愛する人へ……【ＢＬ】

３

▽爽

爽「待ってって!!おにーさんっ」


名前が知りたい


声が聞きたい



爽「待って!!」

ﾄﾞﾝ

爽「痛っ………ヒイ!?」


『いってーな、おい!!　どこに目つけてんだよ!』


爽「す、すみません、すみません、」


『別にいいんだけどさ、ね?』

「え?………」

『え?　じゃねーよ　兄ちゃんよー　

いしゃりょう。出せるよな?』

お金か、


「あ、は、はい、もちろんです。お金！わかりました、1万円あります!!だから、許してください………」

喧嘩は、弱い絶対負ける。そう思って素直に一万円をだした。なのに。


『はぁ?なめてんのかよ?　お前ホストだろ?』

な　め　て　る…………！？


「！？……はいホストです………」


『ホストはいいよなー、女とイチャイチャしてれば金が入ってくるんだもんな?笑笑
もっと稼いでるだろ?全部出せよ。』

人聞きが悪い、こっちだって必死に頑張ってるのに……


「な、ないです………」



『は?っざっけんなよ？』


殴られる……顔腫れるかな?、店長に怒られるかな、、、今日は散々だったな、ううん、今日も散々だった…………


「バカ、ホスト。」


爽「え?」

殴られてない………しかもこの声………………

『テメー誰だよ!!離せ!!くそっ』

爽「おにーさん!?!?」

『離せ!!』

陵「オレ、暴力は嫌いです。あとあんたみたいなのが。」

パッ

『このやろう！』


陵「ここに、金が10万ある。これでも、足りないか？」


『１0万!?』

爽「!?」


陵『ちっ！なに固まってんだよ!さっさと金持ってどっかいけ!!』


爽「!?」

『!?………ちっ………』ダッダッ


爽「…………………っ」


陵「ほら、バカホスト、ビラ配り終わってねーんだろ?」


爽「え、、、うん。」

バカホスト……//


陵「あ、…………あと……あの…この間は、心配してくれたのに、変な態度取っちゃって、すまなかった……」


爽「!?そんな!!具合悪いのに、オ、オレがしつこかったから………」


陵「ううん、ありがとう＾＾」


爽「っ///////////////」

笑った。綺麗だ。やばい…ドキドキする、苦しくなって、なんだ………オレこの人のこと……








好きなんだ。




陵「あ、あと、お金のことは心配しないで、後で、請求したりしないから、」


爽「…でも……………はい。………ありがとうございます……!」


陵「じゃあ、ビラ配り頑張って。」

スタスタスタ


爽「待って、おにーさん!」

止まってくれた…………


爽「名前…………教えてください………」


陵「ん？あー、夜月　陵。はじめまして、高梨　爽。」


爽「陵………さ、ん………///」


爽「って！な、なんで、お、オレの名前知って………」


陵「名刺、落ちてたから笑」


爽「あ！/////」


陵「じゃあ、帰るね?、バイバイ。」


爽「うん////」



好き。



▽やっと話し始まったって感じですね笑笑


▽つづく