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第4章 旅にアクシデントはお約束?
4-57 司とリリの穏やかな夜
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旅行の3日目、澪たち一行は別荘での夕食を終え、各自が部屋に戻って寛いでいた。
「うにゅ~、もう食べられないでしゅ……むにゃむにゃ」
そして、司たちの部屋には新しく謎の毛玉が居候として同居することになった。バスケットボール大が2つ、ソフトボール大が5つの計7つの毛玉だ。洞窟クルージングの際に、リリが発見して、司たちが保護した謎生物たちである。
「お腹いっぱい~、くるし~、むにゃむにゃ」
先ほどまで、青葉家から夕食として提供された葉野菜と果物と干し肉を、おいち~おいち~と連呼しながら貪って、これまた寝床として提供されたソファーの上でブランケットに包まれて、あっという間に寝入ってしまった。
突然、見知らぬ土地に放り出され、空腹で彷徨い、死にかけていた毛玉たち。安全な場所が確保されて、お腹が満たされた途端に緊張の糸が切れたのだろう。
「ふわふわ~、もこもこ~、むにゃむにゃ」
まだ夏で暑いにも関わらず、大小折り重なり、身を寄せ合って寝ているその姿は、まるで寒い日の猫団子のようで、とても微笑ましい光景だ。
一方、司はリリをあやすのに四苦八苦していた。
現在は、膝の上に乗せて、専用のブラシで毛づくろいの最中である。普段は司、橙花、蒼花のうちで手の空いている人が担当するのだが、今日は司にされたい気分のようだ。最も、こうなってしまったのは、昼間に司が懐いた子毛玉を構っていたから、拗ねてしまったのだが。
司はリリの毛を丁寧にブラシで梳かす。十分な栄養を摂取して、定期的にブラッシングされているリリの毛はツヤツヤしており、高級な毛布のような手触りだ。それでも、かなりの毛が生え代わっているのか、何本も抜けるのが目視で確認できる。
「リリ、爪切りとブラッシング終わったよ」
「……わふん? ありがとうございまふ」
「今日も大人しくできてて偉い偉い。はい、オヤツ」
「わーい、もぐもぐ」
司の体温を感じながら、優しくブラッシングされてウットリしていたリリが正気に戻る。眠気を振り払うように、膝の上でウーンと1回伸びをして起き上がると、司の手からご褒美のジャーキーを食べさせてもらう。ちなみに、これも橙花謹製である。
もっとも、リリの場合、ご褒美をもらわなくても、爪切りやブラッシングには嬉々として応じるのだが……この辺は何か理由を付けて少しずつオヤツを与えないと、甘やかして際限なく食べさせたくなるからだろう。
「明日の予定は……夜に花火か。毛玉たちをどうするかだよなぁ」
「司さん、はなびって、何ですか?」
ご褒美のジャーキーをモグモグし終わったリリが司に尋ねる。花火という単語を聞いて、リリが顔にクエスチョンマークを浮かべていた。
「うーん、なんて説明すればいいのかな……。リリ、火は見たことがあるだろう?」
「あります! お肉を焼くときの、赤くて、熱いのですよね? ジュージューって」
随分と情報が偏っている気がするけど、気のせいだろう。
「そうそう。で、その火に色を付けて、それを見て楽しむ遊びかな? 赤だけじゃなくて、青とか緑とか黄とかな」
「あの熱いので遊ぶのは……危なくないんですか?」
「もちろん、火は危ないものだけど、ちゃんと注意すれば付き合っていける。直接触らないとか、人に向けちゃいけないとかな」
「うーん。お話を聞いているだけだと、何が楽しいのかわからないです……」
花火の説明を聞いたリリが、うーんと首を捻る。言葉で聞いただけでは、それが何かを想像ができていない。リリにとっては、芸術的な概念よりは身体を動かすアクティビティや美味しい物のほうが基本的に優先されるため、花火を楽しいものと理解するのは難しいのだろう。
「ははは、言葉で説明するのは難しいからな。リリ、花は見たことがあるだろう? 花火っていうのは、熱いので花を作る遊びでもあるんだ」
「橙花さんがお庭で育ててるのと、プラちゃんたちの頭に咲くのですね! へ~、熱いので花を作っちゃうんですか~。それは凄いかもです~」
「ふふ、1人は危ないから、明日一緒にやってみような。さ、そろそろ寝るよ。明日も朝に散歩行かないとだからな」
「はーい」
司が寝る準備をしようとベッドに移動すると、その後ろをリリがちょこちょことついて行く。そして、ベッドのタオルケットを捲り上げて、中に滑り込むとベッドを軽くポンポンと叩く。それを見たリリは、ぴょいんと飛び上がって司の横にすっぽりと収まった。その顔はとても満足そうである。
ちなみに、今日のリリはいつものようにお風呂に入り、丁寧にブラッシングもされており、澪にも一緒にベッドで寝てもいい許可をもらっている。リリを遮る障害は何もないのだ。
司はリリが眠るまで背中を撫でてあげるつもりだったのだが、ベッドに潜り込んですぐに寝やすい体勢を確保したと思ったら、ものの数秒でスースーと寝息が聞こえてきた。
「おやすみ、リリ」
リリの安心したような寝息を聞きつつ、司の意識もすぐに闇に溶けていった。
「うにゅ~、もう食べられないでしゅ……むにゃむにゃ」
そして、司たちの部屋には新しく謎の毛玉が居候として同居することになった。バスケットボール大が2つ、ソフトボール大が5つの計7つの毛玉だ。洞窟クルージングの際に、リリが発見して、司たちが保護した謎生物たちである。
「お腹いっぱい~、くるし~、むにゃむにゃ」
先ほどまで、青葉家から夕食として提供された葉野菜と果物と干し肉を、おいち~おいち~と連呼しながら貪って、これまた寝床として提供されたソファーの上でブランケットに包まれて、あっという間に寝入ってしまった。
突然、見知らぬ土地に放り出され、空腹で彷徨い、死にかけていた毛玉たち。安全な場所が確保されて、お腹が満たされた途端に緊張の糸が切れたのだろう。
「ふわふわ~、もこもこ~、むにゃむにゃ」
まだ夏で暑いにも関わらず、大小折り重なり、身を寄せ合って寝ているその姿は、まるで寒い日の猫団子のようで、とても微笑ましい光景だ。
一方、司はリリをあやすのに四苦八苦していた。
現在は、膝の上に乗せて、専用のブラシで毛づくろいの最中である。普段は司、橙花、蒼花のうちで手の空いている人が担当するのだが、今日は司にされたい気分のようだ。最も、こうなってしまったのは、昼間に司が懐いた子毛玉を構っていたから、拗ねてしまったのだが。
司はリリの毛を丁寧にブラシで梳かす。十分な栄養を摂取して、定期的にブラッシングされているリリの毛はツヤツヤしており、高級な毛布のような手触りだ。それでも、かなりの毛が生え代わっているのか、何本も抜けるのが目視で確認できる。
「リリ、爪切りとブラッシング終わったよ」
「……わふん? ありがとうございまふ」
「今日も大人しくできてて偉い偉い。はい、オヤツ」
「わーい、もぐもぐ」
司の体温を感じながら、優しくブラッシングされてウットリしていたリリが正気に戻る。眠気を振り払うように、膝の上でウーンと1回伸びをして起き上がると、司の手からご褒美のジャーキーを食べさせてもらう。ちなみに、これも橙花謹製である。
もっとも、リリの場合、ご褒美をもらわなくても、爪切りやブラッシングには嬉々として応じるのだが……この辺は何か理由を付けて少しずつオヤツを与えないと、甘やかして際限なく食べさせたくなるからだろう。
「明日の予定は……夜に花火か。毛玉たちをどうするかだよなぁ」
「司さん、はなびって、何ですか?」
ご褒美のジャーキーをモグモグし終わったリリが司に尋ねる。花火という単語を聞いて、リリが顔にクエスチョンマークを浮かべていた。
「うーん、なんて説明すればいいのかな……。リリ、火は見たことがあるだろう?」
「あります! お肉を焼くときの、赤くて、熱いのですよね? ジュージューって」
随分と情報が偏っている気がするけど、気のせいだろう。
「そうそう。で、その火に色を付けて、それを見て楽しむ遊びかな? 赤だけじゃなくて、青とか緑とか黄とかな」
「あの熱いので遊ぶのは……危なくないんですか?」
「もちろん、火は危ないものだけど、ちゃんと注意すれば付き合っていける。直接触らないとか、人に向けちゃいけないとかな」
「うーん。お話を聞いているだけだと、何が楽しいのかわからないです……」
花火の説明を聞いたリリが、うーんと首を捻る。言葉で聞いただけでは、それが何かを想像ができていない。リリにとっては、芸術的な概念よりは身体を動かすアクティビティや美味しい物のほうが基本的に優先されるため、花火を楽しいものと理解するのは難しいのだろう。
「ははは、言葉で説明するのは難しいからな。リリ、花は見たことがあるだろう? 花火っていうのは、熱いので花を作る遊びでもあるんだ」
「橙花さんがお庭で育ててるのと、プラちゃんたちの頭に咲くのですね! へ~、熱いので花を作っちゃうんですか~。それは凄いかもです~」
「ふふ、1人は危ないから、明日一緒にやってみような。さ、そろそろ寝るよ。明日も朝に散歩行かないとだからな」
「はーい」
司が寝る準備をしようとベッドに移動すると、その後ろをリリがちょこちょことついて行く。そして、ベッドのタオルケットを捲り上げて、中に滑り込むとベッドを軽くポンポンと叩く。それを見たリリは、ぴょいんと飛び上がって司の横にすっぽりと収まった。その顔はとても満足そうである。
ちなみに、今日のリリはいつものようにお風呂に入り、丁寧にブラッシングもされており、澪にも一緒にベッドで寝てもいい許可をもらっている。リリを遮る障害は何もないのだ。
司はリリが眠るまで背中を撫でてあげるつもりだったのだが、ベッドに潜り込んですぐに寝やすい体勢を確保したと思ったら、ものの数秒でスースーと寝息が聞こえてきた。
「おやすみ、リリ」
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