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第12章 臨時会談編
第282話 レッドドラゴン族への寒さ耐性付与……
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謁見の間へと移動。
フレアハルトは、寒さ耐性付与にきっと納得するだろうと豪語していたが……
「いや、今のところは特に必要は無いが」
「え!? いや、しかし父上! 寒さに強くなるのですぞ!」
断られちゃったよ……さっきの歯切れの悪い感じはこれを予想してたのか?
「しかしな、フレアハルトよ……赤龍峰内部で暮らす限りは、水にも氷にも寒さ自体にも縁が無いからな」
予想した通り、族長さん以下、ここから出ない引きこもりたちにとって、寒さ耐性は特別必要というわけではないらしい。
何せ、このドラゴンたち、魔力食い (※)だから、火の魔力が充満する火山内部に居れば食事の必要が無いため外へ出て食料を探す必要も無いのだ。
加えて、先日私が作った燃える木の魔力のお蔭で、良質な火の魔力にもありつけているという。
(※魔力食い:ベジタリアンの魔力版。要するに魔力を専門に食す者たちのこと。アルトラが頭の中で雰囲気でそう呼んでいるだけで正式な名称ではない)
「それは勿体ない! 外の世界には美味しい物が沢山あるのですぞ! 皆もこんなところに引きこもっているのは勿体ないぞ!」
この場に集まっている、レッドドラゴンたちに訴えかけるも……
「王子は頻繁に外の世界に言っていたから、色んなものを食べたことがあるのですね」
「美味しい物かぁ……そもそも食べ物をほとんど食べたことがないから、美味しいがどういう感覚なのかもわからないですよね……赤い狼くらいなら食べたことありますが……」
「ふっ……そう言うのならこれを食べてみるが良い! アルトラ! ハンバーグを出せ!」
このために、町を出る時に私に色んなもの持たせたのか……
…………ちょっと待って……これを手土産に持って来たってことは断られることを想定してたんじゃないのか!?
渋々亜空間収納ポケットからハンバーグを出してフレアハルトに手渡す。
「はい、どうぞ……」
「お主たち、これを食べてみろ、美味いから」
手渡されたレッドドラゴンたちがハンバーグ定食を食べていくが……
「王子には悪いですが、あまり美味しくないですよ……」
「ジャリジャリしますね……」
「ホントにこれが美味しいんですか?」
「そんなはずは……うおっ!? 真っ黒ではないか! アルトラ、何でこんなもの持って来たのだ!?」
「何でって……持っていけって言ったのはあなたじゃない!」
それにしても真っ黒? 普通にハンバームちゃんに作ってもらったものを持って来たはずだけど……流石に彼女に限って真っ黒けの料理はあり得ない。
「こっちの真っ黒いパラパラしたもの何ですか?」
あれは……お米……?
真っ白だったご飯が真っ黒に……いつの間にかトレイに乗せた料理が全部真っ黒になっている。
「で、ではジュースならどうだ! アルトラ! ジュースを!」
「はいはい……」
すぐに飲めるようにと、わざわざグラスに注いで持って来たオレンジジュース。この状態で収納する方の身にもなれ!
「これを見ろ! お主らはまだ体質的に飲むことができまい! こういったものも飲めるようになるのだぞ!」
「あの、王子……そのツヤツヤした硬そうな物が飲み物ですか?」
「透明で綺麗ですね! 飲めるとは思えない!」
「は? 何を言って………………あ! 何も無い! 中身はどこへ行った!? それよりこのコップはなぜこんな形に歪んでおるのだ!?」
ガラスのコップが溶けてる……ガラスの軟化温度って確か七百度以上よ!? ここ常にそんなに熱いの!?
中に入ってたジュースは、私が亜空間収納ポケットから取り出した瞬間に蒸発したらしい。
微かに蒸発したオレンジジュースの良い匂いが……良い匂いが…………うん、ほぼしないわ。匂いも一緒に蒸発したのかもしれない。
よく見たら、ハンバーグ定食が乗っかっていた陶器のトレイもあちこちヒビが入って割れてしまっている。
あ! さっきのハンバーグとご飯、この場所が高温過ぎて亜空間収納ポケットから出してすぐに炭化したんだ、多分。
私が熱さを感じられないから料理が炭化したことに気付かなかったんだ!
「で、では潤いの木の実ならどうだ、アルトラ! 潤いの木の実を出してくれ!」
「やめた方が良いんじゃない?」
他の料理が炭化や蒸発していることを考えると、潤いの木の実をこの場に出したらどうなるのか、結末が手に取るように分かる……
「良いから出してくれ!」
「……わかったよ……」
亜空間収納ポケットから潤いの木の実を出してフレアハルトに渡そうと差し向けた、その瞬間――
潤いの木の実が膨張して「パンッ!」という大きい音と共に破裂! 果汁が飛び散る!
