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第11章 雷の国エレアースモ探訪編
第278話 発電施設建設作業員をお借りします
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ホテルに泊まった翌朝――
「チェックアウト済みました」
「ありがとう! さて、アルトレリアに帰りましょうか」
エミリーさんがチェックアウトを済ませてくれ、ゲートで王城へ。
そこには既に発電所建設の作業員たちが揃っていた。
「おはようございます。ローレンスさん、ジョンさん、ハーバートさん、ヘンリーさん、今後よろしくお願いします!」
前回は種族説明を省いたが、ローレンスさんはドワーフ族、ジョンさんはヘルヘヴン族、ハーバートさんはノーム族、ヘンリーさんはガーゴイル族らしい。親方のローレンスさん以外は全員が雷耐性持ちで、発電所作業にはうってつけの人材だとか。
やっぱりドワーフはどこに行っても重宝されるらしく、技術職では高確率で重要なポジションを受け持っていたりする。
「……ベルゼ、今回は (疑似太陽作成に)応じてくれてありがとう……凄く (明るくなって)良かったよ……」
「こちらこそ、お願い聞いてくれてありがとう! じゃあ建設作業員をお借りするね。そういえば、この街って電信柱無いけど、どうやって各家庭に電気を供給してるの?」
「……でんしん……ばしら? それはなに……?」
「何って、人々の往来の邪魔にならないように地面に沢山柱を立ててその上に電線を通して町中に張り巡らせるんだけど……ここでは違うの?」
「……線を張り巡らさないといけないの? ごめん、全く想像が出来ない……柱……? 地球ではそんなの必要なの……?」
いや、柱立てないなら、どうやって電線通すのよ!?
「もしかして地面に埋まってるとか?」
外国方式なのかな? 外国のとある地域では景観を守るために地面に電線を埋めるって話を聞いたことがあるけど……
「……埋まってないけど……電線……だっけ? 電気が通る線? それを張り巡らさないといけないの……?」
「この街では違うの?」
「……そんなの私は知らない……」
「じゃあ各家庭では電気を通す線を使ってないの?」
うちの町で電気通す時は電線使ってたんだけど、ここでは別の方法があるのか?
「……あ、そうか、それも電線なのか……じゃあ家の中には使ってるね……」
「外に電線が無いのは何で?」
「……各家庭に周囲の魔力を集めて電力に変換する装置を付けて、そこから電気を供給させる……私は技術者じゃないから詳しいことまでは知らないけど、この街を覆う天井に落ちた雷を、一度魔力に変換して街中にばら撒き、それを各家庭で電気に変換するみたい……だから電気が通る線は必要無い……」
あ、これってうちでも作ってもらった魔力動力式ってやつと同じだ!
それにしても外に電線が必要無いなんて、なんて素敵なシステム!
でもまだ疑問がある。
「それって大量の魔力をばら撒くってことよね? 高濃度の魔力って害にならないの?」
魔力で起こる害ってのは、魔界に来てまだ聞いたことがないけど、何の現象でも多過ぎたら害があるってのは常識だ。魔力だって多くなり過ぎれば何かしら影響があるはず。
「……高濃度過ぎると害になるらしい……個人差があるけど許容量を超えればめまいやふらつき、もっと酷いと気絶や呼吸のし辛さ、脈拍異常、鼻血みたいな出血が起こることもある。でも、各家庭で電気エネルギーとして消費されるから問題無い……ばら撒く魔力量もある程度規定があって、それを超えそうな場合、余った魔力はトールズの外へ放出されてすぐに霧散するからこの街で魔力による害が起こることはまずあり得ない……」
ああ……自然に大量の魔力 (雷)が降り注ぐ地域だから可能なことなのか!
ってことはうちでは不可能?
