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メラン編
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今日は4人に、模様からの魔力譲渡をお願いした。しかしフィンだけは納得せず他の3人がいなくなった後で「今日はお前んとこで寝るから」と言い去り、トウヤはその場でガクッと項垂れたのである。
コンコン、バーーーーーン!とノックはされたが、トウヤが返事をする前に扉が開く。
「うはぁ!びびびっくりしたぁ!フィン様、本当に次期領主ですか?!作法とか習ってるはずでしょ?!」
「習ってるが、それに倣うか倣わないかはは自分で決める。・・・こっち来い、トウヤ。今日は最初に話そうぜ。」
そのままベッドに押し倒されるかと思ったが(失礼)、ソファの方に手招きをされた。
トコトコと歩いていくと、フィンの膝の上に座らされ、ぎゅっと抱きしめられる。
「・・・今日は本当に助かった。ありがとう。・・だが、危ねーことはあんますんな。頼むから。」
ターナーを助けるためとは言えトウヤは人前で力を使い、身を危険に晒そうとした。トウヤにとっては当然の行動だったが、フィンには少し堪えたらしい。
いつもタミルがするように、トウヤの肩口に顔をぐりぐりとすりつけるフィンが可愛く見える。トウヤはたまらず、ふふと笑った。
「・・・はい、とは言えません。けど・・・気をつけ・・ます・・?」
「そこは、はいと言え。」
「・・・・・・やだ」
「・・・・じゃあ実力行使しかねぇな。」
「とりあえず、はいって言っとけばよかった!!!」とトウヤの頭に浮かんだが、もう遅かった。ガバァっと担がれ、ベッドに連行される。
そこからはもう予想通りだった。・・・いや、予想以上だった。
最初は啄むような口付けを繰り返され、魔力を譲渡された。「模様からって言ったじゃないですか!」と抵抗を試みたものの、「本当にダメか?」とまさかフィンからのお願いをされ、断れなかったのである。フィンが隠れてニヤリと笑っていたことをトウヤは知らない。
とろん、と目が蕩けてきた頃にフィンの口付けは首筋に移る。ちゅ、ちゅ、と音を立て繰り返されるそれにトウヤはまた恥ずかしくて身を捩り出す。
「ふぃ、フィンさま?ま、魔力ありがと、うございました・・あ、あの、もう寝ましょう・・?」
「・・・もう少ししたらな?それともお子ちゃまはもう眠いのか?」
「んな!お子ちゃまじゃありません!フィン様も疲れたでし」
「なあ、そのフィン様っての、やめねぇか?・・・フィンでいい。」
トウヤの言葉に被せるようにフィンがトウヤをじぃ、と見つめながら言う。突然の提案に「へ?え?で、でも・・・」と目をキョロキョロさせて悩んでいたが、フィンにそっと手を握られ見つめられてはまたもや断れなかったのである。
「ふぃ、フィン・・・?フィン・・・こ、これでいいですか?んむ!?」
「お前本当に可愛いな。好きだ、トウヤ。」
先程とは違う噛み付くような口付けをされる。角度を変えながら、唾液と一緒に舌を押し込まれた。ぶわりと広がる魔力の熱と執拗な口付けにトウヤはパタリとそのままベッドに押し倒されたのである。
コンコン、バーーーーーン!とノックはされたが、トウヤが返事をする前に扉が開く。
「うはぁ!びびびっくりしたぁ!フィン様、本当に次期領主ですか?!作法とか習ってるはずでしょ?!」
「習ってるが、それに倣うか倣わないかはは自分で決める。・・・こっち来い、トウヤ。今日は最初に話そうぜ。」
そのままベッドに押し倒されるかと思ったが(失礼)、ソファの方に手招きをされた。
トコトコと歩いていくと、フィンの膝の上に座らされ、ぎゅっと抱きしめられる。
「・・・今日は本当に助かった。ありがとう。・・だが、危ねーことはあんますんな。頼むから。」
ターナーを助けるためとは言えトウヤは人前で力を使い、身を危険に晒そうとした。トウヤにとっては当然の行動だったが、フィンには少し堪えたらしい。
いつもタミルがするように、トウヤの肩口に顔をぐりぐりとすりつけるフィンが可愛く見える。トウヤはたまらず、ふふと笑った。
「・・・はい、とは言えません。けど・・・気をつけ・・ます・・?」
「そこは、はいと言え。」
「・・・・・・やだ」
「・・・・じゃあ実力行使しかねぇな。」
「とりあえず、はいって言っとけばよかった!!!」とトウヤの頭に浮かんだが、もう遅かった。ガバァっと担がれ、ベッドに連行される。
そこからはもう予想通りだった。・・・いや、予想以上だった。
最初は啄むような口付けを繰り返され、魔力を譲渡された。「模様からって言ったじゃないですか!」と抵抗を試みたものの、「本当にダメか?」とまさかフィンからのお願いをされ、断れなかったのである。フィンが隠れてニヤリと笑っていたことをトウヤは知らない。
とろん、と目が蕩けてきた頃にフィンの口付けは首筋に移る。ちゅ、ちゅ、と音を立て繰り返されるそれにトウヤはまた恥ずかしくて身を捩り出す。
「ふぃ、フィンさま?ま、魔力ありがと、うございました・・あ、あの、もう寝ましょう・・?」
「・・・もう少ししたらな?それともお子ちゃまはもう眠いのか?」
「んな!お子ちゃまじゃありません!フィン様も疲れたでし」
「なあ、そのフィン様っての、やめねぇか?・・・フィンでいい。」
トウヤの言葉に被せるようにフィンがトウヤをじぃ、と見つめながら言う。突然の提案に「へ?え?で、でも・・・」と目をキョロキョロさせて悩んでいたが、フィンにそっと手を握られ見つめられてはまたもや断れなかったのである。
「ふぃ、フィン・・・?フィン・・・こ、これでいいですか?んむ!?」
「お前本当に可愛いな。好きだ、トウヤ。」
先程とは違う噛み付くような口付けをされる。角度を変えながら、唾液と一緒に舌を押し込まれた。ぶわりと広がる魔力の熱と執拗な口付けにトウヤはパタリとそのままベッドに押し倒されたのである。
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