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挿話
Our if story.
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パチパチと、葉が焼ける音がする。
最近、市販の煙草をやめ、手巻き煙草に変えた。
就職してから田邉部長に誘われて手を出し、いくつかの銘柄を変遷。5年前からはあの人が愛した銘柄。それをずっと吸ってきたものの、度重なる増税でついに1箱500円を越え。子供が生まれ、妻からの小遣いが減ったことも大きな理由だ。
正直。吸う度にちまちまと巻くのは面倒くさい。だが、葉の量を少なめに巻けて確実に煙草代は安くなる。
そのうえ、何よりも新鮮な葉を使った手巻きが美味いのである。市販の煙草は、巻紙に燃焼剤などの化学物質が添加されている。手巻き用の巻紙は、ヘンプペーパーやライスペーパーなどの無添加の自然素材の巻紙が選べ、余計なモノが葉の香りを邪魔しない。
ぐっと紫煙を吸込み、吐き出す。ほわ、と、キャプテンブラック特有のチェリーの甘く苦い香りが肺に広がる。
俺を煙草の世界に誘った田邉部長は昨年から孫のために禁煙したという。俺も、子供が生まれた。そろそろ……やめ時か、と、グダグダ考えては、いる。
……子供が生まれてもなお、やめられないのは理由があって。この煙草の香りが、俺の苦い思い出だから。
もう一度、深く吸い込み、吐き出す。煙草を吸う度、あの人の最後の顔が思い浮かぶ。忘れたいのに、忘れたくない。矛盾した想いが、俺の禁煙を何度挫折させたことか。
不意に、ふわり、と、密室であるはずのこの空間に風が通った。俺の苦い思い出の人物が喫煙室に入ってくる。
「こうやって顔を合わせるのは、5年ぶり、かしら? 電話ではよくお世話になっているものね」
柔和な笑みを浮かべた彼女の琥珀色の瞳と、視線が絡まった。
新たな1年が始まり貿易に関わる企業が集う貿易協会が主催の今夜の賀詞交換会は、先ほどお開きを迎えた。大勢の人混みが会場となったホテルからはけていく。
それでも、俺がこの誰もいない喫煙室にいたのは、この人と…話したかった、から。この人は、きっと。ここに来てくれる、という、確信めいた何かがあったから。
「まさか、新年の賀詞交歓会にあなたが出席して、しかも一瀬さんを連れてくるとは思ってなかったわ? 毎年、田邉さんだけだったのにねぇ」
彼女はくすくすと笑いながら俺の隣に腰を掛けて変わらない柔和な笑顔を俺に向けた。
「……あれが総合職になったんでな」
「そう」
それっきり、無言の空間が広がった。あれ以来変わらない、アーモンド色の髪。あの日は今の一瀬のように、肩につくかつかないかのショートヘアだった。今は肩甲骨あたりで切り揃えられて毛先がふわりとカールされている。
「……あんた、もう吸ってないのか」
何とも言えない沈黙に耐え切れず俺は彼女に、久しぶりの再会に似つかわしくない間抜けな質問を投げかけた。
「やめたわ。あの日に」
あの日。俺が―――走り去るこの人の後ろ姿を、追いかけられなかった日。人生で、一番。取り返しのつかない過ちを犯した日、のことだ。
「………ちょっとやだ、そんな顔しないでよ」
穏やかな表情を一切変えずに彼女が俺に笑いかけた。
意識しているのは、俺だけ。それを感じ取って、俺はバツが悪くなった。煙が上がったままの左手の指先に視線を逸らし、チラリ、と、隣の彼女を盗み見た。
5年前とほとんど変わらない風貌。少し目元に皺が出来たくらい。それでもなお衰えない美貌に思わず目を奪われる。
ぐっと、右手で拳を握った。この5年間、仕事上の電話口では聞くことができなかった……ずっと、聞きたかったことを尋ねた。
「あんたは……俺を。恨んでいるか」
「いえ? まったく」
俺の言葉に被せるような勢いで告げられた彼女の返答に虚をつかれる。一瞬、呼吸を忘れた。……恨まれていると。ずっとそう思っていたから。
「あなたは、あれで正解だったのよ。事実、今、幸せでしょう?」
年齢も35になり、子供が生まれ。課長代理として、通関部2課を率いる立場になった。それのどこが幸せでないというのか。そう、彼女は言う。
事実、俺も。あの日の選択を悔いていようとも。……愛しい妻と子供との何気ない生活が、幸せだと。そう思っている。
「私もね、今、幸せなの。育てた部下が、私がずうっと夢見ていた新部門を立ち上げて、うちの会社の大きな歯車になって」
新部門。そういえば、三井商社が新しい事業を立ち上げる、という風の噂を聞いた。
「原料の輸入出も手掛けることになったのよ。今までは商品しか扱っていなかったけれど。部下が、いい協力会社を見つけたの。原料から製品に加工して、それを自社商品として売る」
高品質な食材を安定的に供給できるように、生産から販売まで一貫して関わり、需要と供給のバランスを見極め、国際社会の環境変化に強い販売体制を構築していく、と。そういう部門にするつもりなのだろう。
「……なるほど。一貫サプライヤ事業を手掛けるのか」
「そう。だから、私は今、幸せなのよ?」
ふわり、と。穏やかに笑う顔に、5年前のあの日の……涙に歪んだ顔が被った。
「邨上と、一瀬さん。まるで、5年前の私たちの…ifの未来を見せてくれているわ」
ここで、一瀬の話を持ち出されるとは、思っていなかった。……いや。思っては、いた。けれど、この人から、その言葉が出るとは思っていなかった。口に出すなら、俺の方からだと思っていたから。ぐい、と、下がりだした銀縁のメガネを右手で上げた。
「付き合いだしたって話は、俺は聞いてない」
一瀬の態度を見て、そっと5年前の自分に重ね合わせた。きっと、その関係は破綻する。俺が初めて持った部下だったからこそ、一瀬への思い入れは深く。……俺が犯した過ちを繰り返してほしくない、とか。妙な親心が出て。
小林が一瀬に向ける視線を、利用したのは俺だ。けれど、小林の願いは……叶わなかったらしい。
「私もよ。だけど、女の勘。あのふたりは、深い傷を超えて結ばれた」
互いに持っていた深い傷を超えられず、疑い合い、破綻した、俺たちとは違う。そういう未来を、見せてくれている、と。
思わず苦虫を噛み潰したような顔になったのが自分でもわかった。
「……本当に恨んじゃいないわよ? 私、あの日の選択は正しかったと思うもの」
彼女の苦笑したような声色に居た堪れなくなってまた紫煙を深く吸い込んだ。もう、火が手元まで迫っている。もう一本、巻くか。
「……」
元カノと復縁し、結婚をして、子供にも恵まれた俺。……対して、独りで営業の世界を戦ってきた彼女。
「私はもう40を過ぎたけれど。今の人生、とても楽しんでいるの。自分の行きたいところに行けて、自分のやりたいことをやれる」
ふわり、と彼女が俺の隣から立ち上がって「私ね」と、彼女が面白そうに笑いながら俺の方を振り向いた。アーモンド色の髪が俺の目の前にふわりと広がっていく。
「三井商社、辞める事にしてるの。時期は夏くらいを目処に。……タンザニアで、面白いことをするのよ?」
彼女の顔の輪郭に、広がったアーモンド色の髪が纏わりついていく。その顔には、一瀬そっくりの悪戯っぽい微笑みが浮かんでいた。
「家族がいたら家族のために自分を犠牲にしなきゃいけなくなる時が来るわ。もちろん、それはそれできっと素晴らしい経験になると思うのだけど」
……そう、だった。俺は、あの日の彼女の泣き顔に囚われて……彼女の、本質を、忘れ去っていた。
俺が、愛した彼女は。他人の評価や考えに左右されず、自分自身に強い軸を持っていた。だからこそ、大学を卒業して、世界を飛び回り、世界中に伝手を持ち、それを武器にまだ小さかった三井商社の黎明期を支えた。
―――どんな環境であろうと、人生楽しもうと思ったもん勝ち。
「そうでしょ?」と。いつの日か、キャプテンブラックを指に挟んだまま微笑んだ彼女の姿が脳裏をよぎった。
「いつかあなたが私に言ったわよね。私は、ペガサスみたいだ、って」
いつだって、掴みどころのない彼女。
自由奔放で束縛されない、決まったルールにこだわらない。わがままで面倒くさがり。話を聞いているように見えても、実は頭の中には何も入っちゃいない。
「私はいつまでもペガサスでいたいの」
いったい何に一番興味があるのか、彼女の外側の人間には計り知れない。そんな彼女が、また新しく興味のあることを見つけた。
……そう、それは。遠い、外国の地に。
「……あんたは、今も昔も。変わらず、ペガサスのままだな」
彼女の性格を思い出して、俺は思いっきり口の端を歪めてわらった。
俺の笑顔をみて、「そうよ?」と。彼女が満足そうに笑う。
「……だから、あなたはもう。煙草、やめなさいな。愛する奥さんと、子供さんのためにも、ね?」
俺が堕ちた、あの―――飛びっきりの笑顔で。
「………そう、する」
そうして、俺は。ぐりっと、煙草の火を消した。
最近、市販の煙草をやめ、手巻き煙草に変えた。
就職してから田邉部長に誘われて手を出し、いくつかの銘柄を変遷。5年前からはあの人が愛した銘柄。それをずっと吸ってきたものの、度重なる増税でついに1箱500円を越え。子供が生まれ、妻からの小遣いが減ったことも大きな理由だ。
正直。吸う度にちまちまと巻くのは面倒くさい。だが、葉の量を少なめに巻けて確実に煙草代は安くなる。
そのうえ、何よりも新鮮な葉を使った手巻きが美味いのである。市販の煙草は、巻紙に燃焼剤などの化学物質が添加されている。手巻き用の巻紙は、ヘンプペーパーやライスペーパーなどの無添加の自然素材の巻紙が選べ、余計なモノが葉の香りを邪魔しない。
ぐっと紫煙を吸込み、吐き出す。ほわ、と、キャプテンブラック特有のチェリーの甘く苦い香りが肺に広がる。
俺を煙草の世界に誘った田邉部長は昨年から孫のために禁煙したという。俺も、子供が生まれた。そろそろ……やめ時か、と、グダグダ考えては、いる。
……子供が生まれてもなお、やめられないのは理由があって。この煙草の香りが、俺の苦い思い出だから。
もう一度、深く吸い込み、吐き出す。煙草を吸う度、あの人の最後の顔が思い浮かぶ。忘れたいのに、忘れたくない。矛盾した想いが、俺の禁煙を何度挫折させたことか。
不意に、ふわり、と、密室であるはずのこの空間に風が通った。俺の苦い思い出の人物が喫煙室に入ってくる。
「こうやって顔を合わせるのは、5年ぶり、かしら? 電話ではよくお世話になっているものね」
柔和な笑みを浮かべた彼女の琥珀色の瞳と、視線が絡まった。
新たな1年が始まり貿易に関わる企業が集う貿易協会が主催の今夜の賀詞交換会は、先ほどお開きを迎えた。大勢の人混みが会場となったホテルからはけていく。
それでも、俺がこの誰もいない喫煙室にいたのは、この人と…話したかった、から。この人は、きっと。ここに来てくれる、という、確信めいた何かがあったから。
「まさか、新年の賀詞交歓会にあなたが出席して、しかも一瀬さんを連れてくるとは思ってなかったわ? 毎年、田邉さんだけだったのにねぇ」
彼女はくすくすと笑いながら俺の隣に腰を掛けて変わらない柔和な笑顔を俺に向けた。
「……あれが総合職になったんでな」
「そう」
それっきり、無言の空間が広がった。あれ以来変わらない、アーモンド色の髪。あの日は今の一瀬のように、肩につくかつかないかのショートヘアだった。今は肩甲骨あたりで切り揃えられて毛先がふわりとカールされている。
「……あんた、もう吸ってないのか」
何とも言えない沈黙に耐え切れず俺は彼女に、久しぶりの再会に似つかわしくない間抜けな質問を投げかけた。
「やめたわ。あの日に」
あの日。俺が―――走り去るこの人の後ろ姿を、追いかけられなかった日。人生で、一番。取り返しのつかない過ちを犯した日、のことだ。
「………ちょっとやだ、そんな顔しないでよ」
穏やかな表情を一切変えずに彼女が俺に笑いかけた。
意識しているのは、俺だけ。それを感じ取って、俺はバツが悪くなった。煙が上がったままの左手の指先に視線を逸らし、チラリ、と、隣の彼女を盗み見た。
5年前とほとんど変わらない風貌。少し目元に皺が出来たくらい。それでもなお衰えない美貌に思わず目を奪われる。
ぐっと、右手で拳を握った。この5年間、仕事上の電話口では聞くことができなかった……ずっと、聞きたかったことを尋ねた。
「あんたは……俺を。恨んでいるか」
「いえ? まったく」
俺の言葉に被せるような勢いで告げられた彼女の返答に虚をつかれる。一瞬、呼吸を忘れた。……恨まれていると。ずっとそう思っていたから。
「あなたは、あれで正解だったのよ。事実、今、幸せでしょう?」
年齢も35になり、子供が生まれ。課長代理として、通関部2課を率いる立場になった。それのどこが幸せでないというのか。そう、彼女は言う。
事実、俺も。あの日の選択を悔いていようとも。……愛しい妻と子供との何気ない生活が、幸せだと。そう思っている。
「私もね、今、幸せなの。育てた部下が、私がずうっと夢見ていた新部門を立ち上げて、うちの会社の大きな歯車になって」
新部門。そういえば、三井商社が新しい事業を立ち上げる、という風の噂を聞いた。
「原料の輸入出も手掛けることになったのよ。今までは商品しか扱っていなかったけれど。部下が、いい協力会社を見つけたの。原料から製品に加工して、それを自社商品として売る」
高品質な食材を安定的に供給できるように、生産から販売まで一貫して関わり、需要と供給のバランスを見極め、国際社会の環境変化に強い販売体制を構築していく、と。そういう部門にするつもりなのだろう。
「……なるほど。一貫サプライヤ事業を手掛けるのか」
「そう。だから、私は今、幸せなのよ?」
ふわり、と。穏やかに笑う顔に、5年前のあの日の……涙に歪んだ顔が被った。
「邨上と、一瀬さん。まるで、5年前の私たちの…ifの未来を見せてくれているわ」
ここで、一瀬の話を持ち出されるとは、思っていなかった。……いや。思っては、いた。けれど、この人から、その言葉が出るとは思っていなかった。口に出すなら、俺の方からだと思っていたから。ぐい、と、下がりだした銀縁のメガネを右手で上げた。
「付き合いだしたって話は、俺は聞いてない」
一瀬の態度を見て、そっと5年前の自分に重ね合わせた。きっと、その関係は破綻する。俺が初めて持った部下だったからこそ、一瀬への思い入れは深く。……俺が犯した過ちを繰り返してほしくない、とか。妙な親心が出て。
小林が一瀬に向ける視線を、利用したのは俺だ。けれど、小林の願いは……叶わなかったらしい。
「私もよ。だけど、女の勘。あのふたりは、深い傷を超えて結ばれた」
互いに持っていた深い傷を超えられず、疑い合い、破綻した、俺たちとは違う。そういう未来を、見せてくれている、と。
思わず苦虫を噛み潰したような顔になったのが自分でもわかった。
「……本当に恨んじゃいないわよ? 私、あの日の選択は正しかったと思うもの」
彼女の苦笑したような声色に居た堪れなくなってまた紫煙を深く吸い込んだ。もう、火が手元まで迫っている。もう一本、巻くか。
「……」
元カノと復縁し、結婚をして、子供にも恵まれた俺。……対して、独りで営業の世界を戦ってきた彼女。
「私はもう40を過ぎたけれど。今の人生、とても楽しんでいるの。自分の行きたいところに行けて、自分のやりたいことをやれる」
ふわり、と彼女が俺の隣から立ち上がって「私ね」と、彼女が面白そうに笑いながら俺の方を振り向いた。アーモンド色の髪が俺の目の前にふわりと広がっていく。
「三井商社、辞める事にしてるの。時期は夏くらいを目処に。……タンザニアで、面白いことをするのよ?」
彼女の顔の輪郭に、広がったアーモンド色の髪が纏わりついていく。その顔には、一瀬そっくりの悪戯っぽい微笑みが浮かんでいた。
「家族がいたら家族のために自分を犠牲にしなきゃいけなくなる時が来るわ。もちろん、それはそれできっと素晴らしい経験になると思うのだけど」
……そう、だった。俺は、あの日の彼女の泣き顔に囚われて……彼女の、本質を、忘れ去っていた。
俺が、愛した彼女は。他人の評価や考えに左右されず、自分自身に強い軸を持っていた。だからこそ、大学を卒業して、世界を飛び回り、世界中に伝手を持ち、それを武器にまだ小さかった三井商社の黎明期を支えた。
―――どんな環境であろうと、人生楽しもうと思ったもん勝ち。
「そうでしょ?」と。いつの日か、キャプテンブラックを指に挟んだまま微笑んだ彼女の姿が脳裏をよぎった。
「いつかあなたが私に言ったわよね。私は、ペガサスみたいだ、って」
いつだって、掴みどころのない彼女。
自由奔放で束縛されない、決まったルールにこだわらない。わがままで面倒くさがり。話を聞いているように見えても、実は頭の中には何も入っちゃいない。
「私はいつまでもペガサスでいたいの」
いったい何に一番興味があるのか、彼女の外側の人間には計り知れない。そんな彼女が、また新しく興味のあることを見つけた。
……そう、それは。遠い、外国の地に。
「……あんたは、今も昔も。変わらず、ペガサスのままだな」
彼女の性格を思い出して、俺は思いっきり口の端を歪めてわらった。
俺の笑顔をみて、「そうよ?」と。彼女が満足そうに笑う。
「……だから、あなたはもう。煙草、やめなさいな。愛する奥さんと、子供さんのためにも、ね?」
俺が堕ちた、あの―――飛びっきりの笑顔で。
「………そう、する」
そうして、俺は。ぐりっと、煙草の火を消した。
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