「うおっ! 何だ!? 何があったのだ!?」
「………………」
果汁を浴びる! 果汁が全身に降り注いだために、一瞬だけ自分の周りから甘くて良い匂いが立ち込めるが、それもほんの一瞬で終わり。すぐに蒸発して匂いすらしなくなった。
「どうなっておるのだ!? アルトラ!!」
「多分だけど、瞬間的に実が沸騰して、熱膨張で破裂したんじゃないかな。この場所の温度が熱すぎるのよ」
「うぬぬぬ…………ここでは食べ物が存在できんのか!!」
推定七百度以上の場所だものね……ここに住めてるあなたたちが凄いよ……
それは私にも言えるか。この熱でも生きていられるって、不思議な身体だ……
「王子、もう良いのでは? 我々はここから出るつもりはありませんし」
「ここにいる限りは食事の必要はありませんしね」
族長の側近から否定的な意見が飛ぶ。
「しかし、いつまでもこんな非文明的な生活をしてないで、生産性のある生活をしてみてはどうだろうか?」
最初は亜人と関わるのも毛嫌いしていたのに、フレアハルトの考えも随分変わったもんだ。
「非文明的な生活とは言いますが、この場所は燃えてしまうので物を置けませんしね……」
「ハハハ、たまに外から何か持ち込む者がいるが、全部火口を通過する時に燃えてしまうんだよな」
「持って来れるのは、入り口の火に耐えられた鉱物や宝石くらいのものだしな」
ああ、だから基本的には燃えない金銀財宝を集めるのか。持ち込んだ物の中でも燃え残ったのがアレらってわけね。
「ランジール! ヴァアグナ! お主らはどうなのだ! お主らは一度町へ来て料理を食べておるだろう?」
以前、旧トロル村に族長さんのお付きとしてフレアハルトの様子を見に来た族長さんの側近二人に意見を求める。 (第145話、第148話参照)
「美味しかったですが……ここからそれを食べに行くというのも……町まで大分距離がありますからな」
「それに我々が町へ行くと恐がらせてしまうのでは?」
「その点はもう解消されておる! 町の者どもに危害を加えなければ、温かく迎えてくれるはずだ!」
「それに寒いと言ってもまだ耐えられる程度でしたし」
「お主らが来たのは夏だろ!? 今は冬を過ぎて春に差し掛かったところだ!!」
「夏? 冬? 春? それは何ですか?」
話にならないなぁ……
四季については、私がこの辺一体を環境変化させた末に出来たものだから、旧トロル村で住民がそれを認識するのには半年ほどの気温の移り変わりが必要だった。ここでポッと言って理解できるようなものでもない。
「簡単に言うと、お主らが来た時より更に寒いということだ!」
「はぁ、そうなんですか」
寒いと言われても経験してないからピンと来ない。
みんな、この“何もしない”日常が気に入っているのか、首を縦に振る者は中々いない。
あと、急な環境の変化を望まないってところもあると思う。多分みんな寒さ耐性が付いたら、何か大きいな変化が訪れてしまうんじゃないかと思っているのかもしれない。
彼らは日がな何もしなくても良い、火山内部にいる限りは食べる必要も無い、着る物も鱗で再現できるから必要無い、住む場所も雨が降らないからそこら辺にゴロ寝しても良いわけだ。何も無いところにもかかわらず、彼らにとっては衣食住全てが揃ってしまっている。
……う~ん……ダメ人間の集まりみたいだ……
何が楽しくて日々を過ごしてるのやら……
でもまあ、数百年この生活を続けてるんなら問題無く生活出来てるってことなんだから――
「ねえ……もう良いんじゃない? 族長さんも必要無いって言ってるし……」
「今必要無くても、未来の子や孫には必要になる者が出てくるかもしれん! いや! きっと必要になる! ましてや今の中立地帯は灼熱の土地ではない。昔の我々が生活し易かった中立地帯とは違うのだ! 今の中立地帯は元々の我々の体質では寒くて満足な生活が出来ぬ。このまま未来へ行ってしまえば、下手をしたらこの火山内部から一歩も外に出られないような環境になってしまうかもしれぬ。何とか納得させたい」
確かに……未来のことを思うなら、レッドドラゴンの寒さ耐性獲得は必要だと考えられる。
「王子、これ以上何も無いのなら一旦解散ということで良いですか?」
「う……うむ……仕方ないな……」
これ以上引き留めるのもということで、集会は一旦お開きに。それぞれ謁見の間から出て行く。
フレアハルトは、寒さ耐性付与にきっと納得するだろうと豪語していたが……
「いや、今のところは特に必要は無いが」
「え!? いや、しかし父上! 寒さに強くなるのですぞ!」
断られちゃったよ……さっきの歯切れの悪い感じはこれを予想してたのか?
「しかしな、フレアハルトよ……赤龍峰内部で暮らす限りは、水にも氷にも寒さ自体にも縁が無いからな」
予想した通り、族長さん以下、ここから出ない引きこもりたちにとって、寒さ耐性は特別必要というわけではないらしい。
何せ、このドラゴンたち、魔力食い (※)だから、火の魔力が充満する火山内部に居れば食事の必要が無いため外へ出て食料を探す必要も無いのだ。
加えて、先日私が作った燃える木の魔力のお蔭で、良質な火の魔力にもありつけているという。
(※魔力食い:ベジタリアンの魔力版。要するに魔力を専門に食す者たちのこと。アルトラが頭の中で雰囲気でそう呼んでいるだけで正式な名称ではない)
「それは勿体ない! 外の世界には美味しい物が沢山あるのですぞ! 皆もこんなところに引きこもっているのは勿体ないぞ!」
この場に集まっている、レッドドラゴンたちに訴えかけるも……
「王子は頻繁に外の世界に言っていたから、色んなものを食べたことがあるのですね」
「美味しい物かぁ……そもそも食べ物をほとんど食べたことがないから、美味しいがどういう感覚なのかもわからないですよね……赤い狼くらいなら食べたことありますが……」
「ふっ……そう言うのならこれを食べてみるが良い! アルトラ! ハンバーグを出せ!」
このために、町を出る時に私に色んなもの持たせたのか……
…………ちょっと待って……これを手土産に持って来たってことは断られることを想定してたんじゃないのか!?
渋々亜空間収納ポケットからハンバーグを出してフレアハルトに手渡す。
「はい、どうぞ……」
「お主たち、これを食べてみろ、美味いから」
手渡されたレッドドラゴンたちがハンバーグ定食を食べていくが……
「王子には悪いですが、あまり美味しくないですよ……」
「ジャリジャリしますね……」
「ホントにこれが美味しいんですか?」
「そんなはずは……うおっ!? 真っ黒ではないか! アルトラ、何でこんなもの持って来たのだ!?」
「何でって……持っていけって言ったのはあなたじゃない!」
それにしても真っ黒? 普通にハンバームちゃんに作ってもらったものを持って来たはずだけど……流石に彼女に限って真っ黒けの料理はあり得ない。
「こっちの真っ黒いパラパラしたもの何ですか?」
あれは……お米……?
真っ白だったご飯が真っ黒に……いつの間にかトレイに乗せた料理が全部真っ黒になっている。
「で、ではジュースならどうだ! アルトラ! ジュースを!」
「はいはい……」
すぐに飲めるようにと、わざわざグラスに注いで持って来たオレンジジュース。この状態で収納する方の身にもなれ!
「これを見ろ! お主らはまだ体質的に飲むことができまい! こういったものも飲めるようになるのだぞ!」
「あの、王子……そのツヤツヤした硬そうな物が飲み物ですか?」
「透明で綺麗ですね! 飲めるとは思えない!」
「は? 何を言って………………あ! 何も無い! 中身はどこへ行った!? それよりこのコップはなぜこんな形に歪んでおるのだ!?」
ガラスのコップが溶けてる……ガラスの軟化温度って確か七百度以上よ!? ここ常にそんなに熱いの!?
中に入ってたジュースは、私が亜空間収納ポケットから取り出した瞬間に蒸発したらしい。
微かに蒸発したオレンジジュースの良い匂いが……良い匂いが…………うん、ほぼしないわ。匂いも一緒に蒸発したのかもしれない。
よく見たら、ハンバーグ定食が乗っかっていた陶器のトレイもあちこちヒビが入って割れてしまっている。
あ! さっきのハンバーグとご飯、この場所が高温過ぎて亜空間収納ポケットから出してすぐに炭化したんだ、多分。
私が熱さを感じられないから料理が炭化したことに気付かなかったんだ!
「で、では潤いの木の実ならどうだ、アルトラ! 潤いの木の実を出してくれ!」
「やめた方が良いんじゃない?」
他の料理が炭化や蒸発していることを考えると、潤いの木の実をこの場に出したらどうなるのか、結末が手に取るように分かる……
「良いから出してくれ!」
「……わかったよ……」
亜空間収納ポケットから潤いの木の実を出してフレアハルトに渡そうと差し向けた、その瞬間――
潤いの木の実が膨張して「パンッ!」という大きい音と共に破裂! 果汁が飛び散る!
「うおっ! 何だ!? 何があったのだ!?」
「………………」
果汁を浴びる! 果汁が全身に降り注いだために、一瞬だけ自分の周りから甘くて良い匂いが立ち込めるが、それもほんの一瞬で終わり。すぐに蒸発して匂いすらしなくなった。
「どうなっておるのだ!? アルトラ!!」
「多分だけど、瞬間的に実が沸騰して、熱膨張で破裂したんじゃないかな。この場所の温度が熱すぎるのよ」
「うぬぬぬ…………ここでは食べ物が存在できんのか!!」
推定七百度以上の場所だものね……ここに住めてるあなたたちが凄いよ……
それは私にも言えるか。この熱でも生きていられるって、不思議な身体だ……
「王子、もう良いのでは? 我々はここから出るつもりはありませんし」
「ここにいる限りは食事の必要はありませんしね」
族長の側近から否定的な意見が飛ぶ。
「しかし、いつまでもこんな非文明的な生活をしてないで、生産性のある生活をしてみてはどうだろうか?」
最初は亜人と関わるのも毛嫌いしていたのに、フレアハルトの考えも随分変わったもんだ。
「非文明的な生活とは言いますが、この場所は燃えてしまうので物を置けませんしね……」
「ハハハ、たまに外から何か持ち込む者がいるが、全部火口を通過する時に燃えてしまうんだよな」
「持って来れるのは、入り口の火に耐えられた鉱物や宝石くらいのものだしな」
ああ、だから基本的には燃えない金銀財宝を集めるのか。持ち込んだ物の中でも燃え残ったのがアレらってわけね。
「ランジール! ヴァアグナ! お主らはどうなのだ! お主らは一度町へ来て料理を食べておるだろう?」
以前、旧トロル村に族長さんのお付きとしてフレアハルトの様子を見に来た族長さんの側近二人に意見を求める。 (第145話、第148話参照)
「美味しかったですが……ここからそれを食べに行くというのも……町まで大分距離がありますからな」
「それに我々が町へ行くと恐がらせてしまうのでは?」
「その点はもう解消されておる! 町の者どもに危害を加えなければ、温かく迎えてくれるはずだ!」
「それに寒いと言ってもまだ耐えられる程度でしたし」
「お主らが来たのは夏だろ!? 今は冬を過ぎて春に差し掛かったところだ!!」
「夏? 冬? 春? それは何ですか?」
話にならないなぁ……
四季については、私がこの辺一体を環境変化させた末に出来たものだから、旧トロル村で住民がそれを認識するのには半年ほどの気温の移り変わりが必要だった。ここでポッと言って理解できるようなものでもない。
「簡単に言うと、お主らが来た時より更に寒いということだ!」
「はぁ、そうなんですか」
寒いと言われても経験してないからピンと来ない。
みんな、この“何もしない”日常が気に入っているのか、首を縦に振る者は中々いない。
あと、急な環境の変化を望まないってところもあると思う。多分みんな寒さ耐性が付いたら、何か大きいな変化が訪れてしまうんじゃないかと思っているのかもしれない。
彼らは日がな何もしなくても良い、火山内部にいる限りは食べる必要も無い、着る物も鱗で再現できるから必要無い、住む場所も雨が降らないからそこら辺にゴロ寝しても良いわけだ。何も無いところにもかかわらず、彼らにとっては衣食住全てが揃ってしまっている。
……う~ん……ダメ人間の集まりみたいだ……
何が楽しくて日々を過ごしてるのやら……
でもまあ、数百年この生活を続けてるんなら問題無く生活出来てるってことなんだから――
「ねえ……もう良いんじゃない? 族長さんも必要無いって言ってるし……」
「今必要無くても、未来の子や孫には必要になる者が出てくるかもしれん! いや! きっと必要になる! ましてや今の中立地帯は灼熱の土地ではない。昔の我々が生活し易かった中立地帯とは違うのだ! 今の中立地帯は元々の我々の体質では寒くて満足な生活が出来ぬ。このまま未来へ行ってしまえば、下手をしたらこの火山内部から一歩も外に出られないような環境になってしまうかもしれぬ。何とか納得させたい」
確かに……未来のことを思うなら、レッドドラゴンの寒さ耐性獲得は必要だと考えられる。
「王子、これ以上何も無いのなら一旦解散ということで良いですか?」
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