「もしかして作業員借りても、うちの地域では魔力源である雷降らないから不可能だったりする?」
「……雷が無くても、別の方法で魔力確保すれば問題無い……ローレンスはこことは別の国で働いたことがある。電気技術に精通してるから彼に任せておけば大丈夫……」
それなら良いんだけど……
一通り発電について話して、ローレンスさんたち技術者次第って結論に至った。
◇
別れの時――
「エミリーさん、二日間付きっきりで案内ありがとう。楽しかったよ!」
「こちらこそ楽しかったです!」
「お礼にこれを贈ります」
創成魔法でアメジストを作って贈った。アメジストにした理由は、この国の雷が紫色をしていたため色で連想して、紫の宝石であるアメジストに。
「ありがとうございます!」
いつもならここで「良いんですか!?」とか「こんな高価そうなものを!」とか、少しの押し問答があるんだけど今回からは割愛。
あとはいつも通りの流れで、効果を説明する。
アメジストには癒しの意味が込められているらしいので、その能力を引き上げ、それにプラスして光魔法の効果を高める能力を付与。彼女は白天使だから光魔法が使える。この能力はまさに打ってつけだと思う。そしていつも通り身体能力を高める魔法と幸運を高める魔法と、紛失防止の魔法をかけた。
「それじゃあまたこの国に来た時には案内よろしくね」
「はい、お任せください! お元気で!」
ゲートを出現させてアルトレリアに繋げる。
「では女王様、行ってまいります!」
「……うん、お願いね……」
「それじゃあアスモ、また訪問させてもらうね」
「……うん、またね……」
発電施設建設員四人を引き連れて、二日振りにアルトレリアへと帰還した。
◇
ところ変わって、火の国王城・謁見の間――
「ルシファー様、雷の国に潜伏していた調査隊ただいま戻りました」
「ご苦労だったな。それでどうだった?」
「はい、ルシファー様が睨んだ通り、太陽はアルトラが作ってると見て間違いないと思われます。何かに警戒しているのか度々空間魔法で移動したため、アルトラを追跡するのは困難でしたが、彼女が太陽らしきものを創り出したのをこの目にすることができました」
「証拠は捉えたのか?」
「は……はい……望遠レンズにて、一応は撮影に成功致しました」
ルシファーが証拠として撮影した複数枚の写真を受け取る。
「確かに何者かが光を発して、上空に浮かべようとしているのは分かる、が、何だこれは? こんなボケた写真で本当にヤツだと判断できるとでも? 順光で顔すら見えないではないか!」
「申し訳ありません。何せ我々を撹乱するように頻繁に空間移動をするため、場所を特定するのが困難でしたので……」
「言い訳は良い、貴様にもう用は無い」
「お、お待ちください! まだもう一枚あります!」
と、言ってルシファーに提出された写真は、街中で撮影されたものでアルトラの姿がしっかりと映っている。
「これが何だ? 太陽を作っているところとは関係ないではないか!」
「注目していただきたいのは、ヤツが着ている服にございます」
ピンボケの写真と町中で撮られた写真を見比べるルシファー。
「フ、フハハハハハ! 確かにこの服装だな! これだけでは大分弱いが、揺さぶりをかけることくらいは出来そうだ。一つの大きなネタには違いない!」
「そ、それでは……?」
「ああ、ご苦労だったな。エレアースモに複数のスパイを送り込んだ甲斐があったというものだ。わざわざ探知系の魔法が得意な者を厳選したからな。水の国に太陽が出現したという話だったから、ヤツが次に太陽を作るのは雷の国だと考えたが、まんまと思惑が当たったようだな」
「なぜそのようなお考えに?」
「そうだな……“勘”という他無いな。七大国会談の時に、あの二人に限って他の国の魔王たちとは違う対応に見えたからな。当の二ヵ国の女王もアルトラを擁護するような言葉が多かったしな。この三人は知り合いで、水の国に太陽が出現したのなら、次は雷の国であろうと勘が働いただけに過ぎん」
「しかし、これほど大量にスパイを送らずとも、内部のスパイから情報を得た方が確実だったのでは?」
「あの国は女王の持つ自動発動能力 (※)の性質上、スパイが機能しない可能性もあるからな」
(※自動発動能力:『魅了』のこと。アスモデウスを目にした者を軽度の魅了状態にする)
「なるほど……確かにあの能力はスパイすら篭絡してしまう可能性がありますね」
「ところで、あの太陽は何なのだ? 少しでも調べられたか?」
「はい、女王アスモデウスのスピーチからすると、どうやらあの太陽は魔道具の類のようです」
「魔道具? 触れることは出来るのか?」
「いえ……アルトラがいなくなったタイミングで、調べてみようと近付きましたが、あそこには光源以外実体がありませんでした。どうやら触れて動かすことはできそうもありません。それと雷の国首都に近付くと空の色が変わるようになりました。これも疑似太陽の効果かと思われます」
「時と共に場所を移動するが、人為的には動かせぬ……しかも効果範囲内は空の色まで変わると言う魔道具か……聞いたこともないな」
「アスモデウスは魔道具と言ってはいましたが……あれではまるで魔法そのものとしか……しかし、ずっと出現し続ける魔法などあるのでしょうか……?」
「わからんが、いずれにせよ、触れることが出来ぬのでは我が国に持ってくることはできないな」
「して、今後はいかがいたしますか?」
「そうだな……こうして証拠写真も撮れたことだ、作成者本人を我が国に招待しようではないか」
以上の如く、疑似太陽の作成者について、ルシファーにより深い疑惑を与えることになってしまったアルトラであった。
◆◇◆
すみません、再発してしまった喘息の発作が大分厳しく、次のエピソードを作れていないので、今回少しばかり期間を多めに取らせてもらいたいと思います。
部屋の掃除をしたので、これで緩和されると良いのですが……咳の発作なので、ご時世病院には行きにくいですね(苦笑)
次回は来週の月曜日に投稿したいと思います。ご迷惑をおかけしてすみません。
次回は10月10日の20時から21時頃の投稿を予定しています。
次話は来週の月曜日の投稿予定です。
「チェックアウト済みました」
「ありがとう! さて、アルトレリアに帰りましょうか」
エミリーさんがチェックアウトを済ませてくれ、ゲートで王城へ。
そこには既に発電所建設の作業員たちが揃っていた。
「おはようございます。ローレンスさん、ジョンさん、ハーバートさん、ヘンリーさん、今後よろしくお願いします!」
前回は種族説明を省いたが、ローレンスさんはドワーフ族、ジョンさんはヘルヘヴン族、ハーバートさんはノーム族、ヘンリーさんはガーゴイル族らしい。親方のローレンスさん以外は全員が雷耐性持ちで、発電所作業にはうってつけの人材だとか。
やっぱりドワーフはどこに行っても重宝されるらしく、技術職では高確率で重要なポジションを受け持っていたりする。
「……ベルゼ、今回は (疑似太陽作成に)応じてくれてありがとう……凄く (明るくなって)良かったよ……」
「こちらこそ、お願い聞いてくれてありがとう! じゃあ建設作業員をお借りするね。そういえば、この街って電信柱無いけど、どうやって各家庭に電気を供給してるの?」
「……でんしん……ばしら? それはなに……?」
「何って、人々の往来の邪魔にならないように地面に沢山柱を立ててその上に電線を通して町中に張り巡らせるんだけど……ここでは違うの?」
「……線を張り巡らさないといけないの? ごめん、全く想像が出来ない……柱……? 地球ではそんなの必要なの……?」
いや、柱立てないなら、どうやって電線通すのよ!?
「もしかして地面に埋まってるとか?」
外国方式なのかな? 外国のとある地域では景観を守るために地面に電線を埋めるって話を聞いたことがあるけど……
「……埋まってないけど……電線……だっけ? 電気が通る線? それを張り巡らさないといけないの……?」
「この街では違うの?」
「……そんなの私は知らない……」
「じゃあ各家庭では電気を通す線を使ってないの?」
うちの町で電気通す時は電線使ってたんだけど、ここでは別の方法があるのか?
「……あ、そうか、それも電線なのか……じゃあ家の中には使ってるね……」
「外に電線が無いのは何で?」
「……各家庭に周囲の魔力を集めて電力に変換する装置を付けて、そこから電気を供給させる……私は技術者じゃないから詳しいことまでは知らないけど、この街を覆う天井に落ちた雷を、一度魔力に変換して街中にばら撒き、それを各家庭で電気に変換するみたい……だから電気が通る線は必要無い……」
あ、これってうちでも作ってもらった魔力動力式ってやつと同じだ!
それにしても外に電線が必要無いなんて、なんて素敵なシステム!
でもまだ疑問がある。
「それって大量の魔力をばら撒くってことよね? 高濃度の魔力って害にならないの?」
魔力で起こる害ってのは、魔界に来てまだ聞いたことがないけど、何の現象でも多過ぎたら害があるってのは常識だ。魔力だって多くなり過ぎれば何かしら影響があるはず。
「……高濃度過ぎると害になるらしい……個人差があるけど許容量を超えればめまいやふらつき、もっと酷いと気絶や呼吸のし辛さ、脈拍異常、鼻血みたいな出血が起こることもある。でも、各家庭で電気エネルギーとして消費されるから問題無い……ばら撒く魔力量もある程度規定があって、それを超えそうな場合、余った魔力はトールズの外へ放出されてすぐに霧散するからこの街で魔力による害が起こることはまずあり得ない……」
ああ……自然に大量の魔力 (雷)が降り注ぐ地域だから可能なことなのか!
ってことはうちでは不可能?
「もしかして作業員借りても、うちの地域では魔力源である雷降らないから不可能だったりする?」
「……雷が無くても、別の方法で魔力確保すれば問題無い……ローレンスはこことは別の国で働いたことがある。電気技術に精通してるから彼に任せておけば大丈夫……」
それなら良いんだけど……
一通り発電について話して、ローレンスさんたち技術者次第って結論に至った。
◇
別れの時――
「エミリーさん、二日間付きっきりで案内ありがとう。楽しかったよ!」
「こちらこそ楽しかったです!」
「お礼にこれを贈ります」
創成魔法でアメジストを作って贈った。アメジストにした理由は、この国の雷が紫色をしていたため色で連想して、紫の宝石であるアメジストに。
「ありがとうございます!」
いつもならここで「良いんですか!?」とか「こんな高価そうなものを!」とか、少しの押し問答があるんだけど今回からは割愛。
あとはいつも通りの流れで、効果を説明する。
アメジストには癒しの意味が込められているらしいので、その能力を引き上げ、それにプラスして光魔法の効果を高める能力を付与。彼女は白天使だから光魔法が使える。この能力はまさに打ってつけだと思う。そしていつも通り身体能力を高める魔法と幸運を高める魔法と、紛失防止の魔法をかけた。
「それじゃあまたこの国に来た時には案内よろしくね」
「はい、お任せください! お元気で!」
ゲートを出現させてアルトレリアに繋げる。
「では女王様、行ってまいります!」
「……うん、お願いね……」
「それじゃあアスモ、また訪問させてもらうね」
「……うん、またね……」
発電施設建設員四人を引き連れて、二日振りにアルトレリアへと帰還した。
◇
ところ変わって、火の国王城・謁見の間――
「ルシファー様、雷の国に潜伏していた調査隊ただいま戻りました」
「ご苦労だったな。それでどうだった?」
「はい、ルシファー様が睨んだ通り、太陽はアルトラが作ってると見て間違いないと思われます。何かに警戒しているのか度々空間魔法で移動したため、アルトラを追跡するのは困難でしたが、彼女が太陽らしきものを創り出したのをこの目にすることができました」
「証拠は捉えたのか?」
「は……はい……望遠レンズにて、一応は撮影に成功致しました」
ルシファーが証拠として撮影した複数枚の写真を受け取る。
「確かに何者かが光を発して、上空に浮かべようとしているのは分かる、が、何だこれは? こんなボケた写真で本当にヤツだと判断できるとでも? 順光で顔すら見えないではないか!」
「申し訳ありません。何せ我々を撹乱するように頻繁に空間移動をするため、場所を特定するのが困難でしたので……」
「言い訳は良い、貴様にもう用は無い」
「お、お待ちください! まだもう一枚あります!」
と、言ってルシファーに提出された写真は、街中で撮影されたものでアルトラの姿がしっかりと映っている。
「これが何だ? 太陽を作っているところとは関係ないではないか!」
「注目していただきたいのは、ヤツが着ている服にございます」
ピンボケの写真と町中で撮られた写真を見比べるルシファー。
「フ、フハハハハハ! 確かにこの服装だな! これだけでは大分弱いが、揺さぶりをかけることくらいは出来そうだ。一つの大きなネタには違いない!」
「そ、それでは……?」
「ああ、ご苦労だったな。エレアースモに複数のスパイを送り込んだ甲斐があったというものだ。わざわざ探知系の魔法が得意な者を厳選したからな。水の国に太陽が出現したという話だったから、ヤツが次に太陽を作るのは雷の国だと考えたが、まんまと思惑が当たったようだな」
「なぜそのようなお考えに?」
「そうだな……“勘”という他無いな。七大国会談の時に、あの二人に限って他の国の魔王たちとは違う対応に見えたからな。当の二ヵ国の女王もアルトラを擁護するような言葉が多かったしな。この三人は知り合いで、水の国に太陽が出現したのなら、次は雷の国であろうと勘が働いただけに過ぎん」
「しかし、これほど大量にスパイを送らずとも、内部のスパイから情報を得た方が確実だったのでは?」
「あの国は女王の持つ自動発動能力 (※)の性質上、スパイが機能しない可能性もあるからな」
(※自動発動能力:『魅了』のこと。アスモデウスを目にした者を軽度の魅了状態にする)
「なるほど……確かにあの能力はスパイすら篭絡してしまう可能性がありますね」
「ところで、あの太陽は何なのだ? 少しでも調べられたか?」
「はい、女王アスモデウスのスピーチからすると、どうやらあの太陽は魔道具の類のようです」
「魔道具? 触れることは出来るのか?」
「いえ……アルトラがいなくなったタイミングで、調べてみようと近付きましたが、あそこには光源以外実体がありませんでした。どうやら触れて動かすことはできそうもありません。それと雷の国首都に近付くと空の色が変わるようになりました。これも疑似太陽の効果かと思われます」
「時と共に場所を移動するが、人為的には動かせぬ……しかも効果範囲内は空の色まで変わると言う魔道具か……聞いたこともないな」
「アスモデウスは魔道具と言ってはいましたが……あれではまるで魔法そのものとしか……しかし、ずっと出現し続ける魔法などあるのでしょうか……?」
「わからんが、いずれにせよ、触れることが出来ぬのでは我が国に持ってくることはできないな」
「して、今後はいかがいたしますか?」
「そうだな……こうして証拠写真も撮れたことだ、作成者本人を我が国に招待しようではないか」
以上の如く、疑似太陽の作成者について、ルシファーにより深い疑惑を与えることになってしまったアルトラであった。
◆◇◆
すみません、再発してしまった喘息の発作が大分厳しく、次のエピソードを作れていないので、今回少しばかり期間を多めに取らせてもらいたいと思います。
部屋の掃除をしたので、これで緩和されると良いのですが……咳の発作なので、ご時世病院には行きにくいですね(苦笑)
次回は来週の月曜日に投稿したいと思います。ご迷惑をおかけしてすみません。
次回は10月10日の20時から21時頃の投稿を予定しています。
次話は来週の月曜日の投稿予定です。
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