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5-2 護衛部隊
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「今回の件は我々の説明不足が大きな原因です。申し訳ありませんでした。共に旅をする以上、この国のことと、隊のことをお話ししなければなりませんね。」
こちらをご覧ください。と、地図を示される。
テーブルに置かれた1枚の地図には大きな大陸が描かれていた。大陸には、赤、黄、緑、紫で色が塗られている。
「この国は世界最大の領地を誇る大国です。勇者の治める国として、世界の中心に位置しています。
東西に長く伸びた国土は2ヵ所が海に面しており、国内には大小様々な山、平原や砂漠、湿地等のエリアも点在しています。
魔物の被害は王都のある中心街が、今尚最も酷く、逆に、王都から離れれば離れるほど魔物の数は減り、弱くなっていきます。
そのため、この国には大きく分けて4つのエリアがあるのですよ。」
4つのエリアはこうだった。
・魔物の被害がほとんどない安全なグリーンゾーン
・魔物の被害はあるが、低級~中級の比較的弱い敵のみ出現するイエローゾーン
・上級の魔物が多く生息し、常に死の危険と隣り合わせのレッドゾーン
・最後に手練れの傭兵でも近付きたくないデッドゾーン。
グリーンゾーンはウッドの村のように王都から離れた最果ての村がそれに当たる。人口は少なく貧しいが武装する必要はなかった。文明や文化は発達していない所が多い。
「そして、今、我々がいるのがイエローゾーンです。生活圏にまで魔物が入り込んでしまっているゾーンを示します。」
ただし、正しい対処法を知り、適切な道具があれば怖れることはありません。と、カパーは言う。
「その一つがこれです。」
小さな鉄製の玉と耳栓のようなものが机に置かれた。
「音波弾とサイレンサー。どちらも特定の魔力を封じたものです。」
音波弾は玉に風の魔法を込めたものだ。玉自体は、何でもいいらしい。叩きつけて玉を割り、中身を解放する。
すると、中に込められていた風の魔力が鼓膜を破るほどの周波数で空気を振動させる。
さらにそれを風の魔法で反響させ、音量を跳ね上げていく。拡大する過程で様々な音域が生まれ、どの生き物にもダメージを与えることができるようになっていた。
サイレンサーには障壁の魔法が込められているらしい。装着することで耳元に障壁をつくり、全ての音を遮断することができるものなんだとか。敵味方の区別なく全ての音を遮断する。
そのため、サイレンサーを装着した場合、カパーのように記憶を直接脳内に届けられる魔法でも持ってない限り、会話はできない。
これらの魔力を込めた道具は魔具と呼ばれているらしい。魔具は1点特化の効果を持っていた。
「魔力を込める対象は何でもよいのですが、どう使うのかイメージしやすい方が、魔力を込めやすいのですよ」
例えばと、カパーは鏡を取り出すとあの赤い目で見つめる。しばらくすると、ウッドに鏡を渡しながら言った。
「紅茶のお味はいかがでしたか?」
ウッドが鏡を受けとると鏡に文字が現れる。
『こうちゃ……こうちゃって言うんだあれ……。熱くてあんまり味わかんなかったかも……。』
「!?!?ちがっ!違うよ!!色がついた水なんてみたことなかったから!!!」
ウッドが慌てて言うと、カパーは、あっはっはっはっと声をたてて笑った。
「素直で結構。魔具は、フッこのように……フフッ魔力さえ持っていれば、ンフ誰でも、簡単に……フフフ作れます。」
カパーはまだ、ぐふぐふと笑っていた。なかなか笑いが引かないようだ。咳払いを1つすると、気を取り直したように話し始めた。
「ここにあるのは極々一部に過ぎません。
イエローゾーンはこれら魔具さえあれば生き残ることは容易でしょう。
ただし、現代では必要な魔力を持った人間はそう多くないのです。故に魔具は大変高価なのですよ。」
問題はレッドゾーンです。と、地図の赤い所をトンと扇で指し示す。
「こちらは魔力を持たない人間は生きては行けないでしょう。常に魔物がうようよと歩いています。低級や中級のものもいるにはいますが上位種の餌でしかありません。」
王都を中心に城下町から郊外まで。人の多い場所は漏れなくレッドゾーンです。と、扇をスススと地図上を移動させながら説明をする。
「レッドゾーンの中でも、特に強力な魔物がいる地域、魔物の数が異常に多い地域をデッドゾーンと呼びます。
かつて裏町と呼ばれていた地域、花街、地下街、そして王宮の周りなんかもデッドゾーンですね。」
レッドゾーン、デッドゾーンは共に文明的にも文化的にも非常に栄えていた。
レッドゾーンには、富・芸術・利便性、何でもある。何でも手に入る。だが、安全だけはない。そんな地域だった。
「では、レッドゾーンにはどうやって人々が暮らしていると思いますか?」
「全員が魔力持ち?」
「いいえ。」
「上級の魔物でも倒せるような魔具がある??」
「いいえ。どちらも違います。
護衛部隊が常駐しているのですよ。」
勇者の名のもと、差別のないこの国には、様々な種族が身を寄せていた。特に勇者の末裔の暮らす王都は加護を求めた人々で溢れかえっている。
古くからこの国では王家が民の生活を保証してきた。王族が勇者の一族に変わった今でもそれは変わらない。むしろ手厚くなったくらいだ。
初代勇者は民が魔物の脅威に犯されぬよう、義勇軍を募り魔物を、ひいては魔王をも討伐した。後にそれは護衛部隊となり、民を守護することとなる。
先代勇者は民が飢えに喘がぬよう、商隊を立ち上げた。必要な場所に必要な物が届くように。物を売り稼ぎを得る代償に命を賭けなくて良いように。現代でも、それは民の生活を守護していた。
当代勇者は、民の声を拾い上げた。困っていることはないか。必要な支援は何かと。それは民の心を人としての尊厳を守護することとなるだろう。
「我々商隊はいわばライフラインです。グリーンゾーンからデッドゾーンまで全てを行き来し必要物資を届けます。その為に、専門性の高い人材が集められ、それぞれの部署に配属されているのですよ。」
例えば、メルキュールさん率いる積載部隊。彼らはその名の通り積み荷の管理を行います。仕入れから納品まで。品質管理も彼らの仕事です。
それから、この天幕の救護部隊。怪我や病などの治療は勿論、隊員の健康管理も彼らの仕事です。
さらには…………と商隊の組織は5つほどの部門に分かれていた。
「共に旅をするなかでゆっくりと知っていただいてから、どこに配属されたいか選んで貰うつもりだったのです……。ですから説明は、おいおいと思っていたのですが……。」
今回の件で、『知らない』ということは、頼るべき時に、『頼る先が分からない』ということなのだと気が付きました。それは、とても危険なことなのですよ……。とカパーが目を伏せる。
「貴方は、我々が荷として預かっている少年でもあります。『どこにも配属されたくない』という選択肢もあることを忘れずに。」
それまで黙って聞いていたメルキュールが静かにティーカップを置き口を挟んだ。
「オレ、リンクスと一緒に護衛部隊に入りたい!」
「言っておきますが、花形ではありませんよ。一見きらびやかに見えますが、その実、仕事の内容は基礎訓練と雑用が主です。
敵が現れれば、いついかなるときも迎え撃たねばなりませんし、怪我はもちろんのこと、命を落とす者も少なくありません。」
メルキュールの声は冷たい。淡々と述べているが反対しているのがありありと伝わってくる。
「それでも、オレ、リンクスと一緒に強くなりたいんだ!」
キリッと眉を引き締め真剣な表情を作るウッド。いつもは子犬のような印象を与える丸い大きな目も、少しつり目がちになり、強い意思を感じさせる。
黄色い瞳が力強くひかり、こちらが気圧されそうなほどだった。
「おう!一緒に頑張ろうぜ!」
「「リンクス」」
リンクスが鷹揚に返事をするとメルキュールとカパーが同時に嗜めた。
「お前は黙っていなさい。」
「つってもさ~。これから連れ回すんなら最低限の護身術は必要だろ~。それに、いきなり配属されても結局やることは雑用なわけだし。だったら最初っから俺と一緒のがよくない?」
「それは……確かにそうですね……。」
「隊長まで……。よく考えてください。力を身につけるということは、戦わなくてはならなくなるということですよ。それをこんな幼い子に……。」
「やってみてから考えたっていいんじゃん。こいつなら、嫌になったら積み荷に戻るって選択肢もあるんだからさ~」
「それは……そうですが……」
「俺も今度は目を離さないようにするからさ……。」
そう言うとリンクスは1度ふっと目を伏せる。
