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11.言葉の選び方は気をつけましょう
言葉の選び方は気をつけましょう①
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「ん……」
目が覚めた時、翠咲は自分が温かい人肌にくるまれているのを感じた。
身じろぎすると、さらにきゅっと抱き込まれる。
気持ちがよくて、翠咲はその人肌にすり……と抱きついた。
あったかーい……。
けれどその人肌がもぞもぞ動いて、翠咲の腰からお尻あたりにかけて手がすうっと動かされるとさすがに翠咲も、ん……と目が覚める。
「翠咲……? 起きた?」
「そんな風に触ったら、起きますけど」
「おはよ」
先ほどまで手が不埒な動きをしていたとは思えない爽やかな笑顔だ。その整った顔に翠咲はいつまでも慣れなくて、つい照れてしまう。
「おはよーございます」
「うん」
ふわりと笑う陽平は本当に綺麗なのだが、その手が翠咲のまろいカーブをずっと撫でている。
「陽平さん」
「んー」
「何してるの?」
「触ってる。翠咲ってふわっとしてて、柔らかくて触り心地がいい」
今、翠咲と陽平は向かい合っているので、陽平がその手を伸ばして翠咲のお尻に触れているこの状況ではそれから逃げようと思うと陽平にすり寄ることになる。
翠咲のその仕草に陽平はますます笑いを深めた。
むうっと膨れて、翠咲は陽平を軽くにらんだ。
「昨日、いっぱいしましたよね」
「今日はまた別」
何、その別腹みたいなの。
その手が際どいところにゆるっと触れる。
「まだ濡れてる。それとも、もう?」
「ん……待って、ダメ……」
「やだ。その気になっちゃったし」
くぷん……とそこに指が入る。
嘘でしょ⁉︎
昨日の夜バスルームで散々喘がされたあと、ベッドに移ってからも甘い声を上げ続けさせられた。
陽平はそれは優しかったけれど全く容赦しなかったので‼︎
優しくて、甘い愛撫も長く続けばとてもしんどい。
けれど陽平はそれまでの無愛想という評価を掻き消すが如く、翠咲に対してとことん甘いのだ。
てか……こんな人でした??
「翠咲、きゅうって抱きついてくるの、可愛い。ねぇ、後ろ向いて?」
ほこほこした布団の中で、翠咲は上は着ている状態だけれど下は履いていない。
誰かさんがいらない、とか言うからっ!!
「ね……陽平さんっ、下着いらないって……」
「んー。いらなかっただろう?」
いや……え、欲しかったけども。
一方の陽平は下だけ着ている状態だ。
……だったはずなのだが、後ろから抱き枕状態できゅうっと翠咲を抱きしめてくる陽平はいつの間にか、しっかり準備万端のようだ。
温かいものが、翠咲の太腿の間に差入れられている。
「え?陽平さん、明るいよ……」
「うん。明るい中、僕の腕の中で目が覚めたばかりで、少しだけぼうっとしながら、でもそんな風に赤くなっちゃってる翠咲が可愛いんだよね。休みの日に恋人と朝布団の中でイチャイチャするって、贅沢で良くないか?」
「う……」
言われてみれば、きっとそうなのだろうけれど、翠咲が今までお付き合いした人で、そんな甘やかしい人はいなかった。
「最初は朝の生理現象だったんだけど、なんだか翠咲が可愛くて無理」
陽平の方こそいつものようなきりきりとした話し方ではなくて、とろっとした半分寝ぼけているような甘えるような、そんな声だ。
緩く太腿の間を行き来していたソレは、つるりと中に入ってしまいそうだった。
目が覚めた時、翠咲は自分が温かい人肌にくるまれているのを感じた。
身じろぎすると、さらにきゅっと抱き込まれる。
気持ちがよくて、翠咲はその人肌にすり……と抱きついた。
あったかーい……。
けれどその人肌がもぞもぞ動いて、翠咲の腰からお尻あたりにかけて手がすうっと動かされるとさすがに翠咲も、ん……と目が覚める。
「翠咲……? 起きた?」
「そんな風に触ったら、起きますけど」
「おはよ」
先ほどまで手が不埒な動きをしていたとは思えない爽やかな笑顔だ。その整った顔に翠咲はいつまでも慣れなくて、つい照れてしまう。
「おはよーございます」
「うん」
ふわりと笑う陽平は本当に綺麗なのだが、その手が翠咲のまろいカーブをずっと撫でている。
「陽平さん」
「んー」
「何してるの?」
「触ってる。翠咲ってふわっとしてて、柔らかくて触り心地がいい」
今、翠咲と陽平は向かい合っているので、陽平がその手を伸ばして翠咲のお尻に触れているこの状況ではそれから逃げようと思うと陽平にすり寄ることになる。
翠咲のその仕草に陽平はますます笑いを深めた。
むうっと膨れて、翠咲は陽平を軽くにらんだ。
「昨日、いっぱいしましたよね」
「今日はまた別」
何、その別腹みたいなの。
その手が際どいところにゆるっと触れる。
「まだ濡れてる。それとも、もう?」
「ん……待って、ダメ……」
「やだ。その気になっちゃったし」
くぷん……とそこに指が入る。
嘘でしょ⁉︎
昨日の夜バスルームで散々喘がされたあと、ベッドに移ってからも甘い声を上げ続けさせられた。
陽平はそれは優しかったけれど全く容赦しなかったので‼︎
優しくて、甘い愛撫も長く続けばとてもしんどい。
けれど陽平はそれまでの無愛想という評価を掻き消すが如く、翠咲に対してとことん甘いのだ。
てか……こんな人でした??
「翠咲、きゅうって抱きついてくるの、可愛い。ねぇ、後ろ向いて?」
ほこほこした布団の中で、翠咲は上は着ている状態だけれど下は履いていない。
誰かさんがいらない、とか言うからっ!!
「ね……陽平さんっ、下着いらないって……」
「んー。いらなかっただろう?」
いや……え、欲しかったけども。
一方の陽平は下だけ着ている状態だ。
……だったはずなのだが、後ろから抱き枕状態できゅうっと翠咲を抱きしめてくる陽平はいつの間にか、しっかり準備万端のようだ。
温かいものが、翠咲の太腿の間に差入れられている。
「え?陽平さん、明るいよ……」
「うん。明るい中、僕の腕の中で目が覚めたばかりで、少しだけぼうっとしながら、でもそんな風に赤くなっちゃってる翠咲が可愛いんだよね。休みの日に恋人と朝布団の中でイチャイチャするって、贅沢で良くないか?」
「う……」
言われてみれば、きっとそうなのだろうけれど、翠咲が今までお付き合いした人で、そんな甘やかしい人はいなかった。
「最初は朝の生理現象だったんだけど、なんだか翠咲が可愛くて無理」
陽平の方こそいつものようなきりきりとした話し方ではなくて、とろっとした半分寝ぼけているような甘えるような、そんな声だ。
緩く太腿の間を行き来していたソレは、つるりと中に入ってしまいそうだった。
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