さんに抱き留められる。

「ここはね? ……誘惑」

 次の瞬間、小さく、右耳に口付けられた。ふふふ、と、片桐さんが笑いながら私から離れていく。

「俺だったら。ちゃんと、そういうの隠さず話すから。知香ちゃんを蚊帳の外になんかしな~いよ?」

 片桐さんは、痛みを孕んだようなあの瞳を私に向けながら、「だから俺を選んでよ」と。そう囁いて、するりと私の手を離した。夜の帳に、明るい髪が消えていく。





 信号が青に変わって、智さんが駆けてくる。

「……っ、知香!」

 ここが何処だろうと、誰に見られようと、もうどうでもよかった。智さんのスーツのジャケットから飛び出している、赤いネクタイを思い切り引っ張って。



 ―――強引に、唇を奪った。






 ねぇ。

 私を、信用してよ。

 なんで、智さんだけで、解決しようとするの?

 


 胸の奥が、焦燥感でキリキリして。はらり、と、涙が零れた。
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