やがて、真っ直ぐに視線を上げると、聞いたことないほど真剣な声でいった。
「もう一回、チャンスちょうだい。」
こちらをご覧ください。と、地図を示される。
テーブルに置かれた1枚の地図には大きな大陸が描かれていた。大陸には、赤、黄、緑、紫で色が塗られている。
「この国は世界最大の領地を誇る大国です。勇者の治める国として、世界の中心に位置しています。
東西に長く伸びた国土は2ヵ所が海に面しており、国内には大小様々な山、平原や砂漠、湿地等のエリアも点在しています。
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そのため、この国には大きく分けて4つのエリアがあるのですよ。」
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・魔物の被害がほとんどない安全なグリーンゾーン
・魔物の被害はあるが、低級~中級の比較的弱い敵のみ出現するイエローゾーン
・上級の魔物が多く生息し、常に死の危険と隣り合わせのレッドゾーン
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グリーンゾーンはウッドの村のように王都から離れた最果ての村がそれに当たる。人口は少なく貧しいが武装する必要はなかった。文明や文化は発達していない所が多い。
「そして、今、我々がいるのがイエローゾーンです。生活圏にまで魔物が入り込んでしまっているゾーンを示します。」
ただし、正しい対処法を知り、適切な道具があれば怖れることはありません。と、カパーは言う。
「その一つがこれです。」
小さな鉄製の玉と耳栓のようなものが机に置かれた。
「音波弾とサイレンサー。どちらも特定の魔力を封じたものです。」
音波弾は玉に風の魔法を込めたものだ。玉自体は、何でもいいらしい。叩きつけて玉を割り、中身を解放する。
すると、中に込められていた風の魔力が鼓膜を破るほどの周波数で空気を振動させる。
さらにそれを風の魔法で反響させ、音量を跳ね上げていく。拡大する過程で様々な音域が生まれ、どの生き物にもダメージを与えることができるようになっていた。
サイレンサーには障壁の魔法が込められているらしい。装着することで耳元に障壁をつくり、全ての音を遮断することができるものなんだとか。敵味方の区別なく全ての音を遮断する。
そのため、サイレンサーを装着した場合、カパーのように記憶を直接脳内に届けられる魔法でも持ってない限り、会話はできない。
これらの魔力を込めた道具は魔具と呼ばれているらしい。魔具は1点特化の効果を持っていた。
「魔力を込める対象は何でもよいのですが、どう使うのかイメージしやすい方が、魔力を込めやすいのですよ」
例えばと、カパーは鏡を取り出すとあの赤い目で見つめる。しばらくすると、ウッドに鏡を渡しながら言った。
「紅茶のお味はいかがでしたか?」
ウッドが鏡を受けとると鏡に文字が現れる。
『こうちゃ……こうちゃって言うんだあれ……。熱くてあんまり味わかんなかったかも……。』
「!?!?ちがっ!違うよ!!色がついた水なんてみたことなかったから!!!」
ウッドが慌てて言うと、カパーは、あっはっはっはっと声をたてて笑った。
「素直で結構。魔具は、フッこのように……フフッ魔力さえ持っていれば、ンフ誰でも、簡単に……フフフ作れます。」
カパーはまだ、ぐふぐふと笑っていた。なかなか笑いが引かないようだ。咳払いを1つすると、気を取り直したように話し始めた。
「ここにあるのは極々一部に過ぎません。
イエローゾーンはこれら魔具さえあれば生き残ることは容易でしょう。
ただし、現代では必要な魔力を持った人間はそう多くないのです。故に魔具は大変高価なのですよ。」
問題はレッドゾーンです。と、地図の赤い所をトンと扇で指し示す。
「こちらは魔力を持たない人間は生きては行けないでしょう。常に魔物がうようよと歩いています。低級や中級のものもいるにはいますが上位種の餌でしかありません。」
王都を中心に城下町から郊外まで。人の多い場所は漏れなくレッドゾーンです。と、扇をスススと地図上を移動させながら説明をする。
「レッドゾーンの中でも、特に強力な魔物がいる地域、魔物の数が異常に多い地域をデッドゾーンと呼びます。
かつて裏町と呼ばれていた地域、花街、地下街、そして王宮の周りなんかもデッドゾーンですね。」
レッドゾーン、デッドゾーンは共に文明的にも文化的にも非常に栄えていた。
レッドゾーンには、富・芸術・利便性、何でもある。何でも手に入る。だが、安全だけはない。そんな地域だった。
「では、レッドゾーンにはどうやって人々が暮らしていると思いますか?」
「全員が魔力持ち?」
「いいえ。」
「上級の魔物でも倒せるような魔具がある??」
「いいえ。どちらも違います。
護衛部隊が常駐しているのですよ。」
勇者の名のもと、差別のないこの国には、様々な種族が身を寄せていた。特に勇者の末裔の暮らす王都は加護を求めた人々で溢れかえっている。
古くからこの国では王家が民の生活を保証してきた。王族が勇者の一族に変わった今でもそれは変わらない。むしろ手厚くなったくらいだ。
初代勇者は民が魔物の脅威に犯されぬよう、義勇軍を募り魔物を、ひいては魔王をも討伐した。後にそれは護衛部隊となり、民を守護することとなる。
先代勇者は民が飢えに喘がぬよう、商隊を立ち上げた。必要な場所に必要な物が届くように。物を売り稼ぎを得る代償に命を賭けなくて良いように。現代でも、それは民の生活を守護していた。
当代勇者は、民の声を拾い上げた。困っていることはないか。必要な支援は何かと。それは民の心を人としての尊厳を守護することとなるだろう。
「我々商隊はいわばライフラインです。グリーンゾーンからデッドゾーンまで全てを行き来し必要物資を届けます。その為に、専門性の高い人材が集められ、それぞれの部署に配属されているのですよ。」
例えば、メルキュールさん率いる積載部隊。彼らはその名の通り積み荷の管理を行います。仕入れから納品まで。品質管理も彼らの仕事です。
それから、この天幕の救護部隊。怪我や病などの治療は勿論、隊員の健康管理も彼らの仕事です。
さらには…………と商隊の組織は5つほどの部門に分かれていた。
「共に旅をするなかでゆっくりと知っていただいてから、どこに配属されたいか選んで貰うつもりだったのです……。ですから説明は、おいおいと思っていたのですが……。」
今回の件で、『知らない』ということは、頼るべき時に、『頼る先が分からない』ということなのだと気が付きました。それは、とても危険なことなのですよ……。とカパーが目を伏せる。
「貴方は、我々が荷として預かっている少年でもあります。『どこにも配属されたくない』という選択肢もあることを忘れずに。」
それまで黙って聞いていたメルキュールが静かにティーカップを置き口を挟んだ。
「オレ、リンクスと一緒に護衛部隊に入りたい!」
「言っておきますが、花形ではありませんよ。一見きらびやかに見えますが、その実、仕事の内容は基礎訓練と雑用が主です。
敵が現れれば、いついかなるときも迎え撃たねばなりませんし、怪我はもちろんのこと、命を落とす者も少なくありません。」
メルキュールの声は冷たい。淡々と述べているが反対しているのがありありと伝わってくる。
「それでも、オレ、リンクスと一緒に強くなりたいんだ!」
キリッと眉を引き締め真剣な表情を作るウッド。いつもは子犬のような印象を与える丸い大きな目も、少しつり目がちになり、強い意思を感じさせる。
黄色い瞳が力強くひかり、こちらが気圧されそうなほどだった。
「おう!一緒に頑張ろうぜ!」
「「リンクス」」
リンクスが鷹揚に返事をするとメルキュールとカパーが同時に嗜めた。
「お前は黙っていなさい。」
「つってもさ~。これから連れ回すんなら最低限の護身術は必要だろ~。それに、いきなり配属されても結局やることは雑用なわけだし。だったら最初っから俺と一緒のがよくない?」
「それは……確かにそうですね……。」
「隊長まで……。よく考えてください。力を身につけるということは、戦わなくてはならなくなるということですよ。それをこんな幼い子に……。」
「やってみてから考えたっていいんじゃん。こいつなら、嫌になったら積み荷に戻るって選択肢もあるんだからさ~」
「それは……そうですが……」
「俺も今度は目を離さないようにするからさ……。」
そう言うとリンクスは1度ふっと目を伏せる。
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