25 / 278
第2章 Girl meets boy and fantasy
2-4 武神の少女の日常、こんなに落ち着かない学校生活は初めてです②
しおりを挟む
私はお気楽三人娘の許嫁(笑)口撃を華麗に無視しつつ、昼食のお弁当を食べ始める。今日のお弁当もおいしそうです。流石はお母様のお弁当です。私、料理だけはダメなんですよね。どうしてもうまくできません。お父様、私は本当にお母様の血を引いているんでしょうか?今度、お父様に直接聞いてみましょう。
「はぁ、あなたたちに相談した私が間違っていました。そもそも両親が勝手に決めたのであって、相手方もまだ納得はされていないようですし、私もまだ了承していません。こういうものは双方の合意が必要ですから。ですから、まだ正式な許嫁ではありませんし、私自身まだお会いしたこともないのですから、相手方の容姿などはお答えできるはずもありません。」
「またまた、そんなこと言っちゃって~、本当はうれしいんでしょう?このこの~。舞、全然浮いた話とか聞かないし、バレンタインデーにチョコ渡してる気配もないし、私は不安だったんだよね。もしかして、舞が女の子のことを好きな変態だったらどうしよう!?とか。私ってば、友達思いだからいろいろ考えちゃうのよね。・・・・・・・はぁ、でも私たち4人の中で彼氏持ち1号は舞で決まりか~。私もかっこよくて、やさしくて、お金持ちの彼氏がほしいな~。で、明日から学校休みだけど、彼氏に会いに行っちゃったりとかするの?」
私がせっかく説明したのに、一切合切を無視して、赤穂詠美ことエイミーが焼きそばパンの袋を開けながら話しかけてくる。今日のエイミーうざっ。今日に限って、いつにも増してウザさ倍増です。しかも、後半のそれ、なにその迷推理。さらに声がでかい!周囲に丸聞こえじゃないですか!
「エイミー!!シャラップ!声が大きいです!!!ちょっと黙りましょうか?ええ、ちょっと物理的に黙らせてさしあげましょうか?大丈夫ですよ、もちろん命に別状はありませんし、たった1週間くらい声がでなくなるだけです。なに、ちょっとチクッとするだけで済みますから。あれです、注射と同じです。一瞬の我慢で息の根を止めて差し上げますから。」
この人はああああ、なんでこう、この娘は自分の欲望に忠実なんですか!?ここ、学校の教室ですよ!?このバカのせいで、早速みんなにばれたじゃないですか!来週からどうするんですか!私の穏やかな学校生活が・・・・・ちょっとくらいは自重という言葉を学習してきなさい!というか、ほんとうに物理的に黙らせたほうが早いのでしょうか。今の私なら一般人を昏倒させるのに5秒もかかりませんよ。それはそれは綺麗にさっくりと芸術的に黙らせて見せますよ。グラミー賞並みですよ。にゅふふふ。
「まぁまぁまぁ~、エイミーも舞ちゃんも落ち着いて~。そんな大声を出すと周りの人に迷惑ですよ~優ちゃんを見習ってご飯食べましょうよ~。早くしないとお昼休み終わっちゃいますよ~?今日は部活お休みですし、舞ちゃんの許嫁の件は放課後にでも喫茶『壁に耳あり、障子に目あり』でお茶でもしながらゆっくりと根掘り葉掘り聞きだせばいいじゃないですか~。」
「おいしいご飯は正義。昼休みは有限。迅速な任務完了が必須。む、放課後もおやつ食べ放題の予感?今日は素敵な1日になりそう。至福。」
「優ちゃん~、甘いモノの食べ過ぎはよくありませんよ~。マスターにも優ちゃんはケーキ食べていいのは1日2個までですよ~って言われてますよね?ちゃんと約束を守らないと出禁にされちゃいますよ?いいんですか~?優ちゃんが出禁になったら私たちは悲しいですよ~。シクシクですよ~?」
「む、それは残念無念。澪が悲しむのは不本意。仕方がない、今日も2個で我慢する。でも、今からどれにするか迷う。午後の授業中に脳内投票して決める。楽しみ倍増。」
「優ちゃん、授業はちゃんと受けないとだめですよ~。先生が可愛そうです~。」
澪と優のほうを見ると、二人はもうすでに食べ始めていた。優に至ってはもう弁当箱2箱目を食べ始めている・・・・・しかも、重箱みたいな、やたら大きいお弁当箱を、2箱目です。どうやったら会話しながらそんなに早く食べれるんですか。はあ、優を見ていたら毒気抜かれてしまいました。私もお弁当を食べましょう。澪が後半変なこと言っていた気がしますが、今この場でエイミーに大声で話されて周りに筒抜けになるよりはるかにマシというものです。あそこならプライバシーは守られますし、マスターのケーキもおいしいですし、ついでにこのおバカ共に口止めしておきましょう。
はあ、なんでこうなるんでしょうか。それもこれも私に内緒で勝手に唐突に決めてきた、うちの脳筋ゴリラのせいです。昨日のことを思い出したら、またムカムカしてきました、今度報復してやりましょう。どんな方法がいいですかね?脳筋ゴリラが食べる夕食に、私のオリジナル薬草料理を仕込んでやりますかね?
にゅふふ。今から楽しみです。
「はぁ、あなたたちに相談した私が間違っていました。そもそも両親が勝手に決めたのであって、相手方もまだ納得はされていないようですし、私もまだ了承していません。こういうものは双方の合意が必要ですから。ですから、まだ正式な許嫁ではありませんし、私自身まだお会いしたこともないのですから、相手方の容姿などはお答えできるはずもありません。」
「またまた、そんなこと言っちゃって~、本当はうれしいんでしょう?このこの~。舞、全然浮いた話とか聞かないし、バレンタインデーにチョコ渡してる気配もないし、私は不安だったんだよね。もしかして、舞が女の子のことを好きな変態だったらどうしよう!?とか。私ってば、友達思いだからいろいろ考えちゃうのよね。・・・・・・・はぁ、でも私たち4人の中で彼氏持ち1号は舞で決まりか~。私もかっこよくて、やさしくて、お金持ちの彼氏がほしいな~。で、明日から学校休みだけど、彼氏に会いに行っちゃったりとかするの?」
私がせっかく説明したのに、一切合切を無視して、赤穂詠美ことエイミーが焼きそばパンの袋を開けながら話しかけてくる。今日のエイミーうざっ。今日に限って、いつにも増してウザさ倍増です。しかも、後半のそれ、なにその迷推理。さらに声がでかい!周囲に丸聞こえじゃないですか!
「エイミー!!シャラップ!声が大きいです!!!ちょっと黙りましょうか?ええ、ちょっと物理的に黙らせてさしあげましょうか?大丈夫ですよ、もちろん命に別状はありませんし、たった1週間くらい声がでなくなるだけです。なに、ちょっとチクッとするだけで済みますから。あれです、注射と同じです。一瞬の我慢で息の根を止めて差し上げますから。」
この人はああああ、なんでこう、この娘は自分の欲望に忠実なんですか!?ここ、学校の教室ですよ!?このバカのせいで、早速みんなにばれたじゃないですか!来週からどうするんですか!私の穏やかな学校生活が・・・・・ちょっとくらいは自重という言葉を学習してきなさい!というか、ほんとうに物理的に黙らせたほうが早いのでしょうか。今の私なら一般人を昏倒させるのに5秒もかかりませんよ。それはそれは綺麗にさっくりと芸術的に黙らせて見せますよ。グラミー賞並みですよ。にゅふふふ。
「まぁまぁまぁ~、エイミーも舞ちゃんも落ち着いて~。そんな大声を出すと周りの人に迷惑ですよ~優ちゃんを見習ってご飯食べましょうよ~。早くしないとお昼休み終わっちゃいますよ~?今日は部活お休みですし、舞ちゃんの許嫁の件は放課後にでも喫茶『壁に耳あり、障子に目あり』でお茶でもしながらゆっくりと根掘り葉掘り聞きだせばいいじゃないですか~。」
「おいしいご飯は正義。昼休みは有限。迅速な任務完了が必須。む、放課後もおやつ食べ放題の予感?今日は素敵な1日になりそう。至福。」
「優ちゃん~、甘いモノの食べ過ぎはよくありませんよ~。マスターにも優ちゃんはケーキ食べていいのは1日2個までですよ~って言われてますよね?ちゃんと約束を守らないと出禁にされちゃいますよ?いいんですか~?優ちゃんが出禁になったら私たちは悲しいですよ~。シクシクですよ~?」
「む、それは残念無念。澪が悲しむのは不本意。仕方がない、今日も2個で我慢する。でも、今からどれにするか迷う。午後の授業中に脳内投票して決める。楽しみ倍増。」
「優ちゃん、授業はちゃんと受けないとだめですよ~。先生が可愛そうです~。」
澪と優のほうを見ると、二人はもうすでに食べ始めていた。優に至ってはもう弁当箱2箱目を食べ始めている・・・・・しかも、重箱みたいな、やたら大きいお弁当箱を、2箱目です。どうやったら会話しながらそんなに早く食べれるんですか。はあ、優を見ていたら毒気抜かれてしまいました。私もお弁当を食べましょう。澪が後半変なこと言っていた気がしますが、今この場でエイミーに大声で話されて周りに筒抜けになるよりはるかにマシというものです。あそこならプライバシーは守られますし、マスターのケーキもおいしいですし、ついでにこのおバカ共に口止めしておきましょう。
はあ、なんでこうなるんでしょうか。それもこれも私に内緒で勝手に唐突に決めてきた、うちの脳筋ゴリラのせいです。昨日のことを思い出したら、またムカムカしてきました、今度報復してやりましょう。どんな方法がいいですかね?脳筋ゴリラが食べる夕食に、私のオリジナル薬草料理を仕込んでやりますかね?
にゅふふ。今から楽しみです。
0
お気に入りに追加
68
あなたにおすすめの小説
月が導く異世界道中extra
あずみ 圭
ファンタジー
月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。
真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。
彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。
これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。
こちらは月が導く異世界道中番外編になります。
ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が子離れしないので完全に詰んでる
街風
ファンタジー
「お前を追放する!」
ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。
しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。
せっかく異世界に転生できたんだから、急いで生きる必要なんてないよね?ー明日も俺はスローなライフを謳歌したいー
ジミー凌我
ファンタジー
日夜仕事に追われ続ける日常を毎日毎日繰り返していた。
仕事仕事の毎日、明日も明後日も仕事を積みたくないと生き急いでいた。
そんな俺はいつしか過労で倒れてしまった。
そのまま死んだ俺は、異世界に転生していた。
忙しすぎてうわさでしか聞いたことがないが、これが異世界転生というものなのだろう。
生き急いで死んでしまったんだ。俺はこの世界ではゆっくりと生きていきたいと思った。
ただ、この世界にはモンスターも魔王もいるみたい。
この世界で最初に出会ったクレハという女の子は、細かいことは気にしない自由奔放な可愛らしい子で、俺を助けてくれた。
冒険者としてゆったり生計を立てていこうと思ったら、以外と儲かる仕事だったからこれは楽な人生が始まると思った矢先。
なぜか2日目にして魔王軍の侵略に遭遇し…。
異世界二度目のおっさん、どう考えても高校生勇者より強い
八神 凪
ファンタジー
旧題:久しぶりに異世界召喚に巻き込まれたおっさんの俺は、どう考えても一緒に召喚された勇者候補よりも強い
【第二回ファンタジーカップ大賞 編集部賞受賞! 書籍化します!】
高柳 陸はどこにでもいるサラリーマン。
満員電車に揺られて上司にどやされ、取引先には愛想笑い。
彼女も居ないごく普通の男である。
そんな彼が定時で帰宅しているある日、どこかの飲み屋で一杯飲むかと考えていた。
繁華街へ繰り出す陸。
まだ時間が早いので学生が賑わっているなと懐かしさに目を細めている時、それは起きた。
陸の前を歩いていた男女の高校生の足元に紫色の魔法陣が出現した。
まずい、と思ったが少し足が入っていた陸は魔法陣に吸い込まれるように引きずられていく。
魔法陣の中心で困惑する男女の高校生と陸。そして眼鏡をかけた女子高生が中心へ近づいた瞬間、目の前が真っ白に包まれる。
次に目が覚めた時、男女の高校生と眼鏡の女子高生、そして陸の目の前には中世のお姫様のような恰好をした女性が両手を組んで声を上げる。
「異世界の勇者様、どうかこの国を助けてください」と。
困惑する高校生に自分はこの国の姫でここが剣と魔法の世界であること、魔王と呼ばれる存在が世界を闇に包もうとしていて隣国がそれに乗じて我が国に攻めてこようとしていると説明をする。
元の世界に戻る方法は魔王を倒すしかないといい、高校生二人は渋々了承。
なにがなんだか分からない眼鏡の女子高生と陸を見た姫はにこやかに口を開く。
『あなた達はなんですか? 自分が召喚したのは二人だけなのに』
そう言い放つと城から追い出そうとする姫。
そこで男女の高校生は残った女生徒は幼馴染だと言い、自分と一緒に行こうと提案。
残された陸は慣れた感じで城を出て行くことに決めた。
「さて、久しぶりの異世界だが……前と違う世界みたいだな」
陸はしがないただのサラリーマン。
しかしその実態は過去に異世界へ旅立ったことのある経歴を持つ男だった。
今度も魔王がいるのかとため息を吐きながら、陸は以前手に入れた力を駆使し異世界へと足を踏み出す――
転移した異世界が無茶苦茶なのは、オレのせいではない!
どら焼き
ファンタジー
ありがとうございます。
おかげさまで、第一部無事終了しました。
これも、皆様が読んでくれたおかげです。
第二部は、ゆっくりな投稿頻度になると思われます。
不遇の生活を送っていた主人公が、ある日学校のクラスごと、異世界に強制召喚されてしまった。
しかもチートスキル無し!
生命維持用・基本・言語スキル無し!
そして、転移場所が地元の住民すら立ち入らないスーパーハードなモンスター地帯!
いきなり吐血から始まる、異世界生活!
何故か物理攻撃が効かない主人公は、生きるためなら何でも投げつけます!
たとえ、それがバナナでも!
ざまぁ要素はありますが、少し複雑です。
作者の初投稿作品です。拙い文章ですが、暖かく見守ってほしいいただけるとうれしいです。よろしくおねがいします。
異世界で魔法使いとなった俺はネットでお買い物して世界を救う
馬宿
ファンタジー
30歳働き盛り、独身、そろそろ身を固めたいものだが相手もいない
そんな俺が電車の中で疲れすぎて死んじゃった!?
そしてらとある世界の守護者になる為に第2の人生を歩まなくてはいけなくなった!?
農家育ちの素人童貞の俺が世界を守る為に選ばれた!?
10個も願いがかなえられるらしい!
だったら異世界でもネットサーフィンして、お買い物して、農業やって、のんびり暮らしたいものだ
異世界なら何でもありでしょ?
ならのんびり生きたいな
小説家になろう!にも掲載しています
何分、書きなれていないので、ご指摘あれば是非ご意見お願いいたします
魔術師の少女が仕事にも恋愛にも全力でぶつかっていくお話。
imu
ファンタジー
花の都 ヨシュクラダンカ王国
美しい花々が咲き乱れ、一年を通して穏やかな気候、観光地としても人気であり、人々の活気に溢れるこの国は、世界で人口の3%程しかいない魔力保持者が多いと言われている場所でもある。
___さて、このお話は、そんな国で魔術師として仕事も、恋も、自分なりに精一杯頑張る、1人の少女のお話です。
異界審査官の巻き込まれ人生記
夜空のかけら
ファンタジー
通り魔によって殺されたと思ったら見知らぬ場所にいた。
そこは、死んだ者が必ず来る場所だと言う。
そこで審査されたら、なぜか審査官になれと言われた。
普通は転生していくものじゃないのか?
納得がいかないけれど、日常生活?は始まってしまった。
非日常と言われるその日々が。
※
自著の他作品と相互乗り入れ?しています。
こちらは、1話1,000字前後です。
全99話 令和5年2月24日完結
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる