10 / 14
10 猫 (イラスト有)
しおりを挟む
ラーゼン研究所は皆それぞれ自分の研究こそ生活の全てであり、たわいもない話をする相手や時間も限られていた。
廊下の端や食堂でひそひそこそこそ話すような話は大体妬み、嫉妬だったと理解している。
僕はそんな会話に入らなかったし、入りたくもなかった。
自然と聞こえる分は仕方ないとして、あの研究員たちのどろどろとした大人の貶し合いも、目の前のこの子達のように堂々として、きゃぴきゃぴとした会話だったのなら、少しは可愛く見えた・・・・・・かもしれない。
「シャオさん!シャオさん!次の質問は僕ですよ!」
「違うわっ、次はわたし!ちゃんと順番くらい守りなさい」
「ねえねえ、シャオさん。今から雷魔法の練習しませんか?」
「うわっ!それいいな!訓練場行こう!ほらっ、シャオさん早く!」
「・・・・・・行きませんし、みんな、一旦落ち着いて・・・」
叔父さんの遣いでごく稀に訪ねていた孤児院を思い出す。
僕が扉をノックした瞬間から聞こえてくるのは複数の足音。
ドタドダドタ、バタバタバタバタ!
扉を開くシスターの苦笑いと共に飛び出してくるは満面の笑みの子どもたち。
どすんと尻もちをついてすぐ、引き摺られ中庭へ。
息も絶え絶えで、職員宿舎に帰ったのは一度や二度の話ではない。
・・・そして現在進行形。
食堂の出窓横の一席に座る僕を取り囲むのはほぼ初対面の一年生たち。
「さっきの授業ではどうも」だなんて、会釈レベルじゃない。
昼食のトレーを手にしたまま誰が僕の隣に座るか小競り合いが始まってしまい「みんなで食べましょう」の一声で、あっちこっちから机を運び、椅子を運び、大昼食会になってしまった。
食べ終わったところで席を立つこともできず、始まったのは質問攻めと身体検査。
「本当に尻尾ないの?」
「じゃあ牙は?」
「手小さいねぇ。足も見ていい?」
「ねえ、何歳・・・え!成人してるの?!」
「今度私と勝負しましょう。」
「目、真っ黒だねぇ」
「・・・・・・・・・一人ずつ喋ろうね・・・」
昨日の談話室での二度見が嘘のよう。
集られ過ぎて最早周りが見えない。
一年生と言ってもみんな僕と同じか、僕よりも体の大きい子ばかり。
こう見るとククルのような有翼人、ヨスカくんのような竜人の数は少ないんだなぁ。獣人が圧倒的多数だ。
耳や尻尾、牙や角。同じ種族でも形や色に個性があって実に興味深い。
こうもいろんな種族がいるならぜひとも一人一人ゆっくり観察させてもらいたい。
実は僕、動物は結構好きなんです。
中でも特に好きな動物がいてですね────・・・
「なあなあ、お前どこであんな強力な魔法覚えたん。」
さっきからずっと僕の右腕を抱きしめて離さない獣人の男の子がいる。
くりくりした大きな瞳は新芽を思わせる淡緑色で、真っ直ぐ僕に向いている。
空気を纏った柔らかそうな金髪は、窓から差し込む日の光で輝いて見えた。
「僕の名前はシャオです。」
「シャオは人間なのに何であんな魔法使えるん?」
「・・・んー・・・それが僕にもよく分からなくてですね・・・」
「自分のことなのに?変なの。」
「・・・ふふ、僕もそう思います。」
何とも素直な物言いについ笑ってしまうとその子の頭上、三角の耳がぴくぴくと動いた。
当たり前だけど・・・生えてるんだよなぁ。
尻尾も左右にふよふよ動いてるし、本当・・・・・・堪らない。
だって僕、無類の猫好き。
薬草園にもたまにふら~とやってくる猫がいて、少し離れたところで昼寝をしたり、気紛れに僕の足に擦り寄ってきたり。
撫でてやるとゴロゴロと喉を鳴らす姿なんてもう・・・っ!
ああ、思い出したら我慢できなくなってきた。
「ねぇ、その耳ちょっと触ってもいい?」
「・・・・・・は?」
「(・・・あれ?)」
僕の一言に周りの子がざわついた。
まずいことでも言ったかな。
耳触るのは禁止!なんて校則でもあったりする?
言われた本人はびっくりしたような反応の後、ぽりぽりと少し恥ずかしそうに鼻の頭を掻いていて、またそこも猫っぽい。
「きゅ、急にごめんね?気持ち良さそうな耳だなと思ってつい・・・、嫌だったら断ってい、」
「いいぜ。」
「・・・え?」
「み、耳!触りたいんだろ。シャオなら別に、触ってもいい・・・」
頰に赤みが差し、色白の肌にほんのり色がつく。
僕よりも少し大きな体なのに上目遣いに見えるのは、猫耳を僕に差し出してくれているからだろう。
時折動く目の前の猫耳は破壊力抜群で、口角が上がってしまう。
もう一度「触っていいの?」と尋ねると、男の子は僕を一瞥した後静かにこくんと頷いた。
「えっと・・・じゃあ、遠慮なく。失礼しま────」
「待てゴルァ。シャオ、あんた何しようとしてんの。」
「っわあ!!び、びっ!びっく、り・・・っ!」
「それ、俺のセリフだから。」
頭上をふわりと通り過ぎる巨体、そして愛くるしい猫耳に伸ばしかけた腕をとられ体が後方へ引っ張られる。
今朝も見た焦茶と黒の大きな翼が後ろから回り込み僕の視界を遮る。
顎を掴まれ強制的に上を向くと不機嫌そうな青灰色と目が合った。
「目を離したらこれだ。ふざけんなよ。」
「べっ、別に僕は何も、」
「じゃあ今何しようとしてたんだ。」
「えっと、少し、耳を・・・触らせてもらおうと・・・、あ!引っ張ろうとかそんな意地悪なこと考えてませんよ?!」
「・・・・・・」
「なっ、何ですか?その馬鹿にするような目は、うわあああっ、」
肩甲骨と膝裏に腕を差し込まれ一瞬で宙に浮く横抱きの体。
一気に上昇していく景色、そして食堂の天井をよく見ると大きな天窓が開いていて、有翼人はそこからも自由に出入りできるような造りになっていることに気づく。
身を乗り出して下を見ると唖然とした顔の一年生たち。
そして片付けていない僕のトレー。
「ちょっ、僕まだ食器片付けてな、」
「獣人の耳をなぁ、触るっつーのはなぁ、」
「は、はい?」
「そいつに好意があるっつーのをアピールするためなんだよ。」
「・・・・・・はいい??!」
「・・・ったく・・・、勘弁しろ・・・」
「?!?!ごめんなさい?!」
と言うことは、先ほどの僕の行動(未遂)は遥か年下の男の子に「好き~~♡」ってしようとしてたってこと?!
知らなかったとは言え、はっ・・・恥ずかしい・・・!
あの子も急に言われたもんだから、断れなかったんだろうな・・・、申し訳ない・・・!
「ぼっ、僕、あの子に、あ、あ、謝らないと!下ろしてください!」
「行かせるかよ、馬ぁ鹿。何だあの一年。シャオに匂い付けやがって。分かりやす過ぎだろ。」
「?!な、何言ってるんですか?!」
「下見てみろ、下。」
「・・・はあ?」
天窓近くで止まったククル。
この食堂は天井が高く、今も相当高い場所にいる。
恐る恐るもう一度下を向くと、またワーワー騒ぐ一年生の中に混じってこちらを睨みつけるあの淡緑色の瞳が見えた。
猫耳は伏せ気味で外を向き、尻尾はピンと上を向いたその子はここからでもわかるくらい大きく息を吸って、両手をこちらへ突き出した。
「俺は一年のイザーク!猫じゃねぇぞ!虎の獣人だ!ちゃんと覚えとけ、シャオ!」
イザークくんが大きく左右に両手を開き、思い切り「パン!」と手を叩くと僕の周りを囲むように色とりどりの花が現れた。
花に手を伸ばすとそこに実体はなく、何も掴めない。
この距離で見てもこの花が幻だと信じられないくらい、本当に緻密で繊細な魔法に僕は思わず拍手を送った。
「今度またこの魔法見せてくださっ、んぐっ、んん?!」
「あー・・・だりぃ。」
「んん、んぐ!」
「あいつ何寮だぁ?星寮なら今日中に絞める。」
「?!むごっ、む、むむっ、」
「午後の授業は俺と一緒だろ。さっさと行くぞ、この獣人誑し。」
「??!むぐぅっ!??」
目も口も、一度に覆えるほど大きなククルの手が邪魔で何も見えない喋れない。
到着した五年生の授業場所にはあのヨスカくんも居て、それぞれ違った理由でむすっとした僕とククルを見比べて、鼻をすんすん動かして。
何かに気付いたような素振りをした後に、にやにやしながらククルの肩を叩いていた。
「ククルも苦労するね。面白~い。」
「苦労してるのは僕なんですが?」
「面白がんな。角折んぞ。」
「まあまあそう言わずに。心を広く持ちなよ。」
「・・・お前、ランスに同じことされたらどうすんだ。」
「え?絞めるけど?」
何の躊躇もないヨスカくんの恐ろしい返事に僕は思わず後退り。
にこにこ顔に全く合わないその返事に、ククルは「だろうがよ」とぐしゃぐしゃと自分の頭を掻いていた。
二人の会話についていけない僕を置き去りにして、午後の授業は大きな鐘の音を合図に始まった。
----------------
シャオさんのイラスト part.2
小悪魔感増し増しでとてもいい
絵師 ゾゾエ 様
X(@feitanpotapo)
廊下の端や食堂でひそひそこそこそ話すような話は大体妬み、嫉妬だったと理解している。
僕はそんな会話に入らなかったし、入りたくもなかった。
自然と聞こえる分は仕方ないとして、あの研究員たちのどろどろとした大人の貶し合いも、目の前のこの子達のように堂々として、きゃぴきゃぴとした会話だったのなら、少しは可愛く見えた・・・・・・かもしれない。
「シャオさん!シャオさん!次の質問は僕ですよ!」
「違うわっ、次はわたし!ちゃんと順番くらい守りなさい」
「ねえねえ、シャオさん。今から雷魔法の練習しませんか?」
「うわっ!それいいな!訓練場行こう!ほらっ、シャオさん早く!」
「・・・・・・行きませんし、みんな、一旦落ち着いて・・・」
叔父さんの遣いでごく稀に訪ねていた孤児院を思い出す。
僕が扉をノックした瞬間から聞こえてくるのは複数の足音。
ドタドダドタ、バタバタバタバタ!
扉を開くシスターの苦笑いと共に飛び出してくるは満面の笑みの子どもたち。
どすんと尻もちをついてすぐ、引き摺られ中庭へ。
息も絶え絶えで、職員宿舎に帰ったのは一度や二度の話ではない。
・・・そして現在進行形。
食堂の出窓横の一席に座る僕を取り囲むのはほぼ初対面の一年生たち。
「さっきの授業ではどうも」だなんて、会釈レベルじゃない。
昼食のトレーを手にしたまま誰が僕の隣に座るか小競り合いが始まってしまい「みんなで食べましょう」の一声で、あっちこっちから机を運び、椅子を運び、大昼食会になってしまった。
食べ終わったところで席を立つこともできず、始まったのは質問攻めと身体検査。
「本当に尻尾ないの?」
「じゃあ牙は?」
「手小さいねぇ。足も見ていい?」
「ねえ、何歳・・・え!成人してるの?!」
「今度私と勝負しましょう。」
「目、真っ黒だねぇ」
「・・・・・・・・・一人ずつ喋ろうね・・・」
昨日の談話室での二度見が嘘のよう。
集られ過ぎて最早周りが見えない。
一年生と言ってもみんな僕と同じか、僕よりも体の大きい子ばかり。
こう見るとククルのような有翼人、ヨスカくんのような竜人の数は少ないんだなぁ。獣人が圧倒的多数だ。
耳や尻尾、牙や角。同じ種族でも形や色に個性があって実に興味深い。
こうもいろんな種族がいるならぜひとも一人一人ゆっくり観察させてもらいたい。
実は僕、動物は結構好きなんです。
中でも特に好きな動物がいてですね────・・・
「なあなあ、お前どこであんな強力な魔法覚えたん。」
さっきからずっと僕の右腕を抱きしめて離さない獣人の男の子がいる。
くりくりした大きな瞳は新芽を思わせる淡緑色で、真っ直ぐ僕に向いている。
空気を纏った柔らかそうな金髪は、窓から差し込む日の光で輝いて見えた。
「僕の名前はシャオです。」
「シャオは人間なのに何であんな魔法使えるん?」
「・・・んー・・・それが僕にもよく分からなくてですね・・・」
「自分のことなのに?変なの。」
「・・・ふふ、僕もそう思います。」
何とも素直な物言いについ笑ってしまうとその子の頭上、三角の耳がぴくぴくと動いた。
当たり前だけど・・・生えてるんだよなぁ。
尻尾も左右にふよふよ動いてるし、本当・・・・・・堪らない。
だって僕、無類の猫好き。
薬草園にもたまにふら~とやってくる猫がいて、少し離れたところで昼寝をしたり、気紛れに僕の足に擦り寄ってきたり。
撫でてやるとゴロゴロと喉を鳴らす姿なんてもう・・・っ!
ああ、思い出したら我慢できなくなってきた。
「ねぇ、その耳ちょっと触ってもいい?」
「・・・・・・は?」
「(・・・あれ?)」
僕の一言に周りの子がざわついた。
まずいことでも言ったかな。
耳触るのは禁止!なんて校則でもあったりする?
言われた本人はびっくりしたような反応の後、ぽりぽりと少し恥ずかしそうに鼻の頭を掻いていて、またそこも猫っぽい。
「きゅ、急にごめんね?気持ち良さそうな耳だなと思ってつい・・・、嫌だったら断ってい、」
「いいぜ。」
「・・・え?」
「み、耳!触りたいんだろ。シャオなら別に、触ってもいい・・・」
頰に赤みが差し、色白の肌にほんのり色がつく。
僕よりも少し大きな体なのに上目遣いに見えるのは、猫耳を僕に差し出してくれているからだろう。
時折動く目の前の猫耳は破壊力抜群で、口角が上がってしまう。
もう一度「触っていいの?」と尋ねると、男の子は僕を一瞥した後静かにこくんと頷いた。
「えっと・・・じゃあ、遠慮なく。失礼しま────」
「待てゴルァ。シャオ、あんた何しようとしてんの。」
「っわあ!!び、びっ!びっく、り・・・っ!」
「それ、俺のセリフだから。」
頭上をふわりと通り過ぎる巨体、そして愛くるしい猫耳に伸ばしかけた腕をとられ体が後方へ引っ張られる。
今朝も見た焦茶と黒の大きな翼が後ろから回り込み僕の視界を遮る。
顎を掴まれ強制的に上を向くと不機嫌そうな青灰色と目が合った。
「目を離したらこれだ。ふざけんなよ。」
「べっ、別に僕は何も、」
「じゃあ今何しようとしてたんだ。」
「えっと、少し、耳を・・・触らせてもらおうと・・・、あ!引っ張ろうとかそんな意地悪なこと考えてませんよ?!」
「・・・・・・」
「なっ、何ですか?その馬鹿にするような目は、うわあああっ、」
肩甲骨と膝裏に腕を差し込まれ一瞬で宙に浮く横抱きの体。
一気に上昇していく景色、そして食堂の天井をよく見ると大きな天窓が開いていて、有翼人はそこからも自由に出入りできるような造りになっていることに気づく。
身を乗り出して下を見ると唖然とした顔の一年生たち。
そして片付けていない僕のトレー。
「ちょっ、僕まだ食器片付けてな、」
「獣人の耳をなぁ、触るっつーのはなぁ、」
「は、はい?」
「そいつに好意があるっつーのをアピールするためなんだよ。」
「・・・・・・はいい??!」
「・・・ったく・・・、勘弁しろ・・・」
「?!?!ごめんなさい?!」
と言うことは、先ほどの僕の行動(未遂)は遥か年下の男の子に「好き~~♡」ってしようとしてたってこと?!
知らなかったとは言え、はっ・・・恥ずかしい・・・!
あの子も急に言われたもんだから、断れなかったんだろうな・・・、申し訳ない・・・!
「ぼっ、僕、あの子に、あ、あ、謝らないと!下ろしてください!」
「行かせるかよ、馬ぁ鹿。何だあの一年。シャオに匂い付けやがって。分かりやす過ぎだろ。」
「?!な、何言ってるんですか?!」
「下見てみろ、下。」
「・・・はあ?」
天窓近くで止まったククル。
この食堂は天井が高く、今も相当高い場所にいる。
恐る恐るもう一度下を向くと、またワーワー騒ぐ一年生の中に混じってこちらを睨みつけるあの淡緑色の瞳が見えた。
猫耳は伏せ気味で外を向き、尻尾はピンと上を向いたその子はここからでもわかるくらい大きく息を吸って、両手をこちらへ突き出した。
「俺は一年のイザーク!猫じゃねぇぞ!虎の獣人だ!ちゃんと覚えとけ、シャオ!」
イザークくんが大きく左右に両手を開き、思い切り「パン!」と手を叩くと僕の周りを囲むように色とりどりの花が現れた。
花に手を伸ばすとそこに実体はなく、何も掴めない。
この距離で見てもこの花が幻だと信じられないくらい、本当に緻密で繊細な魔法に僕は思わず拍手を送った。
「今度またこの魔法見せてくださっ、んぐっ、んん?!」
「あー・・・だりぃ。」
「んん、んぐ!」
「あいつ何寮だぁ?星寮なら今日中に絞める。」
「?!むごっ、む、むむっ、」
「午後の授業は俺と一緒だろ。さっさと行くぞ、この獣人誑し。」
「??!むぐぅっ!??」
目も口も、一度に覆えるほど大きなククルの手が邪魔で何も見えない喋れない。
到着した五年生の授業場所にはあのヨスカくんも居て、それぞれ違った理由でむすっとした僕とククルを見比べて、鼻をすんすん動かして。
何かに気付いたような素振りをした後に、にやにやしながらククルの肩を叩いていた。
「ククルも苦労するね。面白~い。」
「苦労してるのは僕なんですが?」
「面白がんな。角折んぞ。」
「まあまあそう言わずに。心を広く持ちなよ。」
「・・・お前、ランスに同じことされたらどうすんだ。」
「え?絞めるけど?」
何の躊躇もないヨスカくんの恐ろしい返事に僕は思わず後退り。
にこにこ顔に全く合わないその返事に、ククルは「だろうがよ」とぐしゃぐしゃと自分の頭を掻いていた。
二人の会話についていけない僕を置き去りにして、午後の授業は大きな鐘の音を合図に始まった。
----------------
シャオさんのイラスト part.2
小悪魔感増し増しでとてもいい
絵師 ゾゾエ 様
X(@feitanpotapo)
52
お気に入りに追加
60
あなたにおすすめの小説
魔界最強に転生した社畜は、イケメン王子に奪い合われることになりました
タタミ
BL
ブラック企業に務める社畜・佐藤流嘉。
クリスマスも残業確定の非リア人生は、トラックの激突により突然終了する。
死後目覚めると、目の前で見目麗しい天使が微笑んでいた。
「ここは天国ではなく魔界です」
天使に会えたと喜んだのもつかの間、そこは天国などではなく魔法が当たり前にある世界・魔界だと知らされる。そして流嘉は、魔界に君臨する最強の支配者『至上様』に転生していたのだった。
「至上様、私に接吻を」
「あっ。ああ、接吻か……って、接吻!?なんだそれ、まさかキスですか!?」
何が起こっているのかわからないうちに、流嘉の前に現れたのは美しい4人の王子。この4王子にキスをして、結婚相手を選ばなければならないと言われて──!?
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
美少年に転生したらヤンデレ婚約者が出来ました
SEKISUI
BL
ブラック企業に勤めていたOLが寝てそのまま永眠したら美少年に転生していた
見た目は勝ち組
中身は社畜
斜めな思考の持ち主
なのでもう働くのは嫌なので怠惰に生きようと思う
そんな主人公はやばい公爵令息に目を付けられて翻弄される
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
転生悪役令息、雌落ち回避で溺愛地獄!?義兄がラスボスです!
めがねあざらし
BL
人気BLゲーム『ノエル』の悪役令息リアムに転生した俺。
ゲームの中では「雌落ちエンド」しか用意されていない絶望的な未来が待っている。
兄の過剰な溺愛をかわしながらフラグを回避しようと奮闘する俺だが、いつしか兄の目に奇妙な影が──。
義兄の溺愛が執着へと変わり、ついには「ラスボス化」!?
このままじゃゲームオーバー確定!?俺は義兄を救い、ハッピーエンドを迎えられるのか……。
※タイトル変更(2024/11/27)
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
魔力なしの嫌われ者の俺が、なぜか冷徹王子に溺愛される
ぶんぐ
BL
社畜リーマンは、階段から落ちたと思ったら…なんと異世界に転移していた!みんな魔法が使える世界で、俺だけ全く魔法が使えず、おまけにみんなには避けられてしまう。それでも頑張るぞ!って思ってたら、なぜか冷徹王子から口説かれてるんだけど?──
嫌われ→愛され 不憫受け 美形×平凡 要素があります。
※総愛され気味の描写が出てきますが、CPは1つだけです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる