借金返済のために悪魔と契約したら対価に処女を望まれました〜なのに、処女じゃなくなっても悪魔がやって来る〜

借金を焦げ付かせて自暴自棄になっていたエルフリーデは、偶然見つけた怪しげな本に従って悪魔召喚を行った。すると、うっかり召喚を成功させてしまう。
現れた大悪魔フィストスに借金完済を願ったところ、対価として求められたのはエルフリーデの処女。

(ないない尽くしの私が自由にできるのはこの身体だけ。それに、好きになれない婚約者との婚約破棄のために二次利用できるのでは?)

エルフリーデは処女を悪魔に捧げることに決めた。

しかし、悪魔の力で無事に借金を完済し、再起を図るエルフリーデ(処女喪失済み)の元に、何かにつけて悪魔がやってくる。そればかりでなく、勝手に抱いては勝手に願いを叶えていく。

それが次第に「エルフリーデのことが好きだから」と言っているように思えてきても、絆してからまた大きな契約をさせようという、悪魔らしいやり方だと言い聞かせていた。
そんなエルフリーデの胸中も知らず、ちょっと不器用で優しい悪魔は今日もやってくる。

もう二度と悪魔の力に頼りたくない人間と、無理矢理理由をつけてでも構いたい悪魔が、両想いになるまでのお話です。

*小説家になろう様でも投稿しています。
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