華燭の城

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 叫び声を聞き、満足そうに嗤うガルシアの太い指が、シュリの体内でそのままカギ状になり、中を強引に掻き乱す。

「ンっ!!
 ……ァァア……ッッ!! 痛ッ!! ……ンっあぁあ!!」

 その痛みと、行為そのもののおぞましさに震え、体が崩れ落ちそうになる。
 だが、挿し込まれた指が体の中からシュリを引き上げ、前からはラウの腕が抱え込み、倒れる事を許さなかった。
 太い指が何度も抽挿を繰り返す。

「ぁ……ぁっ…………!!
 ……やめ……ろ…………」

 忌まわしい痛みに身動きさえできず、自分の内部を掻き混ぜるガルシアの指の感覚も、痛みそのものの感覚すらもわからなくなっていく。
 
 ぐったりと抵抗の声もかすれていく頃、
「もういいだろう……」
 シュリの耳にガルシアの声が聞こえた。

 ……終わる……。
 ……ようやく……。
 そう思った。

 しかし、曲げられた指がズブ……と抜かれた次の瞬間、シュリは更に大きくその体を仰け反らせていた。
 指が引き抜かれたばかりの場所、自分の後ろに、ガルシアの大きく硬く猛ったモノの先端が触れていたのだ。

 それはもう先走っているのか、粘液を纏いながら何度かヌルヌルと周囲をなぞった後、穴を押し広げ、自分の体内に突き込まれようとしていた。

 ……挿れ……ら……れる……。

 悪寒が走った。

 ……やめろ……っ……!

 必死に叫んだ。
 だが、恐怖で言葉にならなかった。


「……ンっ……ぁあっぁああああああああああっっ……!!
 …………ンッッッ!!!!」

 それは指などとは比べ物にならなかった。
 言葉を作る事さえできない。

「クソッ……! なんという狭さだ……」

 シュリを後ろから押さえつけたまま、ガルシアは乱暴に自身のモノを捻じ込んでいく。

「んんんぁああああああっっっ!! 
 ……や……め……ろっ……!!」

 シュリはラウにしがみつき、そのおぞましさと裂かれる痛みに頭を振り叫んだ。
 それでもガルシアは止まらなかった。
 ジリジリと確実にシュリの体をこじ開け、奥へと圧し入って来る。

 言い難い恐怖と戦慄、激しい痛み。
 肉を切り、骨を割り、止まる事無く暴略してくるその弩張したモノの圧迫感。
 肺が内臓ごと圧し上げられる感覚で、呼吸ができなくなった。

 ……ンッ……ン…………ンッ…………!!
 息を詰め、必死にガルシアのモノを排除しようとした。

「もっと力を抜け!」
 
 怒声と共にガルシアの手で、尻が更に割り広げられる。
 
「……ぃ……やっ……だ……!
 やめろ……っ……ンッ……ンッ……!!」

 曝け出された穴はすでに限界まで口を広げ、男のモノを無理矢理に咥え込まされた周囲は赤く充血していたが、それでもガルシアは容赦しなかった。
 幾度も激しく腰を打ちつけ、攻撃的な抽挿を繰り返す。
 やがて突き上げるガルシアの脚が、シュリの体と密着するところまで来ると、それはゆるゆると引き抜かれていき、今度は最奥まで一気に挿し貫かれた。

「……ンぁっ……!! 
 ……ンッ……ッッ…………!!」

 内臓まで抉られるその衝撃と痛みに、シュリが叫んだ。
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