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第13章 樹の国ユグドマンモン探検偏
第324話 vsブルードラゴン その1
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「……ああ、面倒だねぇ……久しぶりにこのアタシが直接手を下すハメになるとはね……喰らいな! ≪アクア・アロー≫!」
大量の水を矢のように飛ばしてくる“お嬢”と呼ばれた強盗団のボス。
何だ? ただの水?
こんなもの水圧のカッターみたいに切れるわけじゃないし、何の脅威も無いと思うけど……
リディアが新しく覚えた水圧カッターの方がよほど攻撃力が高そうだ。 (第289話参照)
飛んで来る水の矢を刀で斬り払う。
それでもなお水の矢を射出し続ける敵。
それがしばらく続き、水を浴びたところで何のダメージも無いということで、斬り払うことすらやめてしまった。
「…………これが何?」
「ただの準備さね。準備は整った。じゃあね、さよなら。≪アクア・リュニオン≫」
その声と同時に水が私に集まってくる。
上半身が水の球で覆われてしまった!
顔全体が水に包まれて呼吸が出来ない!
「ゴボ……」
「キャハハハハ、いくら獣人の牙が通らない身体だろうと、身体の中から窒息させられてはどうしようもないだろぉ?」
この水ヤバイ……意志を持っているように身体の中に入ってくる。
確か肺に入ると少量の水ですら溺れ死ぬと聞いたことがある。早くなんとかしないと!
「ゴボゴボ……」
「アタシはね、この方法でいたぶり殺すのが好きなんだよ。長く苦しむ表情が見られるからねぇ」
い、息を止めていても、空気が持って行かれる……
火! 火魔法を使って蒸発を!
「ゴボボボボボボ……」
お、思ったより水の浸入速度が速い……う……迂闊だった……もう……い……意識が……
意識が途切れる寸前――
「「≪ファイアボール≫!!」」
遠くから火の玉が二個飛んで来たのが目に入った。
火の玉は水球に当たってバシャァという音を立てながら蒸発。
「ゴハッ! ゴホッ! ハァハァハァ……」
た……助かった……ダメージ受けない身体と思って油断し切っていた。
こんなに急激に溺れかけるなんて……
これからは水魔法には注意しておかないと!
「誰だ! アタシの邪魔をしやがったヤツは!」
「いやぁ~、さっきと逆の状態だったッスね、アルトラ様! 危なかったんじゃないッスか?」
「……アルトラ様、大丈夫……?」
助けてくれたのは何とロクトスとナナトス!
非戦闘員と考えて、戦力として考えてなかったけど彼らに命を救われた。
「な、何でここに?」
「トリニアさんに聞いたんスよ、単身で森賊退治に行ったって。まあアルトラ様なら何の問題も無いだろうって、野次馬根性で見に来たら、何とピンチに陥ってるじゃないッスか! すかさず颯爽と助ける俺っちを演出してみたところッス」
「……火の玉は出来るだけ火力を抑えた……この森の中では危ないと思ったけど、状況が状況だったから……」
「ゴホッ…………た、助かったわ……本当に……」
危うく意識を失うところだった……
「ゴホッ! ル、ルイスさんは?」
「恐がってたッスけど、トリニアさんが護衛してくれてるから大丈夫だと思うッス」
「そう、それなら良かった。トリニアさん抜きでよくここが分かったね」
「……二人だけで行くと迷うだろうからと、小屋の近くに居た樹人に頼んでくれて……ここまで道案内してもらった……」
「その樹人はどこに?」
「道案内してくれたお礼を言ったら“頼まれ事は終わった”みたいな雰囲気を出して、近くの植物から植物転移で森小屋へ帰ったみたいッスよ」
もうこの場にいないのか。後でちゃんとお礼を言っておかなきゃ。
「何はともあれ助かったよ……」
敵の方へと向き直る。
「ふぅ……さあ、続きをやりましょうか!」
「ふん、一度助かったくらいで良い気になるんじゃないよ。アタシの水は自由自在さ。もう一度溺れさせてやるよ。≪アクア・リュニオン≫」
再び私の上半身が水に包まれる。
「「≪ファイアボール≫!!」」
さっきと同じように二人がファイアボールを放つものの、今度は別の水の塊に邪魔されて、私のところまで届かなかった。
「もう同じ手で救い出すことは出来ないよ? そら、もうすぐ窒息してぇ!!――」
私の方を見る敵。
腰に手を当てて仁王立ちしたまま微動だにしない私。
「――窒息して……――」
微動だにせず全く苦しまない私を見て――
「――何で苦しまないんだ!?」
ちょっと焦る様子を見せたところで、内側から風を送り込んで上半身を覆っていた水の球を破裂させた。
「あなたこそ二度同じ手が通じると思ったの?」
「お前……何をした……? 全く苦しまないなんて……」
「水に包まれる前に空気の膜で全身を覆ったのよ。不意打ちでもなければあんなもの喰らわないわ。しかも二度同じ手を使うなんて」
「クソが……アタシをコケにしたね……」
少しバカにするニュアンスを含めただけなのだが、たったそれだけのことで余程頭に来たのか、大いに憤慨。
集団の中の頂点に位置する存在だから、普段こうして小馬鹿にされることもなく、慣れてもいないのだろう。
しかし、憤慨しただけに留まらなかった。
身体がどんどん巨大化し、真の姿を現していく。
彼女が巨大化するに連れて周辺にあった木々がなぎ倒される。
表したその真の姿は――
「ブルードラゴンっ!?」
「……でかっ……」
「お、俺っちたちは退散して良いッスかね?」
大きさはフレアハルトらレッドドラゴンと遜色無い。
こ、こんなのが相手だったとは……確かに彼ら二人はここにいない方が良い。この場に留まると命の危機があるかもしれない。
「そうだね、ここに居たら殺されちゃうかもしれない! 後で探しに行くからできるだけ遠くに逃げて!」
「じゃ、じゃあ退散するッス!」
「……アルトラ様、がんばって……」
「逃がすとでも思うのかい?」
水の触手のようなもので捕まえようとするが、敵と二人との間に水の壁を作って妨害。二人は無事逃げ去った。
「お前……アタシを真の姿にさせたことを後悔させてあげるよ! ≪タイダルウェーブ≫!!」
タイダルウェーブって大津波のことなんじゃ……?
こんな水場の無いところで、そんなの使ったって大した量の水は喚べないと思うけど……
と思ったのだが、ブルードラゴンの後方から巨大な水の壁が現れた。
「ちょっ……まだあなたの仲間たちが地面に転がってるのよ!? 全員溺れさせるつもり!?」
あ、さっき私がさんざん斬り伏せてたから、彼女から見れば死んでると思ってるのか。
それに切った傷が無いのを確認したのは私だけだから、飛び散った血を見て先入観で『死んでいる』と考えるのはむしろ当然と言えるだろう。
転がってる二十人ほどの森賊全員と私自身に雷魔法≪磁力の壁≫を付与。その上で上空に一時的に強力な磁力場を発生させて、磁力の力で吸い付ける。
水が流れてくるギリギリの状態で、森賊全員の吸い付けに成功。
眼下では喚び出された真水の津波が森の木々たちをなぎ倒しているのが見える。
津波とは言え、自然発生したものとは違うため小規模の範囲が水浸しになっただけで済んだが……それでも森の一部分は壊滅的と言って良いほど木々が倒され、押し流されてしまった。
ここまで強力な魔法を操るとは……流石ドラゴン。
さっき逃げた二人が津波に巻き込まれてなきゃ良いけど……
津波が治まったタイミングで、≪磁力の壁≫と磁力場を解除。地面に降り立つ。
大量の水を矢のように飛ばしてくる“お嬢”と呼ばれた強盗団のボス。
何だ? ただの水?
こんなもの水圧のカッターみたいに切れるわけじゃないし、何の脅威も無いと思うけど……
リディアが新しく覚えた水圧カッターの方がよほど攻撃力が高そうだ。 (第289話参照)
飛んで来る水の矢を刀で斬り払う。
それでもなお水の矢を射出し続ける敵。
それがしばらく続き、水を浴びたところで何のダメージも無いということで、斬り払うことすらやめてしまった。
「…………これが何?」
「ただの準備さね。準備は整った。じゃあね、さよなら。≪アクア・リュニオン≫」
その声と同時に水が私に集まってくる。
上半身が水の球で覆われてしまった!
顔全体が水に包まれて呼吸が出来ない!
「ゴボ……」
「キャハハハハ、いくら獣人の牙が通らない身体だろうと、身体の中から窒息させられてはどうしようもないだろぉ?」
この水ヤバイ……意志を持っているように身体の中に入ってくる。
確か肺に入ると少量の水ですら溺れ死ぬと聞いたことがある。早くなんとかしないと!
「ゴボゴボ……」
「アタシはね、この方法でいたぶり殺すのが好きなんだよ。長く苦しむ表情が見られるからねぇ」
い、息を止めていても、空気が持って行かれる……
火! 火魔法を使って蒸発を!
「ゴボボボボボボ……」
お、思ったより水の浸入速度が速い……う……迂闊だった……もう……い……意識が……
意識が途切れる寸前――
「「≪ファイアボール≫!!」」
遠くから火の玉が二個飛んで来たのが目に入った。
火の玉は水球に当たってバシャァという音を立てながら蒸発。
「ゴハッ! ゴホッ! ハァハァハァ……」
た……助かった……ダメージ受けない身体と思って油断し切っていた。
こんなに急激に溺れかけるなんて……
これからは水魔法には注意しておかないと!
「誰だ! アタシの邪魔をしやがったヤツは!」
「いやぁ~、さっきと逆の状態だったッスね、アルトラ様! 危なかったんじゃないッスか?」
「……アルトラ様、大丈夫……?」
助けてくれたのは何とロクトスとナナトス!
非戦闘員と考えて、戦力として考えてなかったけど彼らに命を救われた。
「な、何でここに?」
「トリニアさんに聞いたんスよ、単身で森賊退治に行ったって。まあアルトラ様なら何の問題も無いだろうって、野次馬根性で見に来たら、何とピンチに陥ってるじゃないッスか! すかさず颯爽と助ける俺っちを演出してみたところッス」
「……火の玉は出来るだけ火力を抑えた……この森の中では危ないと思ったけど、状況が状況だったから……」
「ゴホッ…………た、助かったわ……本当に……」
危うく意識を失うところだった……
「ゴホッ! ル、ルイスさんは?」
「恐がってたッスけど、トリニアさんが護衛してくれてるから大丈夫だと思うッス」
「そう、それなら良かった。トリニアさん抜きでよくここが分かったね」
「……二人だけで行くと迷うだろうからと、小屋の近くに居た樹人に頼んでくれて……ここまで道案内してもらった……」
「その樹人はどこに?」
「道案内してくれたお礼を言ったら“頼まれ事は終わった”みたいな雰囲気を出して、近くの植物から植物転移で森小屋へ帰ったみたいッスよ」
もうこの場にいないのか。後でちゃんとお礼を言っておかなきゃ。
「何はともあれ助かったよ……」
敵の方へと向き直る。
「ふぅ……さあ、続きをやりましょうか!」
「ふん、一度助かったくらいで良い気になるんじゃないよ。アタシの水は自由自在さ。もう一度溺れさせてやるよ。≪アクア・リュニオン≫」
再び私の上半身が水に包まれる。
「「≪ファイアボール≫!!」」
さっきと同じように二人がファイアボールを放つものの、今度は別の水の塊に邪魔されて、私のところまで届かなかった。
「もう同じ手で救い出すことは出来ないよ? そら、もうすぐ窒息してぇ!!――」
私の方を見る敵。
腰に手を当てて仁王立ちしたまま微動だにしない私。
「――窒息して……――」
微動だにせず全く苦しまない私を見て――
「――何で苦しまないんだ!?」
ちょっと焦る様子を見せたところで、内側から風を送り込んで上半身を覆っていた水の球を破裂させた。
「あなたこそ二度同じ手が通じると思ったの?」
「お前……何をした……? 全く苦しまないなんて……」
「水に包まれる前に空気の膜で全身を覆ったのよ。不意打ちでもなければあんなもの喰らわないわ。しかも二度同じ手を使うなんて」
「クソが……アタシをコケにしたね……」
少しバカにするニュアンスを含めただけなのだが、たったそれだけのことで余程頭に来たのか、大いに憤慨。
集団の中の頂点に位置する存在だから、普段こうして小馬鹿にされることもなく、慣れてもいないのだろう。
しかし、憤慨しただけに留まらなかった。
身体がどんどん巨大化し、真の姿を現していく。
彼女が巨大化するに連れて周辺にあった木々がなぎ倒される。
表したその真の姿は――
「ブルードラゴンっ!?」
「……でかっ……」
「お、俺っちたちは退散して良いッスかね?」
大きさはフレアハルトらレッドドラゴンと遜色無い。
こ、こんなのが相手だったとは……確かに彼ら二人はここにいない方が良い。この場に留まると命の危機があるかもしれない。
「そうだね、ここに居たら殺されちゃうかもしれない! 後で探しに行くからできるだけ遠くに逃げて!」
「じゃ、じゃあ退散するッス!」
「……アルトラ様、がんばって……」
「逃がすとでも思うのかい?」
水の触手のようなもので捕まえようとするが、敵と二人との間に水の壁を作って妨害。二人は無事逃げ去った。
「お前……アタシを真の姿にさせたことを後悔させてあげるよ! ≪タイダルウェーブ≫!!」
タイダルウェーブって大津波のことなんじゃ……?
こんな水場の無いところで、そんなの使ったって大した量の水は喚べないと思うけど……
と思ったのだが、ブルードラゴンの後方から巨大な水の壁が現れた。
「ちょっ……まだあなたの仲間たちが地面に転がってるのよ!? 全員溺れさせるつもり!?」
あ、さっき私がさんざん斬り伏せてたから、彼女から見れば死んでると思ってるのか。
それに切った傷が無いのを確認したのは私だけだから、飛び散った血を見て先入観で『死んでいる』と考えるのはむしろ当然と言えるだろう。
転がってる二十人ほどの森賊全員と私自身に雷魔法≪磁力の壁≫を付与。その上で上空に一時的に強力な磁力場を発生させて、磁力の力で吸い付ける。
水が流れてくるギリギリの状態で、森賊全員の吸い付けに成功。
眼下では喚び出された真水の津波が森の木々たちをなぎ倒しているのが見える。
津波とは言え、自然発生したものとは違うため小規模の範囲が水浸しになっただけで済んだが……それでも森の一部分は壊滅的と言って良いほど木々が倒され、押し流されてしまった。
ここまで強力な魔法を操るとは……流石ドラゴン。
さっき逃げた二人が津波に巻き込まれてなきゃ良いけど……
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