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リオン 3
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テストに落ちないようにと結構必死に授業を受け、そこそこの成績を記録して進級したBBクラスに。ちょっと場違いな人物を見付けた。
タイキと、ジュタだ。
可笑しい……進級テストは1ヶ月に1回で、あの2人がCFクラスになったのは少なくとも1年は前の事になる筈だ。仮に1年としてテストが12回……元研究員だった俺でも難なくここまで進級出来たテスト内容が、この2人にとっては合格出来ないほどの難問だった?
そんな筈はない。
だったら何故BBクラスにいるんだ?BCクラスへのテストから急に難しくなるのだろうか?
もしかしたらBBクラスからは、ここまでの基礎的な授業内容からガラリと実践的な内容に……
は、ならなかった。
多少厳しくなった程度の基礎体力をつける為の運動でしかないが……自分の機械の部分を使わないと目標には至らない位の絶妙な難易度ではある。
タイキとジュタは機械の部分を使いこなせていない?
クラス1位2位の実力保持者がそんな訳ないか。
まさか、わざとテストに落ちている?にしたって理由が分からない。
こんな施設なんかで暮らすより、外に出たいとは思わないのだろうか?そりゃ前線に行く訳なんだけど、ここにいるよりは自由に動ける筈だ。
そこで俺はロボット側と話し合いをしようとしてる。
無謀かな?
いいや。ロボットには人工知能が付いてるんだ。それも人間よりももっと、もっと高い知能が。
落ち着いて話がしたいと訴えたら、もしかしたら聞き届けてくれるかも知れない。
まぁ、無理なら無理で良いんだけど、ロボット側が何を思って戦っているのか……知りたい。改造人間と同じで「戦え」と言われたから?じゃあその「戦え」って言ったモノは誰?
知りたいな……会ってみたいな……出来る事なら、一緒に戦いたい。
「ふふ」
楽しみでしょうがないよ。
いや、そこに至るまでの作戦なんか特にないんだけどね。
前線に出るまでの時間で考えようって思ってたけど、予想以上に授業が大変で考え事をしてる余裕がない。唯一の自由時間は食事休憩の数時間だけ。後は睡眠時間だけど、疲れてるから寝付きが異常に良い。
そんな訳で貴重な考える時間が、BBクラスにいるタイキとジュタのお陰で1回分吹き飛んでしまった。しかもだよ?変な笑い声付きでさ。
じゃあこの食事休憩1回分の時間いっぱいタイキとジュタの事を考えようじゃないか。
えっと……。
んー……。
既に考え尽くした感があるね。
そうやって特に何の作戦も生み出せないまま進級テストの日が訪れ、俺はまたそこそこの成績で進級した。しかし、タイキとジュタはBAクラス内にはいなかった。
授業内容の方がキツかったあのテストに落ちるなんて、普通にしていたらありえないから、やっぱりわざと落ちてるんだな……。
何の為に?
あぁ、それを本人に聞けば良かったかな?
まぁ、今更だし、そこまで興味もない。以前の2人になら話しを聞こうって思えたんだろうけど……あんなやる気なさそうなアウトローになってしまっているなんて、ちょっとショックだったよ。
前よりも激しく暴れられる体になっただけ……そう言っていた前向きな子は一体何処にいってしまったんだろう。
研究員からの仕打ちが酷いから?だったら尚更進級して前線に出たいと思うんじゃないだろうか?
人間の為に戦いたくない?それなら……納得出来るかな?
じゃあそう言う事にしといて、あの2人を思うのは終わりにしよう。
必死になって授業に付いて行くだけしか出来ない時間は、長くて短く、アッと言う間に最後のテストを受ける事になってしまった。
テスト内容は、会いたい人の名前を書け。
この質問は、今まで受けたどのテストよりも難問だよ。
最後に俺を改造した凄腕研究員に挨拶したいけど、名前が分からないし……あ、それで名前を教えてくれなかったのか。
なんだよ、挨拶くらいさせてくれたって良いのに、随分とケチなんだな。
じゃあ、誰の名前を書こう?
地球出身だし、家族はとっくにいないし、親しくしていた人も特にいないし……第一人の名前なんかタイキとジュタくらいしか知らない。その2人だって改造人間だから、この紙に名前を書いた所で会わせてくれたいだろうし、会った所で言う事もないし。
んー、困ったな……。
該当者なしっと、これで良いか。
翌日、他の改造人間達が会いたい人との面会をしている時間、俺は1人前線に行く為の戦車のようなゴツイ車の中で待機する事になった。
訓練も何もない、ただただ自由な時間。しかも車の見張りは居眠り中の運転手と、暇そうにしている武器を持った兵士?が1人だけ。
逃げるなら今?だけど前線に出てしまった方がロボットと交渉する切欠は多い?いや、戦いが繰り広げられている場所じゃあ話し合いが出来るような雰囲気になんか絶対にならない。
なら、今?
今だよね。
座席から立っても運転手は居眠りを続けたままだから、外にいる兵士に気が付かれないように運転手を車から押し出した。
「なんだ!?」
流石に起きたみたいだけど、もう遅い。
エンジンをかけてゲートを目指し、そこで止まるように手を広げている人間に構わずアクセルを踏む。
ガシャガシャーン!
ゲートを突き破るように車は突き進み、後ろからは警報機の音が聞こえてくる。
やった、脱出成功!後は捕まらないように遠くまで逃げるだけなんだけど、改造人間の脚力は、この車より早いよ?
絶対に捕まらない。
「あはははっ♪」
あぁ、浮かれてる場合じゃない。
問題はここからどうやってロボットに接触するか、だ。それと、住む場所と食料。
車の中には非常食が3日分×卒業生分あるからなんとかなるとして、住む場所……この車の中は快適だけど目立つしな……。
目立って良いのかも?
いやいや、ロボットに見付けさせるには良いけど、人間に見付かったらマズイ。何処まで行けば安全かは分からないけど、真っ直ぐ進むしかないか。
崩れかけたビルの間を抜け、ボロボロになった道路を進み、苔のような緑が見えてきた所でガソリンが切れた。
残った食料を持って車を降りてみても周りには崩れかけた建造物があるばかりで、特に面白いものはない。
「ロボットさんやー、いないのかなー?話がしたいんだけどなー」
反応なし。
来る方向を間違ったかな?でも、戻ってもどうしようもないから更に真っ直ぐ進みながら、あまりまとまらない考えを練る。
ロボットに遭遇した時に攻撃を受けないようにするにはどうすれば良いのか、こんな大事な事すら決まってないんだからどうしょうもない。それなのに全く恐怖感がないのも不思議な話で、これだけ歩き続けているのにちっとも疲れないのも可笑しな話。眠気すら出て来ないんだよ。
なんならスキップで進んじゃうよー♪
「ん?あれは何だろう?」
歪な形ばかりだったビルの形からして、かなり不自然なソレはかなり綺麗な円形状の建物だった。しかもかなり大きい。
周りにある建物の常態と比較しても、コレはかなり新しい。
施設から遠く離れた場所に、こんな巨大な建造物を作るのは不可能だろう。
そうすると、これはロボットが建てた可能性は高い!
今こそ言うべきだ!
「ロボットさんやー、いないのかなー?話がしたいんだけどなー」
さあ、どうだ?
返事はないけど建物の中からは物音が聞こえてきて、突然上から視線を感じた。見上げてみれば建物の上に何か……いる?
「改造人間か……」
遥か頭上にある何かが発した声にしては妙に近くから聞こえてくる声は、機械の声らしくて妙な金属っぽさを感じる。
やった、当たりだ!
目的があれば、肯定がどうあろうともなんとかなるもんだね!
「聞きたいんだ。ロボットは何故人間と戦うのか」
他にも沢山聞きたいし、喋りたいし、意見を聞きたい。
あぁ、でもどれからどう話せば良いんだろう?
「おしゃべりの前に、改造の時間だ」
え?改造って言った?
建物の上にいたモノが落ちてくるように隣に立った瞬間、そいつは俺の耳の後ろにある制御装置を起動させた。
担ぎ上げられた俺は、そのまま円形状の建物の中に案内されて……意識が、薄れて……。
タイキと、ジュタだ。
可笑しい……進級テストは1ヶ月に1回で、あの2人がCFクラスになったのは少なくとも1年は前の事になる筈だ。仮に1年としてテストが12回……元研究員だった俺でも難なくここまで進級出来たテスト内容が、この2人にとっては合格出来ないほどの難問だった?
そんな筈はない。
だったら何故BBクラスにいるんだ?BCクラスへのテストから急に難しくなるのだろうか?
もしかしたらBBクラスからは、ここまでの基礎的な授業内容からガラリと実践的な内容に……
は、ならなかった。
多少厳しくなった程度の基礎体力をつける為の運動でしかないが……自分の機械の部分を使わないと目標には至らない位の絶妙な難易度ではある。
タイキとジュタは機械の部分を使いこなせていない?
クラス1位2位の実力保持者がそんな訳ないか。
まさか、わざとテストに落ちている?にしたって理由が分からない。
こんな施設なんかで暮らすより、外に出たいとは思わないのだろうか?そりゃ前線に行く訳なんだけど、ここにいるよりは自由に動ける筈だ。
そこで俺はロボット側と話し合いをしようとしてる。
無謀かな?
いいや。ロボットには人工知能が付いてるんだ。それも人間よりももっと、もっと高い知能が。
落ち着いて話がしたいと訴えたら、もしかしたら聞き届けてくれるかも知れない。
まぁ、無理なら無理で良いんだけど、ロボット側が何を思って戦っているのか……知りたい。改造人間と同じで「戦え」と言われたから?じゃあその「戦え」って言ったモノは誰?
知りたいな……会ってみたいな……出来る事なら、一緒に戦いたい。
「ふふ」
楽しみでしょうがないよ。
いや、そこに至るまでの作戦なんか特にないんだけどね。
前線に出るまでの時間で考えようって思ってたけど、予想以上に授業が大変で考え事をしてる余裕がない。唯一の自由時間は食事休憩の数時間だけ。後は睡眠時間だけど、疲れてるから寝付きが異常に良い。
そんな訳で貴重な考える時間が、BBクラスにいるタイキとジュタのお陰で1回分吹き飛んでしまった。しかもだよ?変な笑い声付きでさ。
じゃあこの食事休憩1回分の時間いっぱいタイキとジュタの事を考えようじゃないか。
えっと……。
んー……。
既に考え尽くした感があるね。
そうやって特に何の作戦も生み出せないまま進級テストの日が訪れ、俺はまたそこそこの成績で進級した。しかし、タイキとジュタはBAクラス内にはいなかった。
授業内容の方がキツかったあのテストに落ちるなんて、普通にしていたらありえないから、やっぱりわざと落ちてるんだな……。
何の為に?
あぁ、それを本人に聞けば良かったかな?
まぁ、今更だし、そこまで興味もない。以前の2人になら話しを聞こうって思えたんだろうけど……あんなやる気なさそうなアウトローになってしまっているなんて、ちょっとショックだったよ。
前よりも激しく暴れられる体になっただけ……そう言っていた前向きな子は一体何処にいってしまったんだろう。
研究員からの仕打ちが酷いから?だったら尚更進級して前線に出たいと思うんじゃないだろうか?
人間の為に戦いたくない?それなら……納得出来るかな?
じゃあそう言う事にしといて、あの2人を思うのは終わりにしよう。
必死になって授業に付いて行くだけしか出来ない時間は、長くて短く、アッと言う間に最後のテストを受ける事になってしまった。
テスト内容は、会いたい人の名前を書け。
この質問は、今まで受けたどのテストよりも難問だよ。
最後に俺を改造した凄腕研究員に挨拶したいけど、名前が分からないし……あ、それで名前を教えてくれなかったのか。
なんだよ、挨拶くらいさせてくれたって良いのに、随分とケチなんだな。
じゃあ、誰の名前を書こう?
地球出身だし、家族はとっくにいないし、親しくしていた人も特にいないし……第一人の名前なんかタイキとジュタくらいしか知らない。その2人だって改造人間だから、この紙に名前を書いた所で会わせてくれたいだろうし、会った所で言う事もないし。
んー、困ったな……。
該当者なしっと、これで良いか。
翌日、他の改造人間達が会いたい人との面会をしている時間、俺は1人前線に行く為の戦車のようなゴツイ車の中で待機する事になった。
訓練も何もない、ただただ自由な時間。しかも車の見張りは居眠り中の運転手と、暇そうにしている武器を持った兵士?が1人だけ。
逃げるなら今?だけど前線に出てしまった方がロボットと交渉する切欠は多い?いや、戦いが繰り広げられている場所じゃあ話し合いが出来るような雰囲気になんか絶対にならない。
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今だよね。
座席から立っても運転手は居眠りを続けたままだから、外にいる兵士に気が付かれないように運転手を車から押し出した。
「なんだ!?」
流石に起きたみたいだけど、もう遅い。
エンジンをかけてゲートを目指し、そこで止まるように手を広げている人間に構わずアクセルを踏む。
ガシャガシャーン!
ゲートを突き破るように車は突き進み、後ろからは警報機の音が聞こえてくる。
やった、脱出成功!後は捕まらないように遠くまで逃げるだけなんだけど、改造人間の脚力は、この車より早いよ?
絶対に捕まらない。
「あはははっ♪」
あぁ、浮かれてる場合じゃない。
問題はここからどうやってロボットに接触するか、だ。それと、住む場所と食料。
車の中には非常食が3日分×卒業生分あるからなんとかなるとして、住む場所……この車の中は快適だけど目立つしな……。
目立って良いのかも?
いやいや、ロボットに見付けさせるには良いけど、人間に見付かったらマズイ。何処まで行けば安全かは分からないけど、真っ直ぐ進むしかないか。
崩れかけたビルの間を抜け、ボロボロになった道路を進み、苔のような緑が見えてきた所でガソリンが切れた。
残った食料を持って車を降りてみても周りには崩れかけた建造物があるばかりで、特に面白いものはない。
「ロボットさんやー、いないのかなー?話がしたいんだけどなー」
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来る方向を間違ったかな?でも、戻ってもどうしようもないから更に真っ直ぐ進みながら、あまりまとまらない考えを練る。
ロボットに遭遇した時に攻撃を受けないようにするにはどうすれば良いのか、こんな大事な事すら決まってないんだからどうしょうもない。それなのに全く恐怖感がないのも不思議な話で、これだけ歩き続けているのにちっとも疲れないのも可笑しな話。眠気すら出て来ないんだよ。
なんならスキップで進んじゃうよー♪
「ん?あれは何だろう?」
歪な形ばかりだったビルの形からして、かなり不自然なソレはかなり綺麗な円形状の建物だった。しかもかなり大きい。
周りにある建物の常態と比較しても、コレはかなり新しい。
施設から遠く離れた場所に、こんな巨大な建造物を作るのは不可能だろう。
そうすると、これはロボットが建てた可能性は高い!
今こそ言うべきだ!
「ロボットさんやー、いないのかなー?話がしたいんだけどなー」
さあ、どうだ?
返事はないけど建物の中からは物音が聞こえてきて、突然上から視線を感じた。見上げてみれば建物の上に何か……いる?
「改造人間か……」
遥か頭上にある何かが発した声にしては妙に近くから聞こえてくる声は、機械の声らしくて妙な金属っぽさを感じる。
やった、当たりだ!
目的があれば、肯定がどうあろうともなんとかなるもんだね!
「聞きたいんだ。ロボットは何故人間と戦うのか」
他にも沢山聞きたいし、喋りたいし、意見を聞きたい。
あぁ、でもどれからどう話せば良いんだろう?
「おしゃべりの前に、改造の時間だ」
え?改造って言った?
建物の上にいたモノが落ちてくるように隣に立った瞬間、そいつは俺の耳の後ろにある制御装置を起動させた。
担ぎ上げられた俺は、そのまま円形状の建物の中に案内されて……意識が、薄れて……。
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