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18.煽り運転注意です!
煽り運転注意です!①
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「まだナカで感じるのは無理だろ。こっちのがいいんじゃないか」
やっと開放されるのかな……そう思ったら一旦出ていった指はもう1本を伴ってまた入ってきた。
「……んっ」
「痛いか?」
「大……丈夫」
驚いただけなのだ。
槙野は初心者の美冬に心配そうに優しい顔で尋ねてくれて、とても優しく気を使ってくれていることはとても伝わるのだから。
そうして、少し美冬の顔を見た槙野は足の間に顔を埋めた。あらぬところに顔が近い。
美冬も大人である。
槙野が何をしようとしているかは見当はつく。
だからといって恥ずかしさが軽減される訳ではないのだ。
「や……やだっ! 恥ずかしいよ! やぁ……」
「お前が慣らせと言ったんだろうに」
「でも、恥ずかしいんだもん」
「やだとか、恥ずかしいとか言っておけ」
槙野が顔を上げて、その部分にふっ……と息を吹きかけられる。
そんな些細な刺激にすら美冬の身体はぴくっと揺れるのを止めることはできなかった。
足の間から槙野が美冬を見てくるその瞳は艶めいてきらきらしている。
「そのいやいやとか、可愛いから滾る。それに恥ずかしいって悪いことか? 恥ずかしいところ、俺には見せてくれねぇの?」
そんな可愛いねだり方の方がむしろずるいんじゃないかと思う。
「気持ちよくしてやるから、イヤとか言って喘ぎ声とか聞かせろよ」
そんなことを言いながらも、槙野が美冬に触れる指は優しい。
指はゆっくりとナカを探るように動かされていた。時折聞こえるくちゅ……という音には美冬はいたたまれなくなる。
そして先程擦られてイってしまったその芽を槙野は今度は緩く舐めたのだ。
それは指とは全く違う感覚だった。
もどかしいような、けれどぬるりとしていて気持ちいいような柔らかくて、濡れていて温かい感触。
「だ……め、イっちゃ……うよ」
「うん。イっていい。何度でもイけ」
「だって……そんなのっ……」
ナカもおかしくなりそうだし、舐められているところもおかしくなりそうだし、美冬は腰を逃がしたくて、ゆるっと動かすと
「その動き、エロいんだけど」
と言われる。
「ち……ちがっ……」
さっきから二回もイかされていた。
敏感になっているところを舌で触れられて、その感触を感じていたらまた、下腹部がむずむずしてくる。
「っは……あ、あぁっ……や、もう……だめ……」
逃げようとする腰を手で抑えられて逃げられなくされて、舌での刺激を繰り返される。
ナカがきゅっと収縮して、指を逃がすまいとするかのように動いているのも分かる。
「や……イっちゃうっ……」
槙野はその言葉通り、イヤとかダメとか言っても全然聞いてくれなくて、美冬が一際大きな声を上げて達した時自分では止めようもなく、ガクガクっとナカも足も大きく痙攣して、経験したことのない感覚を味わったのだ。
それから一気に脱力した美冬は呆然としてしまう。
──な……なんなの……?
自分はなにか動いたわけでもないのに、美冬は走りでもしたかのように大きな呼吸を何度も何度も繰り返す。
「ん、頑張ったな」
満足気な槙野が緩く美冬の頭を撫でてくれて、そしてにっこり笑った。
「もうちょっと頑張ろうな」
「もう……指一本も動かない……」
「いい具合に身体の力が抜けているな。そのままにしてろよ」
やっと開放されるのかな……そう思ったら一旦出ていった指はもう1本を伴ってまた入ってきた。
「……んっ」
「痛いか?」
「大……丈夫」
驚いただけなのだ。
槙野は初心者の美冬に心配そうに優しい顔で尋ねてくれて、とても優しく気を使ってくれていることはとても伝わるのだから。
そうして、少し美冬の顔を見た槙野は足の間に顔を埋めた。あらぬところに顔が近い。
美冬も大人である。
槙野が何をしようとしているかは見当はつく。
だからといって恥ずかしさが軽減される訳ではないのだ。
「や……やだっ! 恥ずかしいよ! やぁ……」
「お前が慣らせと言ったんだろうに」
「でも、恥ずかしいんだもん」
「やだとか、恥ずかしいとか言っておけ」
槙野が顔を上げて、その部分にふっ……と息を吹きかけられる。
そんな些細な刺激にすら美冬の身体はぴくっと揺れるのを止めることはできなかった。
足の間から槙野が美冬を見てくるその瞳は艶めいてきらきらしている。
「そのいやいやとか、可愛いから滾る。それに恥ずかしいって悪いことか? 恥ずかしいところ、俺には見せてくれねぇの?」
そんな可愛いねだり方の方がむしろずるいんじゃないかと思う。
「気持ちよくしてやるから、イヤとか言って喘ぎ声とか聞かせろよ」
そんなことを言いながらも、槙野が美冬に触れる指は優しい。
指はゆっくりとナカを探るように動かされていた。時折聞こえるくちゅ……という音には美冬はいたたまれなくなる。
そして先程擦られてイってしまったその芽を槙野は今度は緩く舐めたのだ。
それは指とは全く違う感覚だった。
もどかしいような、けれどぬるりとしていて気持ちいいような柔らかくて、濡れていて温かい感触。
「だ……め、イっちゃ……うよ」
「うん。イっていい。何度でもイけ」
「だって……そんなのっ……」
ナカもおかしくなりそうだし、舐められているところもおかしくなりそうだし、美冬は腰を逃がしたくて、ゆるっと動かすと
「その動き、エロいんだけど」
と言われる。
「ち……ちがっ……」
さっきから二回もイかされていた。
敏感になっているところを舌で触れられて、その感触を感じていたらまた、下腹部がむずむずしてくる。
「っは……あ、あぁっ……や、もう……だめ……」
逃げようとする腰を手で抑えられて逃げられなくされて、舌での刺激を繰り返される。
ナカがきゅっと収縮して、指を逃がすまいとするかのように動いているのも分かる。
「や……イっちゃうっ……」
槙野はその言葉通り、イヤとかダメとか言っても全然聞いてくれなくて、美冬が一際大きな声を上げて達した時自分では止めようもなく、ガクガクっとナカも足も大きく痙攣して、経験したことのない感覚を味わったのだ。
それから一気に脱力した美冬は呆然としてしまう。
──な……なんなの……?
自分はなにか動いたわけでもないのに、美冬は走りでもしたかのように大きな呼吸を何度も何度も繰り返す。
「ん、頑張ったな」
満足気な槙野が緩く美冬の頭を撫でてくれて、そしてにっこり笑った。
「もうちょっと頑張ろうな」
「もう……指一本も動かない……」
「いい具合に身体の力が抜けているな。そのままにしてろよ」
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