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「はぁ、収集つかないな。おい弟、お前はどれだけの魔物を退治してきた?」
しばらく兄さん達を見ていると、クルっとこっちを向いたジークベルトが、結構な難題を口にした。
今まで倒した魔物の数?
巣を見つけたら入り口塞いで火を放ったり、群れの場合は上級の魔法陣で炎を召喚して燃やしたりやってたから、詳しい数は全く見当もつかない。
「分からない」
きっとこういうのは素直に答えた方が良いだろうと、できるだけはっきりと答えたんだけど、少しだけジークベルトの表情が曇ってしまった。
「質問を変えよう。魔物退治を任されてからどれ位経つ?1日に平均して10体以上倒すか?」
どれ位?
兄さんが学園に行くよりも前だったよな、その兄さんが成人を迎えたてるから……5年は経ってるかな。
1日の平均はー……いない時は1匹もいないし、出る時は群れだったりするから平均って言われてもなかなか難しい。
「5年以上だと思う。討伐数は0の時もあるし、30以上の時もある……あります」
平均すると10匹になるのかな?
でも正確に数えてる訳じゃないしな……。
「5年間、毎日か?」
夜だけの時もあるし、森に籠ることもあったけど、森に入らない日はなかったから、5年間毎日であるのは間違いない。
「そうだよ……です」
それが俺の仕事だし。
「病気や怪我をした時は?休まなかったのか?」
休む?
「魔物は森から出したら駄目だから、俺の体調なんか重要じゃないと思います」
ちょっとしんどいからとか、ちょっと怪我をしたからと言って森に行かなかった時に魔物が出たら、領地民はどうなる?
戦うすべもない人の所に魔物を近付けさせないことが唯一俺に出来ることなんだ。
「回復魔法で体調不良まで治せるのか?」
「あ、俺は魔力がないから魔法は魔法陣しか使えないです」
そして魔法陣になった体力の回復魔法はない。
「アイン、それは……」
「本当になにも知らずに戦っていたのか、過保護もここまでくれば虐待だ。そう思わないか?」
なに?
本当になんなんだ?
俺のことなのに、どうしてジークベルトの方が色々知ってそうな雰囲気なんだ?
「知る必要はない……今更聞かせても、苦しめるだけだ」
いやいや、今のこの爪弾き状態で既に結構傷付いてますから!
「なら魔力のことは?無いと思い続けている方が苦しめてるんじゃないのか?何故訂正してやらないんだ」
え?
「いや、本当に魔力はないんだ。かき集めても数秒の風を起こす程度しかできない」
あまりに魔力がないから、魔法陣を早く描く練習とかかなりやったし、魔力を使い続ければもしかしたらって色々試しもしたけど、俺の魔力が強くなったことは過去に1度もない。
「アイン、約束してくれるか?今から言う話を聞いても、ちゃんと敵の攻撃は避けるって」
近付いてきた兄さんは、俺の前に立つとしゃがみ込み、真正面から俺の顔を見ると、それでも足りないとばかりに両肩を掴んできた。
意味が分からない。
攻撃がくれば誰だって避けるか防御すると思うんだけど?
「分かった。約束する」
ここは早く話を聞くために流した方が良い。
俺の魔力がスッカスカな理由が分かる……んだよな?
「俺の魔力がアクティブ攻撃特化だとすると、アインの魔力はパッシブ防御特化なんだ。覚えにないかな……例えば、侯爵家にあるトラップに全く影響を受けていないとか、野外で寝ていても魔物に襲われたことがないとか、暗殺者に狙われない、とか」
例えが妙に具体的だし、全部心当たりがある。
「あ、あの……アール……アインが防御に特化しているのは分かるんですけど、だったらあの言うことを聞かせられるって魔法はどうして利いてるんですか?」
隣にいるジョーから、また初耳なことが。
言うことを聞かせられる魔法ってなんだ?
「……アイン、って奴かな?」
「はい」
俺の名前?
ん?
「毎日森に行かせるため、騎士達は毎日使っていると聞いています。私も、それを使ったことがあります……」
今まで大人しく座っていたトリシュまで急に話しに参加する。
俺の名前がどうしたって?
毎日森に行くのは駄目だったとか?
でもそんなこと言われた覚えないけど……逆に森に行って欲しいみたいなことを言われた気がするんだけどな。
「確かに、父さんはアインにその術をかけたけど、効果はないよ。だけど効果があるように言われ続けるってことは、アインは相当お人好しなんだね」
ん?
今褒められた?
「待ってください。そんなはずありません……だって俺、確かに言うことをきかせました」
そしてジョーは全く覚えにないことを、結構苦しそうな表情で兄さんに訴え、兄さんは少しだけ眉を顰めた。
「君は俺の弟になにを言ったんだ?」
声のトーンも少しばかり落ちた。
「大通りに出て……上半身裸になって欲しい。と」
あ、それは覚えてるよ。
バッと脱いでしまって、颯爽と立ち去ろうとしたんだっけかな。
「……それをやったんだ?」
やってないから!
「いえ、やろうとしていたので、流石に止めました」
確か、脱がせることが目的じゃなくて、アールって呼んで良いかどうかの交渉だったと思うんだけど、違った?
「やろうとしたんだ……」
やって欲しいって言うから……頼まれたら、出来そうなことならやろうと思うのは普通じゃないの?
しかもそれがジョーの頼みだっていうなら余計にさ……。
しばらく兄さん達を見ていると、クルっとこっちを向いたジークベルトが、結構な難題を口にした。
今まで倒した魔物の数?
巣を見つけたら入り口塞いで火を放ったり、群れの場合は上級の魔法陣で炎を召喚して燃やしたりやってたから、詳しい数は全く見当もつかない。
「分からない」
きっとこういうのは素直に答えた方が良いだろうと、できるだけはっきりと答えたんだけど、少しだけジークベルトの表情が曇ってしまった。
「質問を変えよう。魔物退治を任されてからどれ位経つ?1日に平均して10体以上倒すか?」
どれ位?
兄さんが学園に行くよりも前だったよな、その兄さんが成人を迎えたてるから……5年は経ってるかな。
1日の平均はー……いない時は1匹もいないし、出る時は群れだったりするから平均って言われてもなかなか難しい。
「5年以上だと思う。討伐数は0の時もあるし、30以上の時もある……あります」
平均すると10匹になるのかな?
でも正確に数えてる訳じゃないしな……。
「5年間、毎日か?」
夜だけの時もあるし、森に籠ることもあったけど、森に入らない日はなかったから、5年間毎日であるのは間違いない。
「そうだよ……です」
それが俺の仕事だし。
「病気や怪我をした時は?休まなかったのか?」
休む?
「魔物は森から出したら駄目だから、俺の体調なんか重要じゃないと思います」
ちょっとしんどいからとか、ちょっと怪我をしたからと言って森に行かなかった時に魔物が出たら、領地民はどうなる?
戦うすべもない人の所に魔物を近付けさせないことが唯一俺に出来ることなんだ。
「回復魔法で体調不良まで治せるのか?」
「あ、俺は魔力がないから魔法は魔法陣しか使えないです」
そして魔法陣になった体力の回復魔法はない。
「アイン、それは……」
「本当になにも知らずに戦っていたのか、過保護もここまでくれば虐待だ。そう思わないか?」
なに?
本当になんなんだ?
俺のことなのに、どうしてジークベルトの方が色々知ってそうな雰囲気なんだ?
「知る必要はない……今更聞かせても、苦しめるだけだ」
いやいや、今のこの爪弾き状態で既に結構傷付いてますから!
「なら魔力のことは?無いと思い続けている方が苦しめてるんじゃないのか?何故訂正してやらないんだ」
え?
「いや、本当に魔力はないんだ。かき集めても数秒の風を起こす程度しかできない」
あまりに魔力がないから、魔法陣を早く描く練習とかかなりやったし、魔力を使い続ければもしかしたらって色々試しもしたけど、俺の魔力が強くなったことは過去に1度もない。
「アイン、約束してくれるか?今から言う話を聞いても、ちゃんと敵の攻撃は避けるって」
近付いてきた兄さんは、俺の前に立つとしゃがみ込み、真正面から俺の顔を見ると、それでも足りないとばかりに両肩を掴んできた。
意味が分からない。
攻撃がくれば誰だって避けるか防御すると思うんだけど?
「分かった。約束する」
ここは早く話を聞くために流した方が良い。
俺の魔力がスッカスカな理由が分かる……んだよな?
「俺の魔力がアクティブ攻撃特化だとすると、アインの魔力はパッシブ防御特化なんだ。覚えにないかな……例えば、侯爵家にあるトラップに全く影響を受けていないとか、野外で寝ていても魔物に襲われたことがないとか、暗殺者に狙われない、とか」
例えが妙に具体的だし、全部心当たりがある。
「あ、あの……アール……アインが防御に特化しているのは分かるんですけど、だったらあの言うことを聞かせられるって魔法はどうして利いてるんですか?」
隣にいるジョーから、また初耳なことが。
言うことを聞かせられる魔法ってなんだ?
「……アイン、って奴かな?」
「はい」
俺の名前?
ん?
「毎日森に行かせるため、騎士達は毎日使っていると聞いています。私も、それを使ったことがあります……」
今まで大人しく座っていたトリシュまで急に話しに参加する。
俺の名前がどうしたって?
毎日森に行くのは駄目だったとか?
でもそんなこと言われた覚えないけど……逆に森に行って欲しいみたいなことを言われた気がするんだけどな。
「確かに、父さんはアインにその術をかけたけど、効果はないよ。だけど効果があるように言われ続けるってことは、アインは相当お人好しなんだね」
ん?
今褒められた?
「待ってください。そんなはずありません……だって俺、確かに言うことをきかせました」
そしてジョーは全く覚えにないことを、結構苦しそうな表情で兄さんに訴え、兄さんは少しだけ眉を顰めた。
「君は俺の弟になにを言ったんだ?」
声のトーンも少しばかり落ちた。
「大通りに出て……上半身裸になって欲しい。と」
あ、それは覚えてるよ。
バッと脱いでしまって、颯爽と立ち去ろうとしたんだっけかな。
「……それをやったんだ?」
やってないから!
「いえ、やろうとしていたので、流石に止めました」
確か、脱がせることが目的じゃなくて、アールって呼んで良いかどうかの交渉だったと思うんだけど、違った?
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やって欲しいって言うから……頼まれたら、出来そうなことならやろうと思うのは普通じゃないの?
しかもそれがジョーの頼みだっていうなら余計にさ……。
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