17 / 35
飴に群がる蟻
しおりを挟む
「俺、男のちんこしゃぶれるとは思わんかったわ。全然イケる。むしろ興奮する。」
「や、や、そこで、ふつうに、しゃべ、んんん、やぁ、あ、あ、」
「飴に群がる蟻みてぇ。尚さん、本当に花?みたいな甘くていい匂いするし。」
「あ、シャワーの後にボディクリーム塗ったって言ってたな。」
「俺、キスしていい?」
「「どーぞー」」
何がどーぞー、だ!
俺に許可を取れ、俺に!と頭の中で抗議するが、口から出るのは喘ぎ声だった。
今、陸が俺の控えめなあそこを舐めている。
これがまず俺にとって衝撃的なことだった。
陸は俺をソファに転がし、足をガバァっと左右に開いた後、何の躊躇もなく、ぱくり。
・・・そんなことある?
俺はこいつらの思惑通り度数の高い日本酒でふわふわして、ろくな抵抗もできず、与えられる快感に飲み込まれた。
ただひたすら気持ちいい。
自分でシコるときの、数倍気持ちいい。
俺は初めて風俗にハマる人の気持ちが、すこーしだけ分かった・・・・・・気がする。ほんの少しだけ。
人に与えられる快感が、こんなに気持ちいい。
最早、幸福感まである。
「あっれぇ?何か別なこと考えてるでしょ、悪い大人だなぁ。」
「ん、やあ、ん、ん、んん、」
「・・・陽太、最早キスじゃなくて噛みついてない?」
「あいつ熱量違うもん。多分・・・いや絶対マジじゃん。」
「俺もハマりそう。」
「俺、男とヤったことあるけど、こんなにすべすべな足の子見たことないわ。・・・舐めていいかな。いいよね。じゃ、舐めるね。」
「?!ひゃあ、ああ、」
俺が許可を出す前に(出さないけど)、大喜が俺の太ももを舐め出した。
太ももをなぞるように下から上へ。
新たな刺激に俺の足先はピンと伸びる。
陸は俺の亀頭から竿全体までパクリと咥え込み、器用に上下に口を動かして、じゅぼじゅぼ扱いていく。
同じ男同士、気持ちのいいやり方は心得ている。
・・・・・・悔しいがすでに限界が近いんだけど・・・っ!?
俺は執拗にキスを続ける陽太から必死に逃げ、肺いっぱい空気を取り込んで、叫ぶように懇願した。
「り、く!も、もう、口はなして、お願・・・いっ、で、でる、でちゃう、ひゃ、やぁぁぁあ、」
陸の口の動きがより一層激しくなって、急かすような動きに堪らず腰が反る。
追撃のように陽太が乳首を舐め始め、快感が加速した。
「本当、最高。」
「いあ゛っ、ああ、」
決め手は陸に乳首を噛まれたことだった。
その瞬間、電気のような感覚が体を巡り、俺の鈴口からあっけなく白濁液が溢れていく。
それを口で受け止めた陸。
何を思ったか、ごくん、と俺に見せつけるようにそのまま飲み干した。
「し、しんじられ、ん・・・」
「尚さん、ご馳走様。」
イった余韻で体が勝手にぴくぴくと動く。
辛うじて、俺の口から出た言葉だった。
「や、や、そこで、ふつうに、しゃべ、んんん、やぁ、あ、あ、」
「飴に群がる蟻みてぇ。尚さん、本当に花?みたいな甘くていい匂いするし。」
「あ、シャワーの後にボディクリーム塗ったって言ってたな。」
「俺、キスしていい?」
「「どーぞー」」
何がどーぞー、だ!
俺に許可を取れ、俺に!と頭の中で抗議するが、口から出るのは喘ぎ声だった。
今、陸が俺の控えめなあそこを舐めている。
これがまず俺にとって衝撃的なことだった。
陸は俺をソファに転がし、足をガバァっと左右に開いた後、何の躊躇もなく、ぱくり。
・・・そんなことある?
俺はこいつらの思惑通り度数の高い日本酒でふわふわして、ろくな抵抗もできず、与えられる快感に飲み込まれた。
ただひたすら気持ちいい。
自分でシコるときの、数倍気持ちいい。
俺は初めて風俗にハマる人の気持ちが、すこーしだけ分かった・・・・・・気がする。ほんの少しだけ。
人に与えられる快感が、こんなに気持ちいい。
最早、幸福感まである。
「あっれぇ?何か別なこと考えてるでしょ、悪い大人だなぁ。」
「ん、やあ、ん、ん、んん、」
「・・・陽太、最早キスじゃなくて噛みついてない?」
「あいつ熱量違うもん。多分・・・いや絶対マジじゃん。」
「俺もハマりそう。」
「俺、男とヤったことあるけど、こんなにすべすべな足の子見たことないわ。・・・舐めていいかな。いいよね。じゃ、舐めるね。」
「?!ひゃあ、ああ、」
俺が許可を出す前に(出さないけど)、大喜が俺の太ももを舐め出した。
太ももをなぞるように下から上へ。
新たな刺激に俺の足先はピンと伸びる。
陸は俺の亀頭から竿全体までパクリと咥え込み、器用に上下に口を動かして、じゅぼじゅぼ扱いていく。
同じ男同士、気持ちのいいやり方は心得ている。
・・・・・・悔しいがすでに限界が近いんだけど・・・っ!?
俺は執拗にキスを続ける陽太から必死に逃げ、肺いっぱい空気を取り込んで、叫ぶように懇願した。
「り、く!も、もう、口はなして、お願・・・いっ、で、でる、でちゃう、ひゃ、やぁぁぁあ、」
陸の口の動きがより一層激しくなって、急かすような動きに堪らず腰が反る。
追撃のように陽太が乳首を舐め始め、快感が加速した。
「本当、最高。」
「いあ゛っ、ああ、」
決め手は陸に乳首を噛まれたことだった。
その瞬間、電気のような感覚が体を巡り、俺の鈴口からあっけなく白濁液が溢れていく。
それを口で受け止めた陸。
何を思ったか、ごくん、と俺に見せつけるようにそのまま飲み干した。
「し、しんじられ、ん・・・」
「尚さん、ご馳走様。」
イった余韻で体が勝手にぴくぴくと動く。
辛うじて、俺の口から出た言葉だった。
67
お気に入りに追加
437
あなたにおすすめの小説

【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。

【完結】相談する相手を、間違えました
ryon*
BL
長い間片想いしていた幼なじみの結婚を知らされ、30歳の誕生日前日に失恋した大晴。
自棄になり訪れた結婚相談所で、高校時代の同級生にして学内のカースト最上位に君臨していた男、早乙女 遼河と再会して・・・
***
執着系美形攻めに、あっさりカラダから堕とされる自称平凡地味陰キャ受けを書きたかった。
ただ、それだけです。
***
他サイトにも、掲載しています。
てんぱる1様の、フリー素材を表紙にお借りしています。
***
エブリスタで2022/5/6~5/11、BLトレンドランキング1位を獲得しました。
ありがとうございました。
***
閲覧への感謝の気持ちをこめて、5/8 遼河視点のSSを追加しました。
ちょっと闇深い感じですが、楽しんで頂けたら幸いです(*´ω`*)
***
2022/5/14 エブリスタで保存したデータが飛ぶという不具合が出ているみたいで、ちょっとこわいのであちらに置いていたSSを念のためこちらにも転載しておきます。

飼われる側って案外良いらしい。
なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。
なんでも、向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。
「まあ何も変わらない、はず…」
ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。
ほんとに。ほんとうに。
紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22)
ブラック企業で働く最下層の男。悪くない顔立ちをしているが、不摂生で見る影もない。
変化を嫌い、現状維持を好む。
タルア=ミース(347)
職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。
最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…?
【完結】冷血孤高と噂に聞く竜人は、俺の前じゃどうも言動が伴わない様子。
N2O
BL
愛想皆無の竜人 × 竜の言葉がわかる人間
ファンタジーしてます。
攻めが出てくるのは中盤から。
結局執着を抑えられなくなっちゃう竜人の話です。
表紙絵
⇨ろくずやこ 様 X(@Us4kBPHU0m63101)
挿絵『0 琥』
⇨からさね 様 X (@karasane03)
挿絵『34 森』
⇨くすなし 様 X(@cuth_masi)
◎独自設定、ご都合主義、素人作品です。

アルファな俺が最推しを救う話〜どうして俺が受けなんだ?!〜
車不
BL
5歳の誕生日に階段から落ちて頭を打った主人公は、自身がオメガバースの世界を舞台にしたBLゲームに転生したことに気づく。「よりにもよってレオンハルトに転生なんて…悪役じゃねぇか!!待てよ、もしかしたらゲームで死んだ最推しの異母兄を助けられるかもしれない…」これは第2の性により人々の人生や生活が左右される世界に疑問を持った主人公が、最推しの死を阻止するために奮闘する物語である。
完結・オメガバース・虐げられオメガ側妃が敵国に売られたら激甘ボイスのイケメン王から溺愛されました
美咲アリス
BL
虐げられオメガ側妃のシャルルは敵国への貢ぎ物にされた。敵国のアルベルト王は『人間を食べる』という恐ろしい噂があるアルファだ。けれども実際に会ったアルベルト王はものすごいイケメン。しかも「今日からそなたは国宝だ」とシャルルに激甘ボイスで囁いてくる。「もしかして僕は国宝級の『食材』ということ?」シャルルは恐怖に怯えるが、もちろんそれは大きな勘違いで⋯⋯? 虐げられオメガと敵国のイケメン王、ふたりのキュン&ハッピーな異世界恋愛オメガバースです!

ソング・バッファー・オンライン〜新人アイドルの日常〜
古森きり
BL
東雲学院芸能科に入学したミュージカル俳優志望の音無淳は、憧れの人がいた。
かつて東雲学院芸能科、星光騎士団第一騎士団というアイドルグループにいた神野栄治。
その人のようになりたいと高校も同じ場所を選び、今度歌の練習のために『ソング・バッファー・オンライン』を始めることにした。
ただし、どうせなら可愛い女の子のアバターがいいよね! と――。
BLoveさんに先行書き溜め。
なろう、アルファポリス、カクヨムにも掲載。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる