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第12章 臨時会談編
第292話 中立地帯開放の取り決め その2(お金と学校と医療)
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「話は変わりますけど…………中立地帯で使われる通貨はどう致しますか~?」
「売買する以上は貨幣が必要ですからな。物々交換というわけにはいきますまい」
「そうですね……どこか一ヵ国の通貨を利用するのが最も効率的ではあるのですが……」
「それをすると、そのどこか一ヵ国の通貨が採用された時に、他の六ヵ国から不満が出るのではないですか? 反対したとは言え、ここにいない火の国と氷の国も黙ってはいないでしょう」
ん?
「仮にどこか一ヵ国が採用されるとしたら、我々は引くわけには行きませんね」
「それはわたくしどももです~!」
「我々雷の国は既にアルトラ殿に報酬として数千万エレノルお渡しした過去がありますので、我々の通貨を使うのが最も効率的だと思います」
「そんな過去が!? しかしそれはダメですな。公平性に欠けます」
んん?
あれ? アルトレリアにはもう既に通貨が存在してるってことを、この方々はご存じではないのかしら?
しかしこの場の話を聞いた限りでも、やっぱり思った通りどこか一ヵ国の通貨を使用した場合、他の国は黙っていられないようだ。
元々触れられぬ土地とされていた場所が開放された場合、そこの主導権を握りたいと思うのは大国の考え方としておかしくないのかもしれない。
それを見越して自分のところでだけ通用する通貨を先んじて作っておいたのは正解だった。もしイェン通貨を開発していなければ、各国間で争いの火種になっていた可能性もある。
でも、まだまだ存在感は無いってわけだ。
「あの~……」
この不毛な議論に終止符を打つべく、手を挙げようとしたその時――
レヴィが先に発言しだした。
「皆様方、中立地帯に通貨が存在しないこと前提でお話されているようですが、アルトレリアには既に通貨が存在しています」
「「「「えっ!? 存在するのですか!?」」」」
「新興国ですので、通貨は存在しないものとばかり……」
「珍しいですな、七大国以外の通貨が存在する国はかなり少ないというのに」
「彼女から打診を受け、通貨作成には水の国も少し関わっておりますので」
「なに!? 水の国が!?」
「ええ、アルトラ殿とは少々奇縁により知り合いでしたので、通貨作成に協力を要請され、銀行員を一人お貸ししました」
知り“合い”ではないな。レヴィ側が一方的に知ってたってだけで。
でも、一方的とは言え、知ってて縁が繋がったのは運が良かった。それも水の国トップだったことが更に幸いだった。最初に我が家の様子を見に来てくれたのが彼女で良かった。
「と言うことは、水の国の思惑が含まれているのでは?」
「それは不公平なのではないですか?」
「その点はご安心ください。アルトラ殿の意向により、水の国の思惑は一切排除されております。こうして各国が中立地帯でどこの通貨を使うかと言い争いになるのを予見していたのでしょう。現にこうして皆様主導権を握ろうと躍起になっています。わたくしも他の六ヵ国と事を荒立てたくないので、全面的にアルトラ殿の意向に従って、通貨製造の協力を致しました。誓ってわたくし共水の国の思惑は含まれていないと宣言しておきます」
レヴィが全部言ってくれたので、私から話すことは何も無くなった。
「相違ありませんか? アルトラ様」
「ありません、レヴィアタン殿には全てわたくしの要望通りにしていただき、感謝しております」
……
…………
………………
少しの沈黙。
「そうですか。魔王古参の貴女がそう申されるのなら信用致しましょう」
と、雷の国魔王代理。
「わたくしたちもレヴィアタン様のことは信用してますので、雷の国に倣います」
と、樹の国魔王代理が続く。
「私はアルトラ殿のお考えなら、全面的に支持致します」
と、風の国魔王代理。この人はちょっと私に心酔し過ぎているが……
「そうですか、水の国以外のお三方が信用するというのであれば、私もそれに同調します。争いごとは好みませんのでな」
ということで、最後の土の国魔王代理からの同意も受けられた。土の国は『怠惰』を司っているだけあり血の気は多く無さそうだ。
今後もアルトレリアで使われる通貨は『イェン』で問題無さそうだ。
◇
「関税などはどうしましょうか?」
「それについてはエキスパートがいますので」
とカイベルを指名。
「土の国では、鉱石や宝石などを主に産出しておりますので、これらには関税をかけたいと思いますがいかがですか?」
「樹の国は、作物全般や動物の肉を」
「雷の国は、機械産業を」
「風の国は、薬草産業ですね」
「ちょ、ちょっと一度に言われても……カイベルお願い!」
「了解しました」
・
・
・
カイベルの話術により、我が国はある程度の発展を見せるまで当面の間、なんと! 輸出の関税は免除ということになり、輸入の時には通常通り関税をかけて良いということになった!
『ホントに良いのか?』とも思ったが、現時点でアルトレリアは五大国から見ればかなりの貧困国なので、五大国全てが「やむなし」と納得した上で同意してくれた。
こちらからかける関税は作物くらいかな。まだそれくらいしか産業が無いし……衣類や雑貨、陶器、刃物などもあるが、輸出するほど大量に作られているわけではない。
◇
お金について落ち着いたところで、私から質問を投げかける。
「ところで、各国には学校のような施設は存在するのでしょうか?」
「もちろんありますよ~、国を運営する限りはある程度の知識・思考能力が必要ですし」
「学ぶ場所を用意して、知識・知恵を育むのも大事ですからね」
やっぱり各国にもちゃんと学校はあるんだ! じゃあ――
「学校はどのようになっているんですか?」
「どのようにとは?」
「わたくしが居た地球には、小学校、中学校、高校、大学・専門学校、大学院と年齢で分けて、学校が存在していました。小学校に近いほど若く、順に大学院に近付くに従って年齢が高くなっていきます」
「魔界でも似たようなものですよ。もっとも突出している天才などは、いくつも飛ばして高位の教育を受けますが」
「それは素晴らしいですね! 中立地帯には未だ教育機関が存在しません。最低限、低年齢層から中年齢層レベルの教育を施したいと考えています。つきましては相談なのですが、大使派遣にあたって小学校中学校レベルの教師の派遣もしてはもらえないでしょうか?」
「そうですね、我々も仮に中立地帯に移住するということになった場合、子連れで移住することも予想されますしね。教育機関はあった方が良いと考えられます」
「じゃあ……」
「募集はかけてみます。引き受けてくれる者がいるかどうかは、それ次第ですが」
う~ん……確かに……禁忌の土地と言われていた場所に来てくれる教師がいるかどうか……
ということで、運が良ければ教師に住んでもらえそうだ。
何人か、少なくとも五人くらいは来てくれたら良いんだけど……
学校を作ることを見越して、先んじて校舎を建てておいた方が良いかな?
いや、そんな大きい校舎建てたところで、まだ子供少ないし、当面は平屋教室かな。
◇
「アルトラ殿、医療関係は大丈夫ですか?」
アスタロトから考えてもいなかった分野の発言が来た。
「なぜ医療関係の話が出て来たんですか?」
「貧困国と言うと、医療にかかれない者も多く、病気に罹っていたり、栄養状態が悪かったりするのが普通ですので、アルトレリアの状態はどうかなとお聞きした次第です」
そんなの全く頭に無かった。
何せ、私の見た限り彼らは丈夫そのものだから……
「さ、さあ? 私が見たところ栄養状態は悪くないと思います。私がアルトレリアに関わるようになった初期の頃はガリガリで痩せてる者がほとんどでしたが、最近では逆に筋肉質の男性が多くなってきているくらいで……同じく女性もふっくらしてきているので、病気については罹っている者がいるようには見えませんが……専門的な知識があるわけではないのでなんとも……」
病気のことなんて考えたこと無かった!
そういえば彼ら病気になるのかしら?
今までの土地の過酷な環境の所為か、アルトレリアには五十代以上が存在しない。最長老が五十七歳と人間基準で考えるとかなり若め。
環境が過酷だったため、五十代に差し掛かると急激に弱って死んでしまう者が多かったらしい。同様の理由で十歳以下も少ない。
しかし、十歳を超えるとかなり丈夫になるらしく、魔界へ来て一年ほどになるけど、十代から四十代のトロルで体調が悪いって言ってるのを聞いたことがない。過酷な環境でなくなった今となっては五十七歳の最長老すら元気に満ち溢れている。
が、見た目からは身体のどこかに悪いものがあっても分からないから、今後を考えると医者は居てくれた方が良いかもしれない。
「でしたら一度健康診断をした方が良いかもしれませんね、私の国から医者を派遣しましょう」
それは願っても無い!
「よろしくお願いします!」
後で聞いたところ、風の国は治癒魔術師が多く、医者も多いらしい。
七大国中、最も標高の高いところに建てられた国であり、太陽がまだあった時代に光に近い場所であったために光の精霊が多く住んでおり、それが影響して光魔法を発現する者が多かったとか。今は光の精霊はそれほどいないものの、その頃の名残で光魔法や、癒しの術を使えるものが比較的多く、医療の道を志す者も多いらしい。
また、高所にしか咲かない医療に用いられる草花があるのも一因と考えられている。
コンピューターに関して水・雷・土の国より大分遅れていると先程聞かされたが、私が女王だった時代の雷の国との良好な関係が今も続いていることもあり、医療系の機械もきちんと揃っているとか。良好だった関係で、光を得意とするホワイト・ヘルヘヴンも移り住んでいたりする。
前々世の私、グッジョブ!
「売買する以上は貨幣が必要ですからな。物々交換というわけにはいきますまい」
「そうですね……どこか一ヵ国の通貨を利用するのが最も効率的ではあるのですが……」
「それをすると、そのどこか一ヵ国の通貨が採用された時に、他の六ヵ国から不満が出るのではないですか? 反対したとは言え、ここにいない火の国と氷の国も黙ってはいないでしょう」
ん?
「仮にどこか一ヵ国が採用されるとしたら、我々は引くわけには行きませんね」
「それはわたくしどももです~!」
「我々雷の国は既にアルトラ殿に報酬として数千万エレノルお渡しした過去がありますので、我々の通貨を使うのが最も効率的だと思います」
「そんな過去が!? しかしそれはダメですな。公平性に欠けます」
んん?
あれ? アルトレリアにはもう既に通貨が存在してるってことを、この方々はご存じではないのかしら?
しかしこの場の話を聞いた限りでも、やっぱり思った通りどこか一ヵ国の通貨を使用した場合、他の国は黙っていられないようだ。
元々触れられぬ土地とされていた場所が開放された場合、そこの主導権を握りたいと思うのは大国の考え方としておかしくないのかもしれない。
それを見越して自分のところでだけ通用する通貨を先んじて作っておいたのは正解だった。もしイェン通貨を開発していなければ、各国間で争いの火種になっていた可能性もある。
でも、まだまだ存在感は無いってわけだ。
「あの~……」
この不毛な議論に終止符を打つべく、手を挙げようとしたその時――
レヴィが先に発言しだした。
「皆様方、中立地帯に通貨が存在しないこと前提でお話されているようですが、アルトレリアには既に通貨が存在しています」
「「「「えっ!? 存在するのですか!?」」」」
「新興国ですので、通貨は存在しないものとばかり……」
「珍しいですな、七大国以外の通貨が存在する国はかなり少ないというのに」
「彼女から打診を受け、通貨作成には水の国も少し関わっておりますので」
「なに!? 水の国が!?」
「ええ、アルトラ殿とは少々奇縁により知り合いでしたので、通貨作成に協力を要請され、銀行員を一人お貸ししました」
知り“合い”ではないな。レヴィ側が一方的に知ってたってだけで。
でも、一方的とは言え、知ってて縁が繋がったのは運が良かった。それも水の国トップだったことが更に幸いだった。最初に我が家の様子を見に来てくれたのが彼女で良かった。
「と言うことは、水の国の思惑が含まれているのでは?」
「それは不公平なのではないですか?」
「その点はご安心ください。アルトラ殿の意向により、水の国の思惑は一切排除されております。こうして各国が中立地帯でどこの通貨を使うかと言い争いになるのを予見していたのでしょう。現にこうして皆様主導権を握ろうと躍起になっています。わたくしも他の六ヵ国と事を荒立てたくないので、全面的にアルトラ殿の意向に従って、通貨製造の協力を致しました。誓ってわたくし共水の国の思惑は含まれていないと宣言しておきます」
レヴィが全部言ってくれたので、私から話すことは何も無くなった。
「相違ありませんか? アルトラ様」
「ありません、レヴィアタン殿には全てわたくしの要望通りにしていただき、感謝しております」
……
…………
………………
少しの沈黙。
「そうですか。魔王古参の貴女がそう申されるのなら信用致しましょう」
と、雷の国魔王代理。
「わたくしたちもレヴィアタン様のことは信用してますので、雷の国に倣います」
と、樹の国魔王代理が続く。
「私はアルトラ殿のお考えなら、全面的に支持致します」
と、風の国魔王代理。この人はちょっと私に心酔し過ぎているが……
「そうですか、水の国以外のお三方が信用するというのであれば、私もそれに同調します。争いごとは好みませんのでな」
ということで、最後の土の国魔王代理からの同意も受けられた。土の国は『怠惰』を司っているだけあり血の気は多く無さそうだ。
今後もアルトレリアで使われる通貨は『イェン』で問題無さそうだ。
◇
「関税などはどうしましょうか?」
「それについてはエキスパートがいますので」
とカイベルを指名。
「土の国では、鉱石や宝石などを主に産出しておりますので、これらには関税をかけたいと思いますがいかがですか?」
「樹の国は、作物全般や動物の肉を」
「雷の国は、機械産業を」
「風の国は、薬草産業ですね」
「ちょ、ちょっと一度に言われても……カイベルお願い!」
「了解しました」
・
・
・
カイベルの話術により、我が国はある程度の発展を見せるまで当面の間、なんと! 輸出の関税は免除ということになり、輸入の時には通常通り関税をかけて良いということになった!
『ホントに良いのか?』とも思ったが、現時点でアルトレリアは五大国から見ればかなりの貧困国なので、五大国全てが「やむなし」と納得した上で同意してくれた。
こちらからかける関税は作物くらいかな。まだそれくらいしか産業が無いし……衣類や雑貨、陶器、刃物などもあるが、輸出するほど大量に作られているわけではない。
◇
お金について落ち着いたところで、私から質問を投げかける。
「ところで、各国には学校のような施設は存在するのでしょうか?」
「もちろんありますよ~、国を運営する限りはある程度の知識・思考能力が必要ですし」
「学ぶ場所を用意して、知識・知恵を育むのも大事ですからね」
やっぱり各国にもちゃんと学校はあるんだ! じゃあ――
「学校はどのようになっているんですか?」
「どのようにとは?」
「わたくしが居た地球には、小学校、中学校、高校、大学・専門学校、大学院と年齢で分けて、学校が存在していました。小学校に近いほど若く、順に大学院に近付くに従って年齢が高くなっていきます」
「魔界でも似たようなものですよ。もっとも突出している天才などは、いくつも飛ばして高位の教育を受けますが」
「それは素晴らしいですね! 中立地帯には未だ教育機関が存在しません。最低限、低年齢層から中年齢層レベルの教育を施したいと考えています。つきましては相談なのですが、大使派遣にあたって小学校中学校レベルの教師の派遣もしてはもらえないでしょうか?」
「そうですね、我々も仮に中立地帯に移住するということになった場合、子連れで移住することも予想されますしね。教育機関はあった方が良いと考えられます」
「じゃあ……」
「募集はかけてみます。引き受けてくれる者がいるかどうかは、それ次第ですが」
う~ん……確かに……禁忌の土地と言われていた場所に来てくれる教師がいるかどうか……
ということで、運が良ければ教師に住んでもらえそうだ。
何人か、少なくとも五人くらいは来てくれたら良いんだけど……
学校を作ることを見越して、先んじて校舎を建てておいた方が良いかな?
いや、そんな大きい校舎建てたところで、まだ子供少ないし、当面は平屋教室かな。
◇
「アルトラ殿、医療関係は大丈夫ですか?」
アスタロトから考えてもいなかった分野の発言が来た。
「なぜ医療関係の話が出て来たんですか?」
「貧困国と言うと、医療にかかれない者も多く、病気に罹っていたり、栄養状態が悪かったりするのが普通ですので、アルトレリアの状態はどうかなとお聞きした次第です」
そんなの全く頭に無かった。
何せ、私の見た限り彼らは丈夫そのものだから……
「さ、さあ? 私が見たところ栄養状態は悪くないと思います。私がアルトレリアに関わるようになった初期の頃はガリガリで痩せてる者がほとんどでしたが、最近では逆に筋肉質の男性が多くなってきているくらいで……同じく女性もふっくらしてきているので、病気については罹っている者がいるようには見えませんが……専門的な知識があるわけではないのでなんとも……」
病気のことなんて考えたこと無かった!
そういえば彼ら病気になるのかしら?
今までの土地の過酷な環境の所為か、アルトレリアには五十代以上が存在しない。最長老が五十七歳と人間基準で考えるとかなり若め。
環境が過酷だったため、五十代に差し掛かると急激に弱って死んでしまう者が多かったらしい。同様の理由で十歳以下も少ない。
しかし、十歳を超えるとかなり丈夫になるらしく、魔界へ来て一年ほどになるけど、十代から四十代のトロルで体調が悪いって言ってるのを聞いたことがない。過酷な環境でなくなった今となっては五十七歳の最長老すら元気に満ち溢れている。
が、見た目からは身体のどこかに悪いものがあっても分からないから、今後を考えると医者は居てくれた方が良いかもしれない。
「でしたら一度健康診断をした方が良いかもしれませんね、私の国から医者を派遣しましょう」
それは願っても無い!
「よろしくお願いします!」
後で聞いたところ、風の国は治癒魔術師が多く、医者も多いらしい。
七大国中、最も標高の高いところに建てられた国であり、太陽がまだあった時代に光に近い場所であったために光の精霊が多く住んでおり、それが影響して光魔法を発現する者が多かったとか。今は光の精霊はそれほどいないものの、その頃の名残で光魔法や、癒しの術を使えるものが比較的多く、医療の道を志す者も多いらしい。
また、高所にしか咲かない医療に用いられる草花があるのも一因と考えられている。
コンピューターに関して水・雷・土の国より大分遅れていると先程聞かされたが、私が女王だった時代の雷の国との良好な関係が今も続いていることもあり、医療系の機械もきちんと揃っているとか。良好だった関係で、光を得意とするホワイト・ヘルヘヴンも移り住んでいたりする。
前々世の私、グッジョブ!
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