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備えよ常に
備えよ常に④
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「言いましたよね? ここでは最後までしないって。意味、分かります?」
──なんだか全然、安心出来ないのはなぜなのかしら?!
結衣はつい、反射的に脚を閉じてしまう。
タイツの上から、蓮根の指が太腿の付け根をゆっくり辿る。
「っん……や……」
「感じやすいくせに無駄な抵抗をして。そんなところも可愛らしいんですけどね。抵抗するあなたを無理やり……なんてすごく楽しそうだ」
結衣は一瞬耳を疑った。
(は? え? 今なんつった? コノヒト)
蓮根はその端正な顔に妖艶な笑みを浮かべただけだ。
知らなかったのだ。脚を閉じていても、いちばん敏感なところに触れることが出来るなんて。
だから、ふふっと笑った蓮根がそこを指で辿ったから高めの声が漏れてしまう。
「あなたが脚を閉じているから、ココしか、触れないんですよね」
そう言ってタイツの上から花芽の部分だけをつん、と指でつつく。
「……あ、やっ……」
「僕が焦らしている訳じゃないですよ? あなたが脚を閉じているから」
「いじわる」
「ん? いじわるなんてしていませんよ。約束ちゃんと守ってますよね。ここではしない、って」
それに……と蓮根が自分の片方の足を上げる。
横座りしている結衣は蓮根の足に膝裏が乗っているので、それに伴ってひょいっと膝が上がってしまうのだ。
(ん……?)
「そんな抵抗、全く問題ないです」
するりっと狭間を撫でられた。
「やあぁ……んっ……」
「結衣さん、タイツの上からでも分かりますよ。すごく濡れてる。気持ち悪くないですか?」
「だ、大丈夫です!」
「ああ、そうだ。僕は万一に備えるって話ですよね。最初から僕はあなたを僕のものにしたいんです。あなたの全部を僕のものにしたい。この近くにね、僕の名義のリゾートマンションがあるんですよ。今から、そこにあなたを連れて行きます」
「え? うそ……」
蓮根がにっこり笑う。
「僕が嘘を言うように見えますか?」
「見えません……」
何故か、そこは信頼出来るような気がする。
こういうことだけは!
「もうちょっとだけ、我慢して」
そう言って頬にキスをして膝から結衣を降ろすと、呆然としている結衣にシートベルトをつけ蓮根は運転席に移動する。
結衣はただ呆然と座っているだけだ。
我慢……?
我慢て、ナニ?
リゾートマンション?
万一に備える?
え?え?じゃあ、そもそも、ここに来たこと自体、こういう事態に備えてたって事?
ひょええ……。
結衣は後部座席で頭が真っ白になり、ちーん……という音を聞いた気がした。
──なんだか全然、安心出来ないのはなぜなのかしら?!
結衣はつい、反射的に脚を閉じてしまう。
タイツの上から、蓮根の指が太腿の付け根をゆっくり辿る。
「っん……や……」
「感じやすいくせに無駄な抵抗をして。そんなところも可愛らしいんですけどね。抵抗するあなたを無理やり……なんてすごく楽しそうだ」
結衣は一瞬耳を疑った。
(は? え? 今なんつった? コノヒト)
蓮根はその端正な顔に妖艶な笑みを浮かべただけだ。
知らなかったのだ。脚を閉じていても、いちばん敏感なところに触れることが出来るなんて。
だから、ふふっと笑った蓮根がそこを指で辿ったから高めの声が漏れてしまう。
「あなたが脚を閉じているから、ココしか、触れないんですよね」
そう言ってタイツの上から花芽の部分だけをつん、と指でつつく。
「……あ、やっ……」
「僕が焦らしている訳じゃないですよ? あなたが脚を閉じているから」
「いじわる」
「ん? いじわるなんてしていませんよ。約束ちゃんと守ってますよね。ここではしない、って」
それに……と蓮根が自分の片方の足を上げる。
横座りしている結衣は蓮根の足に膝裏が乗っているので、それに伴ってひょいっと膝が上がってしまうのだ。
(ん……?)
「そんな抵抗、全く問題ないです」
するりっと狭間を撫でられた。
「やあぁ……んっ……」
「結衣さん、タイツの上からでも分かりますよ。すごく濡れてる。気持ち悪くないですか?」
「だ、大丈夫です!」
「ああ、そうだ。僕は万一に備えるって話ですよね。最初から僕はあなたを僕のものにしたいんです。あなたの全部を僕のものにしたい。この近くにね、僕の名義のリゾートマンションがあるんですよ。今から、そこにあなたを連れて行きます」
「え? うそ……」
蓮根がにっこり笑う。
「僕が嘘を言うように見えますか?」
「見えません……」
何故か、そこは信頼出来るような気がする。
こういうことだけは!
「もうちょっとだけ、我慢して」
そう言って頬にキスをして膝から結衣を降ろすと、呆然としている結衣にシートベルトをつけ蓮根は運転席に移動する。
結衣はただ呆然と座っているだけだ。
我慢……?
我慢て、ナニ?
リゾートマンション?
万一に備える?
え?え?じゃあ、そもそも、ここに来たこと自体、こういう事態に備えてたって事?
ひょええ……。
結衣は後部座席で頭が真っ白になり、ちーん……という音を聞いた気がした。
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