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登場人物紹介編
護衛隊 シェヌ
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シェヌ
シェヌ
【名前】シェヌ = ラ = クレール
【年齢】26
【職業】冒険者
【HP】170
【MP】60
【魔属性】風
【スキル】身体強化
髪の色 ベージュ
瞳の色 橡色
身長 185㎝
☆☆☆ 雨の中の再会 ☆☆☆
何でもできる。そう思ってたさ。
村の中では使えないものだったが、外ではそれなりに暮らせたから。
自分がこれほど何も出来ないなんて思ってもみなかった。
声をかけても反応しない瞳。あれだけ豊かな感情を見せていたその瞳は、何も映してなかった。
たった三年で何があったというのだろうか……
育った村は辺境の小さな村。だが、魔力が豊富な子が生まれることが多くそれでもっているような村。
そこでは魔力が少ないそれだけで使えないものだった。まあ、子供のうちは誰でも同じようなものだから気にも留めていなかったんだ。
ただ大きくなるにつれて、少しずつまわりと自分との違いに気づかされていく。
母親が早くに亡くなって細かいことに気づかなかったというのもあるな。
五歳になったころ隣の家に女の子が産まれた。村中がお祝いをしていた。なにが有ったなんて良くは分からなかったけど、なんかいいことが村に有ったんだろう、たぶん。
小さい村だから、その子が大きくなると一緒に遊んだよ。青い髪の女の子。
瞳の色は薄い青。空の色……
しぇーぅって呼びながら追いかけてくるんだ。僕が畑で草取りをしたり、水汲みをしたり、そんな時でも構わず探して飛びついてくるんだ。うっかり後ろから飛びつかれると抱き留められないし、低い位置で力が働くからべしゃって足から崩れるのは仕方がないよね。
同じくらいの子が勉強をするために労働を免除されるようになっても、僕にその免除は適用されなかった。
魔法が使えないからだった。
いや、使えるけどそうするとすぐに魔力切れになって倒れるから、使わない方がいいと言われたのもあるんだ。
年長者が少しずつ畑や水汲みを免除されるようになると、小さい子の面倒は僕の様なのに任される事が多くなった。隣の子も良く遊んでやった。僕の後ろをついて回るように歩くから、いつも面倒は僕が見ていた。
「おばさん、イーがこけちゃって血がでた。ごめんなさい」
その日も畑で虫取りや草取りをしながらその子の面倒を見ていたんだけど、うっかり目を離した時に鳥を追いかけて走って転んでしまったようだ。泣き声が聞こえたから行ってみると、右膝が擦りむけて血がにじんでいた。
水魔法が使えたなら、直ぐに洗ってやれただろうけれども、使えない僕はおぶって連れていくしかなかった。
おばさんは傷口をみて
「大丈夫よ、いつも面倒を見てくれてありがとう」
そう言ってくれたんだ。
でも……
小さなこの村では許されないことだったらしい。
父さんと僕はその次の日、村から追い出されることになった。
「しぇーとあそぶぅ」
その一言で今の家から追い出されるだけになったのは…… 良かったんだろうな。
家は村はずれの、畑の向こう側。
井戸からは遠く飲み水を貰うのも一苦労することになった。崩れかけた農具小屋を修理して住んだ。
それからは父さんは獣を狩って村に納め、僕は一日中畑仕事をして暮らしていた。そう父さんも魔力の少ない男だった。父さんは村の中の仕事が出来なくなっていた。
「しぇー、あそぼう」
たまにその子はきてそう言った。
「イー、駄目だよ。僕は働かなきゃいけないんだから。イーとは遊べないんだ。送っていくから」
イーと手を繋いで元の家にの方に行く。
「おばさん、イーがまた来たんだ。僕とは遊べないっていうのに… ごめんなさい」
「シェヌが悪いのではないわ。ごめんなさいね。これを持って帰ってくれる?」
そう言っておばさんはこっそり服や甘いものを分けてくれた。そう、何度も繰り返し。
元の家は…… 綺麗に作り直されていた。ああ、村長のとこの娘が結婚するためかぁ。
日が暮れて、しばらくたっても父さんが帰ってくることは無かった。
獣の角の毒にやられて、全身を腫らした状態で見つかったのはその次の日。すでに手の打ちようはなく……
何も出来なかった僕に代わって埋葬のすべてをしてくれたのはイーの父親と村長の兄にあたる人だった。
「シェヌ? 大丈夫かい?」
そう声をかけて貰ったけどどうすればいいか分からなくて、頭の中がぐるぐるで……
「うん……」
どうしたらいいんだろう。どうやって暮らせば……
埋葬の終わった次の日、村長が来て言った。
「お前一人で暮らせるのか? 年貢は納められるのか?」
「が、頑張って働きます」
「もうすぐ、旅商人が来るがそれらと出て行ってもいいんだぞ」
「たび…… 売られるのですか?」
「お前なんか売り物にもならん。小僧として引き取ってもらうんだ」
「そん……」
「出ていけるように用意をしておくんだな」
「……そ……」
「シェヌっ。大丈夫か?」
「ソルのおじさん…… どうしよう…… 出て行けって……」
「このままここに居ても同じだぞ? 俺の知ってるとこに行くか?」
「おじさんの?」
「そうだ、お前の親父にも言っていたんだ、村から出る準備をするようには」
「どこ? 僕、何が出来るの?」
「外はな、魔力が無くても生きられる手段は有るんだ」
「そう……」
「今回くる商人は俺の友達なんだ。ちゃんと言っておくよ。旅商人なんて言っているが、元々奴は冒険者だからな、色々教えて貰うといい」
「冒険者……」
父さんも出ていくつもりだったんだ、と気づいたのは荷物を纏めて分かった。
色んなものがすでに纏められていたんだ。
そっか、父さんももう覚悟を決めていたんだ……
母さんが亡くなって、うちにはまともに魔法を使えるものがいなくなった。
それから二年、三年とたつうちに母さんの作っていた核石が無くなって、税を狩った獣で払うようになっていった。ああ、だから僕たちは追い出されようとされていたんだ……
僕が育っても布は与えられず、野菜や肉は何とか出来ても、塩や魔石は回ってこなかった。
イーのおばさんやソルのおじさんやおばさんがこっそり譲ってくれていたから、ギリギリ生活出来ていたんだものな。
旅商人が出発するその日、僕は村をでた。
後ろで叫んでいるその声に慰められながら。
「しぇー、どこー、いっしょにぃー……」
旅商人のおじさんはとてもいい人だった。父さんとも知り合いで、一緒に旅がしたかったと言ってもらえて…… 涙が止まらなかった。
僕は身体を鍛えたり、身体強化の方法を教わったり、文字や計算を教わったり……
たくさんの事を教わりながら、旅をし続けた。
そのうち旅商人のおじさんは仲間と村を作るっていって定住しはじめた。その頃すでに俺は冒険者として活動していた。離れても、手紙を送ったりして連絡は取っている。
冒険者として依頼を受けたその帰り、王都の宿屋に泊まって食事に出ようとした。その時、青い髪の少女とぶつかってしまった。
「あ、わりぃ……」
瞳が空色……
「イー…… か?」
「えっ? イー…… しぇー? ねぇ、しぇーなの?」
あんなに小さかったイーは12歳になっていた…… そして、俺を覚えていてくれた……
それから話し出したイリスは……とまることがなく……
話す場所を食堂に変えてもとまることが無かった。
あちらこちらと、話す事が飛び、その時々で表情がころころとかわる……
これから学校に通うのだと、寮生活が始まるのだと、キラキラした瞳で話していた。
そして、また会おうと約束して別れた……
「あ、わりぃ……」
その日突然降り出した雨は、もの凄い風と雷を伴っていた。
宿に戻ろうと駆けていた俺は人にぶつかってしまったのだ。ぶつかったその人はそのまま倒れこみ……
助け起こそうと手を指し伸ばした先にいたのは、青い髪の若い女。
えっ?
どしゃ降りの雨にうたれ、濡れそぼったその身体を起こすと何も見ていない空色の瞳が有った。
「イリス? お前…… どした……」
そのまま倒れてしまった彼女を宿に連れていき、宿の女将に頼んで着替えさせた。
その夜、高熱を出したイリスはそのまま三日も寝込んだ。
起きても、声一つ出さない。
食べることも、飲むこともしない……
いったい何が……
シェヌ
【名前】シェヌ = ラ = クレール
【年齢】26
【職業】冒険者
【HP】170
【MP】60
【魔属性】風
【スキル】身体強化
髪の色 ベージュ
瞳の色 橡色
身長 185㎝
☆☆☆ 雨の中の再会 ☆☆☆
何でもできる。そう思ってたさ。
村の中では使えないものだったが、外ではそれなりに暮らせたから。
自分がこれほど何も出来ないなんて思ってもみなかった。
声をかけても反応しない瞳。あれだけ豊かな感情を見せていたその瞳は、何も映してなかった。
たった三年で何があったというのだろうか……
育った村は辺境の小さな村。だが、魔力が豊富な子が生まれることが多くそれでもっているような村。
そこでは魔力が少ないそれだけで使えないものだった。まあ、子供のうちは誰でも同じようなものだから気にも留めていなかったんだ。
ただ大きくなるにつれて、少しずつまわりと自分との違いに気づかされていく。
母親が早くに亡くなって細かいことに気づかなかったというのもあるな。
五歳になったころ隣の家に女の子が産まれた。村中がお祝いをしていた。なにが有ったなんて良くは分からなかったけど、なんかいいことが村に有ったんだろう、たぶん。
小さい村だから、その子が大きくなると一緒に遊んだよ。青い髪の女の子。
瞳の色は薄い青。空の色……
しぇーぅって呼びながら追いかけてくるんだ。僕が畑で草取りをしたり、水汲みをしたり、そんな時でも構わず探して飛びついてくるんだ。うっかり後ろから飛びつかれると抱き留められないし、低い位置で力が働くからべしゃって足から崩れるのは仕方がないよね。
同じくらいの子が勉強をするために労働を免除されるようになっても、僕にその免除は適用されなかった。
魔法が使えないからだった。
いや、使えるけどそうするとすぐに魔力切れになって倒れるから、使わない方がいいと言われたのもあるんだ。
年長者が少しずつ畑や水汲みを免除されるようになると、小さい子の面倒は僕の様なのに任される事が多くなった。隣の子も良く遊んでやった。僕の後ろをついて回るように歩くから、いつも面倒は僕が見ていた。
「おばさん、イーがこけちゃって血がでた。ごめんなさい」
その日も畑で虫取りや草取りをしながらその子の面倒を見ていたんだけど、うっかり目を離した時に鳥を追いかけて走って転んでしまったようだ。泣き声が聞こえたから行ってみると、右膝が擦りむけて血がにじんでいた。
水魔法が使えたなら、直ぐに洗ってやれただろうけれども、使えない僕はおぶって連れていくしかなかった。
おばさんは傷口をみて
「大丈夫よ、いつも面倒を見てくれてありがとう」
そう言ってくれたんだ。
でも……
小さなこの村では許されないことだったらしい。
父さんと僕はその次の日、村から追い出されることになった。
「しぇーとあそぶぅ」
その一言で今の家から追い出されるだけになったのは…… 良かったんだろうな。
家は村はずれの、畑の向こう側。
井戸からは遠く飲み水を貰うのも一苦労することになった。崩れかけた農具小屋を修理して住んだ。
それからは父さんは獣を狩って村に納め、僕は一日中畑仕事をして暮らしていた。そう父さんも魔力の少ない男だった。父さんは村の中の仕事が出来なくなっていた。
「しぇー、あそぼう」
たまにその子はきてそう言った。
「イー、駄目だよ。僕は働かなきゃいけないんだから。イーとは遊べないんだ。送っていくから」
イーと手を繋いで元の家にの方に行く。
「おばさん、イーがまた来たんだ。僕とは遊べないっていうのに… ごめんなさい」
「シェヌが悪いのではないわ。ごめんなさいね。これを持って帰ってくれる?」
そう言っておばさんはこっそり服や甘いものを分けてくれた。そう、何度も繰り返し。
元の家は…… 綺麗に作り直されていた。ああ、村長のとこの娘が結婚するためかぁ。
日が暮れて、しばらくたっても父さんが帰ってくることは無かった。
獣の角の毒にやられて、全身を腫らした状態で見つかったのはその次の日。すでに手の打ちようはなく……
何も出来なかった僕に代わって埋葬のすべてをしてくれたのはイーの父親と村長の兄にあたる人だった。
「シェヌ? 大丈夫かい?」
そう声をかけて貰ったけどどうすればいいか分からなくて、頭の中がぐるぐるで……
「うん……」
どうしたらいいんだろう。どうやって暮らせば……
埋葬の終わった次の日、村長が来て言った。
「お前一人で暮らせるのか? 年貢は納められるのか?」
「が、頑張って働きます」
「もうすぐ、旅商人が来るがそれらと出て行ってもいいんだぞ」
「たび…… 売られるのですか?」
「お前なんか売り物にもならん。小僧として引き取ってもらうんだ」
「そん……」
「出ていけるように用意をしておくんだな」
「……そ……」
「シェヌっ。大丈夫か?」
「ソルのおじさん…… どうしよう…… 出て行けって……」
「このままここに居ても同じだぞ? 俺の知ってるとこに行くか?」
「おじさんの?」
「そうだ、お前の親父にも言っていたんだ、村から出る準備をするようには」
「どこ? 僕、何が出来るの?」
「外はな、魔力が無くても生きられる手段は有るんだ」
「そう……」
「今回くる商人は俺の友達なんだ。ちゃんと言っておくよ。旅商人なんて言っているが、元々奴は冒険者だからな、色々教えて貰うといい」
「冒険者……」
父さんも出ていくつもりだったんだ、と気づいたのは荷物を纏めて分かった。
色んなものがすでに纏められていたんだ。
そっか、父さんももう覚悟を決めていたんだ……
母さんが亡くなって、うちにはまともに魔法を使えるものがいなくなった。
それから二年、三年とたつうちに母さんの作っていた核石が無くなって、税を狩った獣で払うようになっていった。ああ、だから僕たちは追い出されようとされていたんだ……
僕が育っても布は与えられず、野菜や肉は何とか出来ても、塩や魔石は回ってこなかった。
イーのおばさんやソルのおじさんやおばさんがこっそり譲ってくれていたから、ギリギリ生活出来ていたんだものな。
旅商人が出発するその日、僕は村をでた。
後ろで叫んでいるその声に慰められながら。
「しぇー、どこー、いっしょにぃー……」
旅商人のおじさんはとてもいい人だった。父さんとも知り合いで、一緒に旅がしたかったと言ってもらえて…… 涙が止まらなかった。
僕は身体を鍛えたり、身体強化の方法を教わったり、文字や計算を教わったり……
たくさんの事を教わりながら、旅をし続けた。
そのうち旅商人のおじさんは仲間と村を作るっていって定住しはじめた。その頃すでに俺は冒険者として活動していた。離れても、手紙を送ったりして連絡は取っている。
冒険者として依頼を受けたその帰り、王都の宿屋に泊まって食事に出ようとした。その時、青い髪の少女とぶつかってしまった。
「あ、わりぃ……」
瞳が空色……
「イー…… か?」
「えっ? イー…… しぇー? ねぇ、しぇーなの?」
あんなに小さかったイーは12歳になっていた…… そして、俺を覚えていてくれた……
それから話し出したイリスは……とまることがなく……
話す場所を食堂に変えてもとまることが無かった。
あちらこちらと、話す事が飛び、その時々で表情がころころとかわる……
これから学校に通うのだと、寮生活が始まるのだと、キラキラした瞳で話していた。
そして、また会おうと約束して別れた……
「あ、わりぃ……」
その日突然降り出した雨は、もの凄い風と雷を伴っていた。
宿に戻ろうと駆けていた俺は人にぶつかってしまったのだ。ぶつかったその人はそのまま倒れこみ……
助け起こそうと手を指し伸ばした先にいたのは、青い髪の若い女。
えっ?
どしゃ降りの雨にうたれ、濡れそぼったその身体を起こすと何も見ていない空色の瞳が有った。
「イリス? お前…… どした……」
そのまま倒れてしまった彼女を宿に連れていき、宿の女将に頼んで着替えさせた。
その夜、高熱を出したイリスはそのまま三日も寝込んだ。
起きても、声一つ出さない。
食べることも、飲むこともしない……
いったい何が